3月4日に二宮から小田原宿まで歩いてから、あっという間に一ヶ月以上が過ぎてしまった。
前回久しぶりに訪れたお城通りには「ミナカ小田原」という商業施設ができていて、宿場町にふさわしい町並みに。
2020年12月にオープンしたことを知らなかったので、町並みの変貌ぶりにビックリだった。
買い物や食事はもちろん、展望足湯や宿泊施設もあるそうなので今度ゆっくり訪れたいな〜と思いながら、東海道歩き4日目だ。
小田原城お堀沿いのソメイヨシノはピークを過ぎていたけれど、明るい陽射しに恵まれて御幸の浜から東海道(国道1号線)に入り、箱根の畑宿を目指す。
賑やかな国道沿いを進むと右前方にまるでお城のような建物が見えてきた。
「ういろう」の旗が目立つけれど、お菓子だけでなく万能薬もあり操業650年とのこと。
さすが歴史の宝庫小田原だ。
ほどなく板橋見附の交差点に。
交差点手前の、居神神社の桜が見事で見とれてしまった。
板橋見附(京方見附)跡を探したけれど見つからない。
居神神社隣のお寺「高円寺」の塀に板橋(上方)口の案内板があったけれど、遺構らしきものは見当たらず、あきらめて進むと可愛い建物の箱根板橋駅が。
それにしても陽射しが暑い。
少し日陰がある左側の歩道を歩くと丘陵が見え始めのどかな感じに。
箱根登山鉄道橋をくぐると早川沿いに出た。
ロマンスカーや箱根登山鉄道とすれ違いながら、風祭の鈴廣付近へ到着だ。
実は東海道に入る前にお城通りから小田原城へ向かい付近を散策し、出発から2時間ほどが経過していたので休憩+早お昼をすることに。
美味しいものの誘惑に負けず、時間節約のため山並みを眺めながらおにぎり昼食だ。
まだ先があるので鈴廣のかまぼこは買わずに、30分ほどで東海道歩き再開。
名残りの桜を眺め温泉羨ましい!と思いながら、素朴な建物の「小田原温泉八里」を通り過ぎた。
ふと、ずっと国道1号線沿いを歩いているけれどこれで良いのかしら?と思ったけれど、日本橋から88q地点表示があったので納得して進むと、幕末の戊辰箱根戦争の地「山崎古戦場」案内が。
近くには、秀吉が小田原めの拠点とした石垣山一夜城があるから、色々な時代を経て現在に至っていることを実感してしまう。
もしかしたらそろそろ三枚橋?と思ったら、観光案内板が見え始め15分ほどで到着した。
いよいよ箱根路だ。
いつものように寄り道しながらなので3時間経過だ。
小田原宿から三枚橋まで6kmほど。
小田原城にも寄り、時間がかかっているけれど良しとしよう。
そういえば、途中で旧道への疑問が解消してしまったのが失敗だった。
帰宅後良く調べたら、板橋見附信号を右に曲がると旧道に入れたらしい。
その後国道に出て、風祭駅手前で箱根登山鉄道踏切を渡り再び旧道へ・・・。
下調べが不十分で、三枚橋まで国道沿いを歩いてしまった。
途中歩道が途切れてしまう場所があり、不親切・・・なんて思ったけれど、自分たちが悪かったのねと反省。
ちょっと残念だったが、国道を来なければ見られなかった景色や発見があったはずだから、この間の旧道は別口で再探検しようということに。
これから三枚橋を渡り畑宿へ。
畑宿まで一部石畳があるけれど、ちゃんと歩けるかしら?
→その2へ続く