良かった!今日も良い天気だ。
と思っていたのに、急に黒っぽい雲がモクモクと広がり、今にも雨か雪が降りそうな空模様になってしまった。
え〜どうして?午前中は雲一つない青空だったのに・・・。
夕景なしの午前中撮影会にした方が良かったかな〜と思ってももう遅い。
そんな思いで駅に降り立つと、様子が変わっていて目の前にドラマチックな空が現れてくれた。
二宮の吾妻山公園では1月から2月中頃まで菜の花が咲き、おまけに眼下には海と箱根の山々などが広がり富士山が望めれば言う事なしの眺望だ。
だから何度訪れても飽きることがない。
出がけに天候が急変しショックを受けたが何とか回復傾向だ。
雲が刻々と変化する様に、「今日は空が面白いかも」と気持を切り替え行動開始。
やっぱり思ったとおりだ。
黄色い菜の花の向こうに、素晴らしい景色が広がっていた。
日暮れまでにはまだ時間がある。
振り返ればまた違う景色があるから忙しい。
そんな時に出会った可愛らしい娘さんは、吾妻山からの眺めをネットで知り心惹かれ静岡から来てくれたとのこと。
「以前一人で来た時に、はっと気が付いたら辺りが暗くなり誰もいなくなっていて焦ったのよ」
と体験談を話し、一緒に帰る約束をしてそれぞれ撮影に専念した。
その娘さんは、お祖父様のフイルムカメラを持ってきたと言っていたけれど、素敵なショットが撮れたかしら。
夕景を撮るのは久しぶりだ。
今日の富士山にはだいぶ雲がかかり、美しいシルエットが隠れ気味で残念。
日が沈み始めると一気に景観が変わってくるから、さらに片時も目が離せなくなる。
葉を落としたエノキのシルエットとが浮かび上がり、私の好きな光景が目の前に現れて嬉しさが倍増だ。
そして、やはり雲がドラマチックで昼間とは全く違う表情を見せてくれた。
撮影目的の場合、場所選びに迷ってしまうのはいつものこと。
家周りのウォーキングなどでもカメラを持っていくのが習慣になっていて、道端に咲く花にその場を離れられなくなったりするから、遠くへ行かなくてもその気になれば被写体はいっぱいだ。
でもせっかくの撮影会だからと思うと、やはり欲張ってしまう。
友人と色々案を出し合った末に夕景も撮ろうという事になり、梅・河津桜・菜の花+海と富士山が望める二宮界隈でということになった。
二宮駅前で最初に目にしたドラマチックな空をめがけ?た先に、目的地の一つ「ラディアン花の丘公園」があり、途中の大木と空を絡めすぐに撮影モードだ。
二宮はお気に入りの場所だが、この公園の存在を知ったのはつい最近で、HPによると主に咲く花は河津桜と彼岸花らしい。
自然豊かな遊歩道が整備されていて、駅から10分ほどで遊具もあるから、休みの日には親子連れで賑わうのかもしれない。
次に向かった徳富蘇峰記念館の梅は一部見ごろを過ぎていたが、古木の梅とスイセンがしっとりと美しかった。
そして締めくくりは吾妻山での夕景撮影で、不安にかられた撮影会は充実の時間となり、その後の写真談義にも花が咲いた。
この時期大雪に悩まされている所もあり、ニュースでその様子を見るたびに日々の生活の大変さを思うと、例年より早めの花だよりが嘘のようだ。
大変!もう2月半ばになってしまう。
ついこの間お正月を迎えたはずなのに、月日の経つのは本当に早い。
今年の目標は
@身の回りの整理=不要な物をできるだけ捨てる A写真の活用とスキルアップ B社会や地域で役に立てることを見つけ自分が迎える次の世代につなげる=ボランティア?など。
あまり気負うと長続きしないが、初めの一歩を踏み出さないと口先だけになってしまうので、自分に叱咤激励が必要だ。
特にAについては、昨年の写真展で嬉しい思いをいっぱいしたので、次にできることを考えなければと思っている。
もしかしたら写真集にチャレンジするかも!?
そうそう、最近お気に入りの“朝ドラ・べっぴんさん”の語りの一つに
「これで良いのか、あれで良かったのか、自分なりの正解を見つける旅が人生なのです」
というのがあった。
優しい口調の語りにハッとさせられることがしばしばで、“べっぴんさん語録”として時々書きとめている。
友人などと話していても様々なことがあり、人生って何が起きるかわからないというのが実感だ。
思い通りにいかないことや迷うこともあるけれど、好きなことができる時間を持てることの幸せを大切にしたい。