「きれい!」
色鮮やかなツツジと緑の美しさに、思わず声をあげてしまった。
鶴岡八幡宮の源平池には可愛らしい蓮の葉が浮かんでいる。
四季折々の鎌倉に足を運んでいても、こういう風景は初めてだ。
あまりの美しさにその場を動けなくなり、しばし撮影に夢中になった。
さあ、頑張って歩こう!
瑞泉寺の山門横からの天園コースは木陰が多い。
風があれば夏でも割合に涼しく、気軽にハイキングが楽しめるから私のお気に入りの一つだ。
しばらくすると甘い香りが漂ってきた。山の藤の香りだろうか。
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新緑の木々と箱根登山電車のコントラストがこの季節ならではと思い、カメラを取り出そうとしているうちにシャッターチャンスを逃してしまった。残念。
宮ノ下でバスを降り、浅間山を目指して登り始めるとすぐに汗が吹き出してきた。
おてんこ盛りの落ち葉は足に優しいけれど、油断すると滑るから気をつけなければ。
やわらかい緑が目に優しい。
ウグイスの鳴き声に「上手!じょうず!」と思わす声をかけた。
1時間半弱で頂上に到着。
「わ〜桜だ!」
まさか桜に会えるとは思っていなかったから嬉しい。
そして次に目に飛び込んできたのはこんな立札。
「あなたは、山と恋人を愛する人?山と良心を汚す人?
空き缶・ゴミ 恋人も捨てないで!!」
ユーモアのある文章に思わず笑ってしまった。
頂上でちょっと早めのお弁当タイム。
食べようとしたおにぎりに“鰹”の字が。
「目には新緑、耳にウグイス、口の中には鰹おにぎり」
ん?どこかで聞いたような・・・。
お腹も満たされたので、予定通り湯坂道を箱根湯本まで歩くことに。
途中のモミジ林が、それはそれは美しかった。
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せっかくの良い季節、やはり考えることは皆同じのようだ。
弘法山もハイカーで大賑わい!
子どもも多く、すれ違う時は元気にあいさつを交わす。
山雑誌のモデルさんのような服装の人も多くカッコいい!
ちょっぴり自分の姿を反省だ。
あいにく富士山は頂上しか見えないが、その分大山が雄大な姿を見せている。
緑の中を吹く風が何ともいえず心地よく、気分は爽快だ。
山歩きはだからやめられない。
この日の香りはスッキリ系。何の香りだろう?
こんな所でお昼寝したら気持ち良いだろうな〜
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陽射しが輝き、いつの間にか初夏の気配に。
4月始めまでダウンを手放せなかったのが嘘のようだ。
めまぐるしい気候の変化に、身体が悲鳴を上げたのか少々体調不良だった。
そういえば、ここのところちゃんと歩いていなかったかも。
私の大切な健康法はとにかく歩くこと。
平坦地より低山歩きをして、良い汗をかくのが自分に合っている。
ゴールデンウイークはどこに行っても混んでいると思い、駅から歩けるハイキング三昧をしたおかげで元気が戻ってきた。
この時期ならではの緑と鳥たちのさえずり、そして爽やかな風に「ありがとう!」とお礼を言いたい。