勢山さんが彫像し、平成15年に奉安された焼津の全珠院“一丈八尺千手観音像”は今秋10周年を迎えました。
完成法要は仕事の都合で参加できなかったのですが、工房でのお披露目には伺ったので、あれからもう10年!と感慨ひとしおです。
毎日多くの参拝者が訪れ、焼津で親しまれている千手さんと、多くの方々の力を借りてお姿を顕しつつある“あゆみ観音さま”が10月25日にご対面。
厳かに法要が執り行われ、参加者の皆さんがノミを入れて下さる様子を、千手さんが優しく見守ってくれました。
翌日、一年半振りにお会いした岐阜安祥院の一丈六尺“阿弥陀如来像”は、もうすでにこの地に根差しているご様子です。
昨年3月にお納めした日のことが懐かしく、初めて大仏安置に同席したのでその時の緊張感と興奮がよみがえってきました。
こちらでもあゆみ観音さまは大歓迎を受け、全員がノミ入れに参加。
その後の会食では思い出話に花が咲きました。
一年があっという間に過ぎ、まるで時計が早回りしているのではとも思えるこの頃。
今年は「あゆみ観音さまノミ入れ式」に参加したということもあり大忙しでしたが、少しずつ立体的になり完成図に近づくのが楽しみで、同時に多くの方々の想いも感じました。
「完成したら会いに行きますね」などとの言葉は本当に嬉しく、これもあゆみ観音さまが与えてくれたご縁と思うと、私自身貴重な経験をさせていただいているのだなと感謝です。
そして、いよいよ年の瀬。
夏と冬に恒例となっている青春18切符旅は12月21〜22日に犬山城と彦根城へ行き、すでに終了。
いつものように早起きをして在来線を乗り継ぎ、“いかに安く充実した旅を楽しむか”というチャレンジ精神を忘れず、“心は青春!”を自分に言い聞かせるために・・・?
どこまで行けて何ができるかを考えるとわくわくするので、それが一番の理由かもしれません。
夫は同僚から「よくやるね〜」などとあきれられることもあるようですが何のその!です。まだまだ行きたいところが山積みですから。
一度きりの人生を楽しみたい!と思っていても、思うようにいかないこともいっぱいです。
でも、今日できる事はきっと明日もできると信じて。
そして感謝を忘れず前向きに。いつまでもそうありたいと、来年の目標というより生涯心がけたい。
そう思っています。