最近少々疲れ気味。
アクシデントが重なり、今年目標にしていた富士登山が叶わなかったことが大きな原因だ。
登山予定日前夜、最終確認をしながら準備を進めていたら突然雨が降り出し、夜中にかけてまさかの大雨に!おまけに雷まで鳴り出した。
梅雨時期から雨が少なく、連日晴れが続いていたのに今夜に限って何故!!!
慌ててインターネットで天気などを調べたら何だか怪しい状況。
そんなこんなでハッと気が付けば夜中になっていて、3時間ちょっとの睡眠しかとれないありさまになってしまった。
当日4時起きし再確認をしたらまだ富士山周りに雷注意報が!
初めての富士登山だし、何しろ日本で一番高い山だし・・・。
せっかく登るのに楽しくないのは嫌だし、ましてや怖い思いをするのはもっと嫌だ。
睡眠時間がいつもに比べ極端に少ないということもあり、体力的にも心配があったので泣く泣くキャンセルをした。
でもこれであきらめたら、何のために今まで富士登山トレーニングをしてきたのかわからない。
で、8月半ばにリベンジすることに!
前回の経験を生かして気象状況などをチェックし、2日前に申込みをし今度こそと思いきや、前日に夫の職場でアクシデントがありこれもキャンセル(泣)。
3度目の正直と、ギリギリ8月末を狙っていたけど台風の影響で天候が不安定のためこれも断念!
どうも今年は登るなということらしい。
楽しみにしていた富士登山が叶わなかったのでガッカリし、少々気が抜けてしまったがそろそろ気を取り直さなければ。
富士山には登れなかったが、トレーニングと称して今年は本当に良く歩いた。
おなじみの高尾山では富士山が姿を現してくれ、はるかかなたにスカイツリーまで見渡せた。いつもより足を延ばし城山を経て小仏峠まで歩いたおかげで、途中で八重桜にも出会えて大満足!
金時山や明神ヶ岳に続いて、桃源台から神山へも。
「富士山の下山は厳しいよ」との友人のアドバイスに、元箱根から旧東海道を下るなど真夏でも涼しい箱根の山々がトレーニングの手助けをしてくれた。
ほとんどの場面で富士山が見守ってくれていて、その度に心の中で「今年は行くからね」と。
また、時には遠出を。
長野県湯の丸山ではつつじが満開だったし、黒斑山では思いがけず雷鳥を見つけ、浅間山を間近に見ることができたのだから、やはり山歩きはやめられない。
そうそう数年前に訪れた蓼科山では、頂上直前の将軍平で雷が鳴り出して急遽下山してしまったので6月に再チャレンジ。
大きな岩にかじりつきながら頂上を目指したが、あいにく雲におおわれ周りは見渡せない。
下山時はあまりの急坂に緊張に足がすくんで困ったのに、降りてきたらまた行きたいと思うのだから不思議だ。
富士登山予定日が迫ってきてからは、日常生活の中にもトレーニングを取り入れた。
近隣ナイトウォークでは、荷物の重さに慣れるため水入りペットボトルをリュックに詰め、地形を利用して坂道を選んで歩くなど。
外に出られない時は階段の上り下りやスクワットで足腰の鍛錬をした。
富士山に登りたいという目標があったからこんなに頑張れたのだろう。
今さらながら、目標を持つってすごいな〜と思う。
どんな山でも登り始めの30分は辛く息も絶え絶えなのに、それを過ぎると風や香りや音が五感に反応し頬が上がる。
下界の景色はもちろん、木々や花々が目を楽しませてくれる。
噴き出す汗さえも心地良いのだから、やはり山歩きはやめられない。
今年の富士登山は叶わなかったけれど、楽しみが先送りできたと自分に言い聞かせ「来年こそは行くからね」と。
気持を切り替えたとたん、秋景色が目に浮かんだ。