2013/2/7

中国語はツール4  独り言

老板娘は中国語を教えていて、何故「中国語は絶対必要とは限らない」というような事を言うんだろう?何故「中国語は別に勉強しなくてもいい」ともとれるような事を言うんだろう?・・・と思われた人もいるかもしれない。

一言では伝わりにくいと思うけれど、その国の言葉を学ぶなら、言葉だけを学べばよいのではなく、やはり文化を含め、その国やその国の人たちを理解しようとしていく姿勢が大切なんだと思う。

もう一つ、ある例。これは私自身の話。

上海や蘇州で働いていると、現地スタッフは方言で話しをする。この方言がかなりくせ者で、中国人であっても地方が違えば、別の土地の方言はまったく理解できないレベル。例えば、蘇州語と中国の共通語がどれだけ違うかと言うと(比べやすくするため、あえて日本語で発音表記)、

財布
共通語「チエンバオ」
蘇州語「ぴーちあず」

顔を洗う
共通語「シーリエン」
蘇州語「かぁみ」

という具合にまったく発音が異なる。通常、中国語の共通語を学習してきた日本人には、方言は聞いてまったく分からない言語となってしまう。

だから、現地スタッフは色んな陰口をたたく時には方言を使う。少しくらい中国語ができる日本人が聞いても理解できない、と安心して、何でもかんでも言っている。

ところが、蘇州人の夫を持った私は、蘇州語でも8割くらいは聞いて分かる。私はいつも黙って、理解できないふりを装って聞いていた。そのお陰で、中国人がどういう人に対して、どんな見方をするのか・・・がよく勉強できた。

ところが、その陰口をたたかれている本人たち(大抵は日本人)は、まったく気付いていない。そりゃ、分からないだろう。一般的に、現地スタッフは上司である日本人スタッフに対しては、どんな場合でも素直に従っているように装う努力をしているのだから。

語学というのは、自分から何かを発信しなくても、そこに存在して受信しているだけで、すごく勉強になるもの・・・だった、私の場合。そして、それが「中国語を話す」こと以上に役立ち、それは今の私の仕事にも役立てられている。
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