2010/9/30
日本人の宗教観 中国
日本人の宗教観は、他の国とは少し違うと思う。一人の同一人物が、いくつもの信仰の対象と関わりを持っているからだ。日本人は、”時と場合(TPO?)”によってその対象を使い分けている。
お寺:お葬式、お墓、お百度参り
教会:結婚式、礼拝、クリスマスのミサなど
神社:初詣、七五三、結婚式、初節句など
クリスマスを祝ったかと思うと、その一週間後には初詣に行く。合格祈願にお寺に行ったり、神社に行ったり・・・。仏様、神様、お釈迦様、イエス様・・・と祈る対象が複数ある。なぜ・・・?
現代の日本人にとって、宗教の教義の内容はそれほど重要ではなくなっているのかもしれない。とにかく、祈願、お願い、助けて・・・と手を合わせられる対象であれば、何でもいいのかもしれない。
ある中国人は、それを、「日本が平和である事の象徴よ。」と言う。私は「近所、友人、家族の間での助け合いの精神が失われつつある日本人が、人ではなく、偶像に対して助けを求めている現象」なんだと思う。
日本人は、人に頼ることを恥とし、例え家族であっても人に頼らず、自立して生きることを美徳とする。でも、実際、人は誰にも頼らず生きていくことなどできはしない。それを、「人に頼るな」と教えられる、または「頼らないで」という社会風土の中で、精神的に追い詰められていく。そうした人々が、宗教に寄りどころを求めていくのではないのだろうか?
もっと気楽に、中国人のようにお互いが助け合える温かい社会風土が日本には必要なのではないだろうか?
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お寺:お葬式、お墓、お百度参り
教会:結婚式、礼拝、クリスマスのミサなど
神社:初詣、七五三、結婚式、初節句など
クリスマスを祝ったかと思うと、その一週間後には初詣に行く。合格祈願にお寺に行ったり、神社に行ったり・・・。仏様、神様、お釈迦様、イエス様・・・と祈る対象が複数ある。なぜ・・・?
現代の日本人にとって、宗教の教義の内容はそれほど重要ではなくなっているのかもしれない。とにかく、祈願、お願い、助けて・・・と手を合わせられる対象であれば、何でもいいのかもしれない。
ある中国人は、それを、「日本が平和である事の象徴よ。」と言う。私は「近所、友人、家族の間での助け合いの精神が失われつつある日本人が、人ではなく、偶像に対して助けを求めている現象」なんだと思う。
日本人は、人に頼ることを恥とし、例え家族であっても人に頼らず、自立して生きることを美徳とする。でも、実際、人は誰にも頼らず生きていくことなどできはしない。それを、「人に頼るな」と教えられる、または「頼らないで」という社会風土の中で、精神的に追い詰められていく。そうした人々が、宗教に寄りどころを求めていくのではないのだろうか?
もっと気楽に、中国人のようにお互いが助け合える温かい社会風土が日本には必要なのではないだろうか?

2010/9/29
できる次男 国際結婚

当日は、朝から「ケーキ♪ケーキ♪」と言い、まるでケーキを食べなければ3歳になれないと思っているようだ(実際そうだったと思う)。
次男の誕生日には、蘇州の両親ともネットで報告するつもりだったが、なかなか時間が取れず、そのままになってしまった。ところが次男はしっかり覚えていて、27日から毎日
「イエイエ(蘇州のおじいちゃん)、ナイナイ(蘇州のおばあちゃん)に、”ジースェィラ(何歳になったの?)”っていう!」
と繰り返すのだ。3歳になったのが本当に嬉しいようだ。ところが28日もチャットができず、夜中起き出して、
「イエイエ、ナイナイに言う!」
と言うのだ。
「じゃ、明日の朝にになったらね。」
と言って寝かせたが・・・今朝、しっかり覚えているのだ。起きた瞬間から、
「イエイエ、ナイナイ!」
と言う長男。とりあえず、ご飯を食べさせ、保育園に行く準備を全部済ませてから、電話でイエイエ、ナイナイを呼び出し(普段は朝、ネットはしない)、パソコンをつけてもらうように頼んだ。
次男は長男より中国語がよく話せるかもしれない(当時の長男と比べて)・・・というか、日本語でも口がたつ次男、単なる”おしゃべりさん”なのかな・・・?
今日は、蘇州のイエイエ、ナイナイと中国語で10分間くらい自分で中国語でしゃべっていた。次男、なかなかいけるじゃん!

2010/9/28
上から目線 中国
「最近の若者は・・・」とネガティブな事を言う大人は多い。それって、上から目線だと思う。日本人の中にはそういう大人が多いように思う。やはり、年功序列の影響か・・・?
年功序列は消して否定しない。年配の方を敬う事はやはり大切だと思う。
だけど、私は「最近の若者、イケてるじゃん!」と思う人が結構いる。その中でも、今一番注目しているのが、「加藤嘉一」さんという26歳の男性だ。詳しい説明は下の映像を見てもらった方がよく分かるだろう。
今、北京で活躍する学生政治評論家、とも言えようか。彼は、あれだけセンシティブな政治的問題であっても、シャープな発言をし、中国人に広く受け入れられている。とことん中国について、歴史、文化、習慣も含め、理解し尽くしているからなのだろう。もし、皆さん興味があれば、試しに見て下さい。「カリスマ留学生」と言われるのもうなずける。
彼が26歳という若さで、しかも当初は”単なる留学生”に過ぎなかったのが、どうしてここまで中国メディアに受け入れられ、人々も彼の意見を求めるのか。それは、中国に、若者に対する”上から目線”がなかったからのように思う。
もし、彼が同じような事を日本で言ったとしても、何の肩書きも無い若者が・・・と、誰も相手にはしなかったのではないだろうか? 中国の、若者をどんどん受け入れる社会風土が、彼をここまで活躍させたのだと思う。
「日本の若者は・・・」と日本の若者を押さえ込んで、何もできなくしてしまっているのは、大人たちなのかもしれない、と思う。「上から目線」は今の社会には邪魔なもののように思う。
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年功序列は消して否定しない。年配の方を敬う事はやはり大切だと思う。
だけど、私は「最近の若者、イケてるじゃん!」と思う人が結構いる。その中でも、今一番注目しているのが、「加藤嘉一」さんという26歳の男性だ。詳しい説明は下の映像を見てもらった方がよく分かるだろう。
今、北京で活躍する学生政治評論家、とも言えようか。彼は、あれだけセンシティブな政治的問題であっても、シャープな発言をし、中国人に広く受け入れられている。とことん中国について、歴史、文化、習慣も含め、理解し尽くしているからなのだろう。もし、皆さん興味があれば、試しに見て下さい。「カリスマ留学生」と言われるのもうなずける。
彼が26歳という若さで、しかも当初は”単なる留学生”に過ぎなかったのが、どうしてここまで中国メディアに受け入れられ、人々も彼の意見を求めるのか。それは、中国に、若者に対する”上から目線”がなかったからのように思う。
もし、彼が同じような事を日本で言ったとしても、何の肩書きも無い若者が・・・と、誰も相手にはしなかったのではないだろうか? 中国の、若者をどんどん受け入れる社会風土が、彼をここまで活躍させたのだと思う。
「日本の若者は・・・」と日本の若者を押さえ込んで、何もできなくしてしまっているのは、大人たちなのかもしれない、と思う。「上から目線」は今の社会には邪魔なもののように思う。

2010/9/27
感情的にならないで 中国
日本では、中国人が感情的になっているシーンをよく報道しているが、本当に中国人みんなが日中関係が悪くなる事を望んでいるのだろうか?
中国人は日本を追い越したい、アメリカを追い越したい、という思いがあって、中には「もう既に中国は日本を追い越した」と思っている中国人も多くいるかもしれない。部分的には既に追い越した部分があるのかもしれないが、実際大きな貧富の差、社会保障問題、インフラ問題等の点を見てみると、まだまだ中国は日本に追いつけない部分もあるのが事実だ。
そんな中で、面子を重んじる中国が、日本に対し謝罪と賠償を要求。
色んな偉い人のコラムがあるが、私が個人的にまず言いたいのは、「感情的にならないで」という事。実際、中国政府は日本との関係が悪くなる事を望んでいる訳はなくて、ただ単に、国内外で面子を保ちたい、というだけの事ではないだろうか(非常に単純な見方で・・・)。
日本ももっと、外交上手になるべきで、もっと相手の気持ち(歴史的感情、国内外の政治的思惑等)を理解して、上手にタイミング良く動くべきだと思う。どんな家族でも友人でも、喧嘩することがあるように、国と国の間でも、突然起こる問題があって当然だと思う。そんな時に、その問題をどうやって解決するのか。誰だって喧嘩は嫌だし、本音の部分では仲直りしたいはずなんだと思う。きっと、今回の問題もそうだと思う。
とにかく、表舞台に立つ人、それを影で支える人たちがうまく動いて、早く仲直りできるようにしてほしい・・・と思う今日この頃。
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中国人は日本を追い越したい、アメリカを追い越したい、という思いがあって、中には「もう既に中国は日本を追い越した」と思っている中国人も多くいるかもしれない。部分的には既に追い越した部分があるのかもしれないが、実際大きな貧富の差、社会保障問題、インフラ問題等の点を見てみると、まだまだ中国は日本に追いつけない部分もあるのが事実だ。
そんな中で、面子を重んじる中国が、日本に対し謝罪と賠償を要求。
色んな偉い人のコラムがあるが、私が個人的にまず言いたいのは、「感情的にならないで」という事。実際、中国政府は日本との関係が悪くなる事を望んでいる訳はなくて、ただ単に、国内外で面子を保ちたい、というだけの事ではないだろうか(非常に単純な見方で・・・)。
日本ももっと、外交上手になるべきで、もっと相手の気持ち(歴史的感情、国内外の政治的思惑等)を理解して、上手にタイミング良く動くべきだと思う。どんな家族でも友人でも、喧嘩することがあるように、国と国の間でも、突然起こる問題があって当然だと思う。そんな時に、その問題をどうやって解決するのか。誰だって喧嘩は嫌だし、本音の部分では仲直りしたいはずなんだと思う。きっと、今回の問題もそうだと思う。
とにかく、表舞台に立つ人、それを影で支える人たちがうまく動いて、早く仲直りできるようにしてほしい・・・と思う今日この頃。

2010/9/26
唐三彩 中国

こんなきれいな焼き物が、今から千年以上も前にあったというのがすごい!そして、これだけの点数の唐三彩を一気に見れたというのに感動!まさか蘇州に来て、これだけのものを見られるとは思ってもみなかった。この唐三彩を見に来るだけでも価値はあったと思った。


2010/9/24
蘇州博物館 中国

蘇州市街地中心部にある。もともと1960年に設立されたが、2006年に新しく再建された。この建物が素晴らしい!入館料が無料で、こんなに素晴らしい博物館に入れるとは思ってもみなかった!
先日から少しずつ蘇州博物館の写真を掲載しているが、ここで何枚写真を撮ったか分からない。今まで、日本の博物館で中国の歴史的文物を色々見たことがあった。でも、ここまで色んな物、芸術的なもの、しかもこれだけの豊富な展示物は見たことがない。正直、上海博物館よりずっと良かった。

展示物の中でも特に感動したのは・・・。それはまた明日以降のお楽しみ。
蘇州博物館の詳しい説明はこちらをご参照下さい↓(「蘇州有情」サイト内)
http://www.sy-tour.net/szinfo/museum/sz_museum.html

2010/9/23
お月様、こんばんは! 子育て

「お月さんに”こんばんは”って言わないとダメよ。」
そう言うと、二人は庭から大声で
「おつきさーん!こんばんはー!」
と叫んでいた。
昨晩は長男の中国の誕生日。きっと蘇州の両親がパソコンの前で待ってくれているだろう、と思ったが、あまりの暑さに部屋にエアコンを入れると、そのまま気持ちよくなって寝てしまった。
最近の私のモットー!
デスク前の壁に張り紙をしている。
「ニコニコ笑顔!

毎日「ニコニコ笑顔」でいたいと思う今日この頃・・・
写真はやはり、蘇州博物館内、昔の皇帝の座。

2010/9/21
中秋節 独り言

こういう伝統は大切に子供にも伝えていきたいなぁ・・・。それに、中秋の明月は中国では長男の誕生日、次男はその2日後なんだから。
ああ〜、今日は暑かった・・・。稲花粉かな・・・また花粉症がひどくなってきた。喉のイガイガがひどい。力抜けるよなぁ。
写真は、蘇州博物館内の中庭にて。

2010/9/20
感謝の日 独り言

今日は敬老感謝の日。長男と一緒に、母のためにクッキーを作った。
ところが、なんだかウソくさい。形だけみたい。なんだか全然心がこもってない。なんでなんだろう?心から感謝してたら、こんな祝日がなくたって、普段から感謝の心があふれて流れ出しているはず。わざわざこんな事する必要もない。
でも、「感謝の心」って「感謝しよう」と思って出てくるものじゃないと思う。
ある弁護士さんのエッセイ。少年事件を担当して。
「手をつねってごらん、痛いやろ。他の人も痛いんやで。」
「僕は痛いけと、人は痛くない。」
そういう反応が多いそうだ。
”子供だけが悪いことはない。大人の側に原因がある。”
人の痛みの分かる人間、人に感謝の気持ちを持つ人間・・・思えば、祖母からいつもよく言われていた。
「いつも”ありがとう”と思いなさい。」
「廊下を歩く時は、前から来る人に頭を下げなさい。」
「レストランを出る時は、椅子を元の位置になおして出なさい。」
「エレベーターではボタンを押して、一番最後に出なさい。
出る時は、前から来る人に頭を下げなさい。」
「女の子はいつも笑っていなさい。」
祖母は本当に素晴らしい女性だった。その頃はまだ小さくてその真意が分からなかった。単なる行儀作法だけかと思っていたが、祖母は相手を思いやる”心”を私に教えてくれていたのだろう。祖母の言葉を思い出す。私自身がそういう人間になれなくて、どうして子供がそうなるだろう? まだまだ学びが足りない私。どうすればよいのか。

2010/9/19
だから猫 子育て

小学生は毎日国語の本の音読の宿題がある。「おむすびころりん」などの物語があり、今はちょうど「大きなかぶ」を学習しているところ。「大きなかぶ」をもうすぐ学び終えるにあたり、クラスで「大きなかぶ」の劇をするそうだ。
長男は帰ってきて「ぼく、ネコするねーん♪」と言う。
「だって、みーちゃんおったやろ?
チャロ(いとこの犬)はまだ短い(一緒にいる時間)やん。
みーちゃんが一番長かったから、だからネコするねん。」
みーちゃんはこの夏に老衰で死んでしまったネコ。長男はずっと覚えているんだな。
写真は、蘇州博物館の中のあるお庭のコーナーにて。

2010/9/17
最近余裕の無い私 独り言

今週ある方から本をお借りした。まだ少ししか読んでいないのだけれど、ガーンとショックを受けた感じ。その一節を抜粋。
「忙しい仕事の合間に一緒に買い物に行ったり、温泉旅行に出かけたり、その時は親孝行しているつもりでしたが、今から思うととてもとても。親が子に注ぐ無条件の愛情とうわべだけの親孝行とは、愛情の”質”がまるで違うのです。」
これ・・・もろ、私のことじゃない・・・。そうなんだよね・・・ガーン!と一発くらった感じ。
自分が今ここまで育てられてきた事を”当然”のように思っている。傲慢そのものね・・・。
それもそうなんだけれど・・・息子たちの子育て・・・これも頭が痛い問題だ。
写真は、蘇州市内。車窓より。非常にローカルっぽい普通の蘇州の姿がいい。

2010/9/15
何故二度も・・・ 今日の出来事

今日夜ご飯を少し早い目に食べ終わり、2階で子供たちにテレビを見せようと2階に上がった。パソコンをいじる次男を注意した時、いくら注意しても聞かない次男に、私もしつこく「ダメ!」を連発していた。触りたくてたまらないのに、しつこく注意されたのに泣き出した次男。そこで勢いよくバターン!と自分から地面に倒れ込んだ・・・と、その時・・・
運悪く、倒れ込んだ所に手押し車があり、それに激突!
はい、先週金曜日に歯茎にのめり込んだ歯が、またもや犠牲になり・・・またまた病院へ行くはめに・・・。病院の先生にも、「1週間以内に同じ怪我で来た人は今まで診たことがない。」と・・・。将来的に、歯茎の中が腐ってしまう可能性大とのこと・・・。ああ、どうしてこんなことになるの?
写真は、留園の中の風景。

2010/9/14
甘いウーロン茶

サントリーのウーロン茶。これが中国に出回り始めたのが97、98年頃だっただろうか・・・。飲んで一瞬「ウッ!」と言ってしまった経験がある。
それまでペットボトルのお茶というのを中国で見たことがなかったが、お茶の国中国で爆発的に売れ始めたのがこの頃。それまで人々は、マイカップ(蓋付き瓶)を持ち歩くだけだった。
そう、中国のペットボトルのお茶は甘い!ジャスミンティーでも甘いのが主流。私も最近ではもう甘いジャスミンティー、甘いウーロン茶にも慣れたものだ。
皆さん、もし中国に行って、甘くない普通のお茶が飲みたい場合は「无糖」と書いているのを探して下さい。結構みつけるのは難しいです・・・(「低糖」と書いた結構甘いお茶が主流なので)。ちなみに、サントリーのウーロン茶は、青い字の方が「无糖」です。

2010/9/13
私に足りないもの 独り言

写真は、茶葉店にて、次男。

2010/9/11
長男の誕生日 今日の出来事

昨晩、毎日のことだが長男と次男が喧嘩。二人の喧嘩は毎日5分おきだ。手も足も出る。最近は二人ともすごい反抗期で、辞めろと言ってもきかない。車の中でもすぐに喧嘩を始める。喧嘩を始めたらこっちの運転の方が危なくなる。すぐに道の端に停車し、「喧嘩やめないのなら、ここで降りなさい!」と言って喧嘩を辞めさせる。
昨晩も喧嘩。もう9時半だ。私も疲れている。「やめなさい!」と言いながら、私の力も入らない。突然次男の叫び声!ただ事ではない!
次男の前歯の一本が、歯茎の中にめり込み、出血している。どこかで歯を強くぶつけたみたいだ。発狂するように泣き叫ぶ次男。
今朝はそんな次男を病院へ連れて行く事から始まり・・・。いろいろあったが、夕方には注文しておいた誕生日ケーキを取りに行き、夜ご飯の後で誕生日の歌を歌ってケーキを食べる。ああ、普通の家族の風景。
男の子ってこんなに喧嘩ばかりするものなの・・・?
