2008/9/17

漢詩の世界  

高校生の頃、漢詩がすごく苦手だった。なんで漢詩なんか国語の中で勉強するんだろう?と不思議だった。「レ点」とか「ニ点」とか複雑で分からなかった。テストでは自分で「レ点」「一、ニ点」を書き加え、日本語に換え、日本語として理解しなければならない。私は余計に混乱した。今から思えば、最初から中国語として習っていれば、あれほど苦しまなかったのではないかと思う。

中国語の勉強を始めた頃、「静夜思」という漢詩を教えてくれた中国人女性がいた。でも、その当時はまだ漢詩のすばらしさがまったく理解できなかった。これを暗記して下さい、と言われ、どうしてこんな詩を暗記するのだろう?と理解できなかった。「暗記」=「テスト勉強」みたいで好きになれなかった。

私に漢詩の素晴らしさを教えてくれたのは、母方の叔母だ。叔母は漢詩が大好きで、それを日本語訳で朗々と読むのだ。もちろん暗記している。叔母は中国語で読む勉強もし始め、その頃に叔母からの影響で私も漢詩が好きになった。

私が漢詩を好きなのは、二千年近くも前の人間が詠んだ詩なのに、現代の私たちもが共感できる内容であること。中国の雄大さ、壮大さ、自然のスケール、人の思想のスケール(宇宙まで届くほどの)を感じることができること。あとは、中国語本来の美しい音とリズムを楽しむことができるということ。だから大好きだ。

私が知っている漢詩は数少ない。これからも少しずつ漢詩を読み、その世界を楽しむ機会を作っていきたいと思う。
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