
それは2日目の夜遅くの"大事故"でした。
GTがトビ魚を捕食する『ボゴッ』だとか『ドバンッ!』なんていうヒジョーに心トキメク音も聞こえなくなってきて、誰もがそろそろ今夜も終わりかな?と思い始めた頃。
針を付けると250g超の自作ポッパーをフルキャスト(80m位?)して半分くらいまでネチってきた所で半ばヤケクソ気味に全身全霊でポッピング!
「ボガーッ」「ボゴーっ」「ドバーン」と3連発かまし4発目、全身を捻ってポッピングしようとしたその時!
『ドッバーン!!』
立ち位置のほんの20m程先で水面が大爆発(笑)
デター!なんて叫ぶ余裕もなく勝手にフッキングしたGTの暴走が始まりました(嬉!)
全体重を後ろに掛けた状態でファーストランに耐えます!ホントにドラグなんか掛かってないかのようにチャーって軽い音でラインが出ます出ます出ます!
ここらで騒ぎを聞きつけ先生が到着(笑)
【ハイ止まったら巻きますよー】と軽い調子で先生が言います。
暫ら〜くして止まりました。が
【う‥ぐ‥巻けません!】とボク
【ハイ、ポンピングして巻いて巻いてー】と先生
【う、うが‥ハアハア‥。竿が立てられません!】と半泣きのボク
【ちゃんと呼吸しとかないと酸欠で倒れますよー】と有り難いオコトバ(笑)
ここで2回めのランが始まりました。チャー!
【ハイ止まったら巻きますよー】とまた先生が言います。
【う、うわー】竿が見てられないくらい曲がっています。
【ここから竿立てても だだだ大丈夫なんでしょうか?】
【ハイ、立てて立ててー】
何とかポンピングしてホントにチョットずつ巻き取ります。
カナリ息が上がってきて腕もプルプルしはじめてます。
そして3度目のラン。チー。もう許してって感じです正直。
【竿引き上げる方の腕、肘伸ばしとかないと乳酸溜まってしんどいよー】と先生
【うぐ‥もう十分しんどいんですけど(泣)】
【ハイ止まった!巻いて巻いてー!】
【う〜ググググググー%#=&*‥うへ〜】
ここらで先生の本音が飛び出しました
【エエ年のオッサンが本気で困ってる顔見るのってオモロイな〜♪】
【う、う、うー】
【巻け!巻け!巻けー!】もう完全に命令!(笑)
【うがががががががー!うおりゃー】
気が付くと足もとに念願の40kg OVERのGTが転がってました!
もうホントに体力の限界。ヘトヘトのグデグデで写真撮るにも持ち上げられない状態だったのでサカナ持たせてもらって中腰で(笑)何枚か記念撮影し即リリース。

同じサカナですがもう一枚見てください(笑)うひひサイコーでした!
この後
ボク【チョット疲れたので休憩してよろしいでしょうか?】
先生【ナニぃ!(怒)】
なんと暴力的なサカナ。本気でケンカしてるみたいでした。

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