2007/9/26

旅の木 2  屋久島


2007.9/18

昨日の夕方から降り始めた雨は、ただのスコールかと思いきや、夜半より鍋をひっくり返した様な雨になり、小屋を発つ今も猶、しとしとと降り続いている。

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辻峠までの30分の道のりを倍の時間をかけて散策した。

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宮崎 駿の世界はここからヒントを得て作られたということだが、成る程という気がする。

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屋久島には通常我々がよく見かけるのとは比べ物にならない程の大きさの樹木が数多く存在する。なかでも樹齢1000年を越える杉の樹が、森の守護神の様に生きている。いわゆる屋久杉と呼ばれるものは樹齢1000年以上のものだけで、それ以下のものは小杉と呼ばれているのだ。

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峠を越えて小杉谷に下りると、トロッコ軌道のあるハイキング道にでる。すでにここまでで相当に山深いのだが、かつてはこの道を伐採した屋久杉を運ぶトロッコが頻繁に行き来したのだそうだ。

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長いトロッコ道を歩いていくと、縄文杉がある大株歩道がでてくる。この辺りから、ガイド付きの日帰りハイカーが多くなり、登山道につけられた木道を、譲って譲られてのこんにちはの大合唱で、多少疲れる。ウイルソン株(切り倒されていなければ屋久島最大の杉の樹であったと云われている。幹回り約14m)や縄文杉が出てくる頃が丁度この日の雨のピークだったと思う。

縄文杉
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生きている根っこを守る為に木道が設置されていて、近づいて触ることはできない。私達は心で挨拶した後、その先を急いだ。そこから先は、日帰りの人は居ない領域なので、また屋久杉と自分達だけの世界となった。触れたい木には、好きなだけ触れていていいのだ。

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宮之浦岳に続く稜線にでたので、大きな風のうねり叫ぶ声が腹の底に響く。
新高塚小屋に昼の1時に到着する。
装備の殆どが濡れてしまっているので、テントを持ち歩いているのだが、今日も小屋泊まりとする。何もすることが無いので、寝袋に入って寝て過ごす。明日、天気がどうなるのかそれが気がかりだ。場合によっては、計画変更で下山しなければならぬ。

2007/9/26

旅の木 1  屋久島

2007.9/17

ずっとずっと気になっていた地。

「屋久島」

とうとうこの地に足を踏み入れた。

フェリー到着後すぐから、テンションが上がりっぱなしだ。
遥か関西からの長い長いドライブと、内臓を揺り動かすような船の揺れで心身ともに疲れているはずなのに、、、。

その時は、一刻も早く山に入り、屋久島の森の空気を全身で吸い込みたい、そんな気持ちだった。

はやる気持ちを抑えてまずは腹ごしらえ。


「さーて、行きますかぁ〜!」

今回の私達の一番の目的は、屋久島縦断!!海から海へ。

楠川という街までバスで移動し、いよいよ登山開始。
どんな出遭いがあるのか、ワクワクどきどき胸を躍らせての出発です!!

時間はすでに15時。

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入山する時間としては、日没の時間と今日の目的地までかかる時間とを考えると、かなりぎりぎりで危険な感じだったが、台風の為、出発を一日遅らせての屋久島入りだったので、今日中になんとしても進んでおかなくてはいけなかった。

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「あれ?今、木魂の声が聞こえた!?」

スタート直後からいきなり森の深さに驚き、緑の濃さに魅せられたが、その感動にゆっくり浸る時間も少なく、せっせと歩き続けた。

数回の渡渉があり、ドジな私はいきなりドボンっっといってしまうハプニングもあったが、笑いとともに疲れも吹っ飛んだので、まぁ、良しとしときましょう。



18時。
なんとか真っ暗になるぎりぎり前に、今日の目的地、白谷山荘に無事たどり着きました。

今日歩いた時間はわずかだったので、なにか物足りない気がしたけど、明日から出遭える景色に夢と期待で胸ふくらませ、早く明日にならないかなぁ、、、と、待ち遠しく長い夜を過ごしたのでした。






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