青春プレイバック
あの修学旅行よもう一度E
急に夜が冷えてきた。旧暦とはいえ昨日
11月8日は立冬。今頃、霧島・えびの高原もずいぶん冷え込んで、紅葉も進んでいることだろう。
旅行2日目は、午前中の
「霧島神宮」、「塩浸温泉」までは薄曇りで天気も持ったのだが、
「まほろばの里」で昼食をとった後から、ついに
天気予報どおり本降りとなった。
あいにくの雨で車窓からのカルデラ湖も・・
実は、今回の修学旅行プレイバックの目的の一つに、高校の時の修学旅行で、
えびの高原をバスで走っている時、
バスガイドさんが美声で歌ってくれた「思い出のスカイライン」を思いだしながら(私は覚えていない)、スカイラインを走ろうということがあった。
もし晴れていたら・・
もし天気がよければ、
霧島連山を望みながら、バスを降りてカルデラ湖を巡り、草原に腰掛けてフォークソングを合唱するプランもあったのだが、
雨は無情にも蕭々(しょうしょう)と降り続いている。
「思い出のスカイライン」をご存知ですか?
ところで、
「思い出のスカイライン」という歌だが、歌詞は以下のとおりである。
@峠越えれば高原の 山の青さが目にしみる
歌おうよあの歌 思い出の
山のあなたの空遠く 幸い住むと人のいう
ああ霧島の山に来て 我が青春は遙かなり
Aあかまつ林過ぎゆけば えびの高原陽は高く
二人で歌およう あの歌を
ああ我れ人ともとめゆきて 涙さしぐみかえりきぬ
ああふるさとの山に来て 我が青春よここにあり
B暮れて静かな高原の 山のホテルに灯は赤く
みんなで歌およう あの歌を
山のあなたのなお遠く 幸いすむと人のいう
スカイラインの思い出に 我が青春よ悔いは無し
以下はバスガイドの美声ではないが、男性歌手が歌っている。
ところが、
筆者は、この歌を全く覚えていないのである。当時、一体何を考えていたのだろうか。
文集に書いたこと「彼女がほしかった」
この旅行にあたって、全員が書いた文集に、私は、
@行きの夜行列車(大阪〜西鹿児島)の窓から、深夜、広島県あたりで山火事が延々と見えたこと、A彼女がほしくて、ほしくて仕方がなくて、仲よさそうにしているカップルがただただ羨ましかったことを書いた。
当時、母校の才媛たちを敬遠して、
女子高の文化祭に出かけたが、そこでも女性に声の一つもかけられず、
壁際に立って、前を通り過ぎる女子高生を茫然と見送っていたことを思い出す。
その時に流れていた曲が、
ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」だった。ゆえに、この曲は、私にとって
「見果てぬ夢/彼女を恋ふる歌」なのである。
そんなことを考えていると、
高校時代、ラジオの深夜放送を聞きながら、勉強するでもなく、夜中の2時、3時まで時を過ごし、朝は、いつも遅刻寸前で学校に登校していたことを思い出した。
ラジオから流れてくる洋楽(ポップス、ロック)が、あの頃の若者には大変刺激的で、夢中になっていた。
おおむね青春ど真ん中を過ごした
1965年から75年あたりの時代にヒットした曲の中で、自分の好みでベスト20を選ぶと次のようになる。(人によって感じ方に開きがあるので、あくまで私の尺度である)
【懐かしの洋楽ポップス/ベスト20】
@夢のカリフォルニア(ママス&パパス)
A悲しき雨音(カスケーズ)
Bイエスタデイ・ワンス・モア(カーペンターズ)
C涙の乗車券(ビートルズ)
D雨にぬれても(B・J・トーマス)
E雨を見たかい(C.C.R.)
F恋の片道切符(ニール・セダカ)
Gサウンド・オブ・サイレンス(サイモン&ガーファンクル)
Hスカボロー・フェア(サイモンとガーファンクル)
Iユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー(ビートルズ)
Jアイドルを探せ(シルヴィ・バルタン)
Kバス・ストップ(ホリーズ)
Lホリディー(ビー・ジーズ)
Mナポリは恋人(ジリオラ・チンクェッティ)
N朝日の当たる家(アニマルズ)
Oシー・ラヴズ・ユー(ビートルズ)
P砂に消えた涙(ミーナ)
Q追憶(バーブラ・ストライサンド)
Rミスター・タンブリンマン(バーズ)
Sシェルブールの雨傘(カトリーヌ・ドヌーブ)
あれから随分と月日が流れるのに、いまYou-tubeで聞いても、少しも色褪せていないのは何故だろうか?人間の感性は、意外と変わらないものなのかも知れないなあ。
2日目の夜は、
高校時代の親友O君(既に紹介したギターの弾き語りの名手)がやっているスナック「塊(かい)」にみんなで押し掛け、青春時代を思い出しながら楽しい一夜を過ごした。
その話は次号でご紹介する。
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【聞いてみたい曲があればどうぞ】

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