全国棚田サミットが行われた雲仙からメールが届きました。
夏休み、一緒に歌の練習をした千々石第二小学校の子供たちの発表がとても素晴らしかったこと。
そして閉会式で「棚田へいこう!」歌った千々石中学校1年生の歌が

アンコールがかかるほどの素晴らしい歌声で
沢山の感動を呼んだこと
そして閉会式で整列して沢山の方の前で堂々と歌う中学生が写っていました。
昨日、シングアウトキッズの練習をしている時、子供達が

「小学校の発表はおわったのかなぁ?」

「もうすぐ閉会式?みんな歌っているのかな。」

「中学生のお兄ちゃん頑張ってるかな。聞きたかった。」
そう言って時計を眺めていた。
夏休み、歌唱指導に行った時
「サミット本番、頑張って歌ってくれますか?」と聞いたら
「はい!歌いたいです。」と言って手を上げてくれた中1の女の子の顔や最前列でハニカミながら一生懸命歌っていた男の子の顔を思い出しました。
メールを見て、立派に歌っている写真を見て、温かい気持ちになって涙がこぼれました。

中学生だから、きっと色々な行事もあり、短い期間での練習大変だったことでしょう。
シングアウトキッズの子供たちと一生に早朝練習で歌い、振り付けの練習をしてクラスの子供たちを盛り上げていた素敵な先生、本当に今回のサミットを通してであわせてくださった皆さんに感謝しています。
「棚田へいこう!」を全国から来た棚田の方に素敵な歌声で届けてくださって本当にありがとう
この歌は2年前、サミット開催が決まった酒谷の棚田へ通じる道が、台風の被害で崩壊したことから棚田のことを真剣に考えはじめた棚田を愛して止まない子供達が願いを込めて作った歌です。
晴れた日は棚田へいこう!
友だちもさそっていこう!
まだ棚田へ行ったことのないお友達にこの素敵な棚田を見せてあげたい。
田植えや稲刈り…大変だけどおもしろいんだよ。
みんなに教えてくれた棚田の子供たち
石垣 あぜ道 川のせせらぎも
みんなぼく達のたからもの
これは
収穫を目前にして倒れてしまった稲
壊れた石垣やあぜみち濁った川を目の当たりにショックを受けた当時まだ1年生の棚田に住むのメンバーが、台風の中お父さんやおじいちゃんと石垣を積んで直したという話を聞き
「棚田の大切な宝物ってなんだろう?」とみんなで考えた歌詞でした。
そして
ぼく達の守りたい 大切な故郷の 棚田へ
これは子供たちの棚田に対する素直な気持ち…
子供たちの願いがたくさんこもった
私たちの本当に大切な歌だから
一生懸命歌ってくれて、本当にありがとう。
事例発表での千々石第二小学校と
雲仙の棚田で千々石中学校のみんなの歌を聞いた方は
きっと幸せな気持ちで故郷に帰られたことでしょう。

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