
こんな時はきっと子犬に接する時のようにやさーしい気持ちにならなければいけない!
「先生、絶対むり!難しいのはイヤダ!こっちの曲じゃないと発表会でないもーん」先生や保護者は「去年ここまで弾けたし、テキストも進んだからこのぐらいの曲は弾いてほしい

」と提案するが、「できるかなー

弾いてみようかな」とすんなりOKしてくれる子と、ゴネる子がいる。こうなると、知恵比べだ!「どうしてもこの曲が弾きたいわけは?」と聞き、納得できる理由だった場合、ここからが先生の腕の見せ所だ!

「すごいわねー

チャンは上手だから、違う音から始めてみようか?」

「うわー!びっくり!もう弾けたの?じゃあ左手さんがヒマだって言ってるけど、どうしようか?」「…えっ伴奏入れるの?カッコいいねー!」とどんどんおかずを増やして8小節の曲を48小節位の曲に仕上ていくのだ。この時お家の方の一言「あら、楽しい曲ね。」で生徒さんが「

名アレンジャー」になるか、「そんな簡単な曲で発表会出るの?」でやる気を無くすか!

同じ料理でも調理人の腕次第で味は変わり、簡単な曲でも「楽譜どおり弾いただけ」と、先生と一緒に考えながら「強弱をつけたり速さを変えたり、自分で考えた伴奏」を頑張ったのでは自信に大きな差が出るのだ。
いよいよ来月からは保護者のみなさんのうでの見せ所>「練習しないならやめなさい!」とか、「厳しいのがいやならやめなさい!」ではなく、「あなたならきっとできるから、頑張って!必ず本番聞きに行くよ!」と、そう言って励ましてあげてほしいものです。

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