今月のテーマ 

2011/4/29

虫垂炎(手術後の傷のリハビリ)  毎日の手技療法

虫垂炎(手術後の傷のリハビリ)

8歳小学生  大阪府  高槻市


この男の子は、昨年に虫垂炎(盲腸)の手術を受けられ、その後手術による傷跡が筋膜などに癒着しないように、術後のリハビリとしてお越しになっています。

術後1回目の状態は・・・

・傷口は完全にふさがった状態です。(もちろん、手術は成功しています)

・傷口の表面は傷痕(きずあと)は残っていますが、ひきつれ感はないようです。

・深部の筋膜の動きを触診すると、奥の方でひきつれ感が感じられます。(本人もひきつれを感じています)

・ひきつれる筋膜を動かすと、下肢の筋力に影響が出ます。(方向により筋力が抜けてしまいます)


このような状態を放置しておくと、ひきつれを起こさない方向に無意識に体をよじる使い方になったり、上手く力が入らない筋肉をほかの筋肉で代償(ごまかして使う)ことで体のいたるところが歪んできてしまいます。

大人の場合には、肩こり、首こり、四十肩(五十肩)、腰痛、背部痛、坐骨神経痛、息苦しさ、肋間神経痛など様々な問題の根本原因になることがあるのです。

成長期の子供さんでは、これらの症状以外に側弯症(そくわんしょう)の原因となる可能性があるので注意が必要です。


本人にひきつれる感じと筋力の入りにくい状態を確認してから、筋膜の緊張を緩和する手技を行います。
手術の傷跡も関連しているので、出来るだけ穏やかな方法であるオステオパシーの「間接テクニック」を用いて緩めていきます。

もちろん患者さんにはほとんど痛みはありません。

施術後は、ひきつりもほとんど無くなり、筋力も抜けなくなりました。

10日後に2回目の来院

触診では深部筋膜のひきつれは感じられません。筋力の脱力もありません。
やはり、成長期の子供さんは修復のスピードが違いますね!

もちろん、良くない状態で放置していれば、良くない状態に合わせてドンドンと良くない適応をしてしまうのも、成長期の特徴ですので「若いから何でも大丈夫」ではありません。

成長期ほど「正しく成長」「正しく修復」「正しく強化」することが大切になるのです。


今日は4カ月ぶりの来院です。

手術後のリハビリというよりも、上手くいってることの確認になりました。
ひきつれ感の自覚は無いのですが、深筋膜に少しひきつれがありました。
左足の筋肉に力が上手く入らなくなっています。

深筋膜の調整を行うと、ひきつれ感も無くなり、筋力も正常に入るようになりました。

次回は夏休みまでにもう1回来てもらう予定になりました。

ありがとうございました。


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タグ: 症状 カイロ 施術



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