今月のテーマ 

2006/4/17

筋膜の機能障害  手技療法総論

今回から、毎週木曜の夜に行っている勉強会の内容を紹介していこうと思っています。


下腿のコンパートメントと筋膜の機能障害


下腿(ふくらはぎ)には、足関節や足部を動かすための筋肉が12種あり、それぞれの筋肉の表面は筋膜と呼ばれる繊維性の膜で覆われています。

その内、似たような働きをする筋肉が2〜4種類ごとに、深筋膜と呼ばれる膜で仕切られてグループ化されています。これを、コンパートメントと呼んでいます。

また、皮膚の下では筋肉全体が浅筋膜と呼ばれる脂肪性の結合組織で覆われています。皮下脂肪とはこの部分を指します。

正常な状態では、皮膚と浅筋膜の間には滑りがあり、コンパートメントの中でも筋肉相互の自由な動きが出来るようになっています。

これらの正常な滑走能力の低下により、軟部組織痛と呼ばれる痛みや炎症、うっ血、むくみ、皮膚上の局所的なしびれ・麻痺・異常感覚などが生じます。

いわゆる坐骨神経痛のような症状を示すものでも、脊柱の問題(椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎の変形など)だけが原因ではなく、このような筋膜の機能異常が原因となる場合も多く見られます。

レントゲンやMRIでは脊柱の問題があるかどうかを調べることが出来ますが、筋膜の機能異常は見つけられません。

海外の文献(日本語に訳されている)では、軟部組織の機能異常や筋膜の癒着などに注目しているものが最近多くなってきていますが、現在の健康保険の枠組みの中で行われている、整形外科的なリハビリテーションや、整骨院などではまだまだこの問題に対しての認識が低いように思われます。

そこで
ホネキン博士の勉強会では、いろいろな整形外科的徒手検査法をアレンジすることで筋膜の機能異常を見つけ出すことから、異常を起こした原因の分析、修正が必要な部位の見つけ方、見つけ出した問題点の修正法などをテーマに行いました。

次回は、軟部組織痛の原因について書いてみます。
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