今月のテーマ 

2009/5/26

タミフル  インフルエンザ

インフルエンザの恐怖をあおるマスコミ報道の甲斐もあって、昨年には服用すると怖いと思われ始めていたタミフルに対する疑いがここにきて一気に晴れてしまったように思われます。

「感染しても、タミフルが効くみたいだし」 …とか、

「予防的にタミフルを服用すると良いみたい」 …などの様に、薬のことを本当に解っていない人たちの考えがドンドン広まっています。

しかし、タミフルはやっぱり怖い薬なのです。それは、今も変わっていません。
ちゃんと薬害が出ますし、死者も出ます。

皆さんが知らないであろう、タミフルの話を今日はしてみましょう。


2006年〜2007年の間に日本は世界中で使用されているタミフルの75%を使用してきました。次いでアメリカが22%、その他の国が3%です。

日本でこれほど大量のタミフルが使われるようになったのは、2000年頃から目立つようになってきた「インフルエンザは怖い」キャンペーンの成果だと言えます。

日本くらいに大げさにインフルエンザの恐怖をキャンペーンしている国は他にはありません。外国に行かれた方なら良く解ると思います。

1998年にお年寄りの施設でインフルエンザが流行して大勢の人が死亡したというニュースが報道されます。

1999年には厚生省が「インフルエンザはかぜじゃない」という一般向けパンフレットを90万部印刷して配布しました。

そして、かぜなどの後にでも生じる「ライ症候群」を「インフルエンザ脳症」という用語に統一したため、「脳症を起こすのはインフルエンザだけ」という誤った印象が広まってしまいました。

このことが、「インフルエンザにかかると脳症になってしまう」という恐怖心をあおることになり、「タミフルを飲めば早く治るから脳症も防止できるに違いない」と医師も含めた多くの人々が思いこむ原因になってしまいました。

ところが、タミフルの「インフルエンザ脳症」の予防効果を確かめるための臨床実験は全く実施されていませんし、理論的にも脳症の原因であるサイトカイン過剰状態を防止出来ないので、インフルエンザ脳症に対して効果は全く期待できないのです。

「脳症」を起こすのは「インフルエンザ」だけが原因ではなく、普通のかぜに解熱剤や他の薬剤を使用して脳症を起こした人もたくさんいます。

2000年頃までに多発していた「インフルエンザ脳症」による死亡の大半は、ボルタレンやポンタールなどのきつい解熱剤が原因であったことが解っています。

2000年11月にようやく厚生省から、これらのきつい解熱剤を小児のインフルエンザ脳症に使用することに警告が出されて、脳症にかかってから死亡した子供の数が30%から2004年の10%台まで低下しました。

一方で、死亡しないで重度の障害が残る脳症はテオフィリンや抗ヒスタミン剤などの副作用によって起こるのですが、最近ではそういう事例が増えてきているようです。

また、タミフルを服用した事による「新型脳症」ではこれまでのきつい解熱剤によって起こっていた脳症よりも遙かに短時間で死亡しているのです。

タミフル服用で本当に怖いのは、皆さんが知っている「異常行動」よりもこの「新型脳症」による突然死なのです。

ちなみに、世界のタミフルはスイスのロシュ社が製造しているのですが、元々製品を開発したのは米国ギリアド・サイエンシズ社です。この会社で1997年から2001年に米国の国防長官に就任するまで会長を務めていたのがラムズフェルド氏であります。

同じ2001年からタミフル成人用カプセルが発売され日本でも大量に使用され始めました。ラムズフェルド氏は現在でも同社の株を大量保有しているそうです。

そして、今回のインフルエンザ怖いキャンペーン「豚インフルエンザ」バージョン

皆さんはタミフルの世界流通量の75%を日本が備蓄している事と無関係だと思います?


この様な薬にまつわる話を知ってしまうと、私的には「インフルエンザ」の毒素よりも「その利権にかかわる策略」のほうがよっぽど怖いと思うんですけどね。
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