着て行ったのは。



母が気に入って、何度も袖を通していた、青紺地にローケツ染めされた一つ紋の付け下げ訪問着です。
母にしては珍しい空色の八掛けが付いていました。
この地色が大好きで、自分でもとても顔写りが良いと思い、気に入っている一枚です。
残念ながら、所々に白いブツブツと色抜けしている所を発見してしまい・・・仕立て直しは無理なので、後何回着れるかしら??


●帯
帯も母の物です。
随分と箪笥の中で、眠っており丁度お太鼓の真ん中に、折り皺がくっきりとついており、此れはもう締められないと思っていました。
切って二部式にしょうと思っても、皺が邪魔して×
バックに仕立てて貰おうとも思いましたが、だったら、駄目もとで、スチームアイロンを直に当てて見ました♪
何とか締められる状態に成ったので、締めてみました。
が・・・・タレ先の柄に合わせると、松林が上半分しか出ないので・・・・

デジカメが壊れた日に写す。
タレ先の柄を無視すれば、松林をお太鼓に全て出せるのになぁ〜。
●小物
帯揚げは、
柿色地の梅柄の飛び絞り。
扇子は、袋帯の松に合わせて、松葉柄の物
帯締めは、帯揚げと合わせて、
柿色の平織りでグラディーション
根付は、銀製のロケット。
腰飾りは、
柿色の羅漢様。
柿色を差し色にして見ました。
●コート
Kさんと京都に行った時に、紫織庵で誂えた、黒地の切りビロードに刺繍の被布衿の道行コートです。

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刺繍と裏地は、此れです♪
お店の方のお勧めで、丈を長めに仕立てて頂きました。
今回はじめて丈を2尺8寸にして見ました。(羽織は2尺6寸)
●履物
黒地で天がホワイトがかったシルバーの台なのですが、上から見ると周りに黒が見える台です。
花緒は黒皮で、前坪が赤です。
履物は
「祇園・ない藤」の装履♪
最初はあまりにも、履きなれた装履の様に、するっと入ったので、花緒が緩いのかと思ってしまいました。
初めて足を入れる時には、鼻緒を押し広げて、狭い所を滑らせるようにして、履くのに、何もしないで、足を乗せたらそのまま吸い込まれるように足が入りました♪
少し様子を見ようと思っていましたが、今現在も緩み無く大丈夫です。
●バック
バックは、鳳凰の柄の帯地のはぎれを購入して、、浅草の長谷川さんで草履とバックをセットで誂えました。
とても重宝しています。