お太鼓柄の簡単帯結びが好評だったので、次は袋帯の二重太鼓をお教えて下さいと言うご要望が有ったので、ここにアップしてみます。
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1 袋帯の柄じまい(柄が途切れている所)から
胴を一回り計った所に、三角を作ります。
三角の底辺の中心が計った所です。
其処にコクヨ・クリ31のクリップで留めます。
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2 垂れをそのまま下に持って来て、お太鼓の大きさを決めます。
垂れは人差し指よりも少し長めに決めます。
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3 垂れ先をもう一度元に戻して、
お太鼓部分の2枚がキチット揃っているか確かめましょう♪クリップの金具を台にしてそこに帯揚げをかけた、帯枕を置きます。
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4 お太鼓に成る部分の垂れをもう一度2枚がきれいに揃っている事を確かめて、枕に被せます。
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5 枕を裏返して、三角を綺麗に整えてから、画像の位置に三個の二股の洗濯挟みで留めます。
お太鼓の二重になっている部分も一緒に留めます。
無地の部分はお太鼓の垂れ先の裏側です。
その上の柄の部分が、二重に成っているお太鼓の部分です。
そこが垂れ先よりも10cmくらい長い方が、綺麗なお太鼓を作れる長さです。
画像の袋帯はちょっと長い帯です。
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6 三角の頂点がずれない様にして、枕を背中に付けます。
帯揚げを前で結びます。
この時に
忘れずに3ヶの洗濯挟みを外して置きましょう。
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7 手の部分を胴に巻きます。
一巻き目は柄で二巻き目は無地になりますので、二巻き目の時に、中心の所から、内側に折り返して、そのまま巻き戻します。
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8 ところが、手先に柄がありますので、その柄が内側に入りこんでしまわない様に、手先を引き返して、中心で折った(画像の2枚目の左手の位置)折り山よりも3cm出るようにして畳みます。
分かりやすく言えば、Sの字のような感じに畳みます。
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9 中心から内側に折って、さらに折り返した部分が崩れない様にU型の金具(ピン)で上下を留めておくと安心です。
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10 帯を胴に巻いて、左手の親指を三角の頂点に引っ掛けて右手で重なっている所が崩れない様にして、キュッ!と締めて、手先を前でクリップで仮に留めておきます。
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11 仮紐を使ってお太鼓を作ります。
お太鼓の中に手先を戻します。
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12 帯締めを締めて、仮紐を外して出来あがりです♪
お疲れ様でした。
何度か練習する内に、簡単に結ぶ事が出来ます。
お出かけの時には前日に下準備をしておけば、あとは着物を着るだけです。
今までの袋帯と格闘していた事が嘘の様です。
是非試してコメント下さい♪
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前帯は一重巻きに成ります。
手先は二重になって、お太鼓のかたちを手先で抑えるので、お太鼓は安定します。
利点は前が一重なので胸が苦しくない事と、お太鼓が崩れにくい事です。