私は嫁に来る時にも持たせて貰った着物を、美しく着こなし たいと思って、結婚して直ぐに着付け教室に通いたくて、色々探した♪
通いたいと思った着付け教室は、専門学校のように、毎日通わなくてはならず、専業主婦でも、それは無理だった。
隣駅の会館で着付け教室が開かれているのを知って、それも3ヶ月週に1度♪
此れなら通えると思って、通い始めた。
なんでも遣り始めると、トコトン?遣り出す性分な者で、そこで助手も遣っていた。
(先日自宅近くで真楽の方たちに「簡単帯結びの講習会」を終えて駅に向かっている時に、声を掛けてくれたのはその時の生徒さんだった方だった)
あの時分は今の様に本校が渋谷?に無くて、あちこちの校舎を廻って習っていた。
今と違って、押し売り?のシステムは無く、着付けと組紐の資格を取って、教室には残らずに、自宅と出稽古で教えていた。
いまでもその時の教科書が一番帯結びが、分かり易くまとめてあると思う。
子育てで着物を着ている所ではなくて、長男の入学・参観日(私一人)に辛うじて着るくらいで、箪笥は開かずの箪笥と成ってしまった。
それが2001年の秋に無性に着物が着たくなって、今もてはやされている「無料着付け教室」2ヵ所に葉書を出したが落選・・・
2002年の春に2ヵ所に出したら、今度は2ヵ所とも当選してしまい、自由が丘の教室に自転車で1回も休まずに通い続けた。
2ヵ所とも最後の卒業式だけは最初から出席するつもりはなかったので不参加。
友人にはどうして資格を持っているのに、今更着付け教室に通うのと聞かれた。
もっともな話しである。
自分が着ていない時にも、頼まれて着付けをして上げたりはしていたけれど、着る事はなかった。
習い事をすると、休むのが嫌いなので、2ヵ所同時に通えば、絶対に週に2回は着物を着るので、自分にノルマ?を課せる為にもと。
それから、ずーっとそのペースで着物を楽しんで着ていた。
今思えば、あの時に週2回、何度も着たり脱いだり、結んだり解いたりしたお陰で、着る事に億劫に成らずに済んだと思う。
色んなお友達も出来て、着物を楽しんで着れる事に感謝しているし、あの時にあの切っ掛けが有ってこそ今の自分があると思っている。