2016/7/26

5年ぶりの関西(3)  関西を楽しもう♪

 関西2日目は京都へ行きました。京都へ行くのは何年ぶりだろう?もう前回いつ行ったのか覚えていないくらい久しぶりの京都です。

 しかし、たいしてリサーチもせずに行ったので、今回も自分の趣味の美術館巡りで、京都らしさを堪能したとは言えないかもしれません。

 まず、最初に行ったのは京都国立近代美術館。日本に5つある国立美術館のひとつです。実のところ、生まれて初めての訪問でした。

 東京竹橋の東京国立近代美術館のイメージで行くと、拍子抜けするほどのコンパクトさです。展示室の数も少ないし、面積も小さい。しかし、近代的な低層の建物の佇まいが、意外なほど古都京都の雰囲気にマッチしています。
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 ここでは折しも、現代ファッション界を代表する英国のデザイナー、ポール・スミス氏の展覧会が開催されていました。「ポール・スミスのユニークな世界観とファッションに留まらない創造性を展観する」との触れ込みで、彼の個人絵画コレクションやアトリエや、ファッションの範疇を超えたユニークな創造物が所狭しと展示されていました。

 東京では上野の森美術館で、明日の27日(水)から開催されるようです。
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 会場内は来館者のSNSでの情報発信による集客効果も期待してか、写真撮影OK。展覧会には付き物のオーディオ・ガイドはなく、その代わりにスマホがあれば解説サイトにアクセスして、詳しい解説を聴けるようになっていました。入り口では、その為のピンク色のイヤフォンが無料で配布されていました。私はスマホを未だ使いこなせないので利用せず。

 写真はポール・スミス氏の厖大な個人コレクションの一部。彼の優れた感性を示す作品の数々。
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 彼のロンドンのアトリエも再現して見せています。何だかごちゃついているけれど、楽しそう…遊び心を忘れないって言うのかな?
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 なんでしょうね?5人のお茶目なポールさんと一緒に写真に納まりませんか?と言うことでしょうか?実際、楽しそうに写真を撮っている人が何人もいました。 
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 あの"ミニ"も、ポール・スミス氏にかかればポップな雰囲気に。偶然ですが、私が今回持って行ったレスポートサックのボストンの模様にそっくり
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 自転車好きが高じて、作っちゃったサイクリング用時計らしい…展示の仕方も面白い。遊びや趣味の延長線上に仕事があるなんて…楽しいんだろうなあ。自分の好きなこと、思うがままを形にして、それが仕事として成立すると言う…
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 生活に役に立とうが立つまいが、世の中に役に立とうが立つまいが、作っちゃう。それが世の中に受け入られる彼の才能と名声が羨ましいと思う人は少なくないはず…
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 〆はやはり彼の本業であるファッションの成果。形、色合い、素材、すべて常識に囚われない遊び心(メンズ服に花柄を採用したりとか…)が詰まっている感じ。英国伝統のクラシカルな物に、自身の個性を巧みにミックスさせる手腕は素晴らしいです。

 ポール・スミス氏はその出発点がテーラーの店員であり、デザイナーとしての正式な教育も受けていません。そもそもファッションに興味を持ったのが10代の頃。自転車競技選手を目指していたものの怪我で挫折し、未来への展望もないままパブに入り浸っていた時に、偶然出会ったアートスクールの学生達との交流がきっかけだったらしい。

 デザイナーとしての王道を進んで来た人物ではないからこその強みで、そのユニークさが評価された稀有な存在なのでしょう。その彼をアカデミックな理論と技術の裏付けで支えて来たのは、美大で教鞭を執っていたポーリーン夫人。夫人との出会いなくして、ポール・スミス・ブランドの誕生はあり得なかったようです。
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 会場にはパリコレ?の映像もあり、実際にモデルが身に着けたスミス氏デザインの服の多彩さに目を奪われました。
 
 私はつましく暮らす庶民なのでブランド・ファッションとはほぼ無縁ですが、人の手になる創造物としてのファッションには興味があり、雑誌やテレビや展覧会でそれらを目にすることが大好きです。

 今回は旅行に乗じて、普段なら同行してくれない夫を誘う形となりました。私自身は今回の展覧会を通じて、ポール・スミス氏の"創作の秘密"の一端を窺い知ることが出来て、とても嬉しかったです。

 夫はと言うと、この後に見た、道路を隔てた向い側にある京都市立美術館のコレクション展がいたく気に入ったようです。残念ながら「ポール・スミス展」は、ファッションにはまるで興味のない彼には些か退屈だったらしく、会場内のいかにもおしゃれ好きな人々の顔ぶれにもちょっと気遅れするものだったようです 


 京都国立近代美術館では別室で、東京国立近代美術館所蔵のキューバの映画ポスター展や、ひとつのファンション・ブランドをひたすらコレクションしているブランドフリークの人々を、服と共に彼らの自室で撮影した写真展も、同時開催されていました。

 キューバの映画ポスター展は当初興味がなく、見るのを躊躇ったのですが、実際見てみると意外な発見がありました。

 社会主義体制下のさまざまな制約もあってか、俳優らの写真を一切使わずに、地元のアーティストがイラストで全てを表現していたのですが、それが却って芸術的で、見る者の想像をかきたてる仕上がりとなっていたのが印象的でした。スペイン語タイトルから原題を推理してみるのも面白かった。

 ブランドフリークの人々のブランドへの一途なまでの傾倒ぶりが異彩を放つ写真展も、それぞれの生き様が垣間見えるようで、なかなか見応えがありました。一緒に見ていた夫は「ボクには理解できないな。これだけ服に金をかけられるのは、どうせお金持ちなんでしょ」とバッサリ。

 いや、そんなことはないと思うよ…何に価値を置き、何にお金を費やすかは人それぞれだし…そもそもこういうテーマで写真を撮ろうと思った写真家の着眼点がユニークだと思う。この世界には無数に撮影対象がある中で、どの部分を切り取って見せるかは、写真家のセンスの見せ所でしょう。

2016/7/26

5年ぶりの関西(2)  関西を楽しもう♪

 (1)から、かなり間が空いてしまいましたが、続きです。


 ハリー・ポッター・エリアを楽しんだ後は、お馴染みのアトラクションのJALプレミアムナイト特別バージョン(1900/1940/2020の計3回)の最終回へ。「ターミネーター2:3−D」です。

参考写真(以前の麗華嬢)
クリックすると元のサイズで表示します 「ターミネーター2:3−D」と言ったら、もう「前説」のサイバーダイン社広報担当、綾小路麗華嬢による慇懃無礼 且つ ぶっ飛んだパフォーマンスが名物ですね(笑)。

 今回、5年ぶりと言うこともあってか、麗華嬢も世代交代があったようで、ボディコンシャスなスーツを華麗に着こなす抜群のプロポーションとタカビーキャラは相変わらずでしたが、前回よりも若返って美人度が増しているように見えました。フツーにしていたら、誰もが「おっ」と思うような"べっぴんさん"だと思う。

 その彼女がちょっとイケた白人男性(この日の為にLAより駆けつけた、と言う設定)と日本人男性(同、ハワイ)の2人を従えて、いつもより長めの、スポンサーJALへの媚び媚びの前説をキレッキレッのパフォーマンスで披露してくれました。いつにも増してテンション高め〜

 ホール内をマゾ(そう…JALアゲアゲ、観客サゲサゲ;観客は麗華嬢のキッツーイ言葉に貶められて身悶えする感じ)な爆笑の渦へと巻き込みました。夫も「あれだけのパフォーマンスを完璧にこなすのは凄いなあ〜」と感心しきり。

 こうして、綾小路麗華嬢の圧倒的なパフォーマンスによる興奮も冷めやらぬまま、私達観客はアトラクション会場内へ。
 
 アトラクション自体は通常通り。今回は会場真ん中あたりの通路に面した席のおかげで、目の前をキャストが横切って行くのが間近に見えて、臨場感たっぷりでした!

 あ〜、面白かった

 綾小路麗華嬢よ、永遠に〜


 この日は19時からアトラクションがJALプレミアムナイトの貸し切り運行だったので、午後とは違って、どこも待たずに楽しめたようです。

 「ターミネーター2:3−D」終了後、私達は迷うことなく「ターミネーター2:3−D」にほど近いNYエリアの「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」へ。

 第一弾が2004年から始まり、2013年7月5日に最新の技術でヴァージョンアップした「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」。私達が前回USJを訪ねたのは2011年ですから、リニューアル後のスパイダーマンは初めてと言うわけです。

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 リニューアル直後は数時間待ち、最近でも90分超待ちのこのアトラクションに、ほぼ待たずに乗れました。乗客が長い待ち時間をできるだけ退屈せずに過ごす為に作られたであろう、映画やアメコミ版スパイダーマンの内容に即した凝りに凝った館内の内装もすげなくスルーして、何だかもったいない気がしないでもない。しかし、運行のタイムリミットも迫っているので、足早に乗車場所へ。

 5年前の記憶もおぼろげなので、以前と比べてどこがどう違うのか、より素晴らしくなったのかは正直分からないのですが、素晴らしくよく出来たアトラクションであることには間違いありません。

 ライド系ならではの浮遊感や上下左右への激しい動き、回転はもちろんのこと、熱さや水しぶきや音や光、そしてスパイダーマンの世界観を忠実に再現した映像と、五感で存分に楽しむアトラクションです。世界最高のアトラクションと言われる所以も納得できます。

 まだわずかながら時間があったので、ずうずうしくも続けてもう一度乗りました。次はいつ来られるのか分からないので。

 スパイダーマンを乗り終えると、ハリウッド・エリアにある、これまたライド系の「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」へ。時間的にももうこれが最後だと思って、駆け込みました。これは激しく回転するらしく、手荷物はすべて付設のロッカーへ。宇宙船に見立てた球体状の乗り物に乗っての宇宙旅行です。

クリックすると元のサイズで表示します  美しく瞬く星空の中を疾走するさまは確かにファンタジックで楽しいものでした。しかし、夫は曰く「激しい回転」に酔ったらしく、暫く「気持ちが悪い」とぼやいていました。まあ、還暦も近いですからね。仕方ありません。

 気づくと、もう午後の10時を回っていて、園内の飲食店もほぼ閉まっており、土産物店に寄ってから帰ることにしました。土産物店で買ったのはスパイダーマンをモチーフにした指圧棒(また血迷ってヘンテコな物を買ってしまった…)とスヌーピーのバス柄のバスタオル。早速二つ共、愛用しています。

 こうして、USJ(&JAL)ファンにとっては慌ただしくも夢のようなプレミアムナイトは幕を閉じたのでした。

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2016/7/12

5年ぶりの関西(1)  関西を楽しもう♪

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 今回はJALが主催するUSJプレミムアナイト (JALのマイレージ特典)に参加する機会を利用して、2泊3日の関西滞在を楽しんで来ました。

 大阪へは、夫は頻繁に出張で訪れているのですが(実は今週も大阪)、私は5年ぶりの再訪でした。

 USJプレミアムナイト参加者は、イベント当日の午後2時から入場可能なのですが、私達が空路大阪に到着したのは午後の1時過ぎ。それから直行バスでUSJに向かい、現地には午後2時半過ぎの到着でした。

 今回のイベントでは、プレミアムナイトパスを持っている人だけが参加できるプログラムが幾つかあり、その最初がウォーターワールドでした。3時半のスタートまでまだ少し時間があったので、他のアトラクションを利用できないかと思ってパーク内を歩いて回ったのですが、主だったものはどれも90分待ち。諦めて、ウォーターワールドの入り口へ行くと、既にプレミアムナイト参加者で長蛇の列が出来ていました。

 今回、主催者側の運営の拙さを感じたのが、プレミアムナイトパスを持っていない人への対応。待ち行列には、プログラムがプレミアムナイトパス専用とは知らずに並んでいる外国人客が何人もいたように思います。

 私達の隣に並んでいるカップルも顔つきから外国人と思われたので、私が英語でその旨説明したところ、納得して列を離れて行きました。彼女達からすれば、貴重な時間を無駄にしてしまった形です。本来なら、主催者側が拡声器を使って、日本語、英語、中国語等で、アナウンスすべきでしょう。


 こんなことなら、欲張らずに最初からウォーターワールドの入り口に並んでおくべきだった!

 でも、大丈夫。ウォーターワールドは3,000人を収容できるUSJ最大のキャパなのです。着席してみたら私達は意外にも早く並んだ方で、良い席を確保できました。巨大な観客席は、あれよあれよと言う間に人で埋まりました。

クリックすると元のサイズで表示します …と言うことは、今回のプレミアムナイト参加者は、少なくとも3、000人はいると言うわけですね。

 今回はプレミアムナイト仕様の特別プログラムと言うことで、専任のMCが登場してJALの新しいサービスの宣伝を混ぜつつ、場を盛り上げます。JALのキャビン・アテンダントの綺麗どころ2人も登場して、ビーコン以下日本人悪役キャストも、いつも以上に大張り切りのようでした。

 これまで何度も言って来ましたが、ウォーターワールドは、元となったケビン・コスナー主演の映画より、戦闘シーンに的を絞ったこのアトラクションの方がずっと面白いです。悪役陣のコミカルな演技に、施設の高低差を利用した迫力ある戦闘シーンは見応えがあり、何度見ても飽きません。おそらく映画は、物語としての魅力が弱かったのでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します ウォーターワールドの会場を後にしたのが16時10分過ぎ。17時半から始まる次のプログラム、ユンバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショーの会場は900人収容なので、ここは浮気せずに会場へ直行しようと考えました。

 が、途中にあるジョーズの待ち時間をチェックしたら30分だったので、急遽それに参加することにしました。ラッキーなことに実際の待ち時間は20分程度で、自分が映画の世界に入り込んだかのような迫力のアトラクション、ジョーズを船の最前列の真ん中で楽しむことが出来ました。

 女性船長の軽妙なトークを聞きながら船は進みます。

 あのあまりにも有名な、ジョーズが迫り来る恐怖を煽るようなテーマ曲が流れる中、鮫の襲撃を避けるべく船は蛇行するのですが、ふいに巨大人食い鮫ジョーズが目前に姿を現します。

 そのジョーズに向かって、慣れた手つきで銃撃する女性船長…しかーし、弾は当たってるんかい?(船長の動きと銃撃音がビミョーにずれている・笑)。鼻をつくガソリンの匂いと熱気、そして容赦なくかかる水しぶき等、まさに五感で楽しむアトラクションですね。あ〜、楽しかった

 この後は、ユンバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショーへ。これも本格的なミュージカル・ショーで、見応え十分!USJに来たら、絶対に見逃せないショーです。

 途中で喉が渇いたので冷たい飲み物を買ったのですが、ショーの会場内では飲食禁止なので、入場の待ち行列に並びながら慌てて飲むことに。建物内に入場後はロビーで30分程待ちました。その間は、近くにいた1歳半位の女の子にアイコンタクトして遊んでいました。夫には「急に泣き出したら、どうするの?」と釘を刺されつつ…

 開演間近になると会場への入場が開始され、ロビーにいた大勢の人がなだれをうつように会場内へ。私達は特に我がちに席を取ると言う風でもなく、流れに任せて辿り着いた空席に座ることにしました。すると偶然、ロビーで遊び相手だった女の子家族の隣席になりました。 

 場内はあいにく写真撮影禁止だったので、私の手元に写真はありませんが、カメラで隠し撮りしている人が近くにいました。相変わらず、その辺りの取り締まりは緩い

 ここでも、プレミアムナイト専任のMCとキャビン・アテンダントが登場。主演のビートルジュースも、いつも以上にテンションが高めでした。ショーは相変わらずレベル高し。

 特にフランケンシュタインの花嫁役の黒人女性キャストのボーカルが素晴らしかった。ルックスも素敵で、どうしてテーマパークのショーになんか出ているんだろう、と言うレベル。逆に花婿のフランケンシュタインは今一つ…他にドラキュラ役の白人男性キャストもルックス良し、歌良し、ダンス良しで、見応えありました。

 当初50分のショーと聞いていましたが、40分で終了。

 今回、プレミアムナイトのクレデンシャルと共に、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターエクスプレス・パスも郵送で受け取っており(プレミアムナイト第一回の昨年は、USJ到着後に先着順に受け取ったらしい)、私達の入場時間は19時半と指定されていたので、それまでは土産物店等を見て回りました。

 今にして思うと、ハリー・ポッター・エリアの前に、もうひとつアトラクションに乗れたような気もするのですが、貸し切り時間となる19時前は、どのアトラクションもまだまだ混雑していたので、仕方なく土産物店巡りをして時間を潰したと言えるでしょうか。

 石造りの城の内部は、昔訪ねた英スコットランドのエジンバラ城を彷彿とさせました。
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 いよいよ、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターへ。実のところ、息子はともかく私自身はハリー・ポッター・シリーズにはそれほどの思い入れはないので(原作は一切読んでおらず、映画も2、3本見た程度)、このエリアがオープン以来、USJが空前の混雑を見せていると聞いて、USJに行くのが億劫になっていました。通常なら、アトラクションに乗るのに、数時間待ちは当たり前なんだとか。

 正直、そこまでして、アトラクションに乗りたいとは思いません。しかし、今回は19時からJALプレミアムナイトの貸し切りで、しかもエクスプレス・パスでの時間指定入場なので、予め入場者の数は制限され、確実に混雑を回避出来ます。

 実際、ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォーヴィドゥン・ジャーニーは殆ど待たずに乗れました。しかも、搭乗後、機器トラブルでほんの数分ですが待たされたので、お詫びに連続してもう一度搭乗して良いと言われ、2回楽しめました。目まぐるしく回転するライド系で、夫は途中で気分が悪くなったとぼやいていました。年齢的に、こうしたアトラクションは限界なんでしょうかね。

 3Dメガネを装着するのですが、技術上の限界なのか、画像はけっして鮮明とは言えず、その点ではちょっと迫力に欠けました。しかし、原作ファンからすれば、馴染のキャラクター総出演?で、十分楽しめるアトラクションなのかもしれませんね。

 もうひとつの屋外アトラクションは、夫がジェットコースター系が苦手な上に、当時雨が降っていたのと、最後のプレミアムナイト限定プログラムの時間が迫っていたので、止む無くパス。

クリックすると元のサイズで表示します 以前、このエリアがオープン間もない頃、よくテレビに登場していたバタービールにもトライしてみました。当時、上唇の上に泡を付けた人が続出していましたね。

 良い子も堂々と飲める甘いビールです。まったく新しい味と言うわけでもなく、昔懐かしい駄菓子屋の味と言えなくもないです。 

 さすがに19時半で雨模様となると辺りもだいぶ暗くなり、景色が鮮明に見えるとは行きませんが、丁寧に作り込まれた街並みは、(映画で見た限りですが)ハリー・ポッターの世界観をきちんと表現していると思います。ハリー・ポッター・ファンには堪らないエリアなんでしょうね。

 出来れば冬晴れの昼時に、再訪したいものです。

 やはり蒸し暑い初夏に、屋根に雪を頂いた冬景色は、ちょっと違和感があります(笑)。
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2011/7/13

1泊2日で大阪を楽しむ(9)USJアトラクション・レビュー  関西を楽しもう♪

個々のアトラクションについての感想

 今回体験したアトラクションの中でも、特に楽しかったアトラクション、良くも悪くも印象に残ったアトラクションについて、少しばかり感想を認(シタタ)めたいと思います。

「ターミネーター2:3-D」:相変わらずそのMCぶりが冴え渡る綾小路麗華女史

クリックすると元のサイズで表示します USJ名物と言ったら、やはりこの人のMCをおいて他にないでしょう。「ターミネーター2:3-D」の開場前に、各地からの来場者を慇懃無礼な言葉遣いでいじり倒す、元へ、もてなす(笑)、サイバーダイン社社員であります。

 今回もその期待を裏切らないタカビーなMCで笑わせてくれました。地元大阪からの来場者はもとより、遠方の韓国やインドネシアからの来場者(日本語が上手かったので、おそらく留学生か駐在員だと思いますが…)も、バッサ、バッサと容赦なく斬り捨てます。とにかく徹頭徹尾、来場者のマゾッ気を刺激しまくりの、麗華様のMCでございました

 ステージは「T2」の続編を思わせるストーリー。完成度が高くて、何度見ても楽しい。ただ今回は、実際に舞台上で演じた液体金属型ターミネーターのキャストが小柄過ぎたのが、強いて言えばマイナスポイントでしょうか?モロに日本人体型で、迫力に欠けました。

「シュレック4・Dアドベンチャー」「セサミストリート4・Dムービーマジック」:

 両アトラクションは同じ劇場で、時間違いで実施されるアトラクションです。観客は3Dメガネと座席に用意された様々な仕掛けによって、あたかもスクリーン上の物語の世界に入り込んだかのような臨場感を味わえます。先に体験した「シュレック」が、物語の内容と座席の仕掛けとが実に見事にマッチしてとても楽しめた一方で、「セサミストリート」は正直言って今ひとつ気持ちが乗れませんでした。

 前者がスケールの大きな冒険物語であったのに対し、後者はセサミの仲間の日常のドタバタを描いた物語。あえて4Dにする必然性のない展開で、仕掛けの特性を生かし切れずに終わってしまった感じです。とは言え、「セサミ」の赤毛のエルモは、とびきり可愛らしかった。不器用で、失敗ばかりだけれど、なぜか憎めないキャラ。そういう人、私の身近にもいそうです。あ…私だったりして (現実の世界で失敗ばかりだと、さすがにマズイですね)

「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロールショー」:
所詮テーマパークのアトラクションだから、と侮るなかれ!

クリックすると元のサイズで表示します このショー・アトラクションも来場時は毎回欠かさず見ています。映画『ビートルジュース』を下敷きにしたミュージカルショーなのですが、しっかりとした構成・演出な上に、日米混成のキャストが歌良し、ダンス良し、ルックス良しで、なかなか見応えあります。明日のスターを夢見て頑張っている若手俳優達が出演しているのでしょうか?時間をおいてUSJに来ているせいか、見る度にキャストが代わり、キャラの雰囲気もビミョーに変わってしまっているのはご愛嬌

 結構広い会場なので、混雑していても入場できる確率が比較的高いのも嬉しいです。待ち行列に並んで、自分の手前で入場を締め切られる時の哀しさ、悔しさは何とも言えないですものね。このアトラクションは、一旦入場を締め切っても、後から会場内に散在する空席に希望者を追加入場させてくれるので、場所に拘りがなければ上演映時間ギリギリでも、入場できるチャンスは大いにあります。

 ところで、ショーの最中、暗い会場のあちらこちらで光るものは何?例えば上映中の映画館では、携帯電話の液晶画面のバックライトほど迷惑な代物はありませんが、この素晴らしいミュージカルショーでは、隠し撮り?ビデオカメラの液晶画面のバックライトが目障りで仕方ありませんでした。USJはなぜ取り締まらないのでしょうか?

「ジョーズ」:

クリックすると元のサイズで表示します 今回、一番待ち時間が長かったのが、このアトラクションでした。1時間近くは待ったでしょうか?しかし、待っただけのことはあります。やはり行楽気分でボートに乗り、襲いかかる巨大ザメを間近に見るのは迫力満点火を使うアトラクションなので、ガソリン臭や煙の匂いなど、嗅覚も刺激しますね。

 映画を何度も見て、アトラクションを何度も体験して、ストーリーはわかっているのに面白い海で楽しむ人々に、音もなく忍び寄る巨大ザメの恐怖。映画を見ている私達はあのビートを刻むBGMで、登場人物に迫り来る恐怖がわかるのですが、映画の中の人物は、気づいた時には逃げようがないんですよね。あの、どうしようもない絶望感。今更ながら、よく出来た映画だなあと、このアトラクションに参加する度に感心します。

「スペース・ファンタジー・ライド」:

 このライド・アトラクションは初体験。しかし、類似のアトラクションを、昔、ジョイポリス東京ドームシティで体験したような記憶があります。背中合わせで2組が乗り合わせた半球形の乗り物が、高速で自転しながらゴールに向かって疾走する。今回はスペース・ファンタジーと銘打っているだけあって、宇宙空間を冒険しながら旅する設定です。具体的に関連した映画が思い当たらなかったので、特に思い入れもなく、フツーに高速ライドを楽しんだ印象です。

映画を超えたアトラクション「ウォーターワールド」:
クリックすると元のサイズで表示します このショー・アトラクションも何度見たことか…

 ケビン・コスナー主演の映画は正直言って退屈で、あまり面白くなかったのですが、このアトラクションはスタジアムサイズのスケール感と、大道具や火薬をふんだんに用いた派手な演出と、豪快なスタント・アクション、そして悪の親玉ディーコンの手下共の「俺様」な手荒い歓迎が、これまた観客のマゾッ気を呼び覚まして「歓喜の嵐」を巻き起こし、何度見ても楽しいアトラクションです。

 ショーが始まる前の、場の盛り上げ方が本当に巧いですね。観客も最初からノリノリで、キャストを圧倒するほど…率先して「水の洗礼」を受けたがるしこの日は日差しが強く、汗ばむくらいだったので、水浴びにはもってこいの日和ではありました。それにしても30人は多い子供から大人まで水際に勢揃いして、キャストにバケツの水をぶちまけてもらい、「歓喜の声」を上げていました。

 そして、いよいよショーのスタート。アトラクションと言っても、ドライランドを巡る「ディーコン一味」対「マリナーとその仲間」の闘いは、手に汗握る本格アクション。13mの高さからのダイブや、巧みなジェット・スキーの操縦等、見どころ満載です。女性キャストも果敢に高所でのアクションをこなし、格好良かった。いやぁ〜、いつもながら見応えありました

クリックすると元のサイズで表示します 右写真はホテル内のお土産店にあった「USJ開業10周年記念スパイダーマンTシャツ」。黒地に金文字の10th Anniversaryを背景に躍動するスパイダーマン。全面に大きく描かれた図柄は迫力満点で、少し派手過ぎるくらい

 留守宅を預かっている息子への土産にどうかと思い、写メールを送って本人に確認したところ、あっさり「黒のTシャツはもう何枚も持っているから要らない。金の無駄遣いはしないで」と断られてしまいました。以前なら即答で欲しいと言ったはずなのに…こうした冷静な反応に息子の成長を感じつつも一抹の寂しさを禁じ得ない、まだまだ子離れには程遠いはなこでアリマス



2011/7/8

1泊2日で大阪を楽しむ(8)映画好きには堪らないUSJ(後編)  関西を楽しもう♪

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 USJ関連のパンフレット類を集めてみました。これらを眺めるだけでも、楽しかったUSJの思い出が蘇ります

 今年はUSJ開業10周年と言うことで、タレントのベッキーを「10周年大使」に迎え、さまざまな期間限定イベントが目白押しのようです。さらに私達が来なかった数年の間(一昨年、本場米国のUSHには行ったのですが)に、新しいアトラクションもお目見えしたらしい。

 また、連続した2日間の内、1日目は15時から入場、2日目は終日入場が可能で、全てのアトラクションを、大人8,900円、子供6,600円で楽しめるお得なパス「トワイライト&デイ・パス」も期間限定で販売されており、今年はUSJファンには堪らない、特別な1年のようです。

移動の途中に見かけた"Hello Kitty Anniversary Concert"
クリックすると元のサイズで表示します ただ、私達夫婦は10周年イベントを味わい尽くそうなんて野心は一切なく(笑)、いつも通りにUSJならではの映画の世界に浸って1日を過ごせたらなと思い、"途中で特別イベントに出くわしたら儲けもの"程度に考えて、以前からあるアトラクションを中心に園内を周遊しました

 そこで幸運にも、路上の特設ステージで繰り広げられる"Hello Kitty Anniversary Concert"を目にしました。Hello Kittyとその仲間達が、外国人キャストと歌い踊る華やかなステージです。外国人キャストが流ちょうな日本語で歌っていたのが印象的でした。

 しかし、いくらHello Kittyが今や国境を越えて世界的人気を博しているとは言え、USとはどんな関わりがあるのだろうと、ふと冷静になって考えてみると、少し無理矢理感が否めませんでした。Hello Kittyが過去に映画化されたのならともかく…まあ、あまり深く考えずに、USJの10周年を、日本のキャラクターも共に祝いましょう、と言うことなのかもしれません。オーデションを経ての出演であろうキャストのステージ・パフォーマンスは、なかなかのものでした

クリックすると元のサイズで表示します 今回は限られた時間の中で、当初期待した以上に様々なアトラクション(←クリックすれば、公式サイトにジャンプできます)を楽しめました。順不同に列挙すると、(初!)「スペース・ファンタジー・ライド」「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン」「ジョーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロールショー」「セサミストリート4・Dムービーマジック」「シュレック4・Dアドベンチャー」「ターミネーター2:3-D」「ウォーターワールド」と、なんと9つのアトラクションを、殆ど待ち時間のロスもなく楽しめたのです 

 この日は曇天だった前日とはうって変わって、雲一つ無い快晴でした。まだ5月初旬だというのに、陽光が眩しいくらいでした。写真のエリアは、「スパイダーマン」の舞台となったニューヨークの街並みを(あり得ない密度で(笑)観光名所を一角に詰め込んで)再現しています。

 フランク・ロイド・ライト設計によるユニークなコーン形をしたグッゲンハイム美術館、威風堂々とした佇まいのNY証券取引所(以前、参加した東大教授を講師に迎えた市民連続講座で、新興国米国は歴史と伝統への憧れもあって、公共建築では古代ヨーロッパの神殿建築の流れを汲むスタイルに拘った、と聞きました)、そして象徴的な摩天楼のビル群。日本にいながらにして、ちょっとした海外旅行気分が味わえる?!

 あいにく定番の「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」や「バックドラフト」や、新登場のライド系アトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(ローラーコースター)」は逃してしまいましたが、それでも十分満足です

 個々のアトラクションについての感想は次のページで

クリックすると元のサイズで表示します ところで、こうしたテーマパークで、私にとって悩みの種なのは食事です。正直なところ、「値段が高い」「(値段の割に)おいしくない」「いつも混雑」と言うのが、私がテーマパークのカフェ&レストランに対して抱く印象です。しかも、基本的にパーク内への食べ物の持ち込みは不可と来ている。もちろん、テーマパークは園内で非現実感を損なわないことが大事だと思うので、「外からの持ち込み不可」に関しては納得しています。

 おそらく、それなりにお金を出せば、それなりに美味しい物があるのかもしれませんが、私個人は庶民感覚を大幅に超えた金額を出してまで、テーマパークの食事で味や栄養価に拘る気持ちはありません(←海外の、特に先進国は一般的にそうですね。ランチでもひとり2,000〜3,000円出さなければ、日本のカフェ&レストランで1,000〜1,500円で提供されているようなランチにはありつけません。私が個人旅行で常に頭を悩ませるところです。その意味で、日本はB級グルメや定食メニューが充実しているので、先進国の中では旅行中も例外的に食費を安く上げることができる国だと思います)

 そんな私が今回利用したのは、「スヌーピー・バックロット・カフェ」。所謂バーガーショップなのですが、価格は一般のバーガーショップに比べて高めとは言え、味もボリュームもまあまま満足の行くもの(と言っても空きっ腹を満たす程度ですが…とにかくこの日は時間との勝負?なので、贅沢は言いません。もしかしたら、USHで食べたハンバーガーセットがさらに高い価格で、あまりに酷い代物だったので、それと比較してマトモに見えただけなのかもしれません)。何よりキュートなスヌーピーのキャラクターに溢れた内装が楽しく、明るく、清潔感がありました。時間を混雑のピークからずらして行ったので、朝から歩きづめの足を休めて、比較的のんびり食事を楽しめたのも良かったですね

2011/7/2

1泊2日で大阪を楽しむ(7)映画好きには堪らないUSJ(前編)  関西を楽しもう♪

 さあ、大阪1泊2日の旅もいよいよ2日目に入ります。朝食はホテル内にある和食チェーン店「大戸屋」で、和食ビュッフェをしっかり食べました。大手チェーンなので、所謂「味にハズレ」はありません。特にグルメ指向でもない私は、どれもおいしくいただけました。

 ただし、ここで少し気になったことがひとつ。やはりUSJ訪問者が利用するホテルなので、小さなお子さん連れのご家族が多いのですが、その中でマナーの悪い家族が一部にいて残念でした。お子さんが大声を上げるのは元気な証拠ですから別に構わないのですが、食事の間ずっとお子さんが「あれが嫌い」「これが嫌い」と言い続けていた家族連れが去った後のテーブルの状況があまりにも乱雑で、一瞬我が目を疑いました

 大人2人、幼児2人が使ったテーブルにしては、テーブル一面に乱雑に放置された使用済みの皿の数が半端なく多い。食べ残しも多く、まさに「散々食い散らかして去った」と言う感じなのです。カラスがゴミ集積所でゴミ袋を漁った跡なのかと見紛う程の汚さでした。率直に言えば、こういうところで「お里が知れる」のではないでしょうか?

 せめてビュッフェ・スタイルの食事処では、自分達が食べられる分だけ取って、できるだけ食べ残さないこと。使い終わった皿は(皿を重ねろ、とまでは言いませんが)給仕スタッフが片付け易いように並べること。他の利用者に不快感を与えない程度にテーブルの上や周囲は片付けて行くこと。いくら子育てが大変だからと言って、その位のことは最低限のマナーとして、子供を育てる立場の親御さんは心得て欲しいなと思いました。

 結局、これひとつとってみても、お子さんには社会勉強だと思うんですよね。こうした経験の積み重ねが、将来的には、お子さんのひとりの人間としての在り方を決定づけると言っても過言ではないのかもしれません。人里離れた場所で誰とも一切関わらずに生きて行くのならともかく、社会の中で生きて行く以上、傍若無人な振る舞いは許されないし、そもそもマナーとは周囲との無用な摩擦を避ける為の智慧でもあると思うのです。親が子育て期に繰り返し教えてあげなければ、結局社会に出てから苦労するのは我が子なのです。その意味で、親の責任は大きいですね。


クリックすると元のサイズで表示します USJのチケットはスタジオ・パス1日券で、ひとり6,200円也。前日ホテル内の窓口で入手済み。これがオフィシャルホテルの便利さですね。

 名残惜しいですが早めにチェックアウトを済ませ、ホテルを出発しました。手荷物のボストンバッグをUSJ入口左手にあるロッカーへ預けた後、開場30分前で既に長蛇の列となっている待ち行列の最後尾?に並びました。入場口から幾つもの行列が放射線状に広がっているので整然とは言い難く、正直言って並び辛い。割り込みし放題の印象を覚えました。まあ、こんなもんなんですかね?

クリックすると元のサイズで表示します さて、私達は飛行機の出発時間の関係で、遅くとも5時半頃にはUSJを出なければなりません。正味8時間の滞在時間でどれだけ楽しめるのか、内心不安ではありました。それではどの程度楽しめたのか?

 結論から言うと、入場前のあの長蛇の列の割には、一旦入場してしまえば広い園内に人が適度に散らばり、どのアトラクションにも比較的スムーズに入場できて、希望したアトラクションはほぼ全て楽しめました。GW期間中で大混雑が見込まれると聞いていたのですが、TDRに比べたらまだマシだったようです。

 思えばTDRにはもう10年近く行っていませんが、過去には大晦日のオールナイト営業で、入場したのにあまりの混雑でアトラクションに全然乗れなかったこともあります。それにTDRは息子の成長に伴い、足が遠のいた感があります。徹底したファンタジー路線が、私達家族には何となく気恥ずかしいと言うか、肌に合わないのかもしれません。娘がいたら、状況はまた違ったのかも。

 洗練の極みとも言えるTDRに比べ、USJは大阪ならではの大らかさ(大雑把さ?)が気楽です。そして何より映画好きには堪らない、映画に因んだアトラクションが魅力でしょうか?50歳前後のおじさん、おばさんが連れだって行っても、「過去に見た映画に因んだアトラクションだから」と言う言い訳も成り立ちます(因みに、私達夫婦が初デートに行ったのは映画館で、見たのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』でした)

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          USJは今年、開業10周年を迎えました♪

2011/6/28

1泊2日で大阪を楽しむ(6)質素だけど楽しい夕食♪  関西を楽しもう♪

 久しぶりのユニバーサル・シティ。夕刻でも賑わいは以前と変わらず週末と言うこともあって、これからUSJに向かうカップルや家族連れで、周辺は人波が絶えませんでした。

クリックすると元のサイズで表示します 今回の旅で泊まるのはホテル近鉄ユニバーサル・シティ。今回、最も楽しみにしていたもののひとつです。USJのオフィシャル・ホテルで、オフィシャルホテルならではの特典もあり、目と鼻の先にUSJがあります。今回泊まった部屋の窓からは、USJもバッチリ見えました。

クリックすると元のサイズで表示します まずはチェックイン。10階の部屋へと案内されました。このホテルは宇宙・水・太陽・火をテーマに、4種類の色、グリーン・ブルー・イエロー・レッドで客室をそれぞれコーディネートしているらしい。

 私達の部屋はイエロー〜太陽の部屋だったようで、ベッドヘッドや布団カバーやテーブルが鮮やかな黄色でした。それに対してソファはシックな黒。コントラストが効いていて、なかなかオシャレです。

クリックすると元のサイズで表示します せっかくなので旅のお伴に連れて来たぬいぐるみのローサと記念撮影因みに右上写真のローサの足下の鮮やかなブルーの布はホテルの備品ではなくて、以前ANAの機内販売で買ったフリース製の膝掛けです。今はローサのおくるみに使っています。膝掛けは青空に浮かぶ白い雲がモチーフで、ぬいぐるみのくまごろうの顔の留め具付き

 客室の種類は「カジュアルルーム」と言うもので、面積は21uとコンパクト。でも身軽な2人には十分な広さです。上層階には家族向けに「デラックスファミリールーム」と呼ばれる、大きな丸型の窓枠がキュートな、50uのゆったりしたスペースを確保したタイプや、ウッドペッカー等の愛らしいキャラクターで彩られた38uの「キャラクターファミリールーム」も用意されているようです。

クリックすると元のサイズで表示します 部屋で暫く寛いだ後、夕飯を食べに行くことにしました。やはり大阪に来たからには、大阪ならではの味を楽しみたいと言うことで、宿泊ホテルに隣接する商業施設ユニバーサル・シティウォークの中にあるお好み焼き屋Fugetsu USA(鶴橋風月)に入りました。ここは店名の通り、アメリカで人気を博した、大阪発祥のお好み焼き店の逆輸入版らしい。

 そこで夫は鶴橋名物?の「ネギ焼き」、私は定番の「豚玉」にしました。鉄板付きテーブルに夫婦で向かいあって座ると、若い女性スタッフが目の前で焼いてくれました。女性はまだ幼さの残る顔立ちで、我が家の息子より年少の印象。思い切って尋ねてみると、やはり高校生でした。

焼き上がりを待つ…    焼き上がり(凄く嬉しそうな表情)
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 ここでまた、彼女の手際の良さに感心した夫(←たぶん、ビールでのほろ酔いも手伝って)が「このバイト、何年位やってるの?」と質問。すると、彼女は働く手を止めることなく頬を紅潮させながら(←一生懸命、仕事しています)「1年位です」と即答。畳みかけるように夫が「週に何回位働いているの」と尋ねると、「週5回です」との返答。「そうかあ、週5回を1年続けたら、これくらい腕が上達するんだね」と、夫はまたいつになく軽口を叩いています。普段は本当に人見知りだし、余計なことは殆ど口にしない九州男なのですが…旅ならではの開放感なんですかね?

 味はもちろん期待通りでした。やはり、お好み焼きは関東で食べるより、大阪で食べる方がおいしい。おそらく雰囲気の楽しさもひっくるめた味なのでしょう。先日テレビで見た解説によれば、「お好み焼きはひとりに1枚で、何人かで分け合って食べるものではない。」「ひとりひとり拘りを持っているので、他人のお好み焼きに勝手に触れてはいけない」と言う大阪ルールがあるらしいのですが、本当なんですかね?

 さて、無事食べ終え、会計となりました。おそらくバリバリの観光地なので、価格は地元価格よりはだいぶ高めの設定だとは思うのですが、お好み焼き2枚とビールと烏龍茶で、3,000円でおつりが来る安さでした。ホント、旅先とは思えない、いい年した大人の質素な晩ご飯ですが、充実した1日で心が充たされていたのか、十分満足しました。

クリックすると元のサイズで表示します ユニバーサルシティ・ウォークの1階に、集英社発行のマンガ雑誌『少年ジャンプ』に連載中の人気作品のキャラクターグッズ等を販売する「ジャンプ・ショップ」がオープンしていました。当然のように、店内は『ジャンプ』ファンでごった返していました。

 食事の帰りにそこに立ち寄って、今回、大学の授業で同行できなかった息子の為に、彼の大好きなマンガ『ワンピース』のキャラクターグッズを幾つか(トランプ等)土産として買いました。

 息子は以前『週刊少年ジャンプ』を毎週欠かさず愛読していたのに、いつの間にか「卒業」していました。今は『ワンピース』の単行本が出たら買うぐらいで、アルバイトの回数も減らして、大学の授業や実験レポート、資格取得に向けての勉強、部活動に追われる中、コンスタントに小説を読んでいます。

 村上春樹や東野圭吾や角田光代等、専ら現代作家ものなのが少し気になるところですが、活字に一切興味を示さなかった高校時代までの彼からは想像もつかないほど、読書に親しんでいるように見える現在の息子。親としてはとりあえず一安心、と言ったところでしょうか。かつては「読書障害でもあるのでは?」と、彼の活字への無関心ぶりを危ぶんでいたのですから。

 時々、「あ〜、1日24時間じゃ足りないよ〜。やりたいことがいっぱいあるよ〜。あれも読みたい。これも読みたい…」とぼやいていますが、あらゆることに貪欲に取り組んでいる様は、端から見ても頼もしく見えます。未来を切り開く若者の活力とはこういうものなのか、と息子に教えられているような気がします。それは同時に「親離れ」を加速させているわけで、正直寂しくもありますが、順調に巣立ちの準備を整えているのだと、親として喜ぶべきなのかもしれません。


 さあ、後はホテルに戻って、お風呂で1日の汗を洗い流し、翌日に備えるだけです。


2011/6/27

1泊2日で大阪を楽しむ(5)国立国際美術館(中之島界隈)  関西を楽しもう♪

ユニークな外観の国立国際美術館(参考写真)
クリックすると元のサイズで表示します 天王寺動物園を満喫した後、私達はJR天王寺駅からJR大阪環状線(東日本で言えば、山手線のような路線ですね)に乗って、一路福島駅へと向かいました。約20分(170円)で到着。そこから、徒歩15分ほどで中之島にある国立国際美術館へ。

 実はこちらも初訪問。国立国際美術館自体は、1977年に、主に現代美術の作品を収集・保管・展示する目的で開設され、当初は大阪万博に際して建設された万博美術館を施設として活用していたようです。

 しかし、コレクションの充実に伴い収蔵庫が手狭になったことや施設の老朽化などの理由から、2004年に現在の中之島西部地区に場所を移して、装いも新たに開館したらしい。

クリックすると元のサイズで表示します 冒頭の写真で一目瞭然ですが、ステンレス鋼材を多用した外観がとにかくユニーク。鳥の翼を広げた(或いは蝶の羽?の)ように見えなくもないのですが、パンフの解説によれば「竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージしたオブジェ」とのこと。しかも驚いたことに、地上部分はまさに巨大なオブジェとして屹立しているのみで、展示施設等は完全に地下に設置された、地上1階、地下3階建て構造となっているのです。

 設計を手がけたのは、アルゼンチン出身で、今や米国を拠点に世界的に活躍するシーザー・ペリ氏(シーザー・ペリ&アソシエーツ ジャパン(株))。身近なところでは、羽田空港の第2ターミナルも氏の設計事務所が手がけたようです。そう言えば、大胆な空間の使い方が両者には共通するような… 

 この美術館、大阪市立科学館と隣接しており、一見すると科学館の付属施設と間違われそうなのはご愛嬌しかし、まあ…入館すると、1階はインフォメーションの窓口と下階に通じるエスカレータ−とエレベーターがあるのみなので、やっぱり初めての訪問なら戸惑うに違いない。「び、美術館はどこ?て、展示室はどこ?」って

1階から地下1階に下るエスカレーターにて
クリックすると元のサイズで表示します 間口は狭いですが、地下に降りれば、そこには予想以上に広い空間が展開しています。

 所謂エントランスホールで、入場券売り場を中央に据え、仕切りの殆どない大空間の中に、ミュージアムショップ、レストラン、情報コーナー、ロッカー室、トイレ、講堂等が配置されていました(他にキッズルームや授乳室もあるらしい)

 展示室はさらに下った地下2階と3階にそれぞれ2室、計4室あるようです。今回は地下2階の展示室4で開催されていた、美術館の所蔵作品展「コレクション4 現代美術の一世紀」(2011/3/5-6/5)を鑑賞しました。変貌著しい20世紀以降の現代美術を、戦後ヨーロッパ美術を起点に、アメリカ美術、ポップアート、多様化する21世紀美術、彫刻作品と言うカテゴリーで展観する試みでした。

 私は現代美術には本当に疎くて、作品を的確に評する言葉を持たないのですが、19世紀以前の美術と明らかに違うと感じたのは、例えば作家の目の前にある対象を、作家なりの解釈や表現方法で表現するのではなく、作家の脳内で生み出される概念やイメージを、従来の固定観念や美意識や技法や画材に囚われることなく、自由に作品として表出する制作の在り方でした。ホント、何でもあり、なんですよね。人と違うことしたもん勝ち、とでも言うか…発想勝負と言うか…だから、作品を目の前にして、ただただ面白がる自分がいました。

クリックすると元のサイズで表示します 因みに地下1階と2階を結ぶエスカレーターの脇の壁には、大阪万博の際に大阪ガス館に展示されていたというミロの壁画作品(写真)、天井部分からは地下1階から2階を貫く、赤いペイントの、これまた大きなモビール作品がつり下げられていて、無機質な空間の中に、彩りと華やかさを与え、楽しい雰囲気を醸し出していました。

 何ともスッキリとした、洗練された大空間。当然ですが、生活感ありありの我が家とは大違いですまあ、美術館のそうした空間構成をひっくるめての"非日常感"が、美術館に足繁く(?!)通う理由のひとつなんですけれどね。

 訪ねたのが金曜日だったので、美術館は開館時間が通常より2時間長く(18時30分まで入館可)、動物園の帰りにも時間的に余裕を持って寄れました。

 ここで国立国際美術館が建つ中之島について、ご紹介。中之島は近代以降、大阪の政治・文化・経済の中心地〜シビックセンターとしての役割を担っています。 『中之島 今昔(イマ ムカシ)案内』と言うリーフレットの解説(はなこによる割愛と補筆あり)によれば…
 
堂島川沿いに立つ福沢諭吉ゆかりの碑
クリックすると元のサイズで表示します 元々、堂島川と土佐堀川に挟まれた芦萩の茂る中州だった中之島は、江戸時代の初頭、慶長19年(1614)の大坂冬の陣に、徳川軍が陣を構えたのが、史料に登場した最初である。

 秀吉の城下町建設に伴って整備された船場や天満より遅れて開発されたのが幸いして、中之島は広大な敷地を必要とする蔵屋敷(諸大名が貨幣獲得の為に、領内の米穀その他の物産を貯蔵・販売する為に設けた屋敷で、倉庫と販売事務所とを兼ねた。その多くは大津・大坂・江戸に所在)が立ち並ぶ場所となり、我が国最重要の経済エリアとして発展を遂げた。

 明治維新以降は蔵屋敷の廃止に伴い、遺された広大な跡地には中之島公園、日銀大阪支店、大阪府立中之島図書館、大阪市中央公会堂、大阪市役所等の公共施設が集約した。それが呼び水となって数々の商業施設が建ち並び、その後も大型オフィスビルや大阪市立東洋陶磁美術館、大阪市立科学館、大阪国際会議場、そして国立国際美術館等が建設され、現在に至っている。

クリックすると元のサイズで表示します 江戸時代の中之島周辺は学問も盛んだった。土佐堀川の南には、商人の出資によって庶民教育の為、郷学校「懐徳堂」が開かれ、官立の「昌平黌(ショウヘイコウ)」を凌ぐ勢いだった。隣町には、蘭医・緒方洪庵の「適塾」があり、幕末・明治維新に多くの逸材を輩出。「懐徳堂」「適塾」両校の精神は、中之島を発祥とする現在の大阪大学に引き継がれている。

 また、府立中之島図書館が住友家の、大阪市立公会堂が岩本栄之助の寄付で建設されたことからも判るように、その発展は民間の力に依るところも大きく、中之島は大阪の活力の源泉とも言うべき場所である。


 堂島川沿いには朝日放送の社屋も建っています。その脇に小ぎれいに整備されながらも、ひっそりと佇む2つの石碑があります。それが写真の「福沢諭吉生誕地」と彼の思想体系を著した『学問のススメ』のあまりにも有名な一節「天ハ 人ノ上ニ 人ヲ造ラズ 人ノ下ニ 人ヲ造ラズ」の碑です。

 当地にかつて、諭吉の父、福沢百助が仕えていた豊前中津藩の蔵屋敷があり、天保2年(1835)に福沢諭吉は当地で誕生したのでした。しかし、諭吉が1歳8カ月の時に父が急逝し、一家は郷里の中津(今の大分県)に戻ることになるのです。中之島で過ごした歳月は短いながらも、この地に近代日本を代表する思想家・福沢諭吉が誕生したことに、何か因縁めいたものを感じますね。

 この後、福島駅周辺で夕飯を食べる場所を探したのですが適当なところが見つからず(旅行前に予めネットでリサーチはしたものの、今ひとつピンと来る店がなく…唯一食指の動いた有名な洋食屋は既に予約で満杯)、結局、何も食べずに当夜の宿泊場所、ユニバーサルシティへと向かったのでした。


2011/6/16

1泊2日で大阪を楽しむ(4)天王寺動物園(後編)  関西を楽しもう♪

クリックすると元のサイズで表示します 右手に優美なフラミンゴの群れを見やりながら左手奥に向かって進むと、いよいよ天王寺動物園の目玉である「アフリカサバンナ」ゾーンに到着です。

 写真は入口。一応、"Nzabi National Park"と言う、もっともらしい名前が付いています。そう言えば、アフリカは"ン"で始まる名前が珍しくないんですよね。かつての知り合いにも"ンガビ"さんという方がいました。"Nzabi"も実際にアフリカにある地名のようです。

クリックすると元のサイズで表示します 「アフリカサバンナ」と言っても、富士山の麓や群馬にあるサファリパークをイメージすると、ちょっと肩すかしを食うかもしれません。

 実際は、幾つかの比較的広い区画の中に、動物達が囲われています。当然ながら草食動物と肉食動物は別の区画で展示されています。さすがに前述の鳥かごのようには行かず、人間は囲いの外から動物達を眺めることになります。

 しかし、角度によって草食動物と肉食動物の姿が重なり合い、あたかも同じ場所にいるかのように錯覚が楽しめる配置になっています。巷で流布している紹介写真(右上:参考写真)はそうした錯覚を利用したものが多く、些かトリッキーですね

クリックすると元のサイズで表示します とは言え、左写真のようにキリンとダチョウが(手前にも別の鳥、少し離れた所にはシマウマも)一緒にいるなんて、他の一般の動物園では滅多に見られない光景だと思うので、ここならではの楽しみでしょう。

 さらにこの動物園の展示方法の素晴らしい点は、展示動物を複数の視点から見られるよう工夫がなされているところでしょうか?

 例えば、入口からすぐ左手にカバの水槽があり、上から水面を眺める形になっていますが、そこから道なりに下って行くと、水槽を真横から見られるようになっています。

クリックすると元のサイズで表示します 夜行性のカバは夕方頃にならないと陸に上がらないらしく、日中はずっと水の中。しかし、ここでは真横から水槽の中を覗き込めるので、水中に隠れている姿も見ることができます。

 呼吸する時に鼻先だけ水面に出していたカバが、その巨体を水中でゆらゆらさせているのが見えた時には、そのユーモラスな佇まいに思わず吹き出してしまいました。

 水族館ではさほど珍しくないですが、動物園でこういう展示が随所に見られたのは、私が記憶する限りでは今回が初めてです(後日追記:実際は上野動物園や旭山動物園等でも見られます。しかし、他国ではあまり見られない展示方法だそうで、外国人観光客からも好評のようです)

 サイやトラ(←アジアの動物ですが)の区割りも他の動物園に比べてかなり広く、思う存分身体を動かせる環境のように見えました。私が見た時には、サイは(何だか拗ねた様子で?)奥の隅っこでじっとこちらに尻を向けて立ったままでしたが、トラはこちらを見遣りながら岩場を威風堂々とした足取りで歩いていたのが格好良く、それまで狭い檻の中で(ストレスフルな様子で)忙しなく動く姿しか見たことがなかった私には新鮮でした。

 それに比べて、豹やピューマと言った他の猫類は、従来の狭い檻の中で展示されており、気の毒な感じがしました。スペースが限られた都市の中の動物園なので、全ての動物を平等に扱うのは難しいことなのかもしれませんが…、動物園の限界を感じた1コマでした。 

いつもながら見事な片足立ち
クリックすると元のサイズで表示します しかし、ここが大阪観光の穴場的スポットであることは間違いないと思います。しかも、私がレポートしたのは、天王寺動物園の一部に過ぎません。当動物園にはシロクマだってコアラだっています、稀少な鳥キィウィもいます。アイファーと呼ばれる爬虫類館もユニークで必見です。

 とにかく楽しくて時間が経つのがあっという間でした。私達夫婦も、2時間以上は歩き通しだったでしょうか?もちろん、園内にはベンチが至る所に設置されているし、軽食が楽しめる売店もあるので、適宜休憩を取ることができます。屋根付きの休憩所もありました。

 イマドキたった500円で、年齢性別問わず、家族連れ、カップル、もちろんひとりでも、こんなに楽しめる所はそうそうないと思います。かなりオススメですよ


 ところで、私は動物園や水族館に行くと、ついついぬいぐるみに目が行ってしまうのですが、動物園の土産用のぬいぐるみは種類こそ豊富なものの、品質に難ありなものが多い印象。

 子供の土産用とは言え、「安かろう、悪かろう」の典型のような雑な作りなのが、ぬいぐるみ好きには残念でなりません。仮にも動物(命)を象(かたど)っているのだから、もう少し可愛げのある造作、丁寧な造作ができないものか?

 現状では、気持ちの高まりから買い求めたぬいぐるみも、時間が経って改めて見ると、その不細工さに愛着が一気に覚めて、うち捨ててしまうのが関の山では?

 できれば作り手には、動物園の楽しかった思い出と共に、長く愛されるぬいぐるみ作りを目指して欲しいものです(商品に対して何の思い入れもない、某国の生産工場の現場が目に浮かぶけれど…)

 その点、子供向けではないかもしれませんが、動物のミニチュアモデルはなかなか精巧な作りで、好感が持てました。実際、よく売れているようです。

天王寺動物園公式HP


2011/6/9

1泊2日で大阪を楽しむ(3)天王寺動物園(前編)  関西を楽しもう♪

 いよいよ「大阪1泊2日の旅」1日目のメインイベント、天王寺動物園です。まずは下記のリンクで、園の全体像をご覧下さい

天王寺動物園園内マップ

JR天王寺駅側から望む天王寺公園入口
クリックすると元のサイズで表示します 天王寺動物園は天王寺公園に隣接し、100年以上の歴史を持つ(1915年(大正4)年、日本で3番目に開園した動物園)、日本を代表する動物園のひとつです。園は約11ヘクタールの広さの中に、園入口から東西に貫く中央通路を挟んで、大きく2つの展示ゾーンが展開しています。

 向かって左手は「アフリカサバンナ」をメインに、右手は「アジアの熱帯雨林」と巨大な「鳥かご」をメインにした展示で、園全体で約230種1,000点の動物が飼育されているそうです。

 因みに、上野動物園14ヘクタールの広さの中に、約500種3,200点の動物が飼育されていると言いますから、天王寺動物園の方が比較的ゆったりしたスペースの中で、動物たちが飼育されていると言えるでしょうか?

クリックすると元のサイズで表示します それはそのまま、来園者の居心地の良さにも繋がっているように思います。この日は時節柄、(複数の学校から)多数の小学生が遠足に訪れていました。大阪キッズの伸び伸びと、心から動物園を楽しんでいる様子が、端から見ても微笑ましかったです。

 この園は1990年から、動物の"生態"に注目した展示に関する研究に着手し、現地での生態調査を行いながら、新たな展示方法を模索して来たようです。それが今、注目されている展示「アジアの熱帯雨林」や「アフリカサバンナ」として結実し、写真家、研究者、専門誌編集者と言った専門家ら11人の選定による先の日経のランキング(2011年4月23日付土曜版プラス1「生態がよくわかる動物園ランキング)での1位獲得に至ったのでしょう。2006年には 「ZOO21計画」を策定し、さらなる進化を目指しているようです。

 上掲記事では、この園が1位に選ばれた理由を以下のように述べています。
 
 「現地調査に基づき、似た植物や岩山などを配置。入口付近の通路から少しずつ来園者の期待をふくらませ、急に視界が開けて動物が見えるポイントを用意している。動物は来園者の正面か、見上げる位置にいて、臨場感を増す仕掛けだ。」と、今般の展示形式のトレンドである"森林の中で動物に突然出会うような臨場感を味わえるレベル"に最も近いと高く評価。
 
クリックすると元のサイズで表示します 「アジアの熱帯雨林」はタイの国立公園をイメージして、2004年にオープン。確かに新婚間もない頃に訪れたタイ北部のチェンマイで見た風景そのままでした。熱帯雨林の鬱蒼とした小径は、湿度が一気に高まったかのような空気感を醸し出しています。

 ゾウは熱帯植物に囲まれた、比較的ゆったりしたオープンエア・スペースで、本来の生態環境により近い形で飼育されているようで、数頭のゾウが水浴びをしたり、餌を食べたり、身体を左右に揺らしながらゆっくりと歩いていました。

 その内の1頭は人間の年齢にして100歳に近い高齢で、片目は白内障で見えなくなっているらしい。動物園で手厚く保護されているからこそ、ここまで生き長らえたのでしょうか?その状態で、自然界で生き抜くのは厳しそうですよね。

クリックすると元のサイズで表示します 「アジアの熱帯雨林」に隣接して、園の南端に位置するのが、地図で見ると、いびつなひょうたんの形をしたバードケージ(birdcage)。

 これがとにかく巨大なんです通常の動物園では檻の中に種ごとに飼育された鳥を外から眺めるものだと思うのですが(もちろん、この動物園には、そういう展示形式も多数ありますが)、こちらでは人間も丸ごとケージの中に入ってしまう。

クリックすると元のサイズで表示します 写真で見ての通り、かなりの天井高の空間を、種々の鳥たちが優雅に羽を広げて飛び回っています。天井部分や木の上に、無数の巣も見られます(右写真)。ケージの中では一気に形勢逆転と言うか、羽のない人間は「かごの中の鳥」気分を味わいつつ、飛び回る鳥たちを羨ましく見上げるしかありませんこれだけのスケールで営巣の様子を見るのも初めてなので、とにかく驚きでした。  
 
 まさに「鳥の楽園」と言った感じです。しかもケージの出口のすぐ側に小さな滝もあって、雰囲気はあの映画「ジュラシック・パーク」さながら。あのテーマ音楽が流れて来たら、ワクワク感は最高潮かも 

クリックすると元のサイズで表示します 仲間が大勢いると思って飛んで来たのか、ケージの外側の天井部分に大型の鳥が1羽止まっていました。入るに入れないさまは、どこか寂しげでした

 写真の鳥も、水槽近くにいたのですが、おそらく外部から飛来して来た野鳥なのでしょう。名前を知らないのですが、きれいな鳥ですね。様々な渡り鳥?も、餌目当てに、或いは仲間を求めて、ここに立ち寄るのでしょうか?しかし、あまりにも人に近い場所にいる為にトラブルも絶えないのか、「鳥につつかれるので注意」の注意書きが、そこかしこにありました。

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 写真はチンパンジーオランウータンの1日の食事の内容です。両者の体格の違いからすると、チンパンジーは随分と大食いな印象オランウータンはりんごとバナナをより多く食べる位で、量的には両者の体格差ほどの違いがないように見えます。チンパンジーは類人猿で最も知能が高いから、カロリー消費量も多いのでしょうか?こういう展示は初めて目にしたので興味深く見ました。

 ちょうど遠足の子供達(小学1年生くらい?)も一緒に見ていて、子供達は自分の食べる量と比較したり(「勝った」「負けた」「ふーん」)、果物中心の食事内容に驚いたり(「果物だけ、こんなんいっぱい食べられへん」「肉は食べへんのか?」「人間の方がエエなあ」)と、その反応が面白かったですこうした子供時代の体験の積み重ねが、あらゆる事象への興味・関心を広げ、深めて行くのだとすれば、動物園側としても展示の工夫のしがいがありますね。その意義と効果は計り知れないと思います。

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 フラミンゴ、やはり優美な姿です。いつだったかテレビで目にした、水辺に集うフラミンゴの大群の映像は、アフリカの大地を鮮やかなピンク色に染めて圧巻でした。いよいよ「アフリカサバンナ」に入ります。


2011/6/8

1泊2日で大阪を楽しむ(2)「新世界」考  関西を楽しもう♪

クリックすると元のサイズで表示します 天王寺動物園は、阪神高速14号松原線の高架下を走る道路を挟んで新世界と隣接しており、串かつを食べた後、新世界独特の雰囲気を楽しみながら、のんびり向かいました。

 新世界って…時代が昭和にタイムスリップしたかのような猥雑さを残す街並みですね。作り物でない、というところが凄いと思う。

 冒頭写真は、途中で見かけた映画館「新世界国際劇場」。ロードショー遅れの洋画3本立て上映のようです。「ザ・タウン」「RED」「ウォール・ストリート」の文字が見えます。なんとまあ懐かしいことに、看板の絵が昔ながらの手描きなんですね。「RED」に主演のブルース・ウィリスの顔が描かれていました。この映画館に興味が湧いてググッてみたところ、ヤフー知恵袋に以下のようなやりとりがありました。

 「大阪の映画館「新世界国際劇場」をご存じですか?」

 なかなかインパクトのある映画館のようです。さらにヤフーの映画館ユーザーレビューを読むと、輪をかけてキョーレツなコメントが…女性1人でなんてもってのほかで、男性も1人で行くのはオススメできないらしい。

 終映時間を守る為に、そこから逆算して初回の映画を途中から上映するなんて、昔の映画館では珍しくなかったらしいのですが、そのやり方が今だ健在とは、やっぱり、ここだけ時間が昭和30年代で止まっているんでしょうね。

 上映作品のラインナップも悪くないし、入場料が3本で1,000円はレンタルDVDより安くて魅力的なのですが…小ぎれいなシネコンに慣れたヤワな人間には、耐えられない鑑賞環境のようです。

新世界国際劇場ユーザーレビュー(8件)

 確かに、イマドキの映画館としては、設備、サービス、観客のマナーのどれをとっても最低レベルなのかもしれません。しかし、連日オールナイト上映で、この映画館で夜を明かす人も少なくないと言う話には、考えさせられるものがあります。雨露をしのぐ場所として、この映画館を必要としている人々がいる。ある種セーフティネットの役割を果たしている。秩序立った社会からこぼれ落ちてしまった人々の為のセーフティネットと言う意味では、新世界一帯が、その役割を担っているのかもしれません。

 新世界のような光景を目の当たりにすると、考えてしまう。日本という国が、近代化を推し進める中で重視して来た「合理性」「効率性」「収益性」「先進性」。それらを金科玉条に、社会から、それらに反するすべてのものを排除しようという考え方は、果たして正しいのでしょうか?古いもの、汚いもの、役に立たないもの、規格から外れたもの、そして美しくないもの。それらは果たして本当に、私達の生きている社会で不要なものなのか?社会の中で、それらが生き残る余地はどこにもないのか?

 そんなことはないですよね。私達が生きている世界は日の当たるところに影ができるように、常に相反するものが合わせ鏡のように存在する。プラスとマイナス、陰と陽のバランスのもとに成り立ち、実は互いが支え合った関係でもある。常に日向にいる者はそのことを忘れがちですが、とても大切なこと。そのバランスを欠き、どちらか一方が排除されるようないびつな世界は、結局、誰にとっても息苦しい、生きづらい場所になるような気がします。


 新世界界隈は、多くの大阪人曰く「大阪人から見てもコアな大阪」らしく、串かつ店探しでクチコミ情報を読んだ中にも、「最近こそ、だいぶ小ぎれいで安全な雰囲気になったけど、昔は怖くて近づけなかった」なんてコメントもありました。また、吉本の芸人がことあるごとに、この地について面白可笑しく語るので、いろいろな意味でディープな場所なんでしょう。

 よく聞くのは、「とにかくワケのわからない、オモロイおっちゃんが、ぎょーさんおる街」。露店売りのおっちゃんが、なぜか靴を片方だけ売っていた、と言う話は有名ですね先日も、あるお笑い芸人が訪れた際、建物の外壁と自動販売機の隙間に挟まれるようにしてじっと立っているおっちゃんがいて、それに気づいた連れの女性がびっくりして声を上げたところ、「なんや、人が昼寝してるとこ、起こすなや」と怒られたんだとか。その場面を想像するだけで、笑いがこみ上げて来ます。ホンマ、オモロイなあ

 私は一旅行者として、ピンポイントで観光名所を巡っていたりするのですが、しばしばマスコミでも取り上げられる「あいりん地区」がこの近くにあるとは、不勉強で知りませんでした。良くも悪くも、そうした背景が、独特の雰囲気を醸し出しているのでしょう。

 そう言えば、放蕩の末弟と、その弟に振り回されながらも姉として世話を焼く女性が主人公の映画「おとうと」(山田洋次監督、吉永小百合、笑福亭鶴瓶主演)も、この新世界界隈が舞台のひとつでした。鶴瓶演じる「おとうと」は、この界隈に棲息するオモロイおっちゃんたちをモデルにした人物像だったのでしょうか?だとしたら、オモロイだけの人生ではないですね。いろいろあるのでしょうね。

 ところで、右端に写り込んでいるおじちゃん。私がシャッターを切るまで待っててくれたのです。おじちゃんとのニアミスも、大阪の思い出のヒトコマやね。


 さあ高架下を通る道路を渡って、いよいよ動物園に入園です

天王寺動物園・天王寺公園アクセスマップ


天王寺動物園園内マップ


2011/6/7

1泊2日で大阪を楽しむ(1)串しかつetc  関西を楽しもう♪

クリックすると元のサイズで表示します 実は、GW期間中に1泊2日で大阪に行って来ました。大学生の息子はカレンダーに関係なく授業と部活があったので、夫婦2人だけの旅行です。

 今年は3月に東日本で大震災が起きたこともあり、GW間近まで旅行に行くか行くまいか迷いました。しかし正直なところ、震災以来の世間の自粛ムードにいい加減うんざりしていると言うか、それにつられて自分自身の心がすっかり萎縮してしまって、何事にもやる気が出ない状況に危機感を覚えていました。

 迷っているうちにGWの期日は迫り、かといって財布の中身とも相談せねばならず、そうすると行ける場所は自ずと限られて来ます。そこで「気軽に行けて」「(それほど努力しなくとも)安くて美味しい物にありつけて」「遊び場所に事欠かないところ」と言うことで「大阪」行きとなったわけです。

 大阪滞在はたったの2日間。訪ねる場所を絞り込む必要があります。久しぶりにUSJ、そして、これまで近くまでは行きながら、いまだ訪ねたことのない天王寺動物園をメインに日程を組みました。

 天王寺動物園は、日経土曜版の「生態がよくわかる動物園ランキング」で、あの旭山動物園を抑えて堂々1位にランクインした、知る人ぞ知る、展示に工夫を凝らした人気の動物園らしい。どうして今まで行かなかったんだろう…?

クリックすると元のサイズで表示します これまでにもUSJには何度か足を運んでいますが、USJへのアクセスに圧倒的な利便性を誇るオフィシャルホテルに宿泊するツアーは、いかんせん価格が高めで、予算重視の我が家には手が出ませんでした。

 しかし、今回は震災の影響なのか、GWにも関わらず、大人ひとりが宿泊とフライトで2万円台のツアーがありました。そこで、子供の日を避けて1泊2日で予約。宿泊先はホテル近鉄ユニバーサルシティです。USJ至近の、外壁が淡いピンク色のノッポビル。

 その10階の客室からの眺めはなかなかのものでした。特に夜間開園中のイルミネーションはきらびやかで、自粛ムードで全般的に暗い雰囲気の首都圏との違いを際立たせていました。「やっぱり東日本と西日本とでは、同じ日本でも温度差があるのかなあ…」

 しかし、後で関西電力の原子力発電への依存度が50%(日本全体の平均は30%)と知り、一転複雑な心境に。しかも、なんと敦賀原発は1971年運転開始と、あの福島第一原発(1970年運転開始)に次いで古い原子力発電所なんですよね。大丈夫なのか?関西

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 なにぶん格安ツアー?なので、航空会社は選べませんし、便名も直前までわからない。たぶん人気のANAではなく、経営再建中のJLなんだろうなと予想していたら、やはりJLでした。もう20年近くANA派の私はマイレージが貯められないのが正直残念でしたが、意外に良いこともありました。

 今回、搭乗前のアナウンスで、プラス1,000円でエコノミークラスからJクラスへのアップグレードが可能であることを知り、往復路で利用してみたのです。夫は186cmと長身なので、常々エコノミークラスの座席では、ピッチの狭さに窮屈感を味わっていたのですが、Jクラスはその点ゆったりとしています。

 そして何より驚いたのはキャビン・アテンダントの細やかなサービス。復路便でドリンクのサービスも始まらないうちにCAがにこやかに近づいて来て、「○○さま、お食事中でいらっしゃいますので、温かいお茶をお持ちしましょうか?」と名指しでサービス。これには小心者の私、ちょっとドギマギして、思わず食べ物が喉に詰まりそうになりました。これぞJLホスピタリティ。JLクオリティでしょうか?

 ANAのエコノミークラスでは、ドリンクのサービスも縮小ですからね。かつてはお正月のフライトで乗客ひとりひとりにお年玉プレゼント(朱塗りの持ち手がついた栓抜きとか)もあったのが懐かしい。沖縄便なんて、普通にサンドイッチの軽食が出ていました。

 今やANA、JL共にオンシーズンに正規料金で乗ると、(ことエノミークラス&ローカル線では)何となく損した気分になります。尤も、見方を変えれば、かつての国内航空会社のサービスの方が過剰だっただけで、今は空路の大衆化が進んで、サービスも国際標準(規格)に近づいただけなのかもしれません。ともあれ、何に付けても"レベルが下がる"のは、心侘びしいものです。


 今回、初日に空港から天王寺動物園方面へ直行と考えていたのですが、乗り換え案内ソフトで調べると、電車でのアクセスは乗り継ぎ(1〜2回)はもちろんのこと、時間もかかり(46分〜1時間超)、料金も高い(800円前後)と条件がイマイチ。しかし、ここで思わぬ方法があったのです。

 それは天王寺駅最寄りのあべの橋行きの空港リムジンバスを利用すること。これなら重い荷物(と言っても今回はボストンバッグひとつでしたが…)でも、バスに乗ってしまえば、目的地までノンストップ。しかも料金620円と安めで、所要時間も30分と短い。いかんせん運行本数が少ないのですが、時間さえ合えば、これが一番便利!

クリックすると元のサイズで表示します 何のトラブルもなくバスはスムーズにあべの橋バス停へ到着。そこから環状線線路伝いに阿倍野交差点に向かって西に進むと、ジャンジャン横町が右手に見えて来ます。そこから通天閣がランドマークの新世界へ。まずはここにある串かつ店で腹ごしらえ

 通天閣で食事と言えば、やっぱり「串かつ」ですよね

クリックすると元のサイズで表示します 今回はネットのクチコミ情報を参考に、新世界に数多ある串かつ店の中から、通天閣の袂にある 「だるま」をチョイス。これがまた、「新世界元祖串かつ」の看板に偽りなしのおいしさでした

 時間は11時半頃。GW期間中とは言え、平日の昼間です。他の店はまだ閑散としている中、「だるま」通天閣店だけは、既に外に待ち行列ができるほどの賑わい。しかし、客の回転が速いので、行列の割には、それほど長い待ち時間でもありませんでした(すぐ近くに「だるま」発祥の店、総本店があるようです)

クリックすると元のサイズで表示します 飲物は、夫が今では休日だけのお楽しみとなったビールを、私はアイスウーロン茶を注文。肝心の串かつはセットメニューの中から通天閣セットを注文。

 まずは牛すじ肉とコンニャクを甘辛く煮た「どて焼き〜どう見ても煮物なのに「どて"焼き"」とはこれいかに〜?〜と口直し?の生のキャベツが登場です。シャキシャキ生キャベツは手づかみで、ステンレス容器にたっぷりと入ったソースをつけていただきます。一度口にしたキャベツに、ソースの2度づけはあきまへんで〜

 前回の大阪旅行でも新世界で串かつを食べたのですが、その時に入ったのは旅行雑誌で紹介されていた店で、それなりに賑わっていた店でした。

 ところが、いつもは何かにつけ反応が淡泊な夫が、いつになく饒舌に「全然おいしさが違う。こちらの方が断然美味い!衣がサクッとして、揚げ物なのに油独特のしつこさがない。キスなんか生臭さもなくて、本当においしい!」と、とにかくべた褒め、絶賛の嵐です。エッ?どうしちゃったの?あなた…

 店のHPでも、創業から70余年で培われた、拘りのソース、衣、油の旨味について熱く?語られていますが、まさに看板に偽りなしのおいしさでした

 もちろん、串かつも、ソースの2度つけはあきまへんで〜

 カウンター席に座っていた私達夫婦の目の前で、休むことなく串かつを揚げ続けていた若い調理場の女性に、帰り際、口下手な夫の方から珍しく「とてもおいしかったです」と声をかけたのには、またまたビックリそして、それまで無表情だった女性の顔がみるみるうちに、はにかんだ笑顔に変化したのが、これまた印象的でした。

 そのおいしさに感激が覚め止まない様子の夫は、店を出た後に看板を見上げながら、こうも言ったのでした。「こういう店で働いていると忙しなくて、流れ作業で一心不乱に揚げ続けているんだけど、客から自分の仕事ぶりを面と向かって褒められることってあまりないと思うんだよね。」(フムフム、だから、あえて声をかけて励ましたんだと、自分の意外な行動について釈明…ですか?)
 
 よっぽど、おいしかったんだね代金は2人で3,000円位でした。

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 さあ、腹ごしらえは済ませた。いざ、へ出陣


2007/6/1

関西旅行はおいしい&楽しい(6)  関西を楽しもう♪

 前のページ(『関西旅行はおいしい&楽しい(5)』)で『STOMP』("STOMP"は、…を踏みつける、足を踏みならすの意。転じて、足を踏みならして踊るダンスやその曲を指すようにもなった)について少し触れたが、ここで補足説明を(”語り過ぎ”な感がなきにしもあらず(^_^;)ははは…)

 映画本編上映前に毎回流れる、映画館で使用中の音響システムの紹介CM。映画館に足を運ぶ方にはすっかりお馴染みのものだろう。主役の”迫力ある音響”と共に、”濃霧の中を走り出す蒸気機関車””エジプトの遺跡内部に差し込む一条の光””壮大な宇宙空間”など、趣向を凝らした映像が数バージョンある。これらのCM、私にとっては”現実世界”から”映画の世界”への切り換えスィッチのようなものである。

 かつては、ヨルダンの古代遺跡ペトラに通じる、切り立ったふたつの断崖に挟まれるようにしてある細道〜シク〜を想起させるような映像もあった。ちなみに私の一番のお気に入りは宇宙空間の映像。暗闇の中にくっきりと浮かびあがる満天の星々が重低音の効いたBGMと相俟って雄大・荘厳な雰囲気を醸し、これから始まる本編への期待感も否応なく高まる、といった感じ。

 そのCMの中でもお馴染みの『STOMP』の公演を旅先のロンドンのウエストエンドで見た。ロンドン・ソサエティが運営するレスタースクエアの当日券アウトレット売り場で、たまたま半額券が手に入ったのだ。会場では、上演前から常連客と思しき最前列の若者グループがハイテンションな盛り上がりを見せていた。

 モップが、掃除ブラシが、ゴミ箱の蓋が、ドラム缶が、迫力ある楽器に変身する。何気ない日常的な動作や掃除道具などから繰り出される音が、卓越した演者のリズム感と身体能力でパフォーマンス・アートへの変貌する。そうした日常の、ややもすると耳障りな騒音や人間の動作に着目し、鑑賞に耐えうるアートとして昇華させたアーティスト達は、掛け値なしに「凄い!」と思った。個人芸がぶつかりあう緊張感とストリート感覚の遊び心。この絶妙なバランスにも感服した。

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 そろそろ話を吉本に戻すと…先日夫が出張帰りに買って来た週刊誌には、最近巷間を賑わせている「吉本創業者一族と現経営陣との対立」の記事が掲載されていた。経営をその手に取り戻したい創業者一族と、新たな経営戦略で旧来の収益構造からの脱却を着々と進めている現経営陣の間の溝は深い。政治の世界もそうだが、お金が絡めば人間の本性の醜い部分が露わになる。キレイゴトだけでは済まされない役割を一身に負う者も出て来る。双方共にネガティブ・キャンペーンの応酬で、吉本のお笑いを愛するひとりとしては悲しくなる。
 
 それにしても記事中の”近年は、収益源が大阪から東京へと移る”という記述には驚いた。確かに吉本所属の芸人は、今や関西文化圏出身者に限らない。その出身地は、北は北海道から(タカ&トシ)、南は沖縄(ガレッジセール)までと全国区になりつつある。よって東京キー局で活躍する吉本芸人の中には関西弁を使わない芸人も珍しくない。”大阪のお笑い文化”は、東京への本格的進出で、”変質”を余儀なくされるのか?それとも全く別ものとして楽しめば良いのか?創業者一族の苛立ちは単にお金だけの問題ではなく、こんなところにもあるのかもしれないなあ…

2007/5/27

関西旅行はおいしい&楽しい(5)  関西を楽しもう♪

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↑なんばグランド花月の5月プログラムの出演者一覧(左)と6月プログラムの表紙

 前述のように、都内の演芸場や落語の独演会には、これまで何度も足を運んだことがある。しかも大阪には何度も来ていながら、関西のお笑いの殿堂・吉本なんばグランド花月に行くのは今回が初めてだった。今回はGW特別興行ということで通常よりも2階席は1000円も割高である。因みに都内の演芸場の寄席は4時間近いプログラムで、観覧料金は3000円前後。よしもとNGKの3時間弱で通常でも3500円という観覧料はかなりの割高感が否めない。お金にはシビアなはずの関西人は、果たして”定価”で見ているのだろうか?それとも地元ならではの裏技を使って割安に見ているのだろうか?この点が私としては不思議でならない。まあ、そんなケチな疑問はさておき、今回の吉本NGK初体験について…

 私達家族は、18:45からの公演を見た。チケットは予め”よしもとじゃんじゃんネット”で予約済み。公演当日、建物1階入り口付近(向かって右端)の発券マシンに、予約時に使用したクレジットカードを差し込むだけでチケットは発券される。入り口に立つスタッフの案内に従ってチケットをもぎってもらい、2階席の私達はエスカレーターで2階へ。この辺りのことは、少し舞い上がってしまって記憶が定かではない(^_^;)。館内ではたこ焼きならぬイカ焼きの売り子嬢の元気な声が響き渡っていた。

 「大阪名物、イカ焼きはいかがですかぁ〜」300円だったかな?試みにひとつだけ買ってみた。二つ折りになった厚手のクレープ様生地の中にイカが少々。軽めにソースがかかっている。味はまあまあ。ボリュームはやや物足りない。あっという間に家族3人の胃袋に納まった。夕食は帰りに梅田の地下街でお好み焼きを食べようと決めていたので、売店ではお菓子とペットボトル入りのお茶を買った。周りを見渡すと、仕出し弁当を食べている人が多い。上野の鈴本演芸場だと、前の席の背面に折り畳み式のミニテーブルがついていて、その上に飲み物や食べ物を置くことができるが、吉本の座席は手狭な上にそういう物は付いていないから少し不便かな。まあ、サッサと食べてしまえば良い話ではあるが、せめてドリンクホルダーは欲しいところ(笑)。

なんとオリジナルのお茶まである。ホンマ商売上手でんなあ… クリックすると元のサイズで表示します 

 まず自分の座席を確認してからトイレへ(最後尾だったので、これは簡単だった)。席に戻るとほぼ満席の状態。この日座席チケットは完売で立ち見も出たらしい。どうやら立ち見が許されるのは1階だけのようだ。当初2階にいた立ち見らしき家族連れは、係員に促されて1階へと降りて行った。いよいよ開演時間、場内が暗くなった。聞き覚えのあるとぼけたメロディが響き渡る。吉本新喜劇の幕開けだ。

 舞台は京都の名旅館の前庭。名物女将の登場。続いて常連客の会社社長が妻子と秘書を引き連れ登場。応対する番頭ら。”お約束”の台詞、ポーズ、仕草に会場がドッと沸く。しかし当の私はしばらく早口の関西弁について行けない。場内の”笑い”について行けない。子供の頃、土曜の午後はテレビで吉本新喜劇を見ていた記憶がある。しかし関東に住んで20年余り。新喜劇から遠ざかって久しい。関東の出身者に聞いたら、新喜劇のテレビ放映は西日本のみで、関東ではなかったそうだ。関東育ちの高校生の息子は当然、新喜劇は初体験。早口の関西弁が理解できずに、キョトンとした表情をしている。テレビで、関東進出の吉本の芸人は多く目にはしていても、新喜劇はまた独特の台詞回し、雰囲気で、馴染みの顔もいない。戸惑うのも無理はない。

 昨年の3月に母子二人でロンドンに行った時もそうだった。出発1カ月前に日本でTicketmasterというサイトを利用してウエストエンドで上演中のミュージカル『マンマ・ミーア』を予約したら、なんと前から二番目の真ん中に近い席が取れた。すぐ近くに指揮者がおり、舞台真下のオーケストラボックスの様子も見える位置だ。舞台上で歌い踊る出演者の汗や唾が飛んでくるような、そして時々出演者と目も合うような近接した位置。演目は私が高校時代に慣れ親しんだABBAのヒット曲のオンパレードなので私は歌詞の意味が理解できたが、英語を学び始めてまだ3年の、ABBAのAの字も知らない息子はやはり戸惑いぎみで、笑えるシーンにも笑えなかった。物語も佳境に入って舞台も客席も大盛り上がりのところでさすがに神妙な顔つきの息子は目立ったようで、舞台の出演俳優のひとりが、息子をマジマジと見つめていた。「ごめんなさい。英語のわからない息子を付き合わせたのは私なんです(__;)」息子には気の毒なことをしたと思う。しかし後日、言葉の分からない息子でも十分楽しめる「STOMP」で、この埋め合わせはしたつもりである(..;)。

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します "STOMP"は"ドルビー"のCMでお馴染み 

2007/5/26

かつては権力者に独占されていた高層建築  関西を楽しもう♪

かつて権力の象徴であった… クリックすると元のサイズで表示します

関西旅行はおいしい&楽しい(3)に関連して

【追記】
 5月26日付の日経プラス1紙の「都心の高層ビルの屋上活用」に関する記事の中で、興味深い記述があった。
 
 江戸時代までの民衆は、お城のような高い建物から周囲を見渡すことができなかった。高層建築に上れるのは権力者だけ。明治時代に入り、飲食店が屋根の上にやぐらのような物見台を造って客寄せし人気を集めたのは「上に行きたいという民衆の欲望にマッチしたから」と見る。(大阪市立大学都市研究プラザ教授の橋爪紳也氏)

 現代は1000円前後の観覧料を支払えば誰でも展望室などの高い場所から街を俯瞰できる。さらに近年はタワーマンションが各地に誕生し、高層階を買うとなればそれなりの分譲価格ではあるが、かつてほどの高値の花でもない。もはや塔や高層建築は、イコール権力の象徴ではなくなってしまったと言える。しかし人の欲望(特に他者よりも優位に立ちたいという思い)は際限がないから、現代の権力者(一国の王でなくても巨万の富を得た成功者は、ある意味権力を手中に収めたと言えるだろうか?)は宇宙を目指す。そうして庶民をまた突き放すのである。



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