2021/1/25

言葉でも伝えたい感謝の気持ち  はなこ的考察―良いこと探し

現在の家に住んでから30年近く生協を利用している。

加入当初はグループで利用していたが、メンバーがフルタイムでひとり、ふたりと働き始めると平日の昼間に荷物を受け取ることが困難になり、結果的にグループの維持も難しくなったので、途中から個人宅配に切り替えた。

農畜産物は基本的に産地直送を旨とする生協の性格上、どんな天候下でも農産物の安定供給を目指し、生産者の活動を維持する為に、生協が取り扱う農畜産物は市場価格より若干割高になっていると思う。

おそらく組合員もそれに納得した上での利用だと思う。

ただし、何年か前にキャベツが不作で全国的に品不足が続き、その価格も高騰する中、生協は比較的安定して供給を続けてくれたし、価格は市場価格より安くなるという逆転現象まで起きたので、正確に言うと生協の価格は"高め安定"と言ったところだろうか(笑)。

生協にはもうひとつ生協ならではの特色があって、組合員と産地の生産者との交流事業に力を入れている点が一般のスーパーマーケットとは違う。

不定期に組合員が産地を訪れたりするイベントの企画もあるし、農産物の個包装には基本的に生産者の名前が記された紙が同封されている。近年は生産者の名前が明らかにされているのは一般のスーパーマーケットでも珍しくなくなったが、生協はさらにそこから一歩進んで、その名刺代わりの一片の紙が、生産者へのメッセージカードの役割を果たしている。

写真のような紙片に短いメッセージを書いて、配達員に託せば良いのだ。そうすれば生協を通して、メッセージが生産者のもとへ届けられる。消費者の生産物への評価が、直接生産者にフィードバックされるところが、いかにも生産者と消費者が持ちつ持たれつの関係を目指した(生)活(協)同組合らしい。

特に昨今のコロナ禍においては、生産者も何かと気苦労が絶えないでのはと想像する。

だから、自分の拙いながらも率直に感謝の気持ちを込めたメッセージが、幾らかでも生産者への励ましになればと、私も最近は躊躇せずに感謝の思いを言葉にして、紙片にしたためている。

第一義的には消費者の購買行動が生産者の生活を支え、生産活動を維持する力となるが、生協の主旨に賛同して産直に参加している生産者にとっては、カードによって伝えられる消費者からのメッセージも、活動のモチベーションを上げるものになるのではと期待している。

せっかく設けられた制度だからね。活用しないともったいないと思う。


徒に出来ないことを数え上げて、自ら進んでストレスを抱えて、そのせいで免疫力が低下したら、それこそ小賢しい新型コロナウィルスの思うつぼだからね。

いつ終息するとも知れぬコロナ禍だからこそ、互いに励ましあって、出来る限り平常心で過ごしたいものだと思う。

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2021/1/17

皆さん、ありがとうございます。  はなこ的考察―良いこと探し

 「人の振り見て我が振り直せ」とはよく言ったもので、他者の言動やちょっとした仕草や表情に気付きを与えられることが多い。

 その意味では、自分の不甲斐なさを自覚し、他者の言葉に耳を傾ける素直さ、謙虚さを持ち合わせていれば、自分以外のすべての人や生き物が、自分にとっては教えを乞う存在になる。

 例えば、先日、テレビで見かけた女優の岸本加世子さん。あの長寿番組「徹子の部屋」に出演されていたのだけれど、番組の中で何度も、惜しみなく「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べていた。

 幾つになっても、人に感謝できる素直な心持ちは素敵だなと思った。おそらくデビュー以来、素朴な人柄のイメージがずっと変わらずにある岸本さんには、テレビで視聴者に自分がどう見られたいかなんて打算は端からないのだろう。

 自分を省みれば、結構、家族に対しても不満たらたらだったりする。特にコロナ禍で在宅勤務となった夫と、始終顔を突き合わせているここ1年は愚痴っぽくなった。夫もそんな妻にはうんざりだろうね。

 私には夫への感謝が足りないのかもしれない。当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないことに気付かされたコロナ禍にあって、定年後も嘱託として仕事を続けている夫の勤勉さと、常に私の体調を気遣ってくれる優しさに、少しは感謝しないとね。

 
 最近、首都圏住みとしては、コロナの感染爆発で二度目の緊急事態宣言が発出され、何かと自主規制しなければならない毎日だけれど、そんな最中だからこそなのか、他人のちょっとした心遣いが心に沁みて、いちいち感銘を受けている今日この頃。

 で、思うのだ。

 自分が人に優しくされた分、誰かに優しく接しようと。誰かに気遣われた分、自分も誰かを気遣うようにしようと。

 しかも、自分の他者に対する態度は、自分に返ってくるようだしね。

 例えば、買物時もレジの店員さんに対して穏やかに接すると、相手も穏やかに返してくる。昨日なんか、私の前の女性客は去り際にレジ担当者に「どうもありがとうございます」と丁寧にお礼を述べて、それを耳にした「実習生」の名札を付けた若い店員さんは嬉しそうな表情を見せていた。

 ああ、ここにも人生の師匠がおられたよ(笑)。

 「お客さまは神様です」の意味を勘違いして、店員さんに尊大な態度を取る人も中にはいるようだけれど、店員さんも心あるひとりの人間、店員というだけでぞんざいに扱われるのはおかしいし気の毒だと思う。

 特にコロナ禍にある昨今は、感染の危険に晒されている職種でもある。感謝こそすれ、自身のストレスの捌け口にすべきではないと思う。


 こういう時だからこそ、自身の感受性を豊かにして、人生の何たるかを他者から学びたいと思う。

     《スペイン、アルハンブラ宮殿からの眺め》
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