2014/3/22

5年ぶりに江の島散歩  散歩の記録

 夫の発案で5年ぶりに、今回は夫婦で、春の訪れが間近い江の島に行って来ました。前回の江の島訪問記:『つぶらな瞳に魅せられて〜江の島賞美』(2009.3.21(土)訪問)

クリックすると元のサイズで表示します


 今日も前回の訪問と同様、天候に恵まれ、抜けるような青空の下、遠望では紺碧の、岸辺では透明感を湛えた海が、陽光に照らされて、それはそれは美しく、見惚れるほどでした。

クリックすると元のサイズで表示します


 今回は江の島1dayパスポート"eno=pass"(大人1,000円、子ども500円)を、地下道入り口近く(右側)にある藤沢市観光センターで買い求めてみました。

クリックすると元のサイズで表示します


 このパスで、江の島内の主だった観光施設であるエスカーサムエル・コッキング苑シーキャンドル(展望灯台)、岩屋が利用できます。この4カ所をすべて回れば、「350円もお得!」らしいのですが、金銭的なメリット以上に、各施設の窓口でチケットを買う為に並ぶ必要がないのが一番のメリットだったように思います。

クリックすると元のサイズで表示します 今回は3連休の中日(2.22(土))で、しかも晴天の行楽日和だったので、かなりの数の観光客で江の島は賑わい、至る所に行列ができていたので、チケット購入に並ばなくて済むこのパスの効果はてきめんでした

 さらにパスと共に渡されたチラシに記載されたショップや飲食店で1,000円以上利用すると、5%の割引が適用されます。私達は途中で疲れてしまい、岩屋までは行かなかったのですが、それでも十分江の島を満喫できたので、このパスを買い求めて本当に良かったと思いました(前回はあごひげアザラシの"江の島君"を買ったのですが、今回は写真のラッコ、"らっこタン"<←夫が命名・笑>を割引価格で購入。口にホタテをくわえた食いしん坊です)

 今回の江の島訪問で最も楽しみにしていたのは、江の島ならではの海の幸を味わうことでした

 そこで前回同様、江の島グルメでその名を知られた創業明治24年の老舗、江之島亭で、昼食を取りました。前回の訪問では、夫はさざえの卵とじ丼である江之島丼を、私は釜揚げしらす丼を食べたのですが、今回は海鮮丼を食べてみました。

これが、まあ、ほっぺたが落ちるほど美味でした

クリックすると元のサイズで表示します


夫はビールに海鮮丼でご満悦
クリックすると元のサイズで表示します 温かいご飯の上に、甘エビ、タコ、イカ、イクラ、釜揚げ&生しらす、ワカメ、ブリ、マグロの8種盛り。わさび醤油でいただきます。
 新鮮な海の幸はプリプリの歯ごたえで、ほのかな甘みもあり、さらに前回は生しらすのない時期で、釜揚げしらすしか食べられなかったのが、今回は生と釜揚げと、二通りのしらすを味わえました。
 店のリーフレットによれば、生しらすは1月から3月初旬までの禁漁期や悪天候などで漁のない時には提供できないそうです。この時期は漁も解禁したばかりで水揚げ量が少ないので、"生しらす丼"はまだ無理で、釜揚げと生が半々のしらす丼しか提供できないとのこと。
 生しらすはとにかく足が早いので水揚げした地元でしか食べられないんですよね。特に最近、生協の釜揚げしらすの冷凍物をパスタにチャーハンにと使い倒してしらすの旨味の虜となっている私としては、待望の生しらすを食べられて、本当に幸せでした
 これにお味噌汁と香の物がついて1,500円也。それで先程のエノパスを会計の際に提示すれば5%の割引。

クリックすると元のサイズで表示します


 四方を海に囲まれた土地柄、礒料理を扱う店は島内のそこかしこに何軒もあるのですが、江之島亭は客が引きも切らず、常に店内は満席の状態です。ただ前回と違って今回はハイテクな待ち行列のシステムができていて、以前ほどの行列ではありませんでした。
 早速、そのシステムにトライ〜店頭に設置された機械のボタンを「席は窓際が良いか」「どこでも良いか」など順次選択しながら押して行くと、番号が印字された紙が出て来ます。後は番号が呼ばれるのを待つだけ…
 とまあ、ここまでは郵便局や銀行でも馴染みのシステムですが、さらにその紙に記載のQRコードを携帯に読み込んで店のサイトにアクセスしメルアドを登録すると、買い物や観光で店を一旦離れても、順番が近づいた時メールで連絡してくれるサービスまでついているのです(しかも店のリーフレットによれば、携帯からのアクセスでも席の順番を受け付けてくれるらしい) これにはビックリ時代は進んでいるんですねえ…


クリックすると元のサイズで表示します


 今回も窓際を指定したら、前回同様ベランダの席に通されました。少し潮風が肌には冷たかったですが(膝掛けを貸してくれる)、とにかく風光明媚な景色を見ながらの食事なので楽しい。展望灯台から見ると、江之島亭は崖の上に建っているんですね。おかげで上の写真のような、波打ち際の透明感溢れる海を見ながら、料理に舌鼓を打てるわけです。ただ、先の震災の時には何事もなかったのでしょうか…気になったのですが、お店の方は接客に忙しそうだったので聞くに聞けず(昔ながらの造りで鴨居もかなり低く、長身の夫はつい油断して、鴨居にしたたか頭をぶつけてしまいました)

クリックすると元のサイズで表示します


 お会計の時、(まあ、料理がおいしかった時はいつもそうしているのですが)「お料理、とてもおいしかったです。ごちそうさまでした」と、お店の方に申し上げたところ、「いつも、多くのお客さまに"おいしい"と言っていただけて、私共も嬉しいです」と相好を崩されました。さらに「最もおいしい時期はいつですか?」と伺ったところ、「一年中です」と即答されました。こりゃ、野暮な質問でしたかね?

クリックすると元のサイズで表示します この江之島亭で料理と共に印象的だったのは、店で働く方々がキビキビと、しかもどんなに忙しくても笑顔を絶やさず働いていたこと(もしかしたら家族経営なのかもしれませんね)
 夫曰く、「やっぱり、店が繁盛していると懐も潤って生活の心配もないから、忙しく働いていても、楽しいんだろね」
 そう言えば、江之島亭に向かう途中に似たような店が何軒もあったのですが、そのひとつの店先を覗いただけで、店に入ることをやめた年配女性が、「あんまり空いていると、(品物の鮮度や品質?)心配よね」と、連れの方に言っていたのが思い出されました。
 言うまでもなく、繁盛している店には常に新鮮な食材が入って来る→おいしいから客が引きも切らない、と言う好循環が生まれるのでしょう。どうせ働くのなら、誰だって楽しく(客商売なら、お客様に喜ばれて)働きたいものでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します


  観光地で今回意外だったのが、明治初期に英国人実業家よって造られた別荘の跡地で、現在はその遺構と藤沢市の姉妹都市に因んだ建物や広場が造成されているサムエル・コッキング苑。前回も同時期に訪ねたのですが、当時は苑内の鉢植えには菜の花が咲き乱れていました。ところが、今回は何だか寂れた様子。花が殆どないし、あっても枯れかかっている。南国情緒を醸すシュロ(ヤシ?)の木?も元気がない。まだ土づくりの段階なのか、苑内で作業されている方々を何人も見かけました。例年にない大雪の影響で植物にもかなりのダメージがあり、春に向けた造園作業も遅れているんでしょうかね?

クリックすると元のサイズで表示します


 因みに下の写真が5年前のサムエル・コッキング苑。今回と違って色彩豊かに花が咲き乱れ、華やいだ雰囲気でした。

クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します


 苑内にあるシーキャンドルと呼ばれる展望灯台にも上りました。エレベータに乗るまで20分は待ったでしょうか?屋内の展望室と、屋上の吹きさらしの展望フロア。360度の開けた視界を楽しみたければ、地上から41.7m(海抜106.6m)の高さにある屋上に限りますが、いかんせん海から吹く風が強く、とにかく冷たい。10分と居られませんでしたしかし、ヨットを走らせるには最高の風だったんでしょうね。海には幾隻ものヨットが出て、早春の湘南の風を受けて海上を疾走していました。

クリックすると元のサイズで表示します


 今回の江の島土産は「しらすせんべい」と「江島神社のお守り」。大願成就のお守りは就活中の息子へ。龍の図柄が素敵です。せんべいは塩味のきいた薄焼きせんべい。あっという間になくなりそうです

クリックすると元のサイズで表示します


 下の写真は「山ふたつ」と呼ばれる場所で、江の島でもっとも標高の高い所から御岩屋道通りを下る途中にあります。地図で俯瞰して見ると、ちょうど大小ふたつの島が繋がったような境目にあり、あたかもふたつの山が対峙して見えるので、その名が付いたようです。

クリックすると元のサイズで表示します


 ここから見える波打ち際の岩の形がなかなかユニークで、あれこれと想像をかきたてました。このような興趣に富んだ景観が島のそこかしこにあり、江の島は日がな1日散策を楽しむにはもってこいの場所だと思います。各所に建つ松尾芭蕉、与謝野晶子など数多くの有名人ゆかりの石碑は、この島がそうした人々をも魅了して止まなかったことを意味していますね。さらに持ち帰った資料で、この島があの大森貝塚発見で知られるエドワード・S・モース博士が海洋生物の研究にも勤しんだ、我が国における海洋生物学発祥の地と知り、その魅力の奥深さに感嘆せずにはいられませんでした。

クリックすると元のサイズで表示します


 今回、往きは前回と同じく江ノ電、帰りには初めて?小田急線片瀬江ノ島駅を利用したのですが、な、なんですか?これは中国建築と見紛う造り夫は「天安門広場前だあ」と冗談めかしていましたが、遠目に色鮮やかな(屋根のコバルトブルーはもしかして、江の島の海の色なのかな?)中国建築を目にした時、中華街でもあるのかと思いました。まさかそれが駅舎とは思わず、いよいよ間近になって、正面に「片瀬江ノ島駅」の看板が見えた時には、本当に驚いたのでした

クリックすると元のサイズで表示します


 江の島は遥か昔から行楽地として栄えたようですが、味良し・景色良しで、今も変わらず、多くの人々に愛されているようですね。今回はやたらと中国人の姿、特に若い子達を見かけたのですが、今や中国人の間でも、江の島は有名なのでしょうか?若い女の子が全身ブランド物で固めていて(おそらく中国の富裕層の子弟だとは思いますが)、そこそこ可愛くて、もしかしたら日本人の女の子より暮らしぶりは派手なのかもしれないなと思わせるほど、華やかな佇まいでした。今の中国の国力(それがいつまで続くのかは未知数ですが)を体現した姿だと思いました。

 今回の総歩数、door to doorで14,423歩なり




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ