2008/7/27

(19)ハプニング  映画(2007-08年公開)

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畏れを知らぬ者たちには恐れを

沖縄に住んでいた時に何が気になったかと言えば、有刺鉄線で囲まれた米軍基地内に広がる青々とした芝生だった。油断すれば強靱な雑草が伸び放題の亜熱帯の沖縄で、あの端正な芝目を維持するのは並大抵のことではなかろう。

かつて「銃剣とブルドーザーで地元住民から土地を強制接収した」と言われたように、あの青々とした芝生は米占領軍の、ひいては米国の征服欲の象徴として見てとれた。それは単に戦争による征服を指すのではなく、自分たち以外のものすべてを、そう”自然”さえも、”征服すべき存在”として捉えている、米国の(←狩猟民族の、或いは西洋の、と置き換えても良いかも。”共生”を旨とする農耕民族とは対極だ)国家としての根本思想とも言うべきものなのかもしれない。

ゆえに、すべてが自分たちで”制御可能”とさえ考える。果たして本当にそうなのか?そもそも人間は、人間を生み育んだ自然を超えた存在なのか?いつから人間は、そんなにエラクなったんだろうねえ…?

米国映画は良くも悪くも米国の姿を反映している。そのひとつが米国万能主義だ。何か問題が勃発しても自らの手で解決しようとする。巨大宇宙船だって米軍の戦闘機で撃破してしまうのだ。

M・ナイト・シャマランは出自がインドと言うこともあってか、その点の描き方が非米国的である。映画「ハプニング」において、米国は国家として、”万能”でも”最強”でもない。(ただ正体不明の敵に恐怖し、右往左往するだけである。)米国人の眼には、そのように描かれた自国のありようが新鮮に映るのだろうか?対して、遙か昔から”畏れるべきもの”の存在をそこここに感じていた日本人にとっては、当たり前過ぎる理(ことわり)にも見え、だからこそ、この作品が発するメッセージには拍子抜けしてしまうかもしれない(ただし日本も、悪い意味で限りなく米国に近づきつつあるかな)

今回はRー12指定を受けているだけあって、視覚的・聴覚的に恐怖を誘う表現の連続なのだが、人間の(特に現代人の)不遜さからしたら、このような展開は十分あり得ると普段から思っているので、個人的にはあまり驚かなかったなあ…

もちろん、こういう映画だって”アリ”、だと思う(そう言えば、ヒッチコック監督ばりに出たがりシャマラン氏、また顔を出していたね・笑)

以下はちょっとネタバレなので反転表示で…

何にでもハッキリ白黒つけたがる人には、シャマラン流のオチは納得し難いのかもしれないが、そもそも物事はそんなに単純なものではないし、謎の”答え”なんて、そう簡単に見つかるものではないのでは?そういう意味では、米国映画の定石から敢えて外した、現実の世界に即したオチだと思った。
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2008/7/26

しばし暑さを忘れたい!  日々のよしなしごと

今週はいつになく美術館に行く機会が多く、今日も行って来ました。外はムッとするような熱気なのに、美術館内はヒンヤリ。この内外の温度差が結構不快だったりします。特に涼しい館内から外に出た時。あの地面から立ち上る熱気、体にネットリまつわりつくような湿気を含んだ空気が、体に一気に襲いかかる感覚。大陸のカラッとした空気に慣れた欧米人にはなおのこと辛いのか、白人の太った男性が木陰でグッタリしていました。

まさに地球温暖化を実感する今日この頃ですが、夕方立ち寄った書店では、地球温暖化説を真っ向から否定する東工大教授の著書を見かけました。先生曰く、二酸化炭素は地球温暖化の原因ではなく、結果であると。そして最も憂慮すべきは地球の「寒冷化」(?!)であると。いろいろな説があるんですね。もちろん科学者として「常識を疑う」と言う視点は必要だと思う。皆が同じ方向ばかり見ていたら、何か大切なことを見落としてしまう可能性だってあるだろうから。歴史を顧みても、科学史上の重要な発見は、しばしば(当時としては)常識外れな言説から始まったのだろうし。

さて、当ブログにリンクさせていただいているオーストラリア在住のcherryさんのブログで、暑い夏にピッタリなサイトが紹介されていました。マウス操作がそのまま操縦桿操作(縦方向の動きは今ひとつ?)となって雪山を遊覧飛行するヴァーチャル体験で、しばし暑さを忘れてみませんか?cherryさん、いつも楽しいソフトをご紹介くださり、ありがとうございます!

☆興味を持たれた方はこちらをクリック→◆雪山を空中遊覧飛行

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2008/7/25

落胆したり、励まされたり…  日々のよしなしごと

昨日は病院へ。先週の検査の結果が思わしくなく、結局投薬治療を行うことになりました。副作用の可能性もあるらしい。当然のことながら、長年の不摂生により崩した体調はそう簡単には回復しないと言うことでしょう。気長に治して行くしかありません。昨日治療にあたった看護師さんにも「虫垂炎で入院されたのは不幸中の幸いでしたね。良いお医者様に巡り会われたんですね。この病気は見過ごすと大変なんですよ」と言われました。外科のA先生の生真面目さが私を救ったということでしょうか?つくづく先生には”感謝”ですね。

かくして、私の病院通いはまだまだ続く…


脳科学者の茂木健一郎氏は、様々な出版社から、その著作が出ている。しかし、こと新書版を立ち読みした限りでは、どれも似たり寄ったりの内容のような気がする。安易に売れそうな書き手に群がる出版社が悪いのか?節操なく仕事を引き受ける先生が悪いのか?ネットの世界でも茂木氏はあまり評判が宜しくないようで…しかし人の評判ばかりを気にして食わず嫌いになることもない。エッセイとしては読みやすく、(少し自慢話が鼻についたりはするけれど、最近はこのテの”自画自賛”系の人は多いし…)中にはなるほど、と思う内容もある。

電車の移動中に中公新書ラクレの『それでも脳はたくらむ』を読んだ。「良質なピア・プレッシャーを受ける」は、”同好の士”が集って切磋琢磨しあうことの大切さ、喜びが、天才棋士、羽生善治を育てた奨励会を例に書かれていて、印象に残った。励まされた、とでも言おうか。私にとってはボランティア活動が”それ”に当たるような気がする。
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2008/7/24

路上喫煙の問題点  気になったニュース

今日午後は病院へ。予約を入れていても結局診察・検査、それぞれの待ち時間で所要3時間余り…病院を出たのは5時半過ぎです。そこから駅に向かって歩いていると、道沿いにある全て(!)のコンビニの前で、会社帰りのサラリーマンらが数人固まって喫煙している姿が目に付きました。まるで青空喫煙所ですね。皆さん紫煙をくゆらせて恍惚の表情を浮かべていますが、端から見たら情けないです。タバコを吸いたいがためになりふり構わない感じで。タバコのニコチンに支配されているみたいで。


JTはタバコを売るだけでなく、強力な空気清浄機能を備えた喫煙ルームを全ての街角に設置すべきではないですか?JTのお得意様方は、有害な物質を街中にまき散らしています。そのことを顧みる余裕すらないのです。禁断症状に耐えられなくて。

以下のようなレポートがあります。

「屋外における受動喫煙防止に関する日本禁煙学会の見解と提言」

今日(7月24日)、路上喫煙絡みで以下のような事件報道がありました。事件の細かな経緯は書かれていないので、どうして暴力沙汰にまで発展したのかが不明。

煙を払った学生、殴られ鼻を骨折

私も、健康増進法で禁じられているはずのバス停(注:バス会社は施設管理者として、健康増進法の規定に従い、多数の人が利用する場であるバス停での喫煙を禁じています)での喫煙を注意したら、逆ギレされたことがあります。マナーを守れなくなったら、他人への迷惑を顧みられなくなったら、もう危ないのでは?魂をニコチンに売り渡したも同然だと思う。

結局、喫煙に限らず何事も、一部の不届き者、不心得者のせいで全体に迷惑が及ぶのです(私はタバコが大嫌いですが、喫煙行為そのものを禁じるべきだとは言っていません。最低限のマナーさえ守って貰えれば、個人が節度を持って楽しむ分にはOKです。要は「時」と「場所」をわきまえて欲しい、酒と同じで「飲んでも飲まれるな」、ということ)。

かくして世の中は、誰にとっても益々生き辛い、窮屈な場所になる〜(>_<)。

【ブログ内関連記事】

神奈川県、全面禁煙化か?
受動喫煙の恐怖
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2008/7/20

ルーヴル・DNPミュージアムラボへ行って来ました♪  文化・芸術(展覧会&講演会)

クリックすると元のサイズで表示します 手で枠を作って細部を観察してみる
 
昨日は、ボランティア仲間数人と自主研修の形で、五反田にあるルーヴル・DNPミュージアムラボに行って、ドキュメンタリー映画『クラス・ルーヴル』を見て来ました。

ルーヴル・DNPミュージアムラボとは、2006年10月から、ルーヴル美術館とDNP大日本印刷(株)が行っている期間限定の共同プロジェクトのようで、私もボランティア仲間を通じて今回初めて知った次第です。

今回は施設内のシアターで、パリ市内のある公立高校に設置された「クラス・ルーヴル」と呼ばれる、ルーヴル美術館と密に連携した授業を行っているクラスの活動を記録したドキュメンタリー映画『クラス・ルーヴル』を見ました。

特に美術に関心を持つ生徒(←この点は曖昧。本人がわざわざこの特別クラスを希望したのだから、一般の生徒よりは関心が高い、と私は解釈しました)が集まったクラスとは言え、最初はどのように美術作品と向き合えば良いのかさえ分からない生徒たち。しかしルーヴル美術館の全面協力の下、教師の丁寧な指導(←例えば、課題作文を添削の上返却する時に、生徒ひとりひとりに対して丁寧かつ的確なコメントとアドバイス。少人数クラスだからこそ可能なことかもしれませんが、そのきめ細やかな指導は羨ましい)もあって、徐々に作品との関わり方を学んで行きます。

高校生ながら(もちろん個人差はありますが)、自分の意見を表現力豊かに言える生徒たちに、彼我の違いを感じたのは私だけではないでしょう。とにかく暗記一辺倒ではなく、生徒たちに自分の頭で考えさせる。対象について深く掘り下げて考えることを促します。フランスの学校教育の奥深さの一端を、この映画で知ることができたような気がします。

ボランティア仲間のひとりにフランス語に堪能な人がいて、フランス語のテストについての興味深い話を聞きました。語学のテストと言っても、単にボキャブラリーを問う穴埋め問題ではなく、あるテーマについて自分の考えをエッセイ形式で書かせたりするのだそうです。もちろん文章中の文法的チェックも行うのですが、同時にフランス語を使ってどれだけ表現できるかを問う。さすが哲学を重んじる国ですね。理屈っぽいと言えば理屈っぽいですが(笑)。こういう教育を重視している国に、いまだ暗記中心の日本が国際舞台で論を戦わせても勝てるわけがありません。


因みにこの施設は、情報機器を用いたりするので1日の入館受け入れ数に制限があり、観覧予約をした上での利用になるようです。興味を持たれた方は公式サイトから観覧予約の上、ご利用なさってみてはいかがですか?

ルーヴル・DNPミュージアムラボ公式サイト
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2008/7/19

悪事がバレて、赤福には良かったのだぁ〜!私にも(笑)  日々のよしなしごと

クリックすると元のサイズで表示します あんまりおいしいので一気に食べてしまいました。だから外箱だけ。

お伊勢名物「赤福」の冷凍餅を用いた消費期限の誤魔化しが発覚したのは、「赤福」創業300年という節目の年でした。一時は消費者の信頼を失い販売中止を余儀なくされましたが、この一件は起こるべくして起きた「赤福」再生への道筋だったように感じます。

最近名古屋への出張が多い夫の手土産は「赤福」です。あの騒動以来、「赤福」は原点に立ち返り本来の旨さを取り戻したようで、冷凍物ではないつきたての餅のモチモチ感が素晴らしい。隠れグルメの息子(←この人がなぜか味にウルサイんだなあ…)は「アゴ(?!)が落ちそうなくらい、餅がおいしい!上に乗っている餡はいらないくらいだ」と絶賛しました。すかさず「それを言うなら、”アゴ”じゃなくて”ほっぺた”でしょう?それに餅の上に餡だから互いの旨さが引き立って「赤福」なんだよ」とツッコミを入れましたが(笑)。

人間は人を欺いてまで利益を得て、一見得したように思えても、その実、自分の悪い行いによって心の方が蝕まれて、本来の人間としてのあるべき姿〜徳を失ってしまうものではないか?菓子屋なら、「他のどこにもない、おいしい菓子を人々に供したい」という思いが、その原点にはあったはず。

創業300年というタイミングで、「赤福」の不誠実が白日の下に晒されたのは、ご先祖の遺徳が、道を誤った子孫を救ったと言うことなのではないか?―おいしい「赤福」を頬張りながら、そんなことを思うのです。

■ブログ内関連記事⇒大阪出張土産に伊勢の「赤福」
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2008/7/18

野菜をいっぱい食べましょう♪〜ラタトゥイユ(風?)  「食」についての話題

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ネットのレシピを参考に作ってみました。

鶏もも肉と冷蔵庫の中のありったけの野菜(10種類以上)を一口大に切って、包丁の腹で潰した1〜2片のニンニクと一緒にサッとオリーブ油で炒めてから、コンソメスープの素と塩こしょうを適宜加えて、ル・クルーゼの鍋で水分を一切加えずにコトコト1時間以上煮る。

レシピにはトマトの水煮缶を使用とありましたが、私は生のトマト3個をクシ切りにして加えます。材料は鍋に山盛りに近い量なのですが、ル・クルーゼの重い蓋で無理矢理押し込んでしまう(笑)。1時間後には野菜からうま味たっぷりのスープが出ています。野菜もトロトロ。体が喜ぶレシピですね。

このところ出張続きで(今週など日曜出勤の後、月〜水に香川、木〜金名古屋の強行軍ですよ!)体を休める暇もない夫。外食続きで野菜不足なんじゃないかと心配なので、こういうレシピで応援したいですね。

最近、野菜料理に興味があります。料理研究家の浜内千波さんのレシピなど、これから挑戦したいですね。浜内さんは話の”間(ま)”が、お笑いタレントに攻撃の隙を与えてしまうのか、テレビでは彼らに突っ込まれ放題です。それでも意に介さずに自分の言いたいことを言い続けるおとぼけキャラが面白い。浜内さんをご存知ない方は以下のサイトをご参考に♪

浜内千波の楽しいキッチン 楽しく料理でダイエット

最近、多彩な料理研究家の活躍を目にしますが、その中に小林カツ代さんの姿がないのは寂しいですね。家庭料理の第一人者と言ったら、やはり小林カツ代さんです。
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2008/7/18

やっと新しいエアコンが我が家にやって来ました♪  日々のよしなしごと

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自宅マンションに最初から設定されていたリビングのエアコンが壊れてから早2週間。どうにか猛暑を切り抜け、何となくエアコンなしの状態に体が慣れた頃に(笑)、新しいエアコンが我が家にやって来ました。

エアコンと言うと白が定番カラーですが、我が家の新しいエアコンの色は”シャンパンゴールド”。名前からしておしゃれでしょう(笑)?実はこの色、買い換え需要で好評な色とか。その理由は新築から10年以上経過してくすんで来た壁紙の色に、違和感なくとけ込めるからだそう。おしゃれ感より、実利優先の理由だったのですね。確かに14年目に入った我が家の壁紙にも、来て早々に”シャンパンゴールド”がしっくり馴染んでいます。

省エネ大賞を受賞した優れた省エネ機能と空気清浄機能が気に入って購入を決めたのですが、電気代もこれまでの機種の半額以下(3分の1以下?)。さらにフィルター掃除機能も付いて、10年間フィルター交換の必要もなし。家電の進歩にも凄いものがありますね。

これで漸く夜も熟睡できるようになるかな?このところ日中はまだしも、夜が暑さでなかなか寝付けずに辛かったですから。何でも報道によれば、就寝中に気温が30度を超えると、半数の人が目を覚ましてしまうそうですね。皆さんはいかがですか?
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2008/7/16

あ〜疲れた(-_-)  日々のよしなしごと

今日は午前中いっぱいを病院で過ごしました。午前8時に家を出て、8時半に病院入り、その後3時間に渡る検査をし、検査料精算を済ませて病院を出たのが正午近く。予め言われた通りに雑誌や本を持参し、覚悟して長時間の検査に臨みましたが、やっぱり疲れますね!特に絶食状態で採血はキツイ。そもそもこのところの暑さでバテ気味なのでフラフラ。

しかし現金なもので、駅ビルの自然食レストランで(身体の声に従って?!)野菜を中心とした定食を食べたら、忽ち元気回復!今日は奮発して、デザートも食べてしまいました!!豆乳レアチーズケーキですけれどね(笑)。絶食の後だけに、おいしかったです♪

両手の甲に残った採血の注射針の跡が痛々しいけれども、自分としては好結果を期待しています。病院とは暫くお別れしたいです。通院は疲れるし、時間を費やすし、懐具合も痛めますから(3月から一体、どれだけの医療費がかかっているんだろう?)。

今日も外はうだるような暑さで、熱中症が心配なのでウォーキングは断念。しかし外出するだけで歩数は結構稼げるもので、現時点で6000歩近くにはなっています。帰宅時はバス停から自宅までの距離でもかなりの発汗があり、なかなか汗が引きませんでした。それもシャワーを浴びてサッパリ。汗をかくことは人間にとって本来自然なことで、身体の老廃物を出すことにも繋がるんですよね。そのせいか、最近お肌もスベスベです。エアコン無しの生活にも、身体が少しは慣れて来たのか(明後日には我が家に来るのですが)、帰宅後すぐに息子の部屋のエアコンにスイッチを入れることもなくなりました。うわぁっ、私って健康的!(笑)

ところで、去る月曜日の朝、卵焼きを作ろうと卵を割ったら、なんと双子ちゃんでした。写真に納めようと思ったのですが、みるみるうちに形が崩れてしまって撮影は断念。しかしいつもよりボリュームのある卵焼きが出来上がりました。二卵性って、鶏卵でも珍しいのでしょうか?それとも結構な頻度であるものなのか?この日は折しもサマージャンボ宝くじの発売日で、今回は久しぶりに一攫千金を夢見て宝くじを買ってみました(きっかけは最近の日経土曜版の「リタイアするには幾ら必要?」という記事なんですけれど。宝くじで高額当選を果たしたら、夫は会社を辞めるそうです)。二卵性の卵にあやかって、当たるといいな♪夫には仕事を続けて貰いたいですけれど。

外れたら外れたで、「いい厄払いになった」&「慈善事業に寄付した」と思えば良いかな(テレビの中継を見たら、シニアの方は平均して3万円も投資しているんですね。お金持ち?!我が家は…ヒ・ミ・ツ!)。
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2008/7/15

国際シンポジウム「美術館・博物館の挑戦」聴講記録(2)  文化・芸術(展覧会&講演会)

■青柳正規氏
「日本の国立美術館の現状と問題点について」
日本の国立美術館(国立西洋美術館、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館の4館)は、平成13年に独立行政法人に移管した。その年の年間入館者総数は約140万人。4年後の17年には400万人を記録しているが、これは「ゴッホ展」効果である。そして昨年度(19年)は、国立新美術館の新規開館もあって430万人と堅調に増加。因みにフランスのルーヴル美術館は年間800万人の入館者で、スタッフは2000人を擁し、年間運営予算は365億円に上る。それに対し、日本は5つの国立美術館全体でわずか125人のスタッフ、65億円の予算である。数字だけ見れば、かなり効率的な運営と言えるのではないか?昨年度は全体で15億円の収入を得たが、運営費の殆どは政府からの交付金頼みだ。しかも交付金は年々漸減しており(管理費4%減/年、人件費1%減/年)、独立行政法人化前に比べ、26%の大幅減となっている。

それでも戦略的な美術館運営と、市民への公共の福祉に寄与すると言う美術館の社会的意義から、企画展の実施は欠かせない。企画展は世界的名品の紹介、世界の美術品との比較、コレクションの特質の相対化、と言った意味でも重要な役割を担っている。しかし近年、開催経費の増大に、美術館は頭を悩ませている。世界的に美術展人気が高まり、美術品の評価額も高騰、それに伴う(万が一作品が損傷を受けた場合に支払われる)補償費用の保険料の高騰が、開催経費の大幅な増大を招いているのだ。

例えば、展示作品の総評価額が5億ドルの場合、保険料負担は1億円にものぼる。この1億円を捻出するのに、入場料を1500円として、12万人の来場者を必要とする計算になる。しかも開催経費には輸送費(世界的原油高でコスト増大)、設営費、警備費等もかかる為、できれば30万人の来場者を希望したいところだ。しかし、日本の大規模展覧会開催の特殊性として、新聞やテレビ局等マスメディアとの共同開催と言う体制があり、展覧会で上がった収益は出資比率に応じて還元される仕組みになっている。つまり、新聞社やテレビ局のサポートなしに展覧会を実施できない脆弱な経営体質が、美術館の大きな問題のひとつと言えよう(やみくもにメディアとの共催を否定するものではないが、メディアへの依存度が高まれば高まるほど、収益性を優先した企画になりはしないか?と言うのが、はなこの私見)。

因みに米国では免責はあるものの、補償費用として、政府が年額100億ドルを用意している。日本でも多少の補助はあるが、保険料の高騰には到底対応できないのが現状で、早急に米国のような政府による手厚い補償システムの確立が望まれる。その為には美術館側もリスク・マネジメントを強化する必要がある。透明性、公平性、公共性に優れた、美術館施設に対する第三者評価機関の設立によって公明正大な審査がなされ、十分な補償費用補助が展覧会実施に際して行われれば、展覧会、ひいては美術館の質的向上にも繋がるのではないだろうか?

【感想】
日本は「文化」の価値を過小評価し過ぎている。それは行政区分にも顕れている。監督官庁が文科省傘下の「文化庁」レベルであることからも、それは一目瞭然。防衛庁を防衛省に格上げするなら、文化庁も文化省に格上げすべきだと思う。「文化」とは国の顔であり、根幹を成すものだ。文化レベルで、国の格が決まると言っても良い。なぜなら軍事力や経済力は未来永劫維持できるものではないし、その威力は相対的なものに過ぎないからだ。

今回のシンポジウムでも、他国がいかに「文化」を国家戦略の中で重要なものと位置づけているのかがよ〜く分かった。特に台湾など、故宮博物院という巨大な中国文化の権化を野心的に活用しようとしている。その戦略は明確で求心的で、成功すれば台湾の国家としての「格」を大きく引き上げるだろう。

イタリアには、日本と同様の問題を抱えつつも、自国文化への揺るぎない自信と愛情が感じられた。どちらも日本に、特に政府の戦略に欠けているものだ。国家がもっと「文化」にお金をかけないと、いかに優れた「文化」も枯れてしまう。「文化」は植物と同じなのだ。愛情を持って育てる必要がある。

国立西洋美術館については、その立地のアドバンテージを果たして十分に生かし切っているのか、という疑問がある。美術館・博物館・大学という文化施設の集積性は、日本の他のどこにもない大きなアドバンテージである。例えば「上野ミュージアムパス」と言った地域限定のパスを発行して、1日或いは複数日自由に入館できるようにする、とか、ミュージアム・ウィークというイベントを実施するなどして、官民の垣根を越えて、美術館単独ではなく、地域全体で盛り上げて行こうという視点が、今後は必要なのではないかと思う。

また、首都圏の展覧会は、既に量から質への転換期を迎えていると思う。ただ単に海外から有名作品を数多く持って来れば良いというものではない。いかに見せるか、いかなる切り口で作品に迫るかと言う、学芸員の発想力、企画力が問われる段階に来ていると思う。それが来館者の満足度を左右し、ひいては美術館への愛着を深めて行く。その意味で常設コレクションは大切である。既存の財産を十分に生かすことが、美術館発祥の原点であり、美術館本来の役割である、作品の収集・保存・修復の充実にも繋がるのだと思う。

常々疑問に思っていることだが、来館者減を嘆く美術館・博物館は、地元の教育機関との連携を十分に図っているのだろうか?年に1度は地元の児童生徒が訪れる体制を、教育機関と協力して作る努力をしているのだろうか?その際、自治体も入館料収入より入館者実績で美術館・博物館を評価すべきだろう。地元文化に触れる機会の尊さは、お金では換算できないものだと思う。

最後に、質疑応答で最後の質問者が指摘していたように、こうした国際シンポジウムを単なる1日限りのイベントではなく、より実効性の高いものにする為には、テーマに関心を持って出席した人々から多様な意見を吸い上げて行く場としての機能を持たせる(アンケートの実施等)ことは重要だと思う。

【ちょっと気になったこと】
クリスティーナ・アチディーニさんの英語はとても聞き取りやすく同時通訳も不要なくらいだったが、周さんの英語は一文の中に情報がギッシリ詰まっている感じで、プロの同時通訳者もしばしば言葉に詰まる程だった。かつて仕事であるシンポジウムの統括をした夫曰く、それは周さんの配慮が足りないのでは?とのことだった。こうした通訳を介するシンポジウムでは饒舌にまくしたてるのではなく、いかに正確に、通訳を介して自分の言わんとしていることを聴衆に伝えるかが大事らしい。果たして周さんの講演内容は聴衆にきちんと伝わったのだろうか?
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2008/7/15

国際シンポジウム「美術館・博物館の挑戦」聴講記録(1)  文化・芸術(展覧会&講演会)

去る7月10日(木)、東京・九段下のイタリア文化会館において、読売新聞社主催で開催された国際シンポジウム「美術館・博物館の挑戦」に出席して来ました。以下はその聴講報告。(筆記メモを元に書き起こし。文責はなこ)

【パネリスト】
■クリスティーナ・アチディーニ フィレンツェ文化財・美術館特別監督局長官
■周功鑫 台北・国立故宮博物院長
■青柳正規 独立行政法人国立美術館理事長、国立西洋美術館長

まず、それぞれのパネリストの20分間の基調講演の後、1時間余りにわたりパネルディスカッションが行われ、最後に会場からの質疑にパネリストらが応答した。


世界から名だたる名品を集めた美術展覧会活況の一方で、日本国内の美術館の苦境が続いている。バブル時代に日本各地に次々と建てられた美術館・博物館は、その後のバブル崩壊と地方財政の悪化により運営予算が激減。新たな作品収集もままならず、コスト高から大幅集客を望める企画展もなかなか開催できない為、来館者数は減少し、その存続意義自体が厳しく問われているのが現状である。この苦境は先に独立行政法人化した国立美術館とて例外ではない。そこで今回のシンポジウムは、イタリアと台湾の美術館・博物館の現状と戦略に学び、今後の日本の美術館・博物館の活路を見いだすヒントを得ようと試みるものである。

■クリスティーナ・アチディーニ女史
1861年以前のイタリアは、各々の州が独自の自治を展開する都市国家であり、美術館も各都市で独自に運営していた。イタリアの美術館の特徴は1.ロケーション自体が魅力的、2.コレクションが優れている、3.天災・人災からの作品保護のシステムが確立されている、と言える。

特に従来、美術館の役割は作品の収集と保護が主体と認識しており、英米の観客ニーズ重視とは異なっていた。しかし近年、経済的危機、大気汚染による屋外展示物への被害と共に、現役世代や若者の古代作品への関心の薄れが問題となっている。特に学校教育における美術離れが顕著で、その対策として、1.新規美術館の開設、、2.既存美術館の拡充、3.企画展の充実に努めている。

現在ウフィツィ美術館には年間150万人の来場者がいる。元はトスカーナ公コジモ一世が建てた役所(ufficiとはイタリア語で”役所”の意)で、美術館としての使用を想定していなかった為、現状では多数の来場者の受け入れ体制に問題があり、現在改修工事を行っている。これによって現状の5000人/日から8000人/日の受け入れが可能になると予定している。また混雑緩和、及び地元民の利用を促す方策として、インターネットによる入場予約システムの導入や年に一度の秘蔵展の実施、さらに夏季限定で開館時間の夜間延長を行っているが、それらのサービスは観光客からは概ね好評である一方、地元民の利用促進には残念ながら繋がっていない。

(昨年、日本へのレオナルド・ダ・ヴィンチ作《受胎告知》貸し出しがイタリア国内で物議を醸したように)常設展に穴を開けてまで重要な作品を海外に貸し出すことへの批判がジャーナリスト等から上がるが、美術館としては、素晴らしい芸術は世界中の人々が楽しむべきもの、との認識で貸し出している。

芸術作品の保護及び鑑賞の手だてとして、地元の大学、研究機関、及び日本の日立製作所の協力の下、芸術作品を高精度のスキャナーで取り込みデジタル画像化するなど、IT技術の適用を積極的に試みているところであり、今後もこの分野は研究の余地が大いにあると考えている。

■周功鑫女史
故宮博物院は、年間の来場者が約260万人、その3分の1は外国人である。故宮博物院は台湾における文化ツーリズムの拠点と自負し、台湾の美的社会実現に大きく寄与したいと考えている。故宮博物院の使命は「教育」「作品の保存及び修復」「来館者への知的娯楽の提供(毎週土曜は午後8時半まで開館)」と認識しており、その一環として、デジタル・アーカイブの充実に努めると共に「文化育成センター」設立を計画。この文化育成センターでは以下の目標を達成したいと考えている。
1.Made in Taiwanを世界に紹介する:数千年にわたる中国文化のコンテンツを用いて、新たな作品を創出。
2.健全な官民共同体を目指し、台湾のブランド力を高める。
3.故宮博物院周辺地域の美観を改善する。
4.独創的な思想の交流の場を提供する。
5.故宮博物院の資源を基盤に、一流の人材の育成:デザイン、資金、ノウハウ、マーケティングを統括し管理。世界的に著名なアーティストと台湾の新人アーティストとの橋渡しをする。
6.知的所有権の確立

これは、まさに台湾の「文化創造産業」の拠点としての役割を担うものである。「文化創造産業」と言う概念は、元々英国で生まれたものである。芸術文化が工業、経済に及ぼす影響は大きい。現に英国では、その利益?(産業規模?)はIT産業の2.5倍にも及んでいる(V&A美術館が、創造産業の産業界に対する効果をリサーチ)。

(2)へつづく…
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2008/7/15

身辺雑記  日々のよしなしごと

☆このところの猛暑続きで、屋外でのウォーキングができません。仕方がないので自宅で”その場ウォーキング”やマンションの階段の上り下りをしています。これでも30分もやれば汗がたっぷり出ます。時々食べ過ぎたなと思っても、代謝が良くなった?おかげで減量は順調に推移しています(と言っても、”人並み”までは道遠し)。

★日曜日に電器量販店でエアコンを購入しましたが、エアコンが来るのは金曜日。それまでは、時々息子の部屋のエアコンで涼を取りつつ、猛暑に耐えねばなりません。今日など、夜になってもリビングは30度を超えています。アンビリーバブル?!

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☆息子に誘われて、14日が入場料1000円である東宝シネマズで、アニメ『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ(原題:HORTON HEARS A WHO!)』を見て来ました。20世紀FOX制作のアニメなのですが、森に住む象のホートンが、ある時風に舞う埃から助けを求める”声”を聞き、その埃(それは”小惑星”とも言うべきもの!)の中に展開する世界の、目に見えぬ小さき人々を助けるべく奮闘する物語です。互いの体のサイズがあまりにも違う為に、互いの姿を見ることはできないのですが、”声”を通じて互いの存在を認めあう。子供向けのアニメながら、異質な者同士が理解しあうことの大切さ、不可視なものの存在を認めることの意味など、作品が伝えるメッセージは、我々人間がその歴史を通じてずっと考え続けてきた普遍的なテーマです。何でも今から50年以上も前に、原作者(世界的絵本作家)と、ある日本人との交流から生まれた物語らしい。

「ホートン 不思議な世界のダレダーレ」紹介記事(シネマ・トゥデイより)

さて、子供たちに四面楚歌でも自分が正しいと思うことを貫く勇気と、他者への優しさを説くのは良いとしても、それまで対立していた者との和解のシーンがあまりにもあっさりとしていて、その点が大人から見れば物足りない。それまでの相手の執拗なまでの悪辣さを考えたら、とても「めでたし、めでたし」で全てを水に流すことなどできないのですが、そこはやはり幼い子供向けだからなのでしょうか(子供はいつまでも執着しない)?さらに「猿」のキャラクター設定も気になりました。米国の「猿」という動物への一般的イメージは「ずる賢く、愚か」なのか、そのいかにも狡猾な表情と愚かな団体行動という描かれ方に違和感を覚えました。それからすると、かつて日本人が「イエロー・モンキー」と揶揄されたことが、いかに屈辱的なものだったかが想像されます。まっ、子供向けのファンタジーに、そこまで深読みする必要もないのでしょうけれど、作り手の無意識下にある”刷り込み”が、作品にはどうしても顕れるわけで…


しかし、ここでもまた映画を見る以前の問題が。私たちの前の席に座っていた若い女の子2人。自分たちの前の席が空いているのをいいことに、予告編上映時に両足を前の座席の背もたれに乗せていました。見るに見かねて私は注意したのです。「お行儀が悪いから、それは止めようね」と。少し反抗的な口ぶりでしたが素直に足は下げてくれました。

意外にも上映終了後、息子に「お母さん、あのタイミングはマズイよ。もう場内は暗くなって、映画(予告編)も始まった時点で注意するなんて。終わってから注意すれば良いのに」と咎められました。「終わってから注意しても意味ないじゃないの?」とすぐさま私は反論。息子と同じ年頃の女の子が、公共の場で行儀の悪いことをしているのです。親の立場で、その場で注意するのは当然のことではないでしょうか?プライベートと公共の場では振る舞いも違って当然です。10代も後半になって、そのけじめさえつけられないのは恥ずべきことだと思う。彼女たちが足を乗せた背もたれの席に、後で座る人のことを想像しても気の毒です。

そもそも人に注意するのは簡単なことではありません。私だって声をかける前に心臓がバクバク言っています。小心者なのです。それでも大人の責任として、悪いことは悪いと声を上げる。誰かが声を上げないと、いつまでも悪いことは改まらないでしょう。むしろ歯止めがきかず増長して行くかもしれません(”そういうこと”は、ある程度の年齢が来れば卒業する、という見方もあるのかもしれませんが)。息子の言い分としては「自分に直接迷惑がかかるわけではないし、お母さんが注意することで自分も気まずくなるから嫌」らしいのですが、それこそ「自分さえ良ければいい」という考えの最たるもの。私よりもさらに小心な息子に情けなさを感じました。そういう風に育てたつもりはないだけに、つくづく子育ては難しいなと思いました(高3の息子が母親と二人で映画を見るのもどうかと思いますが…こと映画鑑賞に関しては親子と言うより”仲間”でしょうか(^^;))。
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2008/7/11

辛坊治郎氏出演時にはズームインを見る!  日々のよしなしごと

朝は大抵NHKかテレ朝の「やじうま」にチャンネルを合わせるのですが、辛坊治郎さんが出演する日は「ズームイン」を見ます。理由は、具体的に数値データを示し、目からうろこの落ちるような切り口で、テンポ良くニュースを解説してくれるからです。

どのチャンネルを見てもニュース素材は同じなのですから、それをどのように料理して出してくれるかが視聴者としては気になるわけで…、その意味で辛坊さんほど上手い料理人はいません。彼に比べたら、他局のコメンテーターのコメントのつまらないこと!大勢(たいせい)迎合型か、上から目線型が多いですね。もちろん全員とは言いませんが。

辛坊解説の面白さが、爽やかで人柄の良さは窺えるんだけど今ひとつピンと来ない、MC羽鳥氏の物足りなさを十分に補っています。その辛坊氏のインタビュー記事があったのでリンクしておきます。辛坊解説の面白さの秘密、原点がそこかしこに見られます。

辛坊治郎氏インタビュー

異邦人は結局どこまでも異邦人、と言う「距離感」に共感しますね。各自が抱える問題を解決するのは、結局当事者でしかない。「外圧」では駄目なんです。日本に真の民主主義が根付いていないのも、それが原因なのかもしれない。イラクにだって、米国が理想とするような民主主義は根付かないと思う。

↓こういう読み物もありました…

集英社文庫WEBコラム 辛坊治郎 ニュース用語虎の巻


8時になったら、スペイン語のラジオ講座が始まるので、テレビを消します。特にテレ朝にチャンネルを合わせている日は慌てて消します。「スーパーモーニング」はエグイ事件報道から始まるから。朝から、絶望したくなるような事件報道なんか見たくない。
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2008/7/10

ニュースへの雑感  日々のよしなしごと

★落書き問題:
イタリアはフィレンツェの大聖堂への落書き問題。落書きをした女子短大生6人のうち1人が学長同伴でフィレンツェへ自費で再訪し、フィレンツェ市に涙ながらに謝ったそうだ。逆に応対した副市長が「もうこれで終わりにしましょう」と女子学生を慰めたらしい。

この落書きを巡る一連の動き(報道)を見る限り、日本人のおバカぶりが目立つ印象。そもそも学校のカリキュラムのひとつである研修旅行で、訪問先の文化財に落書きをしたこと、ご丁寧にも学校名を記したこと、以上は単純におバカな行為ですね。その後の学校側の対応、今回の再訪しての謝罪、これはバカ正直な行為と言えるでしょうか。

大々的に報道された以上、学校側としては何らかの対応せざるを得なかったと思うけれど、まさか再訪までするとは…お金持ちなんですね。やっぱり日本という国は。過熱ぎみだったマスコミ報道はやや時間が経過してから(煽るだけ煽っておいて…まあ、いつものことですが)火消しに回ったのか、被害者イタリア側の反応も紹介したけれど、それによれば、日本での騒ぎにかなり驚いている様子。

両国の「落書き」を巡る温度差には、改めて両国の人間観の違いが浮かび上がったと言えるのかもしれない。端的に言えば「性悪説」のイタリアと「性善説」の日本。前者は「誰でも間違いは犯すもの(だから許してあげましょう)」。それに対し後者は「人間としてあるまじき行為(だから許せません)」。これもまたどちらが良くて、どちらが悪いと言う話ではない。価値観の違いなのだから。「落書き」を巡って、それぞれの立ち位置から判断したこと。例えばこれが国宝を誤って壊してしまった場合のケースを想像すると、壊してしまった人間は、日本人なら(周囲からの無言の圧力等もあって)自殺してお詫びしかねないところが、イタリア人は「誰だって間違いはある。そもそも形ある物は壊れるものだ」と言って事態を収拾させそうだ。

もちろん他の国で同様のことをしたら、(イースター島のモアイ像を傷つけた日本人が逮捕されたように)その国の価値観の下に、その行為の是非は判断されるものなのだろう。

★大分県の教員採用試験を巡る不正行為:
ほらね、言ったでしょう→日本は昔も今も格差社会。地方ってそんなものなのです。これは大分に限った話ではないはず。それにしても私が就職試験で悔しい思いをした20年前と、状況は全然変わっていないのだなあ…(嘆息)。ふざけるなっ!ちゅーの。

★ブログ、生きているのは2割弱:
総務省の調べによれば、インターネット上で公開されているブログ約1,690万の内、月1回以上内容が更新されているブログは20%に満たない約308万らしい。開設したものの、「訪問者が少ない」「更新が面倒」という理由で8割が放置しているのだ。内容が更新されているブログは、2004〜5年に100万から300万に増加したが、その後は300万で横ばい状態とかで、「安定期に入った」と総務省は見ているらしい。

私は300万ものブログが生きている(継続している)ということ自体、凄いことだと思うけれど…それにしてもブログでも「2:8の法則」が当てはまるとは…そちらの方が私としては興味深い(笑)。何事も「継続は力なり」。私はブログに記事を書くと言う意識で世の中を眺めることで、自分の脳みそが惚けるのを防いでいると思うので、体力と知力と経済力?が続く、そして一人でも訪問者がいる限り、ブログは続けるつもりです。

★山本モナ、不倫でまたもや降板か:
山本モナ、久々に本職復帰かと思いきや、なんと復帰当日の夜に、妻子あるプロ野球選手とタクシーでキスするわ、ラブホテルに乗り付けるわで、またもや不倫報道。前回、「美人キャスターが関西から東京キー局へ進出」と芸能マスコミにマークされて当然なのに、国会議員と不倫騒ぎを起こしてわずか5日で降板したのをお忘れか?「ホテルではお酒を飲んだだけ」と釈明してるらしいけれど、彼女、よほど酒癖が悪いのかしらね?自分の軽率な行動がどんな騒動を巻き起こすかの判断さえつかないなんて。

彼女がキャスター復帰した番組自体、日曜夜にモナ世代の女性をターゲットにしているのか、洞爺湖サミットを取り上げるも「仏サルコジ大統領夫人カーラ・ブルーニさんは…」って、お昼のワイドーショーじゃあるまいし、しかも彼女は今回来日してもいないのに…視聴者をバカにし過ぎ。眉上ぎりぎりまで前髪で額を覆ったモナ嬢の髪型も、番組看板のキャスターにしてはヘンな髪型だったし(額って顔の中でも知性を表す大事な部分だと思うので見せた方が良いのでは?)、冒頭から違和感アリアリの番組だった。

しかし、これですぐさまキャスターを降板と言うのも馬鹿馬鹿しい。クソ真面目な「ニュース23」とは全然毛色の違う番組なんだから、いまさら不倫キャスターは番組の看板にふさわしくないと言うのもね。寧ろこれを機にモナ嬢は心を入れ替えて、酒断ち、男断ちして、(当分は針のむしろ状態で)本業に邁進したら良いと思う。

★洞爺湖サミット閉幕:
何の成果も見られなかったどころか、先進国と新興国の対立が露わになってしまった。旧勢力と新勢力の対立の構図をまざまざと見せつけられてしまった形だ。そもそも世界的混乱を招いている石油価格高騰問題は、産油国とそれを投機の対象にしている金の亡者らを、会議の席に引き入れないと話にならないだろう?既に現時点で、非産油国の資産200兆円が産油国側(実質利権を独占しているアラブの王族)に移転したと言う。彼らには自らの富を、経済援助という形で貧しい地域に分配しようなって考えは毛頭ない。それは例えばUAEの建設現場で働く、貧しい国々からの出稼ぎ労働者の劣悪な雇用環境を見れば一目瞭然だ。彼らは人間以下の扱いを受けているのだ。こうなれば、石油依存からの脱却を急がなければならないだろう。

石油依存からの脱却と言えば太陽光発電が有効策のひとつだが、その発明者は日本企業なのに、今やドイツの後塵を拝していると言う。それは政策の違いが大きいらしい。ドイツでは太陽光発電で得た電力を通常の3倍だか4倍だかの価格で電力会社が買い取るよう法律で定められている為、太陽光発電への初期投資が容易に回収できる仕組みができていて全国的に普及が進んでいる。日本政府がドイツ政府のような思い切った政策に踏み切れないのはなぜか?ここでもよからぬ利権が絡んでいるのだろうか?

★CO2排出権:
今やco2排出権もビジネスの対象となり、ブローカーが介在して、その価格が高騰し始めていると言う。既に国内産業の排出削減策は限界点に達していて、途上国の排出権をお金で買うしかない日本。足下を見られて、一説にはその総額は5兆円にも及ぶと言う。それはすべて税金で賄われる。5兆円って、日本の国家予算の6%ですよ?!税収は減少する一方なのに、支出はあらゆる分野でうなぎのぼり。無茶苦茶だ!
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2008/7/9

今日も病院(>_<)  日々のよしなしごと

先週採血し、今日はその検査結果を聞きに行く日。予約を入れていてもやはり待ち時間がかかります。50日間にわたるカロリー制限と1週間当たり7万歩のウォーキングの努力の甲斐あって、検査数値はすべて正常値の範囲内に好転。やったぁ〜、これで病院とはしばしのお別れだぁ〜(半年後に婦人科検診があるので)と思いきや、無情にも先生は「来週また別の検査をします。それの結果が良ければ通院は終了です」と言われました。半日はかかる検査で、5回の採血(と書けば、わかる人にはわかりますよね)。ただでさえ血管が細すぎて毎回採血には苦労しているのに3時間の間に5回も。まだ私の手の甲(ここからしか採血できない)には2ヶ月前の点滴針の跡が幾つも残っているのに…ショックです!

で、以下は本当にアホ話なので、十分にお時間がある方だけどうぞ。
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