2007/5/29

いいな、いいな♪  「食」についての話題

 夫が昨日から3日間の予定で仙台へ出張している。「仙台と言ったら、牛タンだね。是非”利久”で食べて来たら?」と盛んに薦めたら、「そんな時間ないよ」と夫。しか〜し、ベッドタイム・コールで互いの1日を報告しあったら、しっかり食べて来たという言うではありませんか!「たまたま会社(仙台支社)の近くに”利久”の店舗があって、そこで現地スタッフと夕食会をしたんだ。いやあおいしかったね。厚みがありながら柔らかくって、ジューシィで」と至極ご満悦。いいな、いいな。普段は滅多に食べない牛肉、ましてや米国産は外食でしか食べない(と言うか、価格的に国産は手が出ない(^_^;))我が家でも、この牛タンはお気に入りだ。ランチだと値段もお手頃。座席によっては、目の前で焼き上がるのを見ながら待てる。職人さんのリズミカルに肉を返す手さばきや、ジュウジュウという音、香ばしい匂いが食欲をかき立て、待っている間も楽しいものだ。

クリックすると元のサイズで表示します ジュウジュウ〜思わずヨダレが…(^_^)

 首都圏のデパートの”ご当地”物産展でも、”利久”の牛タン弁当は常連だが、いかんせん本場仙台の店舗で食べる牛タンとは肉の厚みが違〜う。柔らかさも違う。それに温かくない。牛タンは米国産輸入牛のようで、一時その輸入が凍結されて牛タン業界は大変だったらしい。その最中に地元のデパートで開催された物産展で買った”利久”の牛タン弁当は、肉の厚みが焼き肉レベルの薄さな上に半分は味噌漬けの冷凍もの。不味いのなんのって、仙台の味の思い出が崩れてしまうような不味さだった。こうまでして販売するのは止めた方がいい。牛たんのイメージダウン必至だから(今は牛肉輸入再開でマトモな状態に戻ったとは思うが)

 やはり牛タンも本場仙台で食べるに限るのかなあ。今では通販でも買えるものではあるにしても。流通システムの発達は確かにモノの移動を容易にしたが、さすがにそれが生まれた場独特の雰囲気までは運べない。旅先の思い出の味は、味覚そのものだけでなく、上述したように視覚・聴覚・嗅覚と言った複合的な要素を含んだものだから。通販商品の入手はあくまでも次善の策で、本場との微妙な味の違いがまた、本場の味への思いをかき立てるように思う。

炭火焼き牛タンの店「利久」

 お土産は定番の「萩の月」を楽しみに待とう♪

2007/5/28

ふと思ったこと  はなこのMEMO

 鈴木杏と杉田かおるは顔面相似形?鈴木杏が40代になったら、杉田かおるのようになる
んじゃないか。ポイントは丸顔と垂れ目と丸い鼻(つまりタヌキ顔?!)

 杏ちゃんと言えば、子役の頃はとびっきりの美少女だった。女子大生になった今は一応可愛いのだが、”とびっきりの”とは言い難い。たぶん、その辺を歩いている女子大生よりは可愛いのかもしれないが、杏ちゃんレベルの可愛い女子大生は幾らでもいるような気がする(先日、大阪でお世話になったANAの地上職の女性はとびっきりの美女だった!今や一般人にも超美人はゴロゴロいるものだ)

 「昔神童、今タダの人」の喩えのように、時間の経過は時に残酷である。子役から活躍していた彼女。今は、ポジション的に難しい年頃なのかもしれない。”天才子役”も”女優”になったら”演技が上手いのは当たり前”になってしまうから、それプラス”時代性”や”抜きん出た美貌”(それから事務所の力?)などが求められる。現在の彼女は学業に重きを置いているということもあるのかもしれないが、女優として今後どうキャリアを積み重ねて行きたいのか、まだ方向性が定まらない感じで、使う側としても使いづらい時期なのではないか?―なんてことを素人ながら感じる。同世代では、長澤まさみや沢尻エリカ、井上真央などが時流に上手く乗っているのとは対照的だ。

 彼女の場合、”色気”や”可愛げ(隙?どこか抜けたところ?)”、そしてハングリー精神(恵まれた家庭のお嬢さんと聞いている)のなさが、ウィーク・ポイントのような気がする。”元名子役”の称号を得て、かつての輝きを失ってしまうのか、それとも大人の女優として脱皮を遂げ、演技派として大成するのか…気になるところ。

2007/5/28

松岡農水相の自殺の報に  気になったニュース

 石原都知事のコメントは頓珍漢だね。「死を以て償った彼は武士だった」って。マスコミもそういう珍妙なコメントを期待して彼にコメントを求めたのだろうが。それにしても首を傾げたくなるような、当世風に言うところの”ビミョー”なコメントだ。

 私は第一報を聞いたとき、擬装自殺の殺人なのかなと一瞬思った。お金絡みのことではいつも誰かが不審死を遂げるものだし。しかし最新のニュースでは8通もの遺書が見つかったと伝えている。このところ政治資金規制法違反の疑いで追及されていた農水相だが、もし違反行為が事実だとしても、自死を以て償うべき問題ではなかろう。償い方が間違っている。或いは死を以て口を閉ざし、迷惑が誰かに及ぶことを避けたのか?だとしたら、政治家として間違っていると思う。農林行政のエキスパートとしての能力は評価されていた人だけに、このような幕引きの仕方はとても残念だ。

 「政治と金の問題」は積年の問題だ。根本的なところを正さない限り、似たようなことはこれからも起きるだろう。こと「お金」の問題に関しては、与党も野党も関係ない。

2007/5/27

関西旅行はおいしい&楽しい(5)  関西を楽しもう♪

クリックすると元のサイズで表示します 
↑なんばグランド花月の5月プログラムの出演者一覧(左)と6月プログラムの表紙

 前述のように、都内の演芸場や落語の独演会には、これまで何度も足を運んだことがある。しかも大阪には何度も来ていながら、関西のお笑いの殿堂・吉本なんばグランド花月に行くのは今回が初めてだった。今回はGW特別興行ということで通常よりも2階席は1000円も割高である。因みに都内の演芸場の寄席は4時間近いプログラムで、観覧料金は3000円前後。よしもとNGKの3時間弱で通常でも3500円という観覧料はかなりの割高感が否めない。お金にはシビアなはずの関西人は、果たして”定価”で見ているのだろうか?それとも地元ならではの裏技を使って割安に見ているのだろうか?この点が私としては不思議でならない。まあ、そんなケチな疑問はさておき、今回の吉本NGK初体験について…

 私達家族は、18:45からの公演を見た。チケットは予め”よしもとじゃんじゃんネット”で予約済み。公演当日、建物1階入り口付近(向かって右端)の発券マシンに、予約時に使用したクレジットカードを差し込むだけでチケットは発券される。入り口に立つスタッフの案内に従ってチケットをもぎってもらい、2階席の私達はエスカレーターで2階へ。この辺りのことは、少し舞い上がってしまって記憶が定かではない(^_^;)。館内ではたこ焼きならぬイカ焼きの売り子嬢の元気な声が響き渡っていた。

 「大阪名物、イカ焼きはいかがですかぁ〜」300円だったかな?試みにひとつだけ買ってみた。二つ折りになった厚手のクレープ様生地の中にイカが少々。軽めにソースがかかっている。味はまあまあ。ボリュームはやや物足りない。あっという間に家族3人の胃袋に納まった。夕食は帰りに梅田の地下街でお好み焼きを食べようと決めていたので、売店ではお菓子とペットボトル入りのお茶を買った。周りを見渡すと、仕出し弁当を食べている人が多い。上野の鈴本演芸場だと、前の席の背面に折り畳み式のミニテーブルがついていて、その上に飲み物や食べ物を置くことができるが、吉本の座席は手狭な上にそういう物は付いていないから少し不便かな。まあ、サッサと食べてしまえば良い話ではあるが、せめてドリンクホルダーは欲しいところ(笑)。

なんとオリジナルのお茶まである。ホンマ商売上手でんなあ… クリックすると元のサイズで表示します 

 まず自分の座席を確認してからトイレへ(最後尾だったので、これは簡単だった)。席に戻るとほぼ満席の状態。この日座席チケットは完売で立ち見も出たらしい。どうやら立ち見が許されるのは1階だけのようだ。当初2階にいた立ち見らしき家族連れは、係員に促されて1階へと降りて行った。いよいよ開演時間、場内が暗くなった。聞き覚えのあるとぼけたメロディが響き渡る。吉本新喜劇の幕開けだ。

 舞台は京都の名旅館の前庭。名物女将の登場。続いて常連客の会社社長が妻子と秘書を引き連れ登場。応対する番頭ら。”お約束”の台詞、ポーズ、仕草に会場がドッと沸く。しかし当の私はしばらく早口の関西弁について行けない。場内の”笑い”について行けない。子供の頃、土曜の午後はテレビで吉本新喜劇を見ていた記憶がある。しかし関東に住んで20年余り。新喜劇から遠ざかって久しい。関東の出身者に聞いたら、新喜劇のテレビ放映は西日本のみで、関東ではなかったそうだ。関東育ちの高校生の息子は当然、新喜劇は初体験。早口の関西弁が理解できずに、キョトンとした表情をしている。テレビで、関東進出の吉本の芸人は多く目にはしていても、新喜劇はまた独特の台詞回し、雰囲気で、馴染みの顔もいない。戸惑うのも無理はない。

 昨年の3月に母子二人でロンドンに行った時もそうだった。出発1カ月前に日本でTicketmasterというサイトを利用してウエストエンドで上演中のミュージカル『マンマ・ミーア』を予約したら、なんと前から二番目の真ん中に近い席が取れた。すぐ近くに指揮者がおり、舞台真下のオーケストラボックスの様子も見える位置だ。舞台上で歌い踊る出演者の汗や唾が飛んでくるような、そして時々出演者と目も合うような近接した位置。演目は私が高校時代に慣れ親しんだABBAのヒット曲のオンパレードなので私は歌詞の意味が理解できたが、英語を学び始めてまだ3年の、ABBAのAの字も知らない息子はやはり戸惑いぎみで、笑えるシーンにも笑えなかった。物語も佳境に入って舞台も客席も大盛り上がりのところでさすがに神妙な顔つきの息子は目立ったようで、舞台の出演俳優のひとりが、息子をマジマジと見つめていた。「ごめんなさい。英語のわからない息子を付き合わせたのは私なんです(__;)」息子には気の毒なことをしたと思う。しかし後日、言葉の分からない息子でも十分楽しめる「STOMP」で、この埋め合わせはしたつもりである(..;)。

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します "STOMP"は"ドルビー"のCMでお馴染み 

2007/5/26

かつては権力者に独占されていた高層建築  関西を楽しもう♪

かつて権力の象徴であった… クリックすると元のサイズで表示します

関西旅行はおいしい&楽しい(3)に関連して

【追記】
 5月26日付の日経プラス1紙の「都心の高層ビルの屋上活用」に関する記事の中で、興味深い記述があった。
 
 江戸時代までの民衆は、お城のような高い建物から周囲を見渡すことができなかった。高層建築に上れるのは権力者だけ。明治時代に入り、飲食店が屋根の上にやぐらのような物見台を造って客寄せし人気を集めたのは「上に行きたいという民衆の欲望にマッチしたから」と見る。(大阪市立大学都市研究プラザ教授の橋爪紳也氏)

 現代は1000円前後の観覧料を支払えば誰でも展望室などの高い場所から街を俯瞰できる。さらに近年はタワーマンションが各地に誕生し、高層階を買うとなればそれなりの分譲価格ではあるが、かつてほどの高値の花でもない。もはや塔や高層建築は、イコール権力の象徴ではなくなってしまったと言える。しかし人の欲望(特に他者よりも優位に立ちたいという思い)は際限がないから、現代の権力者(一国の王でなくても巨万の富を得た成功者は、ある意味権力を手中に収めたと言えるだろうか?)は宇宙を目指す。そうして庶民をまた突き放すのである。

2007/5/25

ベビーカーの事故の報を聞いて  はなこのMEMO

「ベビーカー挟み電車発車、4カ月男児、母軽傷」(読売新聞) 

 まずは今回、ホームにいた人の機転で緊急停止ボタンが押されたこと、ホームにいた男性が電車に引きずられたベビーカーの中の赤ちゃんを助け出したことで、大事に至らなかったことは良かった。とは言え、母親、赤ちゃんを助けた男性、赤ちゃんの3人が転倒で軽傷を負っている。5年前にもJR東日本の京葉線ホームで同様の事故は起きていた。

「電車がベビーカーを挟んで20m引きずり2歳児軽いけが」(事故予防情報サイト)

 その事故と翌月に起きた事故を受けて、当時のJRは、2(3?)センチ程度の異物が挟まれば検知できるセンサー・システムへの対応を求めて、メーカー2社にベビーカーの車軸の直径が2センチ以上となるよう設計を変更してもらっている。しかし、今回も事故は起きた。

 今回JRは25日未明から、同社管内の約8000両についてドアセンサーの緊急点検を始めた。同社によると、ドアは床から30センチまでは2センチ以上それより高い所では3センチ以上の太さのものが挟まるとセンサーがすき間を検知し、自動的に開く。警察の調べでは、挟まれたベビーカーの右側前輪のパイプは、直径2・2センチだった。今回は母親(27)が、ベビーカーの前輪を持ち上げた時にドアが閉まり、電車の床から約60センチ付近でパイプが挟まれたため、センサーが作動しなかったとみられる。

 先にリンクの事故予防情報サイトでは、モニターや目視による細やかな安全確認を前提に、ハードウエア上の事故防止対策も具体的に提言している。

★発車時にドアに接触しているものを確実に確認するシステムが必要
 ⇒電車の各車両の両端に感知器を設置し、電車が発車する時には
 センサーで遺物が電車に接触していないことを確認してから発車するようにする。

 しかし、これは導入されていない。このサイトの提言がJRで検討されたかどうかも分からないし、たとえ検討されたとしても費用対効果の点で見送られた可能性はある。今回大きくニュースとして報道がなされたが、冷静に見ると、今回起きたような事故に近いヒヤッとする場面は日常的に数多く起きているとしても、この5年間で事故はわずかに3件である。JRから見れば、正常運行に支障を来す車両故障や信号トラブルや電車への飛び込み自殺などがはるかに件数としては多く、それらの対策が緊急性が高いと見なされているのかもしれない。センサーの精度をこれ以上高めることも、過密ダイヤな上に運行トラブルが相次いでいる現状では対策としては現実的ではない。
 
 以前もベビーカーについて書いたことがあるが( 「ベビーカー、便利な道具だけど…」)、ベビーカーは所詮”育児のお助け道具”のひとつに過ぎず、使う人間が細心の注意を払って使用しなければならない。ベビーカーに助けられているのは乳幼児ではなく保護者であり、便利な道具は使い方次第で凶器にもなり得ることを自覚する必要がある。そして使い方を誤れば、真っ先に危険に晒されるのがベビーカーに乗っている乳幼児であることを大人は忘れてはいけない。今回の事故の場合、右前輪のみが電車のドアに挟まれたということは、駆け込み乗車だったのだろうか?発車のベルが鳴ってから電車が動き出すまでに時間的猶予があることからの推察である。今さら言っても仕方のないことだが、母親には次の電車を待つぐらいの余裕を持って欲しかった(過去の事例に照らしても、焦っている時ほど事故は起きやすいからね)

 ベビーカーの使用に際して起きる社会との摩擦や使用者の不都合は、人口が過密な都会ならではのものである。都会に人口が集中するのは都会生活が便利だからに他ならない。言うまでもなく人間は全てを手にすることはできない。全てを自分の思い通りにすることもできない。何かを得るなら何かを諦めなければならない。何かを享受する代りに何かを我慢しなければならない。

 都会独特の使い辛さを覚悟の上でベビーカーを使い続けるなら、利用者の側にも留意すべき点がある。以下のサイトなど参考になると思う。

「ベビーカーの安全な使い方〜お出かけ編〜」

 とは言え、かつて私自身も通った道だ。私は自分の経験を踏まえて、乳幼児を抱えながら単独で行動されているお母さんを見かけたら手助けするようにしている。エレベーターのない駅の階段の上り下り等さぞかし大変だろうし、第一足下がよく見えなくて危険だ。この記事を読まれた方も、そのようなお母さんを見かけたら、是非助けてあげて欲しい。手助けを必要としている人にとって最終的に頼りになるのは、やはり周りに居合わせた一人一人の思いやりだと思う。そうした周囲の配慮が、母親のゆとりある行動にも繋がるだろうから。

 最後に駅の利便性について。様々な鉄道会社の駅を利用しているが、改札階・ホーム間のエレベータ設置が最も遅れているのはJRではないか?ベビーカー利用者だけでなく、体の不自由なお年寄りや障害者の為にも早急に設置すべきだろう。

2007/5/22

太鼓持ちの評論家は要らない…  映画(2007-08年公開)

 さる掲示板で「ブロガーの映画批評は意味があるのか?」と言った主旨の投稿があった。私は「ある」と思っている。もちろん数多あるので玉石混淆なのは仕方ないとして…

 映画評論をメシの種にしているプロの評論家は、大抵一般の試写会よりも早く、映画会社や配給会社が用意している試写室で、会社からの招待を受けて見ている。想像するに、タダでいち早く見せて貰いながら、作品について大っぴらに批判をしようものなら、この次からはお呼びがかからなくなるのではないか?招待する側にしても、評論家の批評で、作品の”権威づけ”と宣伝をしたいはずである。互いの利害関係が一致しているからこそ、この商売は成り立つ。

 かつて深夜番組で、井筒監督が自腹批評をやっていたのは、こうした映画(制作or配給)会社と映画評論家の甘ったるい関係に一矢報いたかったのだろう。事実、最近プロの評論家が書く映画批評はつまらないものが多い。海外の主だった映画祭での評価、権威づけを盲信して、太鼓持ちに終始している評論家―自らの保身の為に、業界で生きて行く為に、本音が言えない評論家もきっと少なくないはず。ことさら自らの取材経験を披瀝して、忙しいと吹聴する評論家の記事に限って、文章が稚拙で、批評もてんで参考にならない薄っぺらい内容だったりする。

 寧ろ最近は、業界とは利害関係の一切ない、或いは希薄な一般のブロガーの映画批評の方が(試写会招待で見たとなると、心なしかトーンダウンしちゃうんだよね。私の場合(^_^;))、洞察鋭く、作品解釈が的確で、読み応えのある内容であることが多いような気がする。しかも既に多数の読者を得ている有名ブログだけでなく、アクセス数は少なくとも内容的に目を惹くブログも少なくない。

 プロとアマの境界線とは何なのだろう?と最近とみに思う。プロがアマを凌ぐ点は、強いて挙げるならば、プロならではの業界人脈や情報収集力だろうか?ブログ文化の浸透で、映画評論の世界は、新たな展開を見せていると思う。

クリックすると元のサイズで表示します《2007年5月22日の青空》

2007/5/22

意外な検索ワードで辿り着いている…  日々のよしなしごと

 最近、無料のアクセス解析システムを導入した。使ってみると面白い。特に「生ログ」や「検索ワード」で、ブログ来訪者が意外なところから、意外なワードで、このブログに辿り着いているのを知り、チョットばかり驚いている。

 ここ数日はなぜか『硫黄島からの手紙』を検索ワードにここに来ている人が多かった。最近DVDの発売やレンタルが始まったのだろうか?次いで、パッチギの製作者『李鳳宇』氏。これはつい最近『パッチギ』がテレビ放映され、その続編も公開されたからだろう。今朝はブログを開いてみたら、アクセス数がいきなり100近い数字を記録していたので(普通はせいぜい20〜30なのに)調べてみたら、『ブロークバック・マウンテン』で来訪した人が圧倒的だった。やはりテレビ放映か、DVD絡みなのか?

 「検索エンジン」はYahoo!が圧倒的に多く、次いでグーグル。そこに飛んでみたら、このブログが、検索ワードアクセス全体のどの位置(つまりアクセス・ランキング)にあるのかがわかる。数十万件ある中で「ブログ」カテゴリーではなく、なぜか「ウェブ」カテゴリーで、10位以内に入っていたりするから驚く。中には1位を記録しているものもある。そんなにこの記事が読まれていたん?と改めてビックリ?!

 チョット怖いなと思ったのが、来訪者の所属を示す「リモートホスト」。中には「宮内庁」というものがあった。ボランティア先の美術館関連のも。もちろんせいぜい組織レベル、或いはどこにある端末かを知るレベル。個人なんて特定できない。それでも誰が読んでいるかわからない怖さを感じた。相手が私のブログ記事を読んで、何を感じたか、何を読み取ったか、こちらとしては知る由もないから。

 本当かどうか知らないが、いつだったか、インターネットは元々米国が軍事目的で開発したものなので、「現職大統領の名前」や「米国」という言葉を使用したネット上の情報はすべて監視されているという記事を読んだことがある。膨大な量なので、当然コンピュータ・システムで量的監視をしているだけだと思うけど。
続きを読む

2007/5/18

(22)試写会『プレステージ』(原題:THE PRESTIGE)  映画(2007-08年公開)

クリックすると元のサイズで表示します
 
 試写会、当たらない時には全然当たらない。当たる時には続けて当たる。

 川崎チネチッタの女性限定試写会に昨夜友人と行って来た。今年チネチッタはチネチッタとして開業して20周年、ラ チッタデッラとしては5周年に当たるそうである。それを記念して、6月1日(金)〜3日(日)の3日間、Festa Italiana a LA CITTADELLAというイベントが開催されるようだ。その関連か、今回の試写会ではその宣伝チラシと共に、仏ワイン(赤・白)他、国内外の食品の詰合わせパックのお土産まで付いていた。ちょっとしたサプライズ・プレゼントだった(笑)。

 「しっかり見ろ」―表現はさまざまだがニュアンスとしてはほぼこの言葉に近い言葉が劇中何度となく繰り返される。観客は舞台を見ているようで肝心なところは何も見ていない。そういう観客の迂闊さが大仕掛けのトリックの成功を支えているとも言える。しっかり見ているつもりでも、たぶん騙されてしまうのだ。逆にタネを明かされようものなら、途端に興ざめしてしまう。とどのつまり、トリックとは騙されてナンボのもん、ということなんだろう。

 この作品は男性マジシャン二人の確執を軸に物語が展開するのだが、"トリック”に取り憑かれた二人の対決が陰湿で、ネチッこくて、いやはや男性のライバル意識や執念や怨念も女性に負けず劣らず凄いものだと恐れをなした。この二人を人気俳優ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールが演じており、二人の間を行き交う美しきヒロインが今をときめくスカーレット・ヨハンソンである。

 しかし、この作品の演出を手掛けたクリストファー・ノーラン監督、彼の名声を一気に高めた『メメント』を私はあいにく未見なのだが、その後の『インソムニア』『バットマン・ビギンズ』を見ても感じたと同様にどうも「女性を描くことがあまり得意ではないのかな?」という印象が否めない。当代きっての”華”であるはずのスカーレットの魅力が本作ではあまり伝わって来ないのだ。露出度の高い衣装で惜しげもなくセクシーな肢体を晒してはいるものの、強烈な男性二人の対決の影に隠れて、彼女の存在感は今ひとつ薄い。男を惑わすファム・ファタールを演じた『マッチポイント』の彼女の方がずっと良い。

 物語の展開も、印象としては『デジャブ』で感じたようなモヤモヤ感が残った。物語の舞台となった20世紀前後は工業化時代、科学の時代であったのだから”ソレ”もアリなんだろうが、おかげで純粋なサスペンス劇とは言い難くなった。おそらく鬼気迫る二人の心理的駆け引きがこの作品の一番の見どころであり、物語の整合性や合理性よりも優先されたのだろう。

 キャスティングは主役級の3人を始めなかなか豪華。名優マイケル・ケインに、お久しぶりのデヴィッド・ボウイが脇を固めている(そしてLoRのゴラムも!)。米アカデミー賞撮影賞、美術賞にノミネートされただけあって映像も美しい。トリックの監修も当代随一のマジシャン、デビッド・カッパーフィールドが手掛け、いかにもお金をかけた映画という感じだ。こういう大仕掛けの”トリック”は観客も好きだろう。

 Yahooのレビューサイトには既に20以上のコメントが寄せられている。それらをザッと読んでみたが、本当に感想、評価はひとさまざま。たぶん、そういう映画なんだろう。『ザ・シューター』よりは、個人的にはこちらの方が好み。

クリックすると元のサイズで表示します
                     クリックすると元のサイズで表示します

2007/5/15

(21)試写会『ザ・シューター 極大射程』(原題:shooter)  映画(2007-08年公開)

クリックすると元のサイズで表示します 俺は孤高のスナイパー…

 本作は、前年度に発行されたエンターテインメント&ミステリー小説の読者投票によるランキング「このミステリーがすごい」2000年度版で、海外部門第一位に輝いた小説『極大射程』(上下巻)の映画化らしい。例によって私は原作を読んでいないので(¨;)、あくまでも映画作品としての感想である。

 ここ最近のエンターテインメント系映画の傾向のひとつは、「アフリカ」、「アフリカを食いものにする先進諸国」、「(喩えるなら)巨象に立ち向かう1匹の蟻」という3つのキーワードで語れると思う。本作もその傾向に見事に嵌った作品と言える。今やヒーローの敵は国家(ソ連)やイデオロギー(テロリスト)ではなく、そうしたものを超えたところで手を組んで「搾取により巨利を生み出すシステム」である。こうした戦うべき相手の変遷も興味深いところだ。次は何が来るのだろう?

 もっとも本作は、これらの重なる要素を持ちながらも、既出の作品群とは趣を異にしている。あくまでもスナイパーの個人的な義憤に焦点が当てられ、社会派色はかなり薄め(それを期待する方が間違っているのかもしれないが)巨悪に立ち向かう孤高のスナイパーの活躍が物語の肝であり、真骨頂でもある。

 しっかりとした原作があるからプロットに破綻はない。キャストも熱演。ところが何か物足りない。どことなくチープ感が漂うのだ。このことは映画を見ながらずっと気になっていた。見終わって、アフリカ問題に触れながら、アフリカでアフリカを描いていないことに気がついた。既出の『ナイロビの蜂』にしても、『ラストキング・オブ・スコットランド』にしても、そして現在公開中の『ブラッド・ダイヤモンド』にしても、アフリカの壮大で豊かな自然をあますことなく描写している。それが、搾取され続けるアフリカの悲劇性を際だたせ、物語をよりリアルに感じさせているのは間違いない。
 
 制作予算の関係なのだろうか。本作は殆ど北アメリカ大陸で撮影が敢行されたと想像するが(これはこれで、雄大なロッキー山脈の眺めが素晴らしいとも言えるが)、宣伝で比較対象に挙げられている”ジェイソン・ボーン”シリーズの贅沢な海外ロケに、どうしても見劣りしてしまう。これでは主役で好演したマーク・ウォールバーグがあまりにも気の毒である。この辺り、見方によっては物語のスケールを矮小化していると言えなくもないが、それともアフリカの話は最初から”刺身のツマ”でしかなかったのか。

今後も楽しみなマーク・ウォールバーグとマイケル・ペーニャ クリックすると元のサイズで表示します

 ところでアメリカのアクション・ヒーローには、スティーブ・マックィーン(子供の頃大好きだった!)を祖とする”猿顔”の系譜の連なりでもあるのだろうか?本作のマーク・ウォールバーグ、マット・デイモン共正統派の美男子とは言い難い。しかし、かつてスティーブ・マックィーンがそうであったように、激しいアクションも厭わないクールで野性味溢れる魅力を発散して、幅広い人気を獲得しているようである。

 因みにマーク・ウォールバーグはボストンのスラムに9人兄弟の末っ子として生まれ、少年時代は相当なワルだったらしい(『ディパーテッド』出演陣の中で、映画で描かれたボストンの裏世界を最もよく知っていたのは誰あろう、このマークである)。一時は兄に誘われ人気アイドル・グループ”ニューキッズ・オン・ザ・ブロック”にも在籍したことがあるらしいが、グループのクリーンなイメージに馴染めずに早々と脱退。その後何やらワルさをして刑務所に収監されるなどしたが映画出演のチャンスを掴み、『バスケットボール・ダイアリーズ』で共演したディカプリオの推薦で『ブギーナイツ』の主役を射止めて以後は着実に成功の階段を昇っている。今後の活躍が益々楽しみな中堅俳優の一人である。共演のマイケル・ペーニャも要注目の俳優だ。どこかで見覚えがあるなと思ったら、現在公開中の『バベル』『ミリオンダラー・ベイビー』『クラッシュ』と、このところの話題作・秀作への出演が(脇役ながら)目白押しの俳優なのだ。

【参考リンク】
マーク・ウォールバーグ インタビュー

原題は冠詞がついていないのに、邦題にはついているのが不思議だった。それについて言及している記事があったのでご参考までに。未見の方はネタバレにご注意。
アメリカTV/映画ノーツより

以下はネタバレにつき、Read Moreで…

続きを読む

2007/5/14

関西旅行はおいしい&楽しい(4)  関西を楽しもう♪

 慌ただしくも楽しい時間はあっと言う間に過ぎて、大阪に戻る時間が来てしまった。神戸にいたのは賞味6時間くらいか。これで神戸を堪能したとは言い難い。次回はもう少しゆったりと過ごしてみたいと思う(案外、そこに心を残した方がまた来られたりするから不思議)。帰りは神戸ポートタワーから陸側に向かって延びたペデストリアン・デッキを歩き、最寄りの神戸市営地下鉄みなと元町駅から乗車して三宮・花時計前駅で下車。そこから再び阪急神戸線に乗り梅田へと戻った(神戸観光1dayクーポンの使用はここまで) 。いよいよ次は今回の旅のメイン・イベント?である吉本なんばグランド花月の公演だ。

クリックすると元のサイズで表示します 帰り際に貰ったチラシ数枚と5月のプログラムとチケットの半券

 我が家(私?)は無類の”演芸”好きである。結婚後は夫婦で、子どもが出来てからは家族で、はたまた私一人でも、上野の鈴本新宿の末広亭浅草演芸ホールの寄席を見に行ったり、談志志の輔小朝の独演会に足を運んでいる。イマドキTVでも気軽に見られるとは言え、やはり”生”は良い。演者の唾が飛んでくるくらいの最前列・ど真ん中の席で見たことが何度かあるが、演者と直接やりとりする機会などもあって(因みに私は先代正楽と当代正楽の”紙切り作品”を持っている。これはその場でリクエストして切って貰うもの。挙手して「○○(を作って)っ!」とアピールするのだ。即リクエストに応える師匠の早業がひとつの売りになっていて1回の公演で貰えるのは3〜4人)、舞台との一体感を感じられるのは、やはり”生”ならではのものだろう。

 その意味で心残りは”やすきよ漫才”を”生”で見られなかったことである。先日NHKで舞台名作選として、やすきよの40(45?)分に渡る丁々発止の漫才の放映があったが、その迫力たるや、今の若手は遠く及ばない。やすきよの二人の神経がいつブチ切れるかと、見ているこちらまでハラハラするような凄い漫才であった。二人の漫才はまさに”闘い”である。(あくまでもイメージとして)破天荒な天才肌と生真面目な努力家のまさに真剣勝負といった趣。吉本NGKは、その後輩達の舞台なのである。弥が上にも期待は高まる。

 ところで今回の関西旅行は前々から計画していたものではなく、当初申込んでいたN社(まただよ(¨;))のバスツアー(北関東の花の名所を巡るツアー)がGW3週間前になって催行中止になった為、急遽ANAで申込んだ飛行機・ホテルセットのフリープランである。早速まっぷるマガジン『京都・大阪・神戸』を買い、イマドキの関西ネタを下調べ。このところの第2次お笑いブームもあってか、吉本が大きく取り上げられていた。そうだ!関西と言ったら吉本だ、と思った私は、吉本もネットでチケットの予約が可能なことを知り、早速サイトにアクセスしてみた。

なんばグランド花月公式サイト

 GW特別興行とあって、観覧料は通常1階席4000円、2階席3500円のところが、一律4500円である。吉本もあこぎな商売をしよりまんなあと思いつつ、出演者をチェックしたら、子どもの頃から馴染みのオール阪神・巨人や三枝の名前があったので、やっぱり見たい。しかし、アクセスした時期が遅すぎたのか、またGWと言うこともあって、取れたのは2階席の最後列。通常より1000円も高い。高い上に最後列。大丈夫かいなと内心思ったが、家族がガッカリするといけないので、このことは口にしなかった。念のためカバンにオペラグラスを忍ばせた。

 阪急梅田駅から地下鉄御堂筋線でなんば駅へ。GW最後の土曜の夕方とあってか、もの凄い人出。土日の横浜駅構内の人混みにもいつも辟易しているが、ここも負けず劣らずの混雑。それどころか、それに関西弁のおしゃべりが加わるから圧倒される。それにしても皆よくしゃべるなあ…さすが吉本(新喜劇&漫才)で子どもの頃から鍛えられているだけあって?会話のテンポが小気味良い。人並みかきわけてやっとのことで地上に出たが、外が暗いせいか道がわかりづらい。手近の店舗の店員さんに道を聞いて、吉本の看板の前までどうにか辿り着いた。

クリックすると元のサイズで表示します 矢印に従ってビルに入ったら、ゲームセンター(以下GC)?! 

GC内部の左手ガラスのドアを出ると、正面にあった! クリックすると元のサイズで表示します

 写真は帰り際に急いで撮ったので斜めになっているが、実際はGCを出ると正面にNGKのビルが立っている。以外にスッキリとした外観?私の方がコテコテの関西風を期待し過ぎたか?(笑)

2007/5/13

関西旅行はおいしい&楽しい(3)  関西を楽しもう♪

 六甲山から下界に戻って再び阪急神戸線に乗り、今度は神戸一の繁華街がある三宮駅へと向かう。三宮に降り立つのは、OL時代に大阪の友人を訪ねた時以来だから約20年ぶりだろうか?前回の(映像的な)記憶は全く残っていないので、初めてと言っても良いくらい。駅のガード下の猥雑さは上野のアメ横のようだ。人も多い。面白いなと思ったのは、ガード下にある店舗群の裏手に広い歩道があり、それに沿うように幹線道路が走っているところ。通常ならば目抜き通り的な所で、ウインドーショッピングを楽しみながら歩くような場所なのに、店舗の裏側を見ながら歩くことになる。歩道が無駄に広い(笑)。この日は夕方になんばグランド花月に行く予定(既にネットでチケット予約済)なので、それから逆算しての行動となる。とにかく慌ただしい。早足で歩く歩く。

 神戸と言ったら南京町は外せない。前回、南京町に来た記憶が全然ないのだが、どうしてだろう。それはさておき、南京町への道のりは三宮駅からひたすら海に向かう感じ。横浜で言えば、JR関内駅から横浜中華街に向かうのと同じ感覚だった(横浜中華街へは普段石川町駅から行くことが多いのだが、今回は距離的に関内駅)。途中にアーケード街がある。これは長崎の「浜の町」に雰囲気が似ているかな。段々と漢字だらけの看板が増えて来て、中華街が近いことを感じさせる。

 駅から15分ほど歩いて南京町の中心にある南京町広場に到着。コテコテの中国風の「あずまや」が印象的。写真ではそれほどでもないように見えるが、GW&土曜の午後ということもあって、実は黒山の人だかりだった。周辺の道路は人、人、人でごった返していた。やたらと皿の上に乗ったオレンジ色の食べ物が目についたが、あればマンゴーなのだろうか?広場に面した豚まんの店「老祥記」で有名な豚まんを買おうかと思ったが、「あづまや」沿いにその豚まんを買い求めようと長蛇の列が出来ていた。横浜の中華街でもこんなに人は並ばないぞ、というくらいの長蛇の列。時間がないので諦めた。

 そう言えば、なんばグランド花月(以下、なんばNGK)近くのチーズケーキ店も有名店なのか、長蛇の列が出来ていた。私達家族がなんばNGKに向かっている夕方だけでなく、公演が終わって帰る時にも列が途切れておらず、列の半ば辺りで店員が「すみません、ここでもう売り切れなんです」と謝っている姿が見えた。日本人はつくづく行列が好きな民族だなあ…主食でもない食べ物の為にこれだけ並ぶ国民って、他にいるのだろうか?

豚まんの店「老祥記」 クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します

 広場近くでなぜか六甲山牧場の売店を見つけた。六甲山牧場で(記憶違いかもしれないが)350円だったソフトクリームがここでは300円である。牧場では昼食を食べて満腹となった為に食べ損ねたソフトクリームをここで食べた。爽やかな味。お土産に牧場限定のチーズケーキも購入。

 南京町を後にしてさらに海に向かって10分。メリケンパークへと至る。横浜で言えば山下公園か。異人館のある山の手、中華街、旧外国人居留地、海沿いの公園。「元町」だってある。神戸の街は横浜にそっくりである。人間が考えることはつくづく同じだなと思う。
 
クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します
写真左は建築家の安藤忠雄氏が監修したという、巨大な魚のオブジェ。「踊る魚」だったかな?
右はメリケン・パーク内の様子。あいにくの曇り空で、海側の景色はいまひとつ。


クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します

 メリケンパークに来たら、やっぱり神戸ポートタワーへ。入場料は1dayクーポンで支払う。我が家は旅先で、その地のランドマークタワーに上って街を俯瞰するのがひとつの習慣のようになっている。これまでにも横浜のランドマークタワーは当然として、池袋サンシャインビル、東京タワー、東京都庁展望室、札幌タワー、五稜郭タワー、京都タワー、横浜マリンタワー、梅田の空中庭園展望台、各地の城の天守閣、NYのエンパイア・ステート・ビル、パリのエッフェル塔、ベネツィアの鐘楼、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂のドゥオモ、エジンバラ城(昨年は息子だけロンドンのセント・ポール寺院の天蓋へ。その間、私は礼拝堂で聖歌隊の歌を聴いていた)など、国内外でその眺望を楽しんで来た。高層の建造物から街を俯瞰すると、この私でさえ、まるでその地の支配者になったような気分になるのだから、過去の権力者達がこぞって高い塔を建てたのは、単に戦略上の必要性だけではなく、塔が彼らの権勢欲を充たす物だったからだろう。 

日本各地のタワーの運営会社は連携しているのか、大抵のタワーの展望室には各地のタワーの写真がズラリと掲示されている。しかし今回の神戸ポートタワーに、廃業が決まった横浜マリンタワーの写真はなかった。一抹の寂しさを覚えた。

2007/5/12

関西旅行はおいしい&楽しい(2)  関西を楽しもう♪

クリックすると元のサイズで表示します

 1泊2日の旅と言うと、現地へ移動して観光、観光して地元へ帰還と、慌ただしい旅になるのは仕方ない。我が家(私?)の場合、限られた時間で何を食べ、何を楽しむか、ということだが、そこで役立つのが1dayパスである。今回は1日目は神戸観光、2日目は大阪観光に充て、それぞれ「スルッとKANSAI神戸観光1dayクーポン」(大阪梅田駅から神戸、拡大版2300円)「スルッとKANSAI大阪周遊パス」(2000円)を使った。どちらもJR以外の私鉄・地下鉄・バスなどに乗車でき、観光に便利なクーポンが付いている。特に大阪周遊パスは、添付のクーポン(割引ではなく無料!)で通天閣や市立博物館・美術館、大阪城天守閣、サンタマリア号デイクルーズ50分コース(←通常1500円のもの)など人気の観光スポット20カ所以上が楽しめるのでかなりお得!

【1日目】
 東京より大阪伊丹空港到着。とりあえずモノレール→阪急電車と乗り継いで阪急梅田駅へ。日本一大きな梅田の地下街をスタスタ歩くこと15分、この日宿泊予定の大阪東急インに着いた。ここでスーツケースを預かって貰う。それから踵(きびす)を返して再び阪急梅田駅へ。

 実は1dayパスのことを旅行雑誌で調べてはいたものの入手方法がいまひとつわからずじまい。それで空港からモノレールで蛍池に着いた時に阪急電車の駅員さんに尋ねたら、神戸観光1dayクーポンは梅田駅でしか購入できないとの答え。しかし対応が親切で、一筆書いてくれ(何か証明書のようなもの)、梅田駅まで無料で行くことができた。梅田の駅に到着すると、駅構内にサービスセンター(両端2カ所)があり、そこで蛍池で貰った証明書を提示した上で、クーポンを購入したい旨を話すと、テキパキと対応してくれた。今回はどの駅でも駅員の対応が親切で驚いた。

 大きな荷物をホテル・フロントに預け、すっかり身軽になった私達はいざ神戸へ。今回は六甲山にどうしても行きたくて(数週間前の新聞に関西随一のハイキングの地と紹介があった。大学時代の芦屋出身の友人も「神戸に来たら、六甲山よ」と薦めていた)、午後から天候が不順になるとの予報もあったので、一路六甲山の麓、阪急六甲駅へと急いだ。

 六甲山頂に近い神戸市立六甲山牧場 (私設ではなく市立の牧場なんて珍しい!)に行くことにした。もちろん1dayパスを使って。しかし時間が限られているというのに、ここで私達はいきなり乗るバスを間違えてしまった。16番系統の市営バスでは「六甲ケーブル下」までしか行かない。これだと時間短縮にはなるかもしれないが、六甲ケーブルへの乗車で付帯の1000円クーポン券を使い果たしてしまう。しかもケーブル下車後、再びバスに乗らなければならないのである。とは言え、こうした間違いの方が却って後々印象に残るので、旅の醍醐味のひとつと言えるのかもしれない(笑)。

 私達はまたバスに乗って六甲駅へと引き返した。そして最初に乗り込んだバス停の線路を挟んで反対側にあるバス乗り場で阪急バスに乗った。これだと1dayパスを使って、片道780円の道のりを、乗り換えなしで六甲山牧場まで行ける。バスの運転手の話によると、通常は40分のところが前日は行楽に向かう渋滞で1時間半もかかったらしい。山肌を縫うように蛇行する道路は日光のいろは坂にも似て、ヘアピンカーブも少なくない。車窓からは深緑の風景が連綿と続いて見えた。標高が高くなるにつれて桜の花もチラホラ見えた。しかしあいにくの曇り空で、神戸の街は霞んで見えなかった。

 そうこうしているうちに、渋滞もなくスムーズにバスは六甲山牧場へと到着。入場料は付帯のクーポンで支払った。もう既に1時を回っていたので、牧場の入口近くにあるレストハウスで早速腹ごしらえ。夫はステーキ丼、息子は和風ハンバーグ、私はチーズハンバーグを食べた。チーズは牧場特製、野菜も地元産らしい。なかなかおいしかった。だいたい関西旅行で不味いものに当たった試しがない。これは素敵なことだと思う。

神戸市立六甲山牧場 レストランまきば(レストハウス2階)メニュー

※バスは1時間に1〜3本しかないので、入場前に時刻表は要チェック!

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します 
左から、パンフレット、牧場入口、牧場内。異国情緒はスイスをモデルにしただけのことはある。

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します
羊達は柵などお構いなしに牧場内を散歩。そのせいか、そこかしこに糞が(笑)。足下注意!

見晴らし良く、日本らしからぬ佇まいの風景。涼風が心地よい。 クリックすると元のサイズで表示します

2007/5/11

関西旅行はおいしい&楽しい(1)  関西を楽しもう♪

クリックすると元のサイズで表示します 今回の旅では”1dayパス”をフル活用!かなりお得です!

 旅行に何を求めるのかは、その人の日頃の暮らしぶりによるのかもしれない。例えば昼夜ハードワークの人は”南の島でのんびりバカンス”とか。私はと言うと、普段は変わり映えのしない毎日なので(それはそれで平穏で良いものである。自ら選んだ生活でもあるし)、旅行はアクティブに動き回るのが好きだ。他人にはせわしなく見えるかもしれないが、旅先でいろいろなものを見て、体験して、おいしい物を食べることが、私の旅行の楽しみ方だ。

 GWのツアー代金は割高だが、気候が良く、新緑が美しく、そして花も咲き乱れるこの時期は、やはり旅行に最適のシーズンである。リタイアしたシニアの方々は日を選ばずにいつでも旅行できるが、会社員や学生のいる家庭は、まとまった休みが取れるGW(そして夏休み)に旅行するしかない(もちろん、混雑を避けてあえて旅行しない、という選択もあり得る)。昨年の我が家はH社の激安バスツアーで信州へ1泊2日の旅行へ行ったが、激安な分、食事がとても侘びしかった。食べ盛りの息子には気の毒なことをしたと思う(宿泊先が山の中だったので買い出しもできず)。その反動で夏休みは奮発して価格は少し高めながら、食事が充実したJ社のツアーに参加したくらいである。

 やっぱり旅行において食事は大事な要素だなと思う。その意味では”食い倒れ”の大阪は、旅先としてとても魅力的である。例えば定番のぼてぢゅうのお好み焼きでも、関東と本場関西とでは、ふっくら加減や味が全然違う。もっとも、飛び交う関西弁を耳にしながら、職人のリズミカルな手さばきを目の前にして、焼き上がるのを待っている時間が楽しかったりするから、こうした大阪独特の雰囲気が味覚に少なからず影響を与えているのかもしれない。

 因みに前回の旅では、AOLerの大阪人から薦められた「ゆかり」でお好み焼きを食べた。イマドキの主だった店は大抵公式サイトを開いており、そこに割引クーポンが付いている(それを印刷して店で提示するという仕組み)。「ゆかり」では、飲み物無料サービスクーポンが付いていたが、なんとソフトドリンクだけでなく瓶ビール1本もサービスに含まれていた。1枚1000円もしないお好み焼きに、店頭価格500円以上はするビールがサービスなんてサービス良すぎ!!もちろん、あくまでも2年前の時点のサービスなので、最新情報はサイトで改めて確認が必要だろう。

クリックすると元のサイズで表示します ジュウジュウ…焼き上がりを待つ。早く食べたいなあ〜

2007/5/10

(20)ラブソングができるまで  映画(2007-08年公開)

クリックすると元のサイズで表示します 偶然出会った二人が一緒に曲を作ることになり… 

 何だかんだ言ってヒュー・グラント出演作品は殆ど見ている。プライベートでは米で買春、英で(パパラッチがよほどしつこかったのかもしれないが)パパラッチへの暴力と、二度に渡って逮捕騒ぎを起こしている、お世辞にも品行方正とは言えない彼だが、映画の中の彼はどんな役を演じても(そう…たとえどうしようもない女たらしを演じたとしても)どこか憎めない魅力的な男性だ。40歳を過ぎても生活臭のない独身男を演じ続けるのは、彼目当ての女性ファンの期待に応えたものなのか?その彼が今回は歌にダンスに楽器演奏と、さまざまなパフォーマンスを披露してくれている。元々何でも出来る人だったのかと思いきや、さにあらず。猛特訓の成果というのだから、飄々と掴み所のない人という大方のイメージを裏切る、プロ根性のある俳優なのかもしれない。

 掴みから、軽快(or 軽薄?)な80年代ポップスのメロディに乗って、彼は巧み?な扮装とCG処理?で登場し、笑わせてくれる。私は彼とほぼ同世代だから、80年代と言えばハイティーンで、当時流行っていた日本のニュー・ミュージックには背を向けて、もっぱらクイーンやアバやデュラン・デュランやTOTOなど(あ〜思い出せない!とにかく諸々の)洋楽に嵌っていた。ヒューがボーカルの片割れを演じているポップ・スターは、イメージ的に当時一世を風靡していたワムに近いような…もちろん、ヒューはジョージ・マイケルではない方である。とにかく全編に渡ってどこか懐かしいメロディが目白押し。劇中、同窓会や遊園地のステージで、昔の持ち歌を歌う元スターに狂喜する往年の女性ファンに、自分はバッチリ重なるなあ(笑)。そういう意味でも、これは特に”ヒュー・グラント世代”の女性にはたまらない作品だと思う。

 物語の展開はラブコメの王道を行き、芸達者な二人を主役に据え、まさに安心して見られる作品と言って良いだろう。いつものヒュー・グラントらしさに期待し、ドリュー・バリモアの愛らしさ目当てで行くのなら、見終わっての満足度はかなり高い。個人的には音楽の楽しさも相俟って『ホリディ』より、こちらの方が好きだ。それにしても、ドリュー・バリモア嬢。あの『ET』のかわいらしいお嬢ちゃんが、(一時は酒やドラッグに溺れたこともあったらしい…俳優一家に生まれ、子役から芸能界で活躍する者ならではの苦悩があるのだろうか?)すっかり魅力的な大人の女性になって、ハリウッドでは得難い女優のひとりになった。メグ・ライアンの後を継ぐラブコメの女王は彼女なのかもしれない(彼女がアダム・サンドラーと共演した『50回目のファースト・キス』 もお薦めですよん♪)。

クリックすると元のサイズで表示します 『ET』出演時、6歳のドリュー・バリモア。本当に愛らしい。

 脇を固める俳優の面々もなかなか魅力的で、出演陣のアンサンブルも見事だと思う。劇中、若者のカリスマ歌手コーラを演じたヘイリー・ベネットは、本作が初の長編映画らしいが、その面差しは若き日のシャーリー・マクレーンにも似て、コケティッシュな魅力に溢れている。今後の活躍が期待される。
トップ・アイドル歌手コーラを演じるヘイリー・ベネット。キュート♪ クリックすると元のサイズで表示します




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ