2015/10/22

英国旅行3日目  英国旅行(2010年春&2015初秋)

 英国旅行3日目です。旅行も中盤となりました。観光できるのも後3日かと思うとちょっと寂しいです。この日は朝からあいにくの曇り空。

クリックすると元のサイズで表示します バスでホテルを出発して1時間足らずで、この日の最初の訪問地ストラトフォード・アポン・エイヴォン(Stratford-upon-Avon)へ到着。

 ここは英国の文豪ウィリアム・シェイクスピア(William・ Shakespeare)(1564-1616)が生まれ、そして亡くなった町です。その為、この町にはシェイクスピアゆかりの場所が幾つもあります。今回はその内の3か所を訪れました。

 来年はシェイクスピア没後400年を迎えますが、きっと記念行事が目白押しなんでしょうね。

 一方で、シェイクスピアは英文学史上最も偉大な作家でありながら、彼が残した数多くの戯曲以外、彼の生涯に関する確かな資料(手紙や日記も未だ発見されていない)が少ない為、謎の多い作家とも言われています。2011年には、彼の名を借りて時の政治を揶揄する、貴族出身のゴーストライターが存在した、と言う設定で映画も作られました。

映画:『もうひとりのシェイクスピア』←ストーリーは荒唐無稽ながら、時代設定は細部に至るまで丁寧に作り込まれており、結構楽しめました。

 最初に訪れたのは彼が洗礼を受け、死後、埋葬されたホーリー・トリニティ教会(Holy Trinity Church;直訳すると聖三位一体教会)。13世紀に建てられたと言う歴史ある教会は、写真の木立の奥に静かに佇んでいました。

 教会内のステンドグラス。美しいです。拡大部分は「キリスト磔刑」図ですが、キリストの足下で跪いて、キリストを見上げているのは、手元に赤い香油壺らしき物が描かれていることから、マグダラのマリアで、その左に見えるのは聖母マリアと、キリストの死後に聖母マリアの世話するよう言いつかった最も年少の弟子ヨハネ(赤いマント姿)でしょうか?一方、右には鍵を手にした弟子のペテロと、書物とペンを手にした弟子のマタイ?の姿も見えます。

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 主祭壇の前にあるシェイクスピアの墓標。左側の壁の上部には、シェイクスピアの死後、彼の友人達が贈ったと言う彼の胸像もありましたが、写真がピンボケでアップできず

 ロンドンのウエストミンスター寺院(Westminster Abbey)もそうですが、高名な人物の墓は外の墓地ではなく教会内部の主祭壇の近くにあるんですね。やはり特別な存在として位置づけられているのでしょうね。

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 教会には信徒用の小集会室もありました。ここで聖書の勉強会などをするのでしょう。

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 次に訪れたのはシェイクスピアの生家(Shakespeare's Birthplace)…と言っても、今回はフォト・ストップで外観のみ。生家は町の中心地ヘンリー・ストリート(Heley St.)沿いにあります。周辺はいつも大勢の観光客で賑わっているようです。

 今回のツアーには残念ながら入館料が含まれていないので、入館するならば個人で支払うことになるのですが、入館料がなんと15.90£。為替レートのせいもありますが、日本円で3,000円ですよ。時間も限られているし、実は22年前に訪れた時に中も見学したので今回は見送りました。個人で訪れて時間もたっぷりあるのなら、それだけ払っても見るとは思いますが…

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 以前ここを訪れた時の楽しい思い出がひとつ。1歳半の息子を連れて中庭にいたところ、ロンドンから同じバスツアーに参加していた米国人の7歳の女の子(シャロンちゃん)が息子のことをいたく気に入って、「かわいい。すごくかわいい。ハグしたい。家に連れて帰りたい」とまで言いました。そして一緒に写真に納まっただけでなく、別れ際に息子へのプレゼントだと言って、その場で絵を描いてくれました。その絵は今でも写真と共にアルバムに収まっています。

 あの時1歳半だった息子も今や24歳。シャロンちゃんは29歳位になっているのでしょうか?

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 その後1時間ほど町中の自由散策の時間に充てられました。ツアーメンバーの殆どは添乗員さんと共にマークス&スペンサーへ買い物に、夫と私は一行から離れて、22年ぶりに訪れた町をふたりで当てもなくぶらぶら。

 私の記憶が正しければ、昔と同じ場所にローラ・アシュレイの店を発見(笑)。前回来た時にはここでブルーの花柄のブラウスを購入。今回はたまたま夏物のセールだったので、ブルー系の花柄とペイズリー柄がバランス良くミックスされたストールを3割引きで購入。早速後日、首元が冷える旅先で使いました。

 エイヴォン川のほとりで。幾つもの遊覧船が停泊していました。

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 以前の設置場所(劇場)が火災に遭い、やむなくこの公園に移設されたらしい、シェイクスピアの戯曲に登場する人物の像と共に。夫の視線の先にはエイヴォン川が流れています。

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 たまたま近くにいらしたツアーメンバーのご主人が写真を撮って下さると仰ったので、珍しく夫婦で一緒に写真に納まりました。シェイクスピアの像を背景に。

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 この後バスでシェイクスピアの妻アン・ハサウエイの実家(Ann Hathaway's Cottage)へ移動…と言っても、ここも今回はフォト・ストップのみで、前回の訪問で内部は見学済みなので、これで良しとします。

 アン・ハサウエイと言えば、米女優のアン・ハサウエイの顔がすぐさま浮かんでしまいます。最近もロバート・デニーロとの共演が話題になった『マイ・インターン(原題:The intern)』が、若き起業家女性と彼女を支えるシニア・インターンの関係を温かく描いて、とても面白かったです。

 さて、アン・ハサウエイの実家は富裕な農家だったようで、実家の建物も立派な茅葺屋根で、内部には12室もあると言う堂々としたもの。内部の設え、家具も含め16世紀のテューダー様式を今に伝える文化財的価値の高い建物らしいです。父親が商人だったシェイクスピアの実家もそうですが、当時としてはかなり豪奢な造りであっただろうことから、町でも富裕な一族同士の結婚だったようですね。シェイクスピアの教養の高さも推して知るべしでしょうか?

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 この日の昼食は、道路を挟んで向かい側に立つレストランでアフタヌーンティー

クリックすると元のサイズで表示します 確かにお約束の3段になったティースタンドの上段にケーキ、中段にサンドイッチ、下段にはスコーンが載っているのですが、何だかイメージしていたのとは違います

 サンドイッチのパンはパサパサだし、スコーンは冷え切って固くなっているし(だからクロテッドクリームがスコーンにうまく塗れない)、紅茶も冷めているし…私は出された物はできるだけ何でも残さずいただくよう心がけているのですが、これはさすがに食欲が失せて残してしまいました。

 以前、ロンドン在住の友人に連れて行って貰ったハンプトンコート宮殿近くのカフェ?でいただいたアフタヌーンティーが見た目も味も、そして給仕のサービスも完璧だったので、どうしてもそれと比べてしまう。

 今回のツアーはリーズナブルなツアーなので、そもそも期待する方が間違っているのですが、それにしても侘し過ぎました何だか家畜扱いで餌を食べさせられているようで。初めてアフタヌーンティーを食べる人に、これがアフタヌーンティーだと思われては残念で仕方がありません。今回のツアーで最もガッカリな食事でした。


クリックすると元のサイズで表示します この後、再びバスで、英国人も憧れると言う、自然豊かで長閑な村々が点在するコッツウォルズ(Cotswolds)地方へ。コッツウォルズ地方には幾つものかわいらしい村がありますが、今回のツアーではこの日に2か所、翌日に1か所を訪ねました。

 まず最初に訪れたのは、19世紀のアーツ&クラフツ運動で知られるデザイナーであり詩人のウィリアム・モリス(William Morris)が「イングランドで最も美しい村」と称えたバイブリー(Bibury)

 ここには有名なマスの養殖場(Trout Farm)があり、マス料理は村の名物料理なんだそうです。養殖場も有料で見学できるようですが、興味がないので見学しませんでした。誰でも入れる養殖場の売店にはマスの加工食品だけでなく、ウィリアム・モリスに因んだお土産も数多く売られていました。

 興味深かったのは、英国各地から訪れているであろう車が、まるで自動車の見本市の様相を呈していたこと。大衆車からポルシェのような高級スポーツカーまで、国籍もドイツ、フランス、イタリア、米国、日本、韓国まで揃いも揃ったり。

 ライダーもグループで来ていて、日本メーカーのSUZUKIを何台か見かけました。単純ですが、海外で日本製品を見かけると何だか誇らしいですね(笑)。漢字で「隼」と書かれたバイクの持ち主に(漢字の横に"HAYABUSA"と書かれているので読み方は知っている)、「この文字は鳥の名前で、英語では"Falcon"ですよ」と教えてあげると、「へぇー、そうなんだ。初めて知ったよ。」と喜ばれました。 

 バイブリーにあるホテル。外壁の蔦の葉の紅葉が美しい…
 
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 自然の風景にも素朴な味わいがあり癒されます…右の写真の葉は直径50cm位あり、俗名が「貧乏人の傘」なんだとか…
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 家並みが本当に素敵です。しかし、古い家を大事に守りながら住み続けるのは、それなりに苦労がありそうです。観光客が大挙訪れて、プライベートの領域にズカズカと踏み込まれるのも嫌でしょうね。あるお宅の玄関口には英語と日本語で「ここは私有地です。立ち入り禁止」と言う貼紙まで。何だか恥ずかしいと言うか申し訳ないというか…
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 その愛らしさ、美しさに思わずシャッターを切ってしまったけれど、これも迷惑なのかな…
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 この無造作な石垣にも風情を感じます…
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 次に向かったのはボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)。この村は10年前に息子と訪れた場所。当時から大勢の観光客で賑わっていました。

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 村の中心をウィンドラッシュ川が流れ、「コッツウォルズのベネツィア」とも呼ばれているそうです。訪れたのが土曜日の午後とあってか、川縁でのんびり過ごしている人の姿が多く見かけられました。

 10年前はここで、息子と二人バザー巡りをしたのを覚えています。家庭で使われていた台所道具や骨董品を見ているだけで楽しかったですね。また、当時お土産を買った店も残っていて、中に入ってみたのですが、オーナーが替わってしまったのか、内装も雰囲気も全く変わっていました。息子にメールしたら、息子もそこでレトロなデザインの小型ラジオを買ったことを覚えており、「懐かしいなあ」と返信して来ました。

 今回、ツアーメンバーの殆どは添乗員さんと共に村のミニチュアが展示されている施設モデルヴィレッジ(鬼怒川の東武ワールド・スクエアのようなもの)へと向かったのですが、ここでも夫と私は一行とは別行動で、しばし川縁を散策の後、中央広場に面したカフェに入り、スコーン&紅茶セットのクリームティー(Cream Tea)を食べました。移動中のバスの中で添乗員さんが、ボートン・オン・ザ・ウォーターはおいしいクリームティーの店が沢山あると紹介していたからです。

 面白いカップの置き方。これだけでも何だかワクワクします…
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 さきほどのガッカリ・アフタヌーン・ティーの後のお口直しと言っては何ですが、ほかほかスコーンにクロテッドクリームもジャムもバッチリ載って、ほっぺたが落ちそうなほど美味でしたもちろん、紅茶も温か。スコーンも紅茶もやっぱり温かくなくちゃねお値段も2人分で8.5ポンド(もっと安いお店もあったかもしれませんが…)とお手頃で、大満足で店を後にしたのでした(そして、ここでも若い子が楽しそうにキビキビと働いていたのでした若い子が元気に働いている姿を見ると、見ているこちらも気持ちが明るくなります)

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 団体ツアーとは言え、自由散策の時間は適度に放っておいてくれるので、こちらも自分のペースで過ごせて良かったです。カフェでのんびり過ごした後は集合場所の駐車場へ。この日の観光はこれで終わりで、6時過ぎにはホテルへ戻りました。

 この日の夕食はホテルで。前菜は何か?のフライに少々の野菜。揚げたてだったので、おいしかったのは確か…食レポ写真も旅の疲れから雑になっています

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 メインはサーモンのバターソテーに温野菜添え。フツーにおいしかったです。この際、贅沢は言いません。
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 デザートはアイスクリーム3種。日本人にはちょっと量が多過ぎるかも。味は普通です。
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クリックすると元のサイズで表示します 前日から泊まっているホテルの部屋。前回のホテルよりは広いです。ホテルはバーミンガム市郊外にあり、モリソンと言うスーパー・マーケットやショッピングモールが隣接しており、ちょっとした買い物には便利でした。

 夕食までに少し時間があったのでモリソンに行って、添乗員さんオススメのポテトチップスや紅茶を買いました。大量の商品を買い込んだお客でレジが混んでいたので、以前、テレビドラマの現代版『シャーロック・ホームズ』でワトソンが悪戦苦闘していた「自分でクレジットカードを使って清算する無人レジ」に挑戦してみました。

 なんせ初めて使う機械。心配でしたが、ちゃんと店のスタッフが近くに控えていて、助けを求めればサポートしてくれます。なかなか面白い体験でした。しかし、何度も言いますが、為替レートで不利な日本人からすると、物価が高い(ポテトチップスのビッグパックが2£で、日本円で400円相当など…)!殆ど円換算で日本の倍の価格と考えて良いでしょう。

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 旅の3日目もこれにて終了。残すところあと2日です。

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