6月14日(火) #4 ちっとも休まらない
結局ほとんど眠れずに朝になってしまった。8時ごろ夫が来て二人で喜んだ。私は立っているのもやっとなくらいヨレヨレだったので、新生児室には夫ひとりで行かせてしまった。失敗だった!父子のご対面を見逃してしまった。戻ってきた夫は「可愛かったよ〜。足が大きいですねとか鼻が高いですねって言われたよ」などとウキウキと楽しそうで良かったけれど。
私が入院した病院は母子同室ではなく、入院案内には「入院中は身体を休めてください」と書いてある。私もすっかりそのつもりで昼間でも寝ていようと思っていたら早朝6時25分から検温、40分に脈とりして7時に朝食、9時半ごろ回診、などひっきりなしに何かあってまとまって寝ましょうという余裕は全く無かった。2日めからはビデオ学習だの栄養や退院指導だの(合間に授乳)一日じゅう何かしらあって、とても休まる状態じゃなくてアテが外れた感じ。初日の夕方には授乳も始めなくてはいけないのを知らずに呼び出されて「遅いよ、みんなもう来てるよ」と注意されてしまった。(授乳室に集まって授乳するので)
初めて乳首をくわえさせたのは産後すぐだったけれど、その時はちゃんとくわえることもなくて笑った。それで夕方の授乳はまた保健婦さんに指導されながらなんとかくわえさせたけど、首がぐらぐらするし全体が頼りない身体でだっこするのも怖くて一苦労だった。母乳はまだ出ていないので結局ミルクをあげた。初めてちゃんと子供をだっこ出来たなあと思ったけど、疲れていたし傷も痛かったのでこのときの事は印象がうすい。
産んでもすぐに病院(新生児室)に預けてしまっているので無責任な安心感ですごしていたけれど、退院後の事を考えるとなかなか寝付けないくらい不安だった。
6月15日(水) ヨロヨロ&痛み
やっとまとまって寝ることが出来たけれど、全身筋肉痛でだるくて起きるとめまいがして昨日よりヨロヨロのへとへとだった。
同室の人たちは私より3・4日前に産んだ人ばかりで快復のペースが違っていて、私だけヨレヨレだった。深夜に入室したので挨拶もしそびれてカーテンに仕切られているので話なども出来ず寂しいかんじ。
母乳はつまむとにじむていど。授乳前と後で赤ちゃんの体重を量ってどれくらい飲んだかみる。10時の授乳まだ4gしか飲ませられなかったのでミルクをあげるとすごい勢いで飲んだ。
看護師さんに「ママ似だね」と言われた。ちょっとしまってきて夫に似てきたかな?と思っていたのに・・。
それにしても、産んだ後はもっと自由に動けるようになるかと思っていたけれど全然、痛くてだるくて寝返りも苦痛だしお腹の大きさもほとんど変わらないのでがっかりだ。
夜は後陣痛でまた寝られなくなってしまった。子宮が元の大きさに戻る収縮で痛いのだけど、出産体験記など読んでも出てこない事だったので、こんなに痛いものだとは知らなかった。傷も痛いし、産む前より後のほうが痛みに耐える時間が長いような気がした。