ひと月にいちど、母の通院にあわせて母の家に来ているわけですが。
今晩は母の足の爪を切りました。小さいハサミ状の赤ちゃん用の爪切りで、硬い巻き爪を切ります。その後ふつうの爪切りについているヤスリで角を磨って、さいごにボディーローションを塗って滑らかにするんですね。これが、ここ最近のお約束になっています。
数年前から、もう息子の耳掃除をさせてもらえなくなって寂しかったので、放っておくと伸びすぎてしまう母の足の爪を切ってきれいにしてあげる作業が、いまはなんとなく好きなんですよね。
こういう気持ち、長嶋有だとどういう風に書くんだろうなあ。女性のケア労働だのの違和感的なことは一切感じさせず、うまく書くんだろうなあ。