2年生に読み聞かせでした。今回、お医者さんが出てくる絵本のセットになったのはたまたまです。物語ではないし地味な絵本で迷いましたが、いつもと違う緊張感がありました。それでよかったのかわからんけれども!
「よるのびょういん」谷川俊太郎
盲腸になった男の子が救急車で運ばれ緊急手術になります。モノクロ写真でさらに緊迫感アップ。男の子の話というより、夜仕事する大人たちの様子がわかる絵本だなと。一応最後は術後にお母さんに甘えて「まんがかってきて」「まだ だめ」などと会話がありほっとする終わり方です。
白黒であることに不満げな声があったり、メスが出てくるところで「コワ」とつぶやく男の子がいたり。手術室の照明のページでは、「こういうのが一番こわいんだよ〜!」と、色々おしゃべりしてくるクラスでした。(5分半)
「どうぶつえんのおいしゃさん」降矢洋子 作/増井光子 監修
けっこう古い本ですが、「しってるー」と言う子が何人かいました。お話ではなくて動物園のお医者さんがひたすら診察やひずめ削りや忙しく働く様子が描かれていて、読んでいる途中で男の子が「たいへん」とつぶやいていました。
淡々と続くので、途中ちょっと飽きてしまった子もいたようですが、ぞうの浣腸シーンではやわらかい笑いが起きました。その後また期待がふくらんだみたいで、「こんどはなんだ?」とつぶやいていた子も。
監修の増井光子さんは、たまたま2年生の国語の教科書に出てくる方だったようで、先生が「おぼえていますか?」と子どもたちに聞くと、大半の子が覚えているようでした。
相変わらず季節感もなく、はからずも両方お仕事絵本で喜んでくれたかは甚だ不安ですが、そんな偶然があったのでまあよしとしましょう。(約10分)