『第59回山口県美術展覧会』展覧会とその舞台裏
山口県立美術館 ※無断転載禁止
‘美術館’といえば、皆さんはどんなことをやっている場所だとイメージしますか?
作品の所蔵や有名な作家の企画展や常設展をイメージされる方も多いでしょう。
展示の他に、
教育普及の活動があります。
その中で、毎年美術に興味・関心を持っている方ならだれもが参加・応募出来る、『
山口県美術展覧会』を開催しています。
今年度は、山口県立美術館の空調改修工事のため山口県立美術館から場所を移し、下関市新市・中核市誕生記念として
下関市立美術館にて開催されることになりました。
お知らせの看板 ※無断転載禁止
このだれもが参加できる『山口県美術展覧会』の会場の様子と、その実際に行なわれる作品応募〜審査〜展覧会〜作品返却までの流れや裏側で活動している人たちの様子をご紹介したいと思います。
「山口県美術展覧会とは? テーマってあるの?」
「美術館展覧会の裏側ってどうなっているのだろうね?」
いつもちょっと違った視点で、あなたが知っている美術館を見てみてください。
※『山口県美術展覧会』については、お知らせをご覧下さい。
◇◆『山口県美術展覧会』とは? テーマってあるの?◆◇
3つのテーマをもとに、いろんな人がこの展覧会に関わっています。
みんなで創り上げているのですね。
そして、見ているあなたも出品、
公開審査傍聴、ワークショップ、鑑賞者、ボランティアとして参加できるチャンスがあります。
★テーマ
『つくる・みる・ささえる』の創造的調和
〇趣旨
創作の創造性を高める(つくる)と同時に、美術作品を鑑賞すること(みる)や美術文化を支えていくこと(ささえる)もまた優れて創造的な行為であるとの認識を育成できるような、総合的な美術文化の普及と振興をはかります。
1.「つくる」 公募部門
自由な意識や現代社会に根ざした作品を募集し、その優秀なものを展示します。
2.「みる」 ワークショップ部門
鑑賞行為の創造性を体験してもらうためのワークショップを開催します。
3.「ささえる」 ボランティア部門
広く県民から募集した美術館ボランティア・スタッフに県美展の運営に参画してもらい、芸術支援の活動を展開しています。
★この3つのテーマは、具体的にどんなコトでしょう?
〇 「つくる」では、ジャンルを問わず、幅広く美術に興味・関心のある方へ
公募のチャンスが開かれています。
〇 「みる」では、鑑賞としてだけではなく、公開審査、ワークショップへ参加することで創作されるプロセスやアートのおもしろさを感じてみます。
今回は、「
アートはタイヘン!?どろんこアートで遊ぼう!」を開催します。
日時:9/24(土).25(日) 午後1時〜4時
※ワークショップは既に終了しました。
〇 「ささえる」では、ポスター原画の募集もそのひとつです。
県美展のポスター原画
公募の選考は、美術館ボランティアが行ないました。
また、展覧会までの準備やワークショップのサポートも行なっています。
ボランティア企画「みんなが自由に審査員!」では、会期中来館者の方に、展示作品に対してユニークな賞を考えてもらいます。
『つくる・みる・ささえる』1つの展覧会をいろんな角度で見てみると多くの人の手によってささえられています。
そして、みんなで創り上げているのです。
※※予告!!
「展覧会の舞台裏って?」
「アートはタイヘン!?どろんこアートで遊ぼう!」の様子ついては、後日ご紹介します!
*本ページに使用している画像は、
山口県立美術館の許可を得て掲載しています。
*本ページによる画像等の無断転載複製を禁止します。
*写真提供:山口県立美術館

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