下関市立美術館の表彰式で出会った素敵な3人の作家さん
表彰式の日、偶然に出会って会場内を一緒に歩いていたという、大阪から出品入賞された素敵な3人の女性にお話を伺うことが出来ました。
それぞれの作品の前に立ち、作品にはどのような意図があるのか。また、その出来上がるまでのプロセスを聞きました。
見ている作品からはわからないような話もあって、興味深く思いました。
偶然にも私がボランティアとして搬入のお手伝いをしている時、大阪から送られてきた小泉さんの作品の梱包を解き、組み立てることに関わっていました。
箱の中には設計図が入っていて、「これでいいかなぁー?」と設計図を見ながら組み立てた話を、ご本人を目の前にして話が出来るとは、夢にも思いませんでした。
3人が共通して言われていたことがありました。
「見ている人が、いろんな角度でいろいろ感じながら、自由に作品を見てほしいです。」
自分の作品が変わって見られることが「うれしい」。
作品の紹介とコメント
・小泉桂子さん「メール」優秀賞 ※無断転載禁止
昔は、手紙をふみ箱に入れて、飛脚さんがとどけていたんです。今も昔もやっていることは、かわらないんです。
なんと全部広げると、8m40cmあるそうです。
・嚴愛珠さん「Shadowll」佳作 ※無断転載禁止
この中には、時間のリズムがあります。
ライト(照明)と作品、自然の光と作品、この関係によってリズムが変わって見えてきます。
・友田多恵子さん「玄宮05-22」佳作 ※無断転載禁止
触覚(さらさら・ぶつぶつした感じ)を、視覚を通して伝えたいと思いました。友田さん自身が「ためすき」という方法で紙をすかれたものです。
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※写真提供:山口県立美術館

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