下関市立美術館にて開催中の『山口県美術展覧会』に出かけたら、長府のまち歩きをしてみてはいかが?
【散策編】
城下町『長府』 まち歩きをしてみよう!!
そのあと、正面入り口にある
‘どろんこのオブジェ’を思い出してみて!
〔まち歩き〕
せっかく下関まで来たのだからと、長府のまちを歩いてみることにしました。
美術館でもらった1枚の地図を片手に、カメラを持って出かけました。
下関市立美術館から徒歩10分くらいすると、長府ならではの‘練壁’が見えてきます。
何だかタイムスリップしたような、静かなたたずまいのある町並みです。
最初のうちは白っぽい感じの土壁が続くのですが、どんどん歩いて奥へ入っていくと土壁の色が濃い色に変わってきました。
まさに、土を‘練っている’という感じです。
土壁のそばを歩くと土の匂いがしてきます。
※無断転載禁止
よく見ると、土壁の中に藁や瓦・竹の破片が見えてきて、場所によっては小石がたくさん詰まっています。
なんと厚さは、30センチ以上!
いったいどれだけの土がここに使われているのでしょうか?
ところどころにヒビがあったり、その間から草が生えていたりと、‘練壁’を見ながらそこにある長い歴史を感じることが出来ました。
※無断転載禁止
まちの中には、路地や歴史を感じる土壁(練壁)や長屋門があり、近くには商店街・市場がありました。なんとなく山口に似ている?
山口に‘一の坂川’があるように、長府には‘壇具川(たんぐかわ)’というホタルの名所がありました。
路地を歩くと迷路のようで、とても楽しい時間でした。
路地から海が見えるのには驚きでした。
※無断転載禁止
そこに在る文化や歴史が、まちの人によって大切に保存されています。
☆美術館正面入り口にある‘どろんこのオブジェ’を思い出してみよう!
ここにあるのは、ワークショップ「アートはタイヘン!? どろんこアートで遊ぼう!」で制作された‘泥’のオブジェです。
アーティスト原田文明さんと、参加者の子供たちとその親、ボランティアスタッフで創りました。
山から運ばれてきた泥を、型枠に入れ押して・たたいて・踏みつける。
この泥の色、そして形、どこかでみかけませんでしたか?
何だか‘練壁’みたい?
まさにこの泥の、厚さの3倍以上ある‘練壁’でした。
下関市立美術館正面入り口「泥のオブジェ」※無断転載禁止
※このワークショップについては、後日お知らせします!
※本ページに使用している画像は、山口県立美術館の許可を得て掲載しています。
※本ページによる画像等の無断転載複製を禁止します。
※写真提供:山口県立美術館
*ワークショップの詳細
【みる(ワークショップ部門)】
『アートはタイヘン!? どろんこアートで遊ぼう!』
今年のワークショップは、タイヘン!?
どろんこになって、遊んでしまいます。
小さい頃にお父さんもお母さんもやった、泥をこねこねする感触をわすれていませんか?
日時:平成17年9月24日(土).25(日) 13:00-16:00
講師:原田文明(美術家・第59回山口県美術展覧会運営委員会)
会場:下関市立美術館造形室
対象:子供(5歳〜小学校6年生)とその保護者
定員:両日とも 子供25名とその保護者
※このワークショップは既に終了しています。

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