獣医さんで血液検査をした時、「肝数値が高い」ということで、専用の処方食や薬を処方されることがあります。
肝臓の数値には、GPT(ALT)とGOT(AST)の2種類があり、肝臓が本当に損傷を受けた場合は、その両方の数値が高くなります。
GPTだけが高い場合は一時的なことも多く、様子を見ていても良いと思います。
薬を使った後やワクチン接種、フィラリア予防薬などやジャーキーなどを食べすぎたときも一時的に数値が上がることがありますので、深刻に考えなくても大丈夫です。
それでも念のために、肝臓を保護する作用のある食材を多めに食べさせてあげれば良いと思います。
豆腐やおから、納豆などの発酵食品や緑黄色野菜、ハーブでは、
フラックスシード・パウダーや
ハーブ・パウダー皮膚疾患・排毒などがお勧めです。
肝臓が悪い子にも使ってあげてほしい食材とハーブです。
一つ注意してほしいのは、一般的に肝臓に良いと言われている、レバーやシジミ、ほうれん草などの食材です。
健康な子が肝臓病などの予防のために与えるのは良いですが、肝臓が損傷を受けている場合や弱くなっている場合は、含有の鉄分が肝臓に溜まってしまいかえって肝臓を傷めることになってしまいます。
以前の常識が間違っていたことの典型です。
その反対にあるのがハーブチンキの
エクレクティック・マリアアザミで、損傷を受けた肝臓を修復する働きがありますが、健康な子に使った場合は肝臓にダメージを与えることがあります。
肝臓の問題は間違った常識が多いので、正しい知識を持って対応してあげることが重要です。
少なくともGPDの数値だけが高い場合はすぐに治療しなくても大丈夫です。
まずは食材を工夫してあげることで様子を見てください。