ペットフード以外の食べ物の中には、犬や猫に、有益なものや有害なものがあります。
それらの一覧については、すでに色々なサイトに載っていますので、ここでは書きませんが、特にお奨めの物をご紹介します。
で、まずは、納豆です。納豆には、動物の主要栄養素である、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維質、を分解するための消化酵素が豊富に、また、実際に有効な形で含まれています。
ドッグフードやキャットフードの最大の欠点は、消化酵素が含まれていないことです。
通常は、動物たちは自分自身で必要な消化酵素を分泌しますので、酵素の含まれていないフードを食べたときでも、消化吸収することが出来ます。
ですが、高齢になって内臓の働きが弱ってきたり、運動不足や、体調不良、ストレスなどが原因で、消化酵素の分泌が十分に出来なくなってしまうことがあります。
正常な時は、タンパク質は「プロテアーゼ」という酵素によって、アミノ酸に分解されます。その場合は、問題なく消化出来るのですが、プロテアーゼの分泌が少なくなってくると、タンパク質のままでは消化できないので身体から排出しようとして、下痢になったり、嘔吐したり、または、アレルギー反応を起こしてしまうこともあります。
よく、食事アレルギーの子に、アレルゲンとなるタンパク源を見つけようとして苦労していることが多いようですが、食事に消化酵素を加えてあげることで解決できることも多く見られます。
また、大豆にアレルギーのある子でも、納豆の場合は、大豆のタンパク質が分解された状態になっていますので、余程ひどい大豆アレルギーの子でない限りアレルギー反応を起こすことはありません。
また、健康な子でも、納豆を与えてあげることによって、消化酵素を分泌する必要がなくなるか、もしくは、少量の分泌で済みますので、身体の負担が小さくなります。つまり、ペットフードの最大の欠点を補うことが出来るんです。
それ以外にも、骨を丈夫にする働きのある、「ビタミンK」を豊富に含んでいますし、肥満防止や、慢性病の予防に効果的な、「レシチン」や「サポニン」、抗菌物質の「ジビコリン」なども含んでいます。
犬や猫に与えるときは、出来れば、すり潰してあげるほうが良いです。
分量については、その子の体重や状態によっても違ってきます。詳しくはお問い合わせください。
納豆、お奨めです。