さて。長らく日記をさぼっておりますた。
さぼっでたんじゃなくて、マジで忙しかったんだよ〜。
まぁ、そんなことは、もう終わったことなのでいいです。
今日はホテルの仕事の最終日。
何もなく過ぎていきました。
朝、5時半に起きて、ただ、もうこれからはこんなに朝早く起きなくてもいいんだ、そう思いました。
ごくあさっり、帰ってきました。ほとんど誰にも今日がラストデイということを伝えずに。伝える必要もないかな、って思ったから。でも何人かのスタッフには言いました。全員異口同音に、『オメデトウ!』っていうの。『この地獄から抜け出せるんだね、君は』みたいな。なんなの、ここ?
今までの2軒のホテルを辞めるときとは全く違う気持ち。全然、なんていうか、悲しみが込み上げない。またね!というキモチにもならない。本当に。なんなんでしょう。
だから、送別会をやってくれるって言ってくれたけど、断った。一日でも一秒でも早く、忘れたかった。早く、早く、早く。
お昼に、HR(人事)のスタッフが、辞める前の面接をするから来てくれ、という。こんなの初めて。お粗末な英語を話す、HRのスタッフが質問表どうりに、質問してくる。
仕事の内容には満足してたか?とか仕事の環境には満足してたか?待遇は?マネージメントは?とか。だから全部、無気力に、不満足、不満足、不満足。と答えてみた。そしたら、WHY?と聞く。バカじゃねぇかと思った。満足してたら辞めるわけねぇだろ。
何を改善すればいいのか、自分ではわかってたけど、新たな目標が見つかったワタシは、ホテルでは骨なしの魚みたいだった。ぶっちゃけ、最後の1ヶ月はほとんどのスタッフとは必要なこと以外、口を聞かなかった。雑談もことごとく避けてた。クスリとも笑わない鉄仮面みたいだった。
今までのホテルでは、最後のお客様の顔も国籍も覚えてた。最後の一瞬までがたまらなく、いとおしかった。でも、今回は思い出せない。誰だったんだろう。
バカなHRのスタッフが聞いてきた質問で、一つだけワタシが『タイヘン満足』と最高得点をつけた項目があった。
それは、『上司に満足してたか』ということ。
ワタシは、本当に今まで上司には恵まれてきたと思う。本当に恵まれてたと思う。みんなワタシの性格や、特性を引き出そうとしてくれた。
今回もお姉さまがワタシの退職のことで、GMとの間に立っていろいろやってくれたし、(でも、ワタシが頑固で全く考えを改めなかった。スイマセン)在職中もお姉さまには、本当にお世話になりました。
時には、本当のお姉さまのように、時にはお母さんのように、そして時には(ほとんどいつも?笑)友達のように、また時には上司として、ホテルで孤立してたワタシの味方になってくれました。
ただ今気になるのは、最初に『一生懸命がんばって、有名ホテルにしましょう!』と約束したのに、それを守れないまま、途中で辞めてしまうこと。でも、もちろんあの気丈なお姉さまなので、自分のことよりも、後輩の意見を尊重してくれました。真っ先に、ワタシの就職先が決まったのを喜んでくれました。
振り返っても、ほとんど楽しいことがなかった5ヶ月だったけど、お姉さまと一緒ボケとツッコミをしながら、ガハハハと笑いながら、仕事できたこと、そして、密かにいろんな接客術を学んだことは、本当に楽しかったし、為になりました。
あと、自分はとんでもなく無力だった、ということ、それを挽回する能力が自分にはなかったということを思い知ったってことかなぁ。いろんな意味で。
今日は最後の仕事が終わってから、前のホテルと今のホテルの常連だったお客様の香港でのお店の開業パーティーに行って来ました。
今から香港でのビジネスをスタートする、その準備には本当にさまざまな苦労があったと聞いています。すべてを乗り越え、今この地に日本から乗り込んで、一からスタートするその姿、そして今までお世話になった方々に涙ながらに感謝の気持ちを伝えるその姿に、ワタシは本当に感動しました。久々に、キレイな涙を見ました。
最後に、このお客様が『日本を離れる前のあの頃のキモチを思い出しながら、日本の童謡ふるさとを歌いましょう』と言って、みんなで歌いました。私は歌詞がわからなかったので(若者ぶってみる)、歌えなかったんですけど、参加してた皆さん、香港でいろいろとそれぞれの苦労があるだろうけど、その前の原点を振り返りながら歌っているように見えました。
ワタシも、原点に戻って、スタートしよう。そう思いました。同僚との送別会に言ってもどうせ『今ここにある地獄』の話しかしなかっただろうから、ワタシはこっちのパーティーに今夜参加させてもらって本当によかったと思いました。
明日から4日間休み。キモチを切り替えて、今度はがんばる。
ちなみにどうでもいいんですけど、マイ就職祝いにケイタイを買いました。
コレ
↓
Panasonic VS2です。ピンクです。キモイ?でも、相方にどうしてもピンクにしてくれ、と泣いて頼まれたので。(彼はシルバー)アベック(死語?)携帯です。

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