2日目は、早起きして、上海を脱出し、長距離バスにて yu yao市(常用漢字にない)に向かいました。
この町、相方の会社の工場がある町で、現在彼はここに住んでいます。杭州湾をはさんで上海の正面にある町です。寧波と杭州の丁度どまんなかです。
バスの中で前の席の中国人のおっちゃんが、緑色の20センチ四方のプラスティックを大事に持っていました。
ワタシは相方に、
「なんでこの人あんなの手に持ってんの?トイレから盗んできたんかな?それか超キレイ好きであの上にしか足を乗せたくないとか?(英語にて)」
というと、次の瞬間、このおっさん流暢な英語で斜め前に座っていた、西洋のご婦人二人と会話をし始めた。
そして、この2人のご婦人、親子と思われるが、すっげぇ化け物メイクで超怖かった。
相方はワタシに、
「ひでぇブス。気持ち悪いなぁ(広東語粗口にて)」
しばらくして、怯えた顔で相方が、
「アコチャン、アコチャン。コノヒト、ホンコンヤン デス(日本語にて)」
と、、、。
なぜなら、この中国人さん広東語と英語を交えてあのご婦人方と話をしているということ・・・。
恐るべし、中国。昨夜のマッサージ屋さんに引き続き、いたるところに、予想もつかぬネイティブさんがいるのだ!!
それより、恐ろしいのが、バスの運転手が道に迷ったということ。
ありえへん。
確かに、今日はいつも使っている高速道路の一部区間が工事のため閉鎖され、一時下道を通らないといけなかったとはいえ、道に迷うって。。。そして、外を歩いている人に聞きまくるって、どういうことよ?
結局、3時間でつく行程が5時間かかり、私達はくたくたです。
そしてやっと、yu yao市に到着しました。
おっと、忘れていましたが、上海を出て1時間くらいしたところから、雪が降ってきました。
相方、大喜び☆
ホンコン、雪ないですから。
爆睡していたワタシをたたき起こし、「落雪!落雪!」と喜んでます。
しかし、この雪がワタシタチの不幸の旅の前兆だったのである・・・。
yu yao市は小さな工業団地です。ここ数年中国政府が力をいれて工場を誘致している町の一つです。上海近郊にはそういう町がいろいろあり、yu yaoは「顔料・プラスティックの町」になっているとか。
着いた日は吹雪でほとんど景色が見えなかったけど、晴れた日に外を散歩すると、低い山に囲まれ、中国の昔の建物群や柳の木が並ぶ運河などもあり、美しい町でした。
イメージは東北の田舎のちょっと大き目の村ってかんじです。
町の中にはマクドがありません。でもKFCはあります。洋食を出す店は一件ピザ屋があるだけ。
雪はどんどん降り積もり、ホテルチェックイン後、ご飯に外に出るのも困難な状況になってきました。
しかしおなかはすくので、勇気を出して市街地へ向かいます。でもタクシーも人力車(メイン交通機関)もつかまらない。仕方ないので、ピザ屋さんまで15分ほど歩いていく羽目に。
雪が積もった歩道を数分歩くと、もうワタシの足は床上浸水。冷たい→痛い→麻痺してきました。
「もう一歩も歩けない!ワタシのことはほっといて、あなた一人で食べに行って〜」
と中国の田舎町の歩道でうずくまるアキコ。
無視。
偶然見つけた靴屋さんで、500円のブーツを買いました☆えへ☆
あつたかい☆えへ☆
そうそう、この日本当は一緒に夕飯食べに行く予定だった相方の中国人のお友達さんは、「ワタシが日本人だから」という理由でドタキャンされちゃいました。
こんなこともあるんですねぇ。
つづく

0