ブーツの話。
知っている方も多いかと思いますが、今シーズンからSNOWSCOOTライディング時にスノーボードブーツを使用しています。
以前からレースやイベントで海外を回ってきて、あちらのレースコースがハードなものになってきていることをしばらく前から感じてました。
またJykKチームのニコや宮川くんなんかは昔からボードブーツでライディングし、怪我防止にプロテクターにも気を使っています。
そんな感じで、ゆくゆくはボードブーツでライディングするようなシーンになる。
と4年ほど前から考えるようになりました。
しかしなかなか現状のフレーム(幅などで)に「マッチング」したブーツが無い。
始めはブーツを作ることができないのか考えていましたが、マーケットの小ささを考えると無理。
それで幅広デッキのフレームを考えて、ボードブーツでもマッチングできるように考えたのが今のStyle-Fフレームでした。
2010年にカナダの世界戦へ行って来て、やはりコースのハードさからくる衝撃で足首にストレスが異常にかかることを感じ、
帰国後にスキー場のレンタルや友人からボードブーツを借りてライディングしてみたりしてました。
昨年もフランスへ行った際にコースの硬さとそこから来る疲労で上手く滑ることが出来ないと感じていました。
そんなこんなで、こういった話を、八甲田が楽しくて青森に住んでしまったスノーボーダーの保坂亮馬さん(サロモン)と話していたら、
サロモンで柔らかいブーツを作ったというお話を聞き、早速秋に手に入れ試してみることにしました。
いま使っているのはサロモンのOUTSIDERというモデルになります。
JIB用に作られたモデルだそうでボードブーツとしてはかなり柔らかいそうです。
足首をしっかりサポートしてくれて、なおかつ他のボードブーツと決定的に違うのが足首が全方向に動かせることです。
他にも柔らかめ(例えばTHIRTY TWO、NIKE、VANSも良さそう)で良さそうなものもありましたが、自分的にはアウトサイダーがしっくりきました。
従来のブーツ(モンベル ヴェイルブーツやサロモン パウダースパイク等)と乗り比べると、一見操作性が悪いように思われますが、ブーツのフィット感からくる足元の一体感が高く、上手く言えないけどスネにチカラがかかっても、それがソールに伝わる感じがしたり、とにかく自分のチカラをしっかりスクートに伝えてくれる感覚、チカラが逃げない感覚がとてもよいです。
安定感が高く、ほんとチカラがしっかりフレーム、ボードに伝わる。
慣れるとむしろチカラを使わなくてもよい印象です。
軽く、衝撃の吸収性も良く、ブーツ全体で足をサポートしている感触。
以前のものが「シューズ」。いま使っているのが「ブーツ」だ!って感じです。
デメリットは、ゲレンデ行ってブーツ履き替える時間が少し必要なくらいですかね。
BMX系、レース系ライディングはもちろん、怪我防止という意味でもこれからはボードブーツがオススメと言って良いと思います。
不整地やパウダーでも、正直、ボードの違い以上にブーツの違いがより明確に滑りに違いがでると感じました。
もう元のブーツには戻れない感じですね。
ジャンプなんかでも怖さ半減。
テールウィップやりたいライダーはボードブーツで間違いないでしょう。
前述のとおり、JykKライダーではニコ、アントニ、ガマン、松山、宮川がボードブーツを使用しています。
青森のライダーも福原、五十嵐、ギンロー、コーイチ、ナオキングがボードブーツですよ。
参考までに。

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