本当に本当に不思議なことが起きたのです。
ご存知の方も多いと思いますが。
現在、我が家には「預かり猫」の文太郎君がいます。
その子が、先日から、リビングの椅子に乗ろうとしては落ちるのです。
椅子に足をかけるのですが、どうしても乗れない。
↑この椅子です。
最初、文ちゃんは何をしているのか?
不思議だったのですが、椅子の上に乗ろうとしている。
でも、乗る事が出来ないでいるのだと判った時、
その椅子の上に、福来。がいるのだと確信しました。
その椅子は、福来。のお気に入りで、
いつも福来。は乗っていました。
↑荷物を載せていても、狭くても、乗りたがりました。
↑初めて香箱を組んで座ったのも、この椅子の上です。
その椅子の上に乗って北側を向くと寝ている私が見えます。
南東を向くと、パソコンで仕事をしている私が見えます。
東の方を向くと、廊下を歩いている私が見えます。
その椅子の上から、いつも私の行動を見ていました。
特に発症後は、椅子の上にいる時間が多かったです。
↑死ぬ直前までここにいました。
この写真は生前最後の写真です。
文ちゃんは体も大きく、かなり高い所に一気に登れます。
なのに、もっともっと低い椅子に登れないのは、
その椅子の上に、福来。が鎮座しているからに違いないのです。
実は、その椅子は
「福来。の指定席だ」という認識が私自身にもあったので
どんな時でも、その椅子の上は空けていました。
絶対に荷物やら洗濯物やら、乗せないようにしていました。
やっぱり、福来。は今もその椅子の上に乗っているのです。
絶対に絶対に、今も椅子の上に乗って、私を見ていてくれるのです。
福来。ちゃ〜〜〜ん!
福来。ちゃ〜〜〜ん!
私は毎日一度は福来。を呼びます。
無意識なのですが、大きな声で呼びます。
その時、文ちゃんはじっと聞いています。
そして天井を見上げ、誰かを捜しています。
きっと文ちゃんには福来。が見えるのだと思います。
私が、毎日福来。を呼ぶから、
福来。は天国に行けないでいるのでしょう。
やっぱり和代さんには福来。がいんと、あかんのや。
そう思って、椅子に鎮座しているのだと思います。
今日、椅子の上にいるであろう福来。ちゃんに言いました。
福来。ちゃん、そこにいるんか?
いて、見守ってくれているんか?
まだ虹の橋に行ってへんのか?
ええで。いつまでも、いて、ええねんで。
生まれ変わらんでええわ。
福来。ちゃんは福来。ちゃんやもんな。
いつまでも、ここにいてな。
多分、福来。は生まれ変わらないで、ずっとここにいるような気がします。
駄目駄目な和代さんの傍に、ずっといてくれる気がします。
まだまだ満喫できなかった我が家での生活を、楽しんでいると思います。
だから、私は、「福来。セカンド」に拘らないでおこうと思います。
猫さんとの生活は、自然に任せておこうと思います。
仮にまた猫さんを飼うことになったら、
ここにいる福来。に教育的指導をして貰おうと思っています。
文ちゃんは、毎日、トイレの砂を出して遊んでいます。
猫の幼稚園では、そんな遊びをしないそうです。
でも福来。は我が家で、トイレの砂を出して遊んでいました。
文ちゃんも、福来。に遊び方の指導を受けているのでしょう。
体は確かに亡くなっても、福来。は我が家のお姫様です。
いつまでもいつまでも椅子の上に鎮座しているのだと思います。
気の済むまで、ずっとここにいてもらうつもりです。
いつか。
福来。以外の猫さんが、椅子の上に平気で乗れる時が来たら。
その時、初めて、福来。は天国に行くのだと思います。
それまでは我が家でまったりとしてもらうつもりです。

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