木曜日はとても眠くて仕方がなかった。
仕事が山のように残っていて、タイムリミットを考えると
金曜日の午前中に目処をたてないと。
なので、木曜日は早く寝て、金曜日、早朝に起きることにした。
でも、残念なことに、目覚まし時計が壊れている。
今、思うと、携帯電話のアラームを利用したらいいのに、気づかず。
で、福来。にお願いしたのだ。
福来。ちゃん、4時に起こして!
福来。がいる時は4時に起きるのは、よくあることだった。
4時に起こすのだもの。
鳴いて起こす訳ではない。
私の枕元に(香座を組んだ形で)座って、じっと待つのだ。
しかも、私の顔をジーーーーっと眺めて待つのだ。
ん?
誰かに見られている!
痛いまでの視線に耐えかねて起きると。
目をあけると、そこに、福来。の顔がある。
それがいつもの朝の風景。
金曜日の朝。
目覚ましもないのに、私は4時8分に目を覚ました。
福来。が起こしてくれたんだと思った。
おはよっ! 福来。ちゃん!

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