朝、病院に行って、吐くのも止まったし。下痢も止まりかけたし。
後は食欲増進して、体重増やして、と思って帰ってきました。
福来。は帰って来て、一番に、スコーンベッドに入りました。
今までの経過から、このベッドに入る時は福来。の調子がいいんです。
調子が悪い時は、キャットタワーのボックスに籠もって出てきません。
だから、調子がいいのだと思っていました。
お昼前には、仕事部屋に行き、オペレーターさんの仕事を見ていました。
午後からの私は、入力の仕事がありましたので、
部屋でパソコンに向かって仕事をしていました。
福来。はすぐ横の椅子の上に乗って、ごろんと寝ていました。
この椅子に乗ると、いつもは香箱?座りというのですか。
(ごめんなさい、今、その座り方の言葉が出てきません)
それをするのに、今日は横になっています。

死ぬ2時間前の福来。
椅子の上で横になっているのですが、段々動いて私の近くに来ます。
午後から雨もあがって、日差しがさしてきて。
暑いから動いているのか、と思っていたのです。
すると突然伸びをするように体を伸ばしたと思ったら
椅子の上から落ちてしまいました。
普通、落ちたら、慌てて逃げる筈なのに、福来。は動きません。
小さくニャ〜ンと鳴いただけ。
慌てて、バスタオルにくるみ、抱きしめます。
目に力がなく、鼻は真っ赤になっています。
第一、いつも薬をあげるのに、バスタオルにくるむと抵抗するのに
抵抗どころか、体をぐったりと預けてきます。
それが丁度、午後5時前のことでした。
すぐにスタッフを呼び、抱っこしていてキャリーを開けることが出来ないので
彼女にキャリーの上を開いてもらって、ソッと福来。を入れます。
静かに静かに病院へ向かいます。
本当は走って行きたいのに。
福来。が辛いといけないから、静かに歩くのです。
でも、この時点で、私は腹をくくっていました。
福来。の状態が異常なのです。
命が尽きる前だと、しっかりと判りました。
目が潤んで、それでも私をジッと見つめていました。
病院に行くと、瞳孔が開いているからと緊急処置をされることになりました。
原因がわからないので血液検査をするか?
点滴で栄養を入れたら、持ち直すかもしれないが、入院が必要だとも言われました。
そんな話を何度も繰り返して聞き、何度も質問をし、答えました。
もし、先が短いのであれば、入院をしたくない。
私の腕の中で死なせてあげたい。
独りぼっちで旅立たせたくない。
そんな旨の事を言って、先生も納得して下さいました。
点滴を打って栄養を入れても、長く持たないだろうとのことでした。
来た道をまた静かに帰りました。
思わず伊與田さんに助けを求めていました。
お忙しいにも関わらず、すぐに来て戴くことになりました。
待っている間に、バスタオルでくるんだ福来。を抱きながら
「福来。の様態が急変した」の記事をアップしました。
実は私は福来。が私の膝に乗り、
「邪魔やなぁ。」と言いながら、パソコンをするのが夢でした。
今の福来。は邪魔をしません。
でも、福来。を膝の上に乗せて、パソコンがしたかったのです。
だから、不謹慎かもしれないけれど、記事をアップしました。
アップした後は、ずっと福来。を抱いていました。
病院では涙の一滴も出なかったのに、泣きながら抱いていました。
福来。ちゃん ごめんな。
もっと早く病気のことに気づけばよかったな。
辛かったやろ。
注射、いややったやろ。
あんな、しんどかったら、我慢せんと、逝ってもええねんで。
和代さんは充分や。
福来。ちゃん、しんどいやろ。
ええねんで。
早よ楽になってもええねんで。
福来。はゲップをするような感じを数回繰り返しました。
最後に大きく舌を出して、ゲッと言いました。
それが最後でした。
その後、息が段々小さくなっていきました。
ホッとしたような感じでした。
そして、息が絶えました。
時計を見たら午後6時50分でした。
伊與田さん達は間に合いませんでした。
でも、福来。と二人で静かにその時を迎えることが出来て
それでよかったのだと思います。
福来。と二人で、静かに静かにその時を迎えられました。
福来。ちゃん 偉かったな。
福来。ちゃんのこと、絶対に忘れへんで。
あんな、病気のこと、早く気づかなかった和代さんのこと
恨んでもええねんで。
猫さんは恨む相手に7回、化けて出るねんて。
7回と言わず、10回でも、20回でも、
和代さんの所に化けて出てきてもええねんで。
あっ、福来。ちゃんや、って和代さん、喜ぶさかい。
お化けでも何でもええさかい。
和代さんの所に来て欲しいねん。
待ってるで。
福来。のお陰で毎日午前4時に起きていました。
明日も多分、4時に起きるのでしょうね。
そう言えば、今日は珍しく起こさずにいて、寝させてくれました。
慌てて起きたのですが、食べてくれませんでした。
今日のことを予感していたのでしょうか。

死の1時間前の福来。
珍しく横になっているので思わず激写しました。
まさかこの写真が生きている福来。の最後になるとは思いませんでした。
皆様、色々と有難うございました。
どうか、京都で幸せに闘病生活をしていた、白黒猫がいたことを
忘れないでいて下さいね。
多分、明日の夜もアップします。
福来。のメモリアルになる、何かを考えていますので、そのご提案もします。
暫くはブログも残しておきますので、遊びに来て下さい。
福来。への追悼を書く予定をしていますので。
本当に有難うございました。
和代&福来。

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