2013/2/13

「水のいのち」に思う  


長いコメントになりますが、しばらくお付き合いください。

創立10周年記念演奏会に向けて3年がかりで取り組んだ「水のいのち」。最初は「こんな難しい曲、歌えるようになるだろうか」とか、「なじみのない曲を聴いてもらえるだろうか」などという声もありました。そのような団員の声に対して、私は「この曲に取り組めば、きっとみんなのレベルを引き上げてくれるし、自分の死に場所が見つかるよ」とか「この曲を指揮できるなら私は死んでもいい」とさえ訴えました。もちろん、素晴らしい伴奏者がいるから、3年間かければきっと歌えるようになる、と思っていたからですが、、、。

いざ取り組んでみて、第1曲目の「雨」はよかったのですが、その後は曲作りに本当に苦労しましたが、団員もくじけずに取り組んでくれました。第4曲目の「海」は、波の感じを表現するパートと、メロディを歌うパートに分かれているので、少ない人数のパート分けに苦労し、昨年のジョイントコンサートでは、練習不十分で不発に終わりました。

フィナーレの「海よ」も、3年目の今年、東近江合唱祭で発表しましたが、やはり不完全燃焼でした。家内からも「『水のいのち』は無理なんじゃないか」と言われたものです。しかし、演奏会も近づいてきたこの1ヶ月のあいだに(伴奏者が詰めて練習に参加してくれたこともありますが)、ようやく聴いてもらえるレベルになってきました。

そして演奏会当日。なんと家内からは「『水のいのち』が一番よかった」と言われました。そして、知り合いからは「素晴らしい曲を聴かせてもらえて感激でした。だいぶ練習されたんでしょう。」というメッセージを頂きました。当の団員からも「『水のいのち』が一番、感情移入して歌うことができた」という声を聴き、この曲に取り組んできて本当によかったと思いました。

素晴らしい伴奏をしてくださった中さわ先生、そして一生懸命練習に取り組んでくれた団員に感謝です。当日の反省会の際に、団員からは、サプライズで、団員一人一人から、メッセージつきのチョコ(その他)を、大きな袋二つ分もプレゼントしてもらいました。こんなチョコレートの山、生まれて初めてです。団員には「みんなのおかげで大好きな音楽を続けることができます。3年前にはあんなこと言ったけど、もう少し生きさせてもらって、みんなと一緒にがんばっていきたいと思います」とお礼の挨拶をしました。

数えきれないほどのたくさんの方々のおかげで、平成合併で大きな市になったとはいえ、もともと人口6500人あまりの小さな町で、こんな素晴らしい演奏会を開催できたことに、自信を持ちたいと思います。そして、私を輝かせてくれる多くの人たちのことを思い、また私の小さな明かりが、多くの人たちの人生に輝きをもたらすことができていることを思い、感謝の思いで、大好きな親鸞聖人の御和讃「一々の花の中よりは、三十六百千億の、光明てらしてほがらかに、いたらぬところはさらになし」を、あらためて深く味わっているところです。
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