事の起こりは私が放った朝のひとことでした。「買い物も毎週毎週めんどくさいなあ、たいして買い足すもんもないし、たまにはちょっとお出かけとかしたいな。」実は、淡路島もちょっと頭にはあったけど、篠山とか能勢の奥(昔住んでいたところ)とか、そんなところが妥当かな、と思っていました。でも、「橋を渡ったりして」という一言に反応した相方が、何やらあれこれ検索しています。
「淡路島にしよ」と言う相方の言葉に、お出かけの用意をしました。温泉にも入る、というのでてっきり立ち寄り温泉だと思ってました。今、まさに出かけようとするとき、電話がかかってきたので玄関から戻って受話器を取ると、淡路島の老舗ホテルからで、「ご夕食の件で連絡させていただきます。今日はお客さまが多いため、6時の回は満席になってしまい、8時からになるのですが、大丈夫でしょうか?」と。慌てて相方を呼び戻し、こんなん言うてはるけど、8時からやったら帰り何時になるん?遅すぎやなあ、というと、「いや、泊りやし大丈夫やろ。」ええ〜!!!!泊りやったん?私、バッグにお風呂道具と下着の替えしか入れてへんやん。
口をあんぐり開けたまま、それでも慌ててバッグを大きいのに変えて、あれこれ詰め込みました。それならそれと言うといてよ、しまむらで着替え買わなあかんところやったやん。
という訳で、旅の始まりです。ちょうど季節は冬、水仙が見ごろでしょうか?今からかれこれ35年ほど前、近所に住んでいたT三から、朝電話がありました。「よーこちゃん、淡路行かへん?」「え?淡路?毎日でも行けるけど。」「ちゃうやん、淡路島やん」
彼の車に乗り、神戸で(どっかのファミレスやったかな)友人ふたりをピックアップして、当時はまだ橋ができていなかったので、フェリーに乗りました。多分洲本港に着いたのだと思います。その時の写真があったはずなのに、どうしても出てきません、顔ハメのおもしろい写真がいくつもあったのになあ。
その時行った、水仙郷に今回もまた行って見よう、と思いました。(その時相方は行ってませんが)あいにくお天気はいまひとつで、橋を渡る時はこんな感じでした。