塾生には必ず伝えていた「エルトゥールル号」の話、年初めの映画化をきっかけに、とはいえ映画はまだ見てないが、もう少し自分の知識を補完したくなり、この春、秋月達郎著「海の翼」を読んでみたが、気持ち物足りなく(⭐⭐⭐)、門田隆将著の「日本、遥かなり」にも手を伸ばす。すると、エルトゥールル号の話から、近年の海外勤務の邦人救出できない日本の現状を問いかけた力作で、これは日本人として是非とも読むべき作品だと思った(⭐⭐⭐⭐⭐)。門田隆将氏については、ほかにも興味を引く作品が多く、そのうち是非それらも読んでみたい。
が、その前に、入院中読了した「逃亡」(⭐⭐⭐⭐)に続き、帚木作品にはまり、しばらくどっぷりになりそうだ。フランス、アフリカ、ドイツ、その間に恋愛物もありで、この作者の頭の中はどうなっているのだろう、その見識の広さと深さ、圧巻!でしかない。
聖灰の暗号⭐⭐⭐⭐
アフリカの蹄⭐⭐⭐⭐⭐
空夜⭐⭐⭐
ヒトラーの防具⭐⭐⭐⭐

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