bisqの普通な毎日

寝る時間を、1時間でいいから繰り上げたいと思っている。
ずっと前から思っている。
でも、どうしてもできない。
会社員だった頃から夜更かしだった。
というか、会社員だったころに夜更かしの癖がついてしまった。
どうしたら直せるんだろう。
生活改善計画、何度やっても三日坊主。
とほほほ・・・。

新聞配達のおじさん。
バイクにまたがったまま、背中を丸めている。
どうしたんだろう。
このあたりの新聞配達はまだ慣れていなくて、地図を見ているのかな。
それにしても、なかなか発進しないなぁ。
おじさんとの距離は、あと10メートル。
まだ私に気づかずに、必死に何かに集中している様子。
かなり近づいて、それがやっとわかった。
おじさんは、バイクのバックミラーを覗き込んで、生え際の白髪を探していた。
それは真剣になるよね。
私は、何も気づかなかったふりをして通り過ぎた。

小さいとき、家の柱に自分の背丈をこっそり刻んだ。
毎年、背丈が伸びてゆく自分自身を楽しみながら。
そんな自分を懐かしみながら、数年前、ある場所に自分の背丈を刻んだ。
その場所には、ごくたまに行くことがある。
そして、頭のてっぺんに手を当てて、位置に変化がないことを当たり前のように確認して苦笑いをするのだ。
背丈なんて、もう伸びないもんね。
だけど、もしも心の背丈を刻める柱があったらどうだろう。
その背丈が変わるのを感じたとき、どんな気持ちになるのかなぁ。

なんかさぁ。
事件のない人生なんて、ないよね。
もし、何の抑揚もない人生だったら、「自分はこんな毎日でいいのだろうか」なーんてぼやくんだしさ。
それでいて、何らかの事件が起きたりなんかしたら、それはそれで愚痴を言ってしまうんだ。
常に前向きに物事を変化させ続けていける人など、そう多くはない。
望まない変化だって、そりゃ来るさ。
変化が多いとか少ないとか、そんなことはどうでもいい。
要は、自分が人生にどう立ち向かって行くか、だ。

近年、ハンカチにアイロンをかけることがめっきり少なくなった。
というより、使うのはもっぱらタオルハンカチなので、アイロンは必要ないのである。
今や、タオルハンカチは、すっかりメジャーである。
日本中で、どれくらい多くの人がタオルハンカチに移行したのだろう。
温暖化は進む一方。
汗はかく一方。
タオルハンカチは、繁栄の途を欠くことがない。
でも、従来のぺらぺらなハンカチも、たまには使ってみようかな。
綿のハンカチにアイロンをかけるのが、やっぱり好きな私である。