カウカウ日記

今年も残りわずか。みなさんはどんな年でしたか？私は本当に牛一色の年でした。年末年始も関係無く通常の仕事があります。でもお正月の準備を今日はしました。



しめ縄を牛舎と事務所に飾り、鏡餅も置きました。機械も洗ったし、子牛用品も一年の汚れを落としたし。準備は万端です。来年も頑張って更新するので懲りずに見て下さい。みなさん、良いお年をお迎え下さい。

とうとう降りました。雪・・・。去年は前代未聞の大雪。今年は暖冬ということで「もしかしたら降らないかも」という淡い期待を抱いていたのですが降ってしまいました。雪が降って良いことは一つもありません。寒いし仕事が増えるし車の運転は怖いし・・。でも去年よりは随分ましでこの位の雪ならそこまで憂鬱にならずにすむかな。

今日は年末恒例の大掃除です。今日から年末に向けて大掃除が続くはず・・・。今日の私がやった掃除はパーラー舎の掃除です。


右がbefore 、左がafterです。かなり頑固な糞の汚れですが高圧洗浄機で落していきます。高圧洗浄機は有能でみるみる汚れを落としていくので夢中になり、やりだしたら止まりません。午前中ひたすらやり続け、それでも半分も落としきれなかったのでこれから午前中のノルマを達成するべく掃除に行ってきます！

予定通り子牛の出産ラッシュが始まっています。一昨日四頭、昨日四頭、今日朝の時点で二頭生まれました。子牛と言えば・・・今月の１２日に森永主催の「健康な乳牛を作るための子牛の育て方」という講演会に行ってきました。知らないこともたくさんあり勉強になりました。講演を聞いて思ったのは、子牛の管理で一番重要な事は初乳を的確に飲ませる、ということです。子牛を世話している人なら誰でも知っている基本的な事です。今まで講演会に行ったり人に聞いたりしてきましたが最終的にどの人達もどうやったら良質の初乳を早く飲ませることができるか、という話に行きつきます。人それぞれに意見が分かれてくるのは「どうすれば良質の初乳を適切に飲ませる事ができるか、その為にどうしているか」というところなのです。」講演を聞きに行き、うちの牧場で改善できるところはどこか、を話し合いました。良質な初乳だけを飲ませるために「初乳メーター」という測定器の入手を検討してもらっています。人工初乳も検討中。ところで私は牛の生態に興味があるので「いかに初乳を飲ませるか、そのためには・・・」ということは仕事上考えなければいけない任務はあるものの興味としてはそれほどなく、むしろなぜ子牛は免疫を持たずに生まれてくるのか、とかお腹の中ではどのような栄養成分のものを母親からもらっているのか、とかそのような類のことが知りたいのです。そして講演でひとつの疑問が解決しました。子牛はミルクは四胃、水は一胃に行くのですが同じ液状なのにどこでどう判断して一胃にいったり四胃にいったりするのか不思議でした。食道溝という筋肉状のチューブがあるのですがそれが開いたり閉じたりする事で見分けているらしいのです。さらにどうしてその筋肉状のチューブはどこで反応して開いたり閉じたりしているか。それは子牛の吸引行動によって閉じたり開いたりしているのだそうです。つまりミルクや水の成分に反応しているわけではなく子牛の体の作りがそうなっているのですね。面白い話です。あせって書いたのでちょっと意味不明の文章になってしまいました・・・。

最近、何かと忙しくなかなか更新できませんでした・・・。すいません。現在、新たな施設が建築中です。堆肥を処理する施設です。結構大きいらしい。堆肥舎の奥に立つので工事をやっていても全く気にならず、「はるか向こうの方で工事が行われているのだなぁ」と思うだけでしたが昨日からいよいよ機材が運び込まれ牧場内がにわかにあわただしくなっています。


こんな機材がたくさん運び込まれました。大きい施設だとは聞いていたのですが想像よりも大きそうだ、ということが判明し、一体堆肥舎の向こうではどんな工事が行われているのか興味が出てきました。カメラ片手に行ってみるとデコボコだった土地がきれいに整地され基礎のようなものが出来あがっていました。


その基礎に写真のようなクレーンで機材をのせていきます。写真ではあまり実感できませんがこのクレーン、すごっく大きいのです。上のほうはとてもじゃないけど写しきれませんでした。年明けには完成する予定だそうです。予定・・・。