2019/7/28 | 投稿者: pdo

1984年、プリンスの『パープル・レイン』と同じ年に大ヒットしたヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのアルバム『スポーツ』。

自分にとってのアメリカン・ロックのお手本は、ブルース・スプリングスティーンと並んでこのアルバムだ。

中でも『If This Is It』は一番好きな曲だった。

改めて歌詞を読んでみて、こんな曲だったんだとチョット驚いた。

けっこう切ないね。

I've been phoning night and morning
I heard you say "tell him I'm not home"
Now you're confessing, But I'm still guessing
I've been your fool for so so long

Girl don't lie,
just to save my feelings
Girl don't cry,
and tell me nothing's wrong
Girl don't try
to make up phony reasons
I'd rather leave than never believe

If this is it
Please let me know
If this ain't love you'd better let me go
If this is it
I want to know
If this ain't love baby, just say so

You've been thinking
And I've been drinking
We both know that it's just not right

Now you're pretending
That it's not ending
You'll say anything to avoid a fight

Girl don't lie,
and tell me that you need me
Girl don't cry,
and tell me nothing's wrong
I'll be alright
one way or another
So let me go,
or make me want to stay

If this is it
Please let me know
If this ain't love
you'd better let me go
If this is it
I want to know
If this ain't love baby, just say so



一晩中電話しても居留守
俺はタダの遊びだったのか?
お前がそう言っても俺はまだ疑ってる

嘘はつかないでくれよ
俺を気遣う必要なんてないからさ
泣かないでくれよ
何でもないんだって言ってくれよ
必死で言い訳しようすんなよ
お前を信じられない位なら別れた方がマシさ

そうなんだったら
俺に分からせてくれよ
愛してないのなら、別れた方がいいよ
これが愛なのかどうか
知りたいんだよ
愛じゃないのなら、ただそう言ってくれよ

お前はずっと考えてた
俺はずっと飲んだくれてた
お互いにこれじゃいけないって分かってた

お前はまだ終わってないふりをして
ケンカを避けるために何かを言おうとしている

頼むから嘘は止めてくれ
俺が必要だって言ってくれよ
お願いだから泣かないでよ
どっちでも俺は大丈夫だから
だから別れるか、
このままでいいと思わせるか
どっちかにしてくれ

そうなんだったら
俺に分からせてくれよ
愛してないのなら、別れた方がいいよ
これが愛なのかどうか
知りたいんだよ
愛じゃないのなら、ただそう言ってくれよ

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2019/7/16 | 投稿者: pdo

実家に戻ったついでに、高校生のときに読んだグリール・マーカス著『ミステリー・トレイン』を読み返してみた。

この本と、デイブ・マーシュ著『明日なき暴走』の2冊は、高校時代のバイブルだった。

『ミステリー・トレイン』という書名は、エルヴィス・プレスリーがデビュー前に吹き込んだレコードの曲のタイトルから取っている。

プレスリーの最高のパフォーマンスは、1968年のテレビ番組『ELVIS』における、カムバック・ステージであるとグリール・マーカスも断言している。

1956年に鮮烈なデビューを飾って世界の大衆音楽の歴史を一新した後、徴兵によるブランクがあり、生ぬるい映画出演が続き、ジョン・レノンには直接会った時に馬鹿にされ、もう終わった存在と思われていたプレスリーが、一か八かの賭けに出たのが、このテレビ出演だった。

33歳のエルヴィス。ここで「キング」にふさわしい存在感とインパクトを示さなければ、本当に終わる。

しかしそんな焦りはおくびにも出さず、気心の知れた仲間たちとギター・セッションに興じる体で番組は始まる。だが、マイク・スタンドに伸ばした彼の右腕は緊張のため微かに震えていた。

かつて一世を風靡したロックンロール・ナンバーをアコースティックな伴奏で座ったまま披露する。エルヴィスは最大の武器であった「腰の動き」を封印したままだ。が、彼のボーカルだけでもやはりただ事ではない。観客は震え熱狂する。

演奏は徐々に熱を帯びていき、遂に『ブルー・クリスマス』からの『ワン・ナイト』でクライマックスに達する。

このときエルヴィスは初めて立ち上がり、ギターのストラップを要求する。でもストラップは見当たらない。

彼はギターを置いて、立ち上がって獅子のように熱唱する。そこには他の誰も匹敵することのできない「キング・オブ・ロックンロール」がいた。

このときのプレスリーの前では、ジョン・レノンもただのションベン小僧にすぎない。

そんな存在は、この宇宙広しといえども、エルヴィス・プレスリーしかいない。

グリール・マーカスはこう言っている。

「彼の音楽の歴史上最高の作品だ。もし血を流す音楽があるとするなら間違いなくそれはこの作品のことである」

マーカスが『ミステリー・トレイン』の核心部分で言及しているこの夜のパフォーマンスだけで優に一冊の本が書けるだろう。

瞬間視聴率は70%を超えた。

これ以後、完全復活したエルヴィスはラスヴェガスで1000回以上の公演をこなすようになる。

だが、彼のパフォーマンスの頂点は、疑いなくこの1968年12月3日の『ELVIS』、そして彼が立ち上がって歌った『ワン・ナイト』だった。

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この歌には二つ歌詞がある。

エルヴィスがレコーディングしたのは、原曲のきわどい歌詞をマイルドに変えたものだ。

しかし、この夜、彼は、ヤバい方のヴァージョンを歌ったのである。

マイルドな歌詞はこうだ。

One night with you
Is what I'm now praying for
The things that we two could plan
Would make my dreams come true

Just call my name
And I'll be right by your side
I want your sweet helping hand
My loves too strong to hide

Always lived, very quiet life
I ain't never did no wrong
Now I know that life without you
Has been too lonely too long

One night with you
Is what I'm now praying for
The things that we two could plan
Would make my dreams come true


そしてヤバい方の歌詞はこれだ。

One night of sin, yeah
Is what I'm now paying for
The things I did and I saw
Would make the earth stand still

Don't call my name
It makes me feel so ashamed
I lost my sweet helping hand
I got myself to blame

Always lived, very quiet life
Ain't never did no wrong
But now I know that very quiet life
Has cost me nothing but harm

One night of sin, yeah
Is what I'm now paying for
The things I did and I saw
Would make the earth stand still


お分かりいただけただろうか。

同じ曲でありながら、まったく違う内容になっていることを…


蛇足ながら説明すると、マイルドな方のやつは、

「君と一緒に過ごす夜(One night WITH YOU)を僕は祈って(PRAYING)いるよ

 僕の名前を呼んでおくれ、そばに飛んでいくから

 ずっと大人しく生きて来たけれど

 君無しの人生は長すぎることに気づいたのさ」


てな調子のラブソングだが(これでも当時(エルヴィスがこの曲を出した50年代)はけっこうきわどい歌詞と言われただろう)、ヤバい方のやつは、

「罪の一夜(One night OF SIN)のために

 俺は今その報いを受けている(PAYING)

 俺が見てしまったこと、してしまったことは

 この地球の動きを止めてしまうだろう

 俺の名前を呼ぶのは恥ずかしいから止めてくれ

 ずっと悪いことをせずに大人しく生きてきたが

 そんな生活には害しかないことに気づいたのさ」


という当時の歌詞としては最大級に過激な内容となっているのである。

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2019/6/6 | 投稿者: pdo

Time after time
I tell myself I'm so lucky
To be loving you
I'm so lucky to be
The one you run to see
In the evening
When the day is through
I only know what I know
The passing years will show
You kept my love so young
So new
And time after time
You'll hear me say that i'm
So lucky to be loving you


ときどき自分に言い聞かせるのさ

君を愛することができてとてもラッキーだって

夜君が会いに駆けつける男が僕だなんて

すごくラッキーなことだと

一日が終わるとき

僕は自分の気持ちだけを知っている

何年経った後にも君への愛は若々しくて新鮮なまま

それでときどき僕は君にこう言うだろう

君を愛せるなんて僕はすごくラッキーな奴だって




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2017/12/4 | 投稿者: pdo

昔の記事の再掲。

ギルバート・オサリバン一世一代畢竟の名曲。

『アローン・アゲイン』の歌詞がこんな内容だと知った時は驚いたものだ。


Alone Again (naturally) / Gilbert O'Sullivan


今から少し経って
人生にとことん幻滅してしまったら
僕は決意を決めて 近くの塔を訪れ
てっぺんに登って、身投げするんだ
そうして皆にはっきりさせてやろう
体が粉々になるってのはどんなものなのか

僕は教会の中で見捨てられた存在
まわりの人たちはこんな風に言う
「まあ、可哀想に」「彼女に待ちぼうけを食わされたのね」
「私たちここに居ても仕方ないわね」「帰りましょうか」

で結局いつものように
僕はまた独りぼっち 当然のように

つい昨日まで 僕は元気で明るく陽気そのもので
未来を心待ちにしていた
僕の役目を演じたいと思わない人はいなかったろう

ところが、まるで僕を打ちのめすかのように
現実というものが姿を現して
ひと触れもせずに 僕を粉々に引き裂いてしまった

それで僕は疑ってしまう
慈愛に満ちた神が本当に存在するのなら
なぜ彼は僕が本当に必要としているときに見捨てるんだろう
僕には本当に助けが必要だったのに

また独りぼっち 当然のように

世界には、癒せないほどの心の傷を持ちながら
見捨てられたままの人がたくさんいると思うんだ
僕たちは何をすればいいんだろう
何をすればいいんだろう

何年も昔のことを振り返ると
何よりも心に浮かんでくるのは
父さんが死んだときに泣きじゃくったこと
溢れてくる涙を隠そうとも思わなかった

そして母さんは65歳で天に召された
僕には理解できなかった
彼女が愛した唯一の男性を奪われて
母さんはひどく傷ついた心を抱えながら
やり直さなきゃならなかった
僕の励ましの言葉にもかかわらず
彼女は何も語らなかった

母さんが死んだとき
僕は一日中泣きじゃくったさ

また独りぼっちなんだ、当然のように

また独りぼっちなんだ、当然のように




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2017/11/3 | 投稿者: pdo

STOLEN CAR / Bruce Springsteen

ある女と出会って、腰を落ち着けることにした

町はずれの小さな家で

結婚して、決して離れないと誓い合った

それから少しずつお互いの心が離れていった


最初はただの落ち着きのなさが原因だと思っていた

そのうちそんなことはなくなり俺たちの愛は深まっていくのだと

二人を引き裂いて俺たちを泣かせることになったのは

結局もっとそれ以上のものだった


そんな訳で俺は盗んだ車を運転してる

エルドリッジ通りを走っている

毎晩捕まるんじゃないかとビクビクしてるけど

決して捕まらない


あいつは昔俺が書いた手紙を覚えているかと尋ねてきた

俺たちが若くて大胆だったときの

昨日あいつはそれを読んだらしいけど

100年も前のことのように思えたってさ


それで俺は盗んだ車に乗ってる

真っ暗な夜の道を走っている

俺は大丈夫なんだと言い聞かせながら

この闇の中に消えてしまうんじゃないかとビクビクしながら



THE PRICE YOU PAY / Bruce Springsteen


覚悟を決めて勝負に出る

ハイウェイが終わり砂漠の始まる場所まで車を走らせる

日中までオープンな道を走り続ける

そして夜は眠る 払うべき代償と共に


THE RIVER / Bruce Springsteen

以前は重要に思えたすべてのことが

全部宙に消えてしまったように思える

今では俺はもう覚えていないかのように振る舞っている

メアリーも気にしていないようなふりをしている


I WANNA MARRY YOU / Bruce Springsteen


ベビーカーを押して通りを歩いていくおまえ

髪に付けたリボンは俺のためなのかい?

おまえは笑わなくなったし、口数も減った

ここんとこずっとただ通りを歩いているだけ

こんな複雑な世の中で二人の子どもを育てるなんて

ワーキング・マザーには寂しいことだよな


おまえと結婚したい

おまえの夫になりたいんだ

おまえと家族を作りたいのさ


おまえの翼を切りとるつもりはない

でも家庭を持つ二人の人間が一緒になるとき

こういうことも考えなくちゃならない

責任に直面することが必要なのさ


真実の愛っていうのは最後には勝つものさ

でもそれはおとぎ話じゃない

おまえの夢を叶えてやるなんて言えないけど

その手助けくらいならできると思うんだ


なあ愛しいおまえ、結婚してくれないか

俺はおまえと結婚したいと思ってる

そうさ

結婚してほしい


真実の愛なんて嘘っぱちだ

俺の親父は死ぬ前にそう言った

奴は傷ついた心のまま墓場に行った

満たされない人生が人を頑なにする


おまえが愛しい

これから先、誰かを求めるってことは

楽しいことも悲しいこともあるだろうよ

でも恥も外聞もなくこう誓うよ

おまえが俺の名前を名乗ってくれたら

俺は一生誇りに思うと



いずれも1980年のアルバム THE RIVER より
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