2020/2/22 | 投稿者: pdo

TWICEなどのアイドルスターを輩出している韓国の大手事務所JYPが日本でアイドル・グループを結成するために企画したオーディション番組『NIZI PROJECT』が今年放送されている。

毎週金曜日にHuluという有料サイトで配信され、現在は第5話まで来ている。

全国(海外の都市も含む)からの1万人を超える応募者の中から、26人が選抜され、日本での合宿に臨んでいる。

ダンス審査、ボーカル審査、スター性、性格の4つの基準で上位クリアできた者だけが最終的にデビューできる。最終的なグループの人数はまだ明らかにされていない。

誰をメンバーにするかを決定するのは、JYPの社長で自らもアーティストであるパク・ジニョン(PD,JYP、1971年生まれ、通称「餅ゴリ」)。

一般ファンによる投票制度などを採らず、プロのプロデューサー(パクジニョン)がすべてを決めるスタイルは、TWICEのメンバーを選んだオーディション番組「シックスティーン」と同じであり、中途半端に視聴者の意見を取り入れるよりもスッキリしていてよいと思う(視聴者投票スタイルによるオーディション番組「プロデュース48」が不正操作をめぐって大変なスキャンダルを起こしたのとも対照的だ)。

アイドルグループといえば日本ではAKBグループのスタイルがお馴染みだが、K−POPアイドルは何よりも「実力」の世界であり、実力よりもバラエティー適応力が要求される日本アイドルとは明確に基準が異なる。

歌やダンスの実力では、日本アイドルはK−POPアイドルに比較すれば高校野球とメジャーリーグ並みの差があり、果たして世界基準のグループを結成できるようなポテンシャルが日本人の中にあるのか? という当初の疑問は、番組開始早々氷解した。

エントリーした者の中にはJYPの練習生も混じっており、彼女たちの能力はやはりズバ抜けていた。今をときめくTWICEのミナ、サナ、モモも日本から韓国に渡ってJYP練習生として訓練された人材であり、本当に実力のある人は日本にもいるだということが証明されている。

今の放送は東京合宿でのダンス審査が終わり、ボーカル審査が始まった段階だが、ここまでで僕が注目しているメンバーについて触れたい。

【新井彩花(あらい あやか)】2004年生まれ

パクジニョンが「missA(JYPの人気グループ)のSUZYに初めて会った時を思い出した」とコメントした彼女は、ビジュアル的にはK−POPアイドルの中でも上位に来るだろう。ダンスやボーカルのレベルは今一つだが、本人の努力次第と言われている。JYP的にはデビューさせたい存在だろう。

【平井桃伽(ひらい ももか)】

奇しくもTWICEのモモの本名と一字違いの名前を持つ彼女は、ビジュアル的には個人的に一番好みかもしれない。手足が長くダンスも映える。パクジニョンは歌の素質を絶賛していた。

【尾崎すず】18歳大学生

いわゆる可愛らしいアイドル的な容姿ではないが、TWICEのジョンヨンのようなボーイッシュな魅力がある。性格もかなり個性的なものが感じられ、グループのアクセントとして欲しい存在と思う。歌はいまひとつだが、ダンスはかなり高く評価されている。

【山口真子(やまぐち まこ)】18歳

JYP練習生として2年7か月のトレーニングを受けて今回のオーディションに臨んだ。
ダンスはもうデビューできるレベルに達している。性格も誠実そうで、努力家でJYPの方針に合致している。結成されるグループのリーダー候補だろう。

【横井リマ】15歳

Zeebraの娘ということで、鳴り物入りでやって来たJYP練習生。ビジュアルは洗練されていて文句ないのに加え、ラッパーとして確実にメンバー入りするだろう。あとはどこまでポテンシャルを伸ばせるか、つまり、恵まれた才能をさらに飛躍的に開花させて、BLACKPINKと勝負できるようなレベルまで行けるかどうかが問われている。

【岸田りりか】17歳

大阪出身、3歳からクラシックバレエをやっていて、オーディションのときにはPDからバレエをやっていることは動きが静的になりかえってウイークポイントになると指摘され、いったん保留後の合格となった。しかし合宿のダンス審査ではその点を克服して、POPダンスを見事にこなしていた。「大阪娘」の負けん気が伝わってくる、応援したい存在だ。

【井上あかり】14歳

好感の持てる笑顔で、性格がJYPのツボにはまった。デビューできれば、人気メンバーになることは間違いないだろう。

【ヒルマンニナ】2005年生まれ

名前と容姿から分かるように、アメリカ人と日本人のハーフ。恵まれた容姿と体格に伸びやかで純粋なオーラは大器を予感させ、オーディション段階でパクジニョンが最も評価した存在のひとり。ダンス審査では正式なダンス・レッスンを受けた経験がないことから辛口な評価を受けたが、天性のスター性から、最終メンバーに残る可能性は高い。

【鈴野未光(すずの みいひ)】14歳

将来、NIZI PROJECTは、ミイヒを輩出した番組として記憶されることになるかもしれない。ビジュアル、歌、ダンス、性格、すべてにおいてアイドルとしてずば抜けた資質を持っている。TWICEのコンサートを見に行っていたときにスカウトされ、JYP練習生として今回のオーディションに臨んだ。逸材としか言いようがない。彼女を見るためだけにでもこの番組を追いかける価値はあるだろう。
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2017/12/25 | 投稿者: pdo

ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」12月24日東京ドーム公演を見に行ってきた。

娘に頼まれてファンクラブ会員になっており、前日の夜になって急遽用意できた座席(制作開放席)が用意できたという連絡が来たので、急遽参戦することに。

ナマ嵐初体験がこんなサプライズで実現し(24日は娘の自担の相葉雅紀の誕生日でもあるのだ)、狂喜と号泣の後、徹夜でうちわを制作しフラフラな娘と、午前中から東京ドームに向かい、グッズ販売の列に2時間ほど並んでポスターやパンフレットや写真やらのグッズ購入。

このときに、ライブ中に客席で観客が応援で振り回すための「ペンライト」も買うしくみとなっており、これが2500円もするので、実質的にチケット代8500円と合わせて12000円は必要となる。

列に並びながら周囲を観察。年齢層高し。自分より明らかに年長の婦人連の姿が目立つ。十代らしき女子は中年の母親と一緒というパターンが目についた。今の嵐のファン層の傾向が顕著で興味深かった。男性も若いのから中高年まで散見されるも、カップルの姿はほとんど見えず。たしかにクリスマス・イブに嵐のライブでデートという発想はあるまい。父娘連れというのはかなり珍しい。

無事グッズを入手して、開場の16時までに少し時間があるので昼食の場所を探すがドームシティ内の店はどこも長蛇の列。あちこち彷徨ったあげく後楽園駅近くのサイゼリアに辿り着き、ここでも10組くらい先着の列ができていたが、20分ほどで席に着けた。娘は胸がいっぱいで頼んだパスタにはほとんど手を付けず。

15時過ぎにドーム周辺に行くとすでにたいへんな人だかりで、さすがに若い女子のグループが目につく。「同行させて下さい」というプレートを掲げる女の子たちが通路沿いにずらっと並んでいる。ダフ屋の姿がほとんど見えないのは転売チケットに厳しい対応を取る事務所の方針の反映か、一般的な取り締まりの強化の成果かは不明。

15分くらい前から入場列の形成が始まり、デジタルチケット(自分のスマホやタブレットに表示されたバーコード。スクリーンショットやプリントアウトされたものは不可)を機器にかざして係員のチェックを受けてドーム内に無事入場。指定された席を探し、たどり着くまでにたっぷり10分は歩かされる。この時点ですでに娘は感涙に咽んでいる。

直前に決まった余り券なので、いわゆる「見切れ席」か「天井席」みたいな、ほとんどメンバーの動きなど見えない場所だろうと思っていた。実際ライトスタンドの、ステージ真横の席で、正面からの舞台のスクリーンや奥まった場所はまったく見えなかったが、ステージまでの距離はそこそこ近く、映像スクリーンも設置されているのでメンバーの姿が追えないことはない。娘の気分を盛り上げようと「こんな近い席でよかったじゃん!」と煽るとますます感動の号泣。隣の席に来た若い女性二人組も、こんないい席だと思わなかったと感激していた。

開演時間までの2時間、「始まったら終わっちゃうからこのまま永遠に始まらないで欲しい」と口走る娘。客席が徐々に埋まり、暗い室内に光るペンライトが幻想的に雰囲気を盛り上げる。

この間にトイレに立つ。男子トイレはガラガラ。女子トイレは長蛇の列。開演までに間に合うのだろうか? と思っていると、案内の人が「今から並んでも開演には間に合いません!」と絶叫していた。じゃあどうしろというのか。

当初は自分の分のペンライトは買わなかったが、せっかくなのでドーム内のグッズ売り場でペンライトを購入。座席に着くと、座席についているシールの符合と同期させて、会場全体の照明の演出に同期する仕組みになっている。

もうすぐ開演の18時になるというとき、スタンドのペンライトが、ほとんど相葉雅紀のメンカラである緑一色になる。前述のとおり、今日は相葉雅紀の誕生日なので、これも演出かと思っていたら、後に松本潤がMCで指摘したところでは、自然発生的なものだったようだ。

そしていよいよ開演。耳をつんざくような黄色い歓声の中、オープニングを飾る「GREEN LIGHT」(緑の光!)のイントロが流れる。

隣の女子二人組は涙声で叫びながら「ヤバイ! ヤバイ! ヤバイ!」しか言っていない。娘は号泣しながらうちわで顔を隠して眼だけステージのダンスを追っている。自分も娘に渡されたうちわ(「相」と「葉」がそれぞれに書かれている)を左手に持ち、右手に持つペンライトを振り回しながら、リズムに乗って小刻みに身体を振動させる。

物凄い興奮状態の中、あっという間もなく1曲目が終わると、続いて「I'll be there」へ。これは相葉雅紀の主演ドラマ「貴族探偵」の主題歌で、当然相葉雅紀がフィーチャーされる。相葉雅紀のために徹夜でうちわを制作した娘はほとんどステージを見ることもできず号泣したままだ。

息つく暇もなく、ハードなダンスチューン「風雲」へ。オープニングからのこの3曲はすべてニューアルバム「untitled」からのもので、ファンとしてはアドレナリン大放出の最高にアガる曲順である。メンバーの衣装は赤と黒のキメキメの地球防衛軍のよう。激しい曲調にもぴったり。

続いて曲は嵐の定番パーティー・ソング「Attack It!」に移る。ひとしきり盛り上げた後、櫻井翔を中心にMCの時間へ。大興奮状態の観客もここでようやく一息つける。娘もようやくペンライトを振れるくらいまで立ち直った。

・・・・とまあ、こんな調子で書いていくと長くなりすぎて止まらないので、ライブ・レポートはここで打ち切る。

全体的に、非常に洗練され考え抜かれた演出、歌、ダンス、MC、照明、すべての面において日本のナンバーワン・アイドル・グループの名に恥じぬ素晴らしいパフォーマンスだった。

特に大野智のダンス(「つなぐ」での冒頭のパフォーマンスは圧巻)と歌唱は一流といってよく、移動ステージでのファンサービスも熱心で、個人的には担当になってもいいかと思ったくらい。

ステージでの存在感が一番あったのは松本潤だったように思う。ライブの演出面などは彼が自分で決めているというが、自分自身への圧倒的な自信と風格めいたものまで感じられた。

櫻井翔は全体への目配り、MCなどでリーダーシップを発揮していた。彼が嵐というグループの成功に果たした役割は大きいし、今後のグループにとっても最大の鍵となるメンバーだろう。

二宮和也と相葉雅紀は、「UB」というBLを連想させる曲でBLを連想させる複雑怪奇なパフォーマンスを披露していたのが印象に残る。

途中のMCで今日が誕生日の相葉雅紀を祝ってバースデー・ケーキを囲み、スマホで記念撮影するというコーナーがあったが、楽屋落ちにつきまとう嫌らしさみたいなものとは無縁な和気が会場全体のムードを温めていたことからも明らかなように、このグループが時代から祝福された状態にあることはあらゆる実績が示すとおりだ。

公演が終わり、人混みの中を駅に向かい、家に着いたときには疲れ切っていたが、たまにはこんなクリスマスもよかった。嵐のおかげで生まれて初めて娘とデートできたし(こんなハプニングでもないと絶対に不可能だった)。
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2017/5/18 | 投稿者: pdo

阿川佐和子サンが63歳で、69歳の男性(定年退職した元大学教授)と入籍したというニュースを聞いて、彼女の「独占手記」が掲載されている週刊文春を買った。

さすが名エッセイスト(そして作家阿川弘之の娘)だけあって、読ませる、面白い手記だった。

阿川佐和子は本人も書いているように「還暦すぎても独身で明るく生きているイケてる女性」というイメージがあったので、ここにきて入籍というのはそれまで“売り”にしていたイメージを裏切る行為との自覚もあったようだ。

とはいえ結婚という形を選んだ理由も正直に綴られていて、ずいぶん年上だけど微笑ましいなあとさえ感じる。

相手は元々家庭を持っていた男性であり、「略奪婚」などとスキャンダル的に書きたてる記事もある(そしてネット上には非難の声が溢れている)ようだが、こうした事柄に当事者以外の人間が口を出すのは野暮なこと、という認識がワールドスタンダードであることは、フランスの新大統領の結婚相手についてフランス国内外で何の問題にもなっていないことからも明らか。

熟年離婚がブームと言ってよいくらいに増えている一方で、こういう熟年婚も増えているというのは個人的には好ましい傾向だと感じる。

ガルシア=マルケスの『コレラの時代の愛』を読んだ後なので余計にそう感じるのかもしれない。
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2017/2/15 | 投稿者: pdo

ネットって怖いなあ・・・


「出家だけではなくて

 誰か

 ギリギリだと言った部分に隠された事

 誰か

 気付いてくれてますように

 また

 一つの事実がもう消されそう」(清水富美加(本名)のツイート)



詳しくはこのまとめとかこのまとめを読んでもらうのがいいと思うけれど、結論から言うと、清水さんが上のツイートで呟いている「一つの事実」というのが「性的接待の強要」だったという説がけっこうな説得力を持って流布しておるんだよな。

韓国の芸能界ではここ数年で何度も問題になったが、日本でもやっぱりあるんだなあそういうことが、と思ってしまう。

清水さんに「仕事放り出して宗教に走ってケシカラン」と偉そうに説教モードの腐れコメンテーターや無能タレント連中がそういう実態を分かって言ってるんだとしたら、この国の芸能界の闇は果てしなく深いということだよなあ。

で、話を戻すが、上で紹介したまとめサイトに何が書いてあるかと言うと、

漫画家の西原理恵子が「ダーリンは70歳」という漫画を描いていて、そのダーリンというのは、夫である「高須クリニック院長」高須克弥氏のことなわけ。

で、内容というのが、もう70歳のドクター高須のところに、某芸能プロダクションの社長と思しき人物がやってきて、しきりに若い女優やタレント志望の女の子を「紹介」しようとするという話。

そりゃ高須クリニックといえば、めっぽう金持ちでスポンサーとして力のある所だから、芸能事務所が営業に来るのは珍しくないんだろうが、中でもこの事務所の社長は、やめてと言ってるのにしつこくてヘキエキしている、と妻である西原理恵子に愚痴ってるわけ。

そんなある日、この社長が連れてきたのが、まさに妻に生き写しの19歳のタレントで、

「奥さんって50歳なんでしょう? 同じモノならこの新車の方が良くありませんか?

 ていうか、何かの時のバックアップ用にとっておいても損はないかと思いますよ」

とえげつないハニートラップをかけてきたという。

で、このときに連れてこられたのがどうも清水さんっぽい、と指摘した人がいるわけ。

西原理恵子
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清水富美加
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ご覧の通り西原氏と清水氏は確かにそっくりと言ってもいいくらい似ている。

2年前なら高須氏は70歳、西原氏は50歳、清水氏は19〜20歳で、年齢的にも合うと。

高須氏はもちろんハニートラップには乗らなかったわけだけれど、この社長は、いろんなところでこういう営業をしていたことは容易に推測できるわけで・・・

さらに意味深なのが、高須氏は、清水氏の

「すり減っていく心を守ってくれようとしたのは事務所じゃなかった」

というツイートに以下のようにリプライしているのだ。

「心の蓄電池は頑張るほど消耗して鬱になります。ストレスから逃れてゆっくり充電することで改善します。しがらみを切り捨ててストレスの多い環境から脱出することは正しいです。仏教の開祖であるお釈迦様ですら全てを捨てて出家なさいました。良い道が開けますよう。」


「死にたい」とまで言うのはよほど追い詰められないと口にできない言葉だと思う。しかし、レプロはそのメッセージにまったく聞く耳を持たなかったのは確かなようだ。

これからも清水さん個人を攻撃するたくさんの報道や芸能関係者のコメントが流されると思うが、この件に関しては、レプロでも幸福の科学でもなく、清水富美加を信じたい。

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2017/2/14 | 投稿者: pdo

昨日の話の続きというか脱線だが、坂上忍という人物について自分が大きく勘違いしていたことに気づいた。そんなことはとっくに分かっていたという人にとっては「今さら何言ってんだ」という類の話かと思うが、自分にとっては発見だったので記しておく。

坂上忍が出演しているワイドショーやバラエティーをほとんど見たことがない自分にとって、この人のパブリック・イメージは、「本音で毒舌、でも愛すべきところもある大衆的キャラクター」というものだと思い込んでいた。以前のビートたけしや今の有吉弘行と同じ立ち位置という扱いだ。

彼は子役としてブレイクした過去があり、かなりの間鳴かず飛ばずの苦しい期間を潜り抜けて再ブレイクしたという程度の認識はあった。

少し違和感を持ったのが、つい最近彼の「いじめ問題」に対する発言をネット記事で目にしたことだ。

クラスで孤立していじめのターゲットになりやすい「ぼっち」についての話題になった時、

(以下引用)

坂上さんの「ぼっち批判」は、「グループ分けは先生が決めて」と話す中学1年生の女子に浴びせかけられた。

修学旅行や校外学習でグループ分けをする際、生徒に決定権を与えれば、孤立する生徒が必ず出る。中1の女子は「自分たちで決められるようになれという(教師の)意図もわかるが、孤立する子が出ると、グループ分けの時点から楽しくなくなる。先生が決めれば、誰も文句は言えない。平等になって良いと思う」と提言する。教師の独断でグループを分ければ、「ぼっち」をなくせるというのだ。

ホランさんも「自主性を養うことは分かるが、余った子にはすごくつらい」とこれに同調した。

しかし、坂上さんは、「『俺、普通にしてたら余るんだ』というなら、余らないように努力するのも一つ」とピシャリ。さらに、「社会に出ると、余ったら仕事ねぇから」とクギを刺した。


(引用おわり)

この発言を知ったとき、自分の頭に浮かんだのは、数年前のラジオでピエール瀧と伊集院光の間で交わされた以下のトークだった。

(以下引用)

瀧 今さ、巷で昨今のいじめ問題とかあるじゃないですか? いじめるヤツ、いじめられるヤツ、あのね、そいつらに言いたい。お前ら将来伸びるから、今、死んじゃダメ!(爆笑)

伊集院 (笑いながら)ホントに青臭いことじゃなくて、その一瞬、お前ら敵に囲まれたと思うけどその外側にもっと凄い色んなことあるから!(爆笑)

瀧 今、受けたそのひどい体験は、今のお前にとっては受け入れがたいかもしれないが、お前その経験をしとくと、将来伸びるから!!(爆笑)

伊集院 ブハハハハッ!!

瀧 今死ぬな!! 伸びるから!! って感じ(爆笑)。

伊集院 お前ら、びっくりするだろうけど、今、お前の周りにいる30人全員敵だろ? だけど、その周りに300人いて、その周りの3000人が全員敵になる瞬間があって、30000人が急に味方するときがあるから。その一層(30人)だけで判断するなよ……。

瀧 (笑いながら)判断するなってことを言いたいオレは! フハハハハッ!!


(以上、『藝人春秋』(水道橋博士 著)より孫引き)

これらの発言を比較してみると、「いじめ」に苦しんでいる子どもに対して、両者が真逆のメッセージを放っていることに気づくだろう。

一方の坂上は、「いじめられないように体制に順応するよう努力しろ。そうしないと世間に出てからもお前に仕事はない」と言い、他方(瀧と伊集院)は、「学校という狭い世界で孤立しても気にするな。世間に出ればお前と同じ感性の味方はたくさんいるから」と言っている。

どっちが正しいということではなく、現にいじめに遭っている生徒にとって、どちらが励みになる言葉なのかは言うまでもないだろう。

坂上忍の発言は、弱っている者を絶望に突き落とすようなメッセージだ。それは清水富美加をギリギリの状態に追い込んだレプロとまったく同じ言い分である。

まさに昨日の坂上忍のコメントもそうしたものだった。清水が「事務所から精神的に追い込まれていたのでは」との問題提起にも「擁護する気は一切ない。結果論として仕事を飛ばしているわけだから」と断言している。

こういう発言から判断するに、坂上忍が再ブレイクしたのは、視聴者に受け入れられたからではなく、テレビ局という体制側にすり寄って、「余らないような努力」をした結果なのだろう。

だから、彼から見て、そのように努力していないように思われる存在に対しては、切って捨てるような見方になり、こういう血も涙もないような発言ができるのだろう。

そして、こういう坂上忍のような男が重宝されている民放テレビ局というのは、やっぱりそういうところなんだな、という当たり前の結論に納得した次第。

FUCK YOU.

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※追記 

伊集院光がこの件について、

少なくとも「死にたい」とまで言って追い詰められた女性について著名人が『仕事があるんだから全部やれ』だとか『周りに迷惑をかけるんじゃねえ』とか『俺もそうだった』とか言うのは明らかにおかしいってのに気づかなきゃダメなんじゃないか?

とラジオで発言したそう。


GOOD JOB!
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