2019/12/11 | 投稿者: pdo

今日の1曲目:Only With You / Taturo Yamashita



こんばんは。本日は「山下達郎のサンデー・ソングブック」風にオープニングをお届けいたします。

さて、前回の放送をお聞きになった方から、曲の内容が暗すぎて辛かった、とのお便りをいただきました(笑)。これはたぶんShingo2さんの「No.13」という曲の歌詞のことだと推察しますが(笑)、前回の放送でも申し上げました通り、この曲には同じ歌詞でバージョン違いのものがございます。こちらは「No.13」が収録されているアルバム『緑黄色人種』が2002年に再発されたときに新たに収録されたバージョンになります。こちらのバージョンは同じ歌詞でも癒されると思いますので、前回の放送で落ち込んだ方もこちらで癒されてくださいませ。

今日の2曲目:No.13(Reprise) / Shing02



本日のK-POPコーナーでご紹介するのは、JYPことパク・ジニョン先生による新曲でございます。先生と申しますのは、彼は自らミュージシャンとして活動するとともに、JYPエンターテイメントという芸能事務所を立ち上げた経営者でもあるのです。事務所の社長のことは「先生」と呼ばれて、歌番組で一位になったりするとグループのメンバーはまずカメラに向かって事務所の社長に感謝の言葉を述べる光景がよくみられます。

JYPEは過去にWONDER GIRLSやMISS.Aなど偉大なK-POPグループを多数輩出していますが、今の稼ぎ頭は何と言ってもTWICEですね。このパク・ジニョン先生の新曲もTWICE人気に乗っかって(笑)、PVの冒頭でTWICEの曲のイントロを弾いたりしてます。曲もビデオもよくできていて面白いのでご紹介します。

今日の3曲目:FEVER / J.Y. Park(Feat.BIBI)



今日の4曲目:Please Don't Stay (Once You Go Away) / Marvin Gaye



続いてお聴き頂きましたのは、マーヴィン・ゲイ不滅の名盤『レッツ・ゲット・イット・オン』より、不滅の名曲「Please(Don't)Stay」でございました(山下達郎風に)

本日最後の曲は、例によってザ・ビートルズでございます。

ビートルズのアルバムの最高傑作は何か? とは人類の抱える最大の難問の一つですが、一般的には『サージェント・ペパー』という意見が多いような気がします。

私もそれに特段異存があるわけではございません。でもちょっと持ち上げられすぎかな、という気もいたします。「抱きしめたい」や「ハードデイズ・ナイト」や「ヘルプ!」や「ドライブ・マイ・カー」や「レット・イット・ビー」のようなインパクトのある名曲が入っているわけでもなく、今聴くと変にゴチャゴチャした曲が多い気もします。

何より、これはポールのアルバムで、ジョンはあんまりやる気が感じられないんですよね。

サーカスのチラシを見ながら書いた「ミスター・カイト」とか、テレビCMを見ながら書いた「グッド・モーニング・グッド・モーニング」なんていかにも適当に作った感じしかないですし、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」も、そこらへんに置いてあった新聞を見ながら適当に書いた歌詞という臭いがプンプンします。

でも、この A Day In The Life をビートルズ最大の名曲に挙げる人もいるくらいです。

確かにこれはすげえ曲ですよ。でも、その凄さって一般的にはあまり知られていないと思うんです。

一回聴いてみましょうか。

今日の5曲目:A Day In The Life / The Beatles



音楽的にどう凄いのかということは、時空を超えてさんざん語りつくされていると思うので、あえてそこは語りません。というか、語るだけの知識もないので。

この曲がそれまでのポップミュージックと決定的に違うところは(まあビートルズの出現そのものがそれまでの大衆音楽との決別であり次元上昇だったわけですが)、日常の風景、文字通り a day in the life (生活の中の一日)の中にとんでもない非日常が潜んでいる、というか表裏一体のものとして摩訶不思議な神秘がそこにある、ということをわずか3分そこそこで表現してしまっている、ということではないでしょうか。

この『サージェント・ペパー』というアルバム自体が、架空のバンドによる架空のステージというメタ構造になっていて、日常とは遊離した世界で行われている出来事を表現しているわけですが(実際「Lucy in the sky with Diamonds(LSD)」とか「Within You Without You」とか明らかにトリップしたような曲も入っています)、そのアルバムの最後の曲の冒頭に、「今日新聞を読んだら」とか「今日映画を見に行ったんだけど」とか、日常世界のことが語られることで、聴いている人の意識は非日常的世界から日常的世界に戻されることになります。

ああ、今までのトリップは終わったんだ、終わりなき日常に戻らなきゃ、ということになるわけです。

ひとしきり新聞を読んだらとか映画を見に行ったらとかいう話をした後で、やにわに、というか、藪から棒に、ジョンは、「I'd love to turn you on」と呟きます。「Turn on」は明かりをつけたりスイッチをつけたりすることで、「turn you on」だと、君にスイッチを入れる、つまりムラムラさせるという意味にもなります。ここでは、意訳すれば、「あんたに、違うものを見せてやりたい」とでもいう意味でしょうか。

で、あのオーケストレーションが来るわけです。どうってことのない日常の裏に、実はこんなもの隠されているんだよ、普段君は気づいていないかもしれないけれど。フォルテッシモへと高揚するオーケストラは、無限に拡大する意識の暗示です。

意識の拡大がピークを迎えたところで、再び日常の風景が来ます。「朝起きて、ベッドから出て、髪をとかして、お茶を飲んで、バスに乗って、オフィスに着いて、みんなが喋っていて、僕はうとうとする・・・」ポールが歌うこの部分は、ただ日常を描くのみで終わります。

するとジョンが、また新聞を読んで、ニュースを見て、という話を始めます。「ランカシャーのブラックバーンに4000もの穴が開いていたんだと。その穴は比較的小さかったのに、全部の穴の数を数えたらしい。その穴がいくつあればアルバートホールを埋め尽くすのに必要かまで分かったらしい・・・」どうでもいい、くだらない話です。でもニュースなんてどれもそんなものです。

またジョンは僕たちを誘惑します。「君を目覚めさせたい、こんなくだらない日常に思えるものが、意識を拡大すればどんな風に見えるものかを・・・」

そして行くところまで行ってしまって、ポップミュージックの終わり方としては極めて異例なエンディングを迎えます。

もし僕が1967年に、何の予備知識もなしに、ビートルズの新譜としてこのアルバムを聞いたとしたら、たぶん呆然となったと思います。何なんだこれは? と興奮で寝られなかったでしょうね。

ビートルズの偉大さ、『サージェント・ペパー』の偉大さ、中でもこの曲の凄さは、「彼方にあるもの」を日常の只中にあるものとして垣間見せたこと、そのようなものとして提示したことです。

それができたのは、あの当時のビートルズという存在の影響力の巨大さ、全世界の注目があったからこそで、そしてあのタイミングであの曲が出たこと、それが『サージェント・ペパー』というアルバムが歴史的事件になりえた理由です。

ビートルズは、人々の意識を変えるという、どんな哲学者も政治家も芸術家も革命家も滅多に成功しなかったことを、本当にやってしまいました。

その奇跡が凝縮されたのが、この「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」という曲でした。

もう一度聴きながら、お別れいたしましょう。ごきげんよう、またいつか。

今日の5曲目:A Day In The Life / The Beatles




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2019/12/5 | 投稿者: pdo

今日の1曲目:Yer Blues / The Beatles



ジョン・レノンの命日が今年もやってまいります。皆様いかがお過ごしでしょうか。

僕は世代的にジョン・レノンの死をリアルタイムで実感しませんでした。僕がリアルタイムで実感したポップスターの死は、プリンスだったと思います。

ジョンもそうですが、プリンスも旺盛に作品を発表し活動し続けていて、亡くなってしまうなどと想像したこともなかったので、衝撃でした。


今日の2曲目:Sexual Suicide / Prince

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プリンスよりも前に、マイケル・ジャクソンも早すぎる死を迎えました。そういえば、作家(小説家)には自殺する人が多いですが、ミュージシャンにはそれほど多くない気がします。小説よりも音楽の方が生命に近いからでしょうか。

お聴きいただくのは、マイケルが19歳の時に作った曲です。


今日の3曲目:Be Not Always / Michael Jackson



さて、今日のK-POPコーナーでお聴きいただくのは、この年末も韓国の歌番組やら日本の紅白歌合戦やらで大忙しの「TWICE」の最年少メンバー、チェヨンのソロ曲です。彼女は普段はラップ担当ですが、メロディアスな曲を歌わせても実にいいですね。TWICEのメンバーは誰を取っても非の打ちどころがなさすぎて困ります。

今日の4曲目: Alone / Chaeyoung (TWICE)



本日の隠しテーマは、もうお気づきでしょうか。

僕が初めて死を意識したのは、物心ついてまもなく、「死んだらどうなるんだろう?」と思って、夜布団の中で、ぎゅっと目を瞑って、死を疑似体験しようとした記憶があります。

真っ暗な中で、トンネルのようなものがあって、それを潜り抜けると、何もない「無」の世界になる気がして、怖くなって引き返しました。

思春期になると、本気で死というものが怖くなってきました。死んだら本当に何もなくなってしまうのだとしたら、生きている間にどんな悪いことをしてでも他人を踏みつぶしてでも自分の快楽のみを追求するのが正しい生き方だということにならないか。

「神が存在しないのなら、すべては許されるのではないか」なんてドストエフスキーの小説の登場人物のような悩みを抱えるようになりました。それで文学書やら哲学書やら聖書を読みふけりました。そこには解答はありませんでしたが、束の間の安心感を得ることはできましたが、所詮所詮誤魔化しの安心感でしかありませんでした。

お聴きいただくのは、日本の誇るHIPHOPアーチストの一人、シンゴ2の名盤『緑黄色人種』からのナンバーです。この曲にはバージョン違いもあって、そっちとのテイストの違いを聴き比べるのも一興かもしれません。


今日の5曲目:No.13 / Shingo2



胸のイタミ13階から見た景色
目の前に広がる夜景
やけに静けさが遠くに感じる屋上
足が臆病になるのも押さえ
6秒間の黙祷に人生がよぎる
振り返れば一瞬の儚さなればこそ
枯れたこの目に映るぼやけた映像は止まっている
気づけば出口を必死に探していた
この迷路の向こう側は新しい入り口になるから
嗚呼、あの人のあの一言あの出来事出来心がのしかかる
やっかいな社会の重みが手首の刃物
だって人間だもの
煮え湯を飲まされて、喉元すぎれば熱さは体の隅々まで届く
今夜ほど孤独に感じたことはない
何をしても、咳をしても一人
息を引き取り消えてしまう前に
それを知っただけでもありがたい
去りがたい場所があってこその旅立ち
生命力そのものをも上回る、偉大な悲しみの力
静かに私を迎えに来た、後を濁さずに発つこの地から
しかしこれほど潔い清い気持ちは、いまだかつてあっただろうか
初めて、確かに何かをしたいと思い
それを実行するときが来た
階段を上り、足をかけるだけのこと、ただそれだけ
冷たい風の応援を背に、この一時は永遠に続く
もう私の頭上に太陽は昇らない
それが正しいのです、たぶん
だらだらと続いてしまった駄文に恐縮ながら
終止符を打つ。

さようなら、私の記憶
さようなら、私の顔


今日の6曲目:悲しみのない世界 / 坂本慎太郎



この曲もいくつかバージョン違いがありますね。

さて、本日の最後に相応しい曲は何かと考えていたら、これが浮かびました。


今日の7曲目:永遠なるもの / 中村一義



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2019/11/26 | 投稿者: pdo

今日の一曲目: Bluebird / Charlie Parker



貴方だけ今晩は、悲しみよこんにちは、そして武器よさらば。全国0局ネットでお送りしています、妄想夜電波、オープニングを「粋な夜電波」からパクりつつ第6回目の放送となります。

寒くなってまいりました。先日、「東京裁判」という映画を見てまいりました。実に4時間半に及ぶ長大な上映時間でしたが、まったく長いと感じませんでした。むしろ、もっと見たくて、裁判の模様を省略せずに、毎日4時間ずつ10日間連続上映とかしてくれないかな、と思ってしまいました。

東条英機をはじめとするA級戦犯たちが連合国によって裁かれる過程を描いた裁判ドキュメンタリーですが、弁護士もアメリカ人で、冒頭から強烈な弁論をします。要するに、真珠湾攻撃の首謀者を裁くのなら、原爆を落とした人間はどうなるのか。戦争における殺人は合法的なもので、そもそも犯罪ではないんだ、と演説をぶつわけです。

そして裁判官の中には、インドの人もいて、有名な「パル少数意見」という、全員無罪という判決を書いたのがパル判事です。日米開戦の前夜に両国の間で交わされた外交文書は「ハル・ノート」といって、裁判の中でも重大な論点になるのですが、名前が紛らわしいですよね。

今日の2曲目は、先日「ミュージック・フェア」で槇原敬之さんが清水翔太さんと一緒に歌っていた名曲「12月の雪」です。12月と言えば、真珠湾攻撃、そしてジョン・レノンの命日ですよね。

今日の2曲目:12月の魔法 / 槇原敬之



さて、K−POPの世界では、また悲しい出来事がありました。

今日の3曲目は、前回かけたのと同じ曲です。
その前に、この曲の訳詞を朗読したいと思います。


誰かのために誰かが祈ってるみたい
息を殺して書いた愛の詩が
低く聞こえるよう
あなたの元に飛んでいく
遅れずにその場に着きますように

私はそこにいる
独りで歩くあなたの後ろに
最後まで歌う

終わらないこの歌を
ほんの少し耳を傾けて
長い長い夜を歩くあなたのために歌う

またあなたの世界に
星が降ってるみたい
息を殺して飲み込んだ涙が
ここに流れているみたい

言葉を失った静かな心に
記憶のように聞こえてくる声

私はそこにいる
独りで歩くあなたの後ろに
最後まで歌う
終わらないこの歌を

大きく深呼吸して
声を上げて泣く術を忘れたあなたのために歌う
(また歩き出せるように) 歌う
(また愛せるように) 私はここにいる
私を見守って 私は決してこの歌をやめない

あなたの長い夜が終わるその日
顔を上げて見つめるその場所に私はいる


今日の3曲目 Love Poem / IU



新政府総理大臣を自称している、坂口恭平という方が、自らの電話番号を公開して、自殺したくなったら自分に電話してほしいという活動をしていますね。とても人間業とは思えない、生き仏のような方だと思います。ソルリさんもク・ハラさんも、このような方が韓国にいたら、、、なんて軽々しくは言えませんが。

次は、クリスマスにはまだ早いけど、クリスマスまで待たせないでよ、という曲です。

今日の4曲目 Can't Wait 'Til Christmas / 宇多田ヒカル



宇多田ヒカルと同時期にデビューした女性アーチストに椎名林檎とaikoがいます。

三人とも天才だと思います。とりわけ椎名林檎のデビューは衝撃的でした。

美形で、パンクで、声が魅力的で、巻き舌がカッコよくて、バンドの中でギターを持つ姿がサマになっていて、いい曲が書けて、言葉遣いにセンスがあって・・・こんな日本人の女性ロッカーがいたらいいな、という理想像をすべて体現した存在が現れたと思いました。

デビュー曲の『幸福論』とデビューアルバムの『無罪モラトリアム』を聞いたとき、これでもう大丈夫だ(何が大丈夫なのかよく分からりませんが)、と確信しましたね。以来、椎名林檎は僕の中で「活動してくれているだけで有難いミュージシャン(何が有難いのかよく分かりませんが)」という存在になっています。

「正しい街」とか「すべりだい」とか好きな曲はたくさんあるのですが、今日聴いていただきたいのは、彼女が17歳の時に書いた曲です。英語の歌詞なので、和訳を朗読します。


私は17歳
田舎の高校生
ジャージを着て皆同じ雑誌を読んでる
私はは17歳
学校に退屈してきたところ
子供みたいな教師たちは
私を変人扱い

哲学と放課後だけが好きで
それだけが自分の時間
素敵な女子と男子がデートしたり
シャンプーがどうだとか他の女子たちがお喋りしながら
家路に着くとき

独りで家に帰るの
道行く人たちを眺めるのが好きで
地下鉄とかどこでもないどこかを
あてもなく彷徨いながら

私は17歳
夢なんて特にないけど
誰にも頼らないで
自分のことで一生懸命

独りで家に帰るの
いとしい我が家で夕食を食べるの
何度も祈りながら

学校には似たようなやつしかいない
みんな私がおかしいと言うんだけど
それは勲章だと思ってる
みんなと違うのは、誇らしいんだって
あいつらみたいには生きれないよ

地下鉄とかどこでもないどこかを
あてもなく彷徨いながら

独りで帰るの
いとしい我が家で夕食を食べるの
何度も祈りながら

私は17歳
17歳
私は17歳
17歳



今日の5曲目 17 / 椎名林檎



本日最後の曲は、天才三人娘のもう一人、aikoさんの曲です。

彼女も素敵な曲が無数にありますが、この季節に聴くと特に染み入るド定番の曲でお別れいたしましょう。例によって歌詞が素晴らしいです。

「鼻先をくすぐる春 リンと立つのは空の青い夏 袖を風が過ぎるは秋中 そう 気が付けば真横を通る冬 強い悲しいこと全部 心に残ってしまうとしたら それもあなたと過ごしたしるし そう 幸せに思えるだろう」

なんという美、なんという抒情性でしょうか!

絶望するな。ではまた。

今日の6曲目 カブトムシ / aiko



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2019/11/8 | 投稿者: pdo

今日の一曲目: Break On Through (To The Other Side) / The Doors



こんばんは、渋谷陽一です。全国0局ネットでお送りしています、妄想夜電波、いつの間にか第5回目の放送となります。

坂口恭平という人がツイッターで、「2020年代は自殺の時代になる」と呟いていて、なるほどと思いました。確かに今の世の中を見ていると、鬱になる将来しか思い浮かびませんよね。貧困化、高齢化、言論の不自由化、政治のメチャクチャぶり。躁になるためにはもはや戦争しかないような気がします。といっても、今の戦争は、すべて画面上でターゲットを定めて、AIが自動的に敵を破壊してくれるので、面白くもなんともない、ますます鬱になるようなもんです。やっぱテロしかないのかな。これは石原慎太郎という偉大な政治家の言葉ですが。

今日の2曲目は、この季節になると聞きたくなる一曲、中島美嘉の『雪の華』、ではなくて、少数の熱狂的なファン以外にはあまり知られていない yes, mama OK?(略してymo)というバンドの、ポップでキャッチーなのにヒットには恵まれなかったこの曲を。

今日の2曲目 コーヒーカップでランデヴーって最高よ/yes,mama OK?



このバンドのリーダー、金剛地武志さんは、僕はかつて東京MXテレビで放送していたニュース番組のパロディー番組「鈴木タイムラー」と「テレバイダー」の司会者として初めて知ったのですが、九十九一やキッチュの後継者かと思っていたら、めちゃくちゃ才能のあるミュージシャンだというのが分かってびびった!

金剛地武志さんのインタビューは過去のこのブログの記事で読むことができます。僕は彼のツイッターをフォローしているのですが、けっこう政治的な発言をする方なので驚きました。もちろんいい意味で。

もう一曲聴きましょう。これから寒くなりそうな時期にぴったりの曲です。

今日の3曲目 砂のプリン/yes,mama OK?

このyes,mama OK? 略してイエママについては、これからも事あるごとに紹介していくつもりですのでご承知置き下さい。3,4枚のアルバムを残して解散してしまったのですが、名曲が山ほどあるのです。

さて、今日のK−POPのコーナーですが、11月1日に発表されると同時に韓国のチャートで1位になった、以前もこの番組で紹介したIUの曲を。

実は、先月起きた悲しい事件のために、IUは新曲の発表を延期しました。彼女の親しい友人であり、有名なガールズ・グループのメンバーが自らの命を絶つという出来事があったのです。先日発表されたこの曲は、彼女に捧げる意味もあるのでは、という声もあるようです。

曲をかける前に、IUによる紹介文を紹介します。


“「自分の利益より他人の利益をより欲する人間の性質」でさえ、利己的な土台の上にある”

愛する人が、一人で孤立していく姿を見るのは、辛い。

私には何もしてあげられず、見守るばかりで、ときに催促するような応援と慰めの言葉が、完全に相手のためだと勘違いしていた。

私は今でも、私の愛しい人が苦しむ姿を見ると、つい口を出してしまうことを我慢できない。

しかし、私のそのような行動が、相手のことだけを思っての配慮や慰めではなく、その人の平穏な日常を見たいという私の願望から出たものだということが分かった。

でも今は遠慮せず、お願いする立場として、最低限のことだけを願ってみたい。

この詩を聞いてほしいと

そして、息をしてほしいと・・・

他人の人生にずっと共に寄り添うことはできない。

けれど、方向さえ同じなら、ずっと共に歩むことはできる。

私にできるのは、歌うことだけだから、私は私の愛する人々へ、いくらでも歌ってあげることができる。

私が、音楽の仕事をしながら、多くの詩を世界から与えられたように、私も、たましいを込めた詩を書きたいと思う。

そうして、順番にお互いの詩に耳を傾け、ときに大きく、ときに小さく息をしながら、生きていければいいと思う。

- by 이지은 (李知恩 / IU)



今日の4曲目 Love Poem / IU



IUの曲をもう一曲聴きましょう。これは、シャイニーというグループのリーダーだったジョンヒョンという人との共作です。

今日の5曲目 憂鬱時計 / IU



次は、これからの季節に聞きたい曲/歌いたい曲のアンケートを取ったら上位に来るんじゃないかな、という、あのスマップの名曲の、作曲者自身によるバージョンを聴きましょう。

今日の6曲目 夜空ノムコウ / 川村結花

この曲は、スガシカオさんの曲だと勘違いしている人が多いような気がするのですが、スガシカオさんは作詞で、作曲したのは川村結花さんですから、お見知り置きの程何卒よろしくお願いいたします。

確かにこの曲は歌詞もいいですよね。「歩き出すことすらいちいち躊躇う癖に、詰まらない常識なんか潰せると思ってた」なんてね。これをあのスマップが歌ってた所がまたいいですよね。

川村結花さんにも、たくさんの名曲があって、これからも事あるごとに紹介していきたいと思っているのですが、今日は最後にこの曲を聴いてお別れしましょう。大好きな曲です。これからこの番組のエンディング・テーマにしようと思っています。

では、よい週末をお過ごしください。

今日の7曲目 遠い星と近くの君 / 川村結花




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2019/11/5 | 投稿者: pdo

今日の一曲目: Break On Through (To The Other Side) / The Doors



皆様、こんばんは。ご機嫌いかがでしょうか?

連休を挟んで、空気が一気に冷たくなったような気がします。「もう冬支度を」とか考えていると、あっという間に年の瀬が来るのでせうね。

この、ドアーズの「ブレイク・オン・スルー」という曲は、彼らのファースト・アルバムの一曲目です。今日お聴きいただいているのは、1968年発表当時のオリジナル音源です。21世紀に入ってリマスターされて、若干ピッチが上がったり、当時は放送禁止でカットされた歌詞が入ったりしたのですが(一体どの言葉でせうか? 当ててご覧なさいまし)、僕はこのオリジナル音源も好きです。

では、ブレイクスルーつながりということで、今のK-POPを代表するガールズ・グループ、TWICEの曲をかけましょうか。タイトルは、そのものズバリ、「ブレイクスルー」です。
ブレイクスルーといえば、昔「ブレイクスルーテクノロジー」という自己啓発セミナーを知人からの紹介で受けに行ったことがありました。まだやってるんですかね、あれって?(笑)

今日の2曲目: Breakthrough / TWICE



この曲は今年、日本で出たシングルで、それは日本語バージョンだったのですが、今日お聴きいただいたのは、最近発売された「Feel Special」というミニ・アルバムに収録されている韓国語バージョンです。僕はこのバージョンの方が好きです。

K-POPのアーチストは日本で発売する時に日本語バージョンにするのが基本なのですが、何で日本語バージョンを作るのかというと、権利関係が倍になって印税が倍になるから、という理由らしいですね(笑)。歌手の方々は、日本語と韓国語の両方を覚えないといけないから、大変だと思いますね。ちなみにTWICEは9人のメンバーがいますが、うち3名が日本人で、台湾の方も1人います。この台湾のメンバーは、世界で二番目に美しい顔をしていると認定を受けた(笑)、ツウィという女性です。

僕は、サナという日本人メンバーが大好きで、ファンの間で言うところの「サナ推し」です。日本のアイドルグループのファンも、特定のメンバーを好みにすることが同じようにありますが、K-POPの場合も、「沼」といって、嵌ったら抜け出せなくなるような魅力がありますね。

自分の魅力を知って、その扱い方を心得ていることが人気商売の秘訣だと思いますが、サナの魅力は先天的なもので、そこに魅力の扱い方を意識的に学んでいて、それが日々上達しているから無敵ですね。

韓国では、TWICEのファンの間で、“사나 없인 사나 마나” (NO SANA, NO LIFE)(サナのいない人生なんて、死んだ方がマシ)という標語が流布しています。

サナには確かに魔力があります。その魔力に取りつかれたら、ちょっとやそっとでは逃れられません。

女遊びやキャバクラ通いにはまったく無縁の僕ですが、もしサナが目の前にいたら、ATMで有り金全部引き出して、軽率に全額差し出してしまうと思います。そのことで僕が幸福の絶頂に達することを知り尽くしながら、当たり前のような顔で受け取ってくれるのが、サナです。そして、次の瞬間には、受け取った現金を、笑いながら火の中に投げ込んでしまうのが、サナなのです。

もし東京スカイツリーのてっぺんで、サナが僕に「飛び降りなさい」と言ったなら、僕は即刻、それも快感をおぼえながら、身を投じるでしょう。

こう言うと、どんな妖婦だよ、と思われるかもしれませんが、本人は無邪気そのもので、幼児のような天真爛漫さしか感じられない。他の男の影も形も見えない。女子高で、いつもクラスメートにじゃれ合って、抱き着いたりキスしようとして顔を近づけたがる、落ち着きがなく、ちょっとドンくさい「かまちょ」そのものです(サナがTWICEの他のメンバーとふざけ合っている動画を見てご覧なさい)。

今日の3曲目: Turtle / TWICE



TWICEで僕が一番好きな曲の一つ、「タートル(亀)」というタイトルの曲を聴いていただきました。

歌詞の内容は、「あなたより私の方がほんの少し好きみたい 私の心があなたの先を行く ちょっと遅いからって何よ 私こうして待ってるわ ウサギとカメみたいに」というロマンチックなものです。

途中で、「パッパッパッパヤッパイパイヤ」というキュートなコーラス(?)を歌っていたのが、モモという日本人メンバーです。このモモはダンスが凄くて、彼女がTWICEのメンバーになった経緯にはいろんなドラマがあるのですが、説明し始めると長くなるので割愛いたします。

それから、TWICEの日本人メンバーの一人、ミナが、不安障害という診断を受けて、しばらく活動に参加していなかったのですが、先日のファン・ミーティングで、ファンたちがこの歌の歌詞の、「ちょっと遅いからって何よ 私こうして待ってるわ」の部分を皆で歌ったみたいです。

ちょうどその日は、ミナが久々にファンの前に姿を現した日でした。

韓国のファンは、ネットで物凄いバッシングをしてタレントを追い込んだりすることもありますが、献身的にタレントを守ろうとする美徳もあって、こういう話を聞くと感動します。

今日の4曲目: 夜と日時計(スワンプ・フォーク) / 小沢健二



もうすぐ新譜が発売される、オザケンこと小沢健二さんの曲でした。

僕がオザケンをちゃんと聴いたのは『ライフ』というアルバムが最初でした。

彼が小山田圭吾とやっていた「フリッパーズ・ギター」については知っていましたけど、「なんとなく生意気な奴らだなあ」という印象を持っていたくらいでそれほど気にしていなかったんですね。

僕はオザケンの1個年下で、学生時代ニアミスしてもおかしくない環境にいたこともあって、個人的にオザケンの噂話をちょくちょく耳にする機会があり、その度に「明らかに住む世界の違う人だな」と思っていたので、フリッパーズ・ギターの世界には積極的に近づく気になれませんでした。

大学を卒業して、就職して、いろんな壁にぶち当たったり人間関係がうまくいかなかったりして鬱々とした毎日を過ごしていたころに、開店したばかりの恵比寿ガーデンプレイスのTUTAYAでふと手に取ったのが『ライフ』のCDでした。

家に帰って、『ライフ』をCDプレーヤーにかけ、流れてきた1曲目の『愛し愛されて生きるのさ』のイントロを聴いた瞬間、なんともいえない気持ちになったのを覚えています。ウズウズするというのか、ワクワクするというのか、久しく忘れていた感覚でした。

そして、2曲目の『ラブリー』冒頭の、明らかにBetty Wrightの『Clean Up Woman』が元ネタと分かる丸パクリのフレーズを聴いたとき、思わず笑ってしまいそうになりながら、僕はもうすっかりオザケンの『ライフ』の世界に引き込まれていました。

今日の5曲目:Clean Up Woman / Betty Wright(イントロのみ)

今日の6曲目:ラブリー/小沢健二


もう一曲オザケンを聞きましょう。ファンの間で一番人気の高い曲、といって、オザケンのファンに聞いたら、かなり上位に来るだろうな、という曲です。

コード進行がカーティス・メイフィールドの某曲によく似ているというのも有名な話ですが、パクリだっていいじゃないかと思わせるくらいのウキウキ感がオザケンの曲にはありました。

今度の新譜も楽しみですが、こうやって彼が元気に活動してるというだけで、僕にとっても愛おしく思えてきたりします。

今日はこの曲を聴きながらお別れしましょう。神様を信じる力を僕たちに。生きることを諦めてしまわぬように。

今日の7曲目: 天使たちのシーン / 小沢健二

今日の8曲目: Trippin' Out / カーティス・メイフィールド



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