2019/12/18 | 投稿者: pdo

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AbemaTIMESより

棋界には師匠・弟子の制度がある。その関係は棋士によって様々だが、強い絆と思いやりに、話を聞いた人々の胸を打つようなものもある。今年、史上最年長で初タイトルを獲得した木村一基王位(46)と、師匠の後に続くように新人王戦で初優勝を果たした高野智史五段(26)。この2人の間にあったものが12月17日に行われた新人王表彰式で高野五段から語られると、木村王位は初タイトルを取った時と同じく、もしくはそれ以上に涙した。多数集まった関係者がしんと静まりかえり、思わず聞き入ったあいさつの中で、師匠に贈ったメッセージを紹介する。

高野智史五段のあいさつ ※一部、抜粋。

 私にとって何よりも大きな存在である師匠の木村王位に対する思いを言葉にしたいと思います。

 入門したのは中学2年生になろうかと、今から12年ほど前になります。月1回のペースで将棋を教えてくださいました。そのおかげもあって、しばらく順調に上がることができました。

 入門して奨励会に入ると、アマチュアの大会に出ることができません。もう絶対にプロになるという意志の表れなんですが、私の場合はそういうわけではありませんでした。将棋が楽しくて、強い相手と指そうと思っていたら、奨励会に入っていた、そういう子どもでした。まずは地元の道場、県内の教室、県外の研修会、その先にあるのが奨励会でした。

 もちろん漠然とプロに対する憧れはあったんですけれど、なんとしてもプロになるとか、将来に対する確固たる意志はありませんでした。順調なうちはそれでもいいんですが、息詰まると苦しいんですよね。私は二段でピタッと止まりました。だいたい高校3年生ぐらい、入門から4年ぐらいでした。

 そこでようやく考え始めるんですね。自分は一体どうしたいのかと、本気でプロを目指しているのかと。師匠は、自分がプロになりたいと思っているからこそ、将棋を教えてくれています。少なくない時間を取ってくださいます。本気で自分をプロにしてくれようとしているのは感じます。しかしですね、自分の意志は長い間あいまいのままで、それに気づくと師匠にただ、申し訳なくて。師匠に教わる時間が、つらい時間になる時期もありました。

 結局、高校は付属校で、受験がないこともあり、大学にも進学してしまいました。結論の先送りでした。ようやくプロになる意志が固まったのは、大学1年をしばらく過ごした後でした。何より後悔しているのは、この一連の気持ちの変化を師匠に伝えることはありませんでした。プロになった後もそうです。

 さすがに師匠のことです。私が何か悩んでいるような、隠しているようなことは当時から気づいていたと思います。それでもあえて何も聞かずに、ただ将棋を指してくださって、その優しさは自分には、あまりにもまぶしすぎました。師匠が王位を取って、自分も一つ結果を残して、ようやく向き合うことができました。言葉にしようと思います。

 本当にここまで育ててくださってありがとうございます。もう、とにかくどうしようもない弟子なんですけれども、これからもどうかよろしくお願いします。

 今は先生相手に将棋を指すのが一番楽しいと思っています。先ほど「私を越えてくれ」と言っていましたけれども、私はずっと私より上の存在でいてほしいと思っています。


ええ話過ぎる・・・😭

ちなみに「ええ鼻」といえばTWICEサナのこと。


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2019/11/20 | 投稿者: pdo

昨日の王将戦挑戦者決定リーグ、4勝1敗どうしで事実上の挑戦者決定戦となった広瀬竜王と藤井七段の対局は、126手で広瀬竜王の勝ちとなった。

対局直後のインタビューで、藤井七段は、「最後は詰みをうっかりしたが、これも実力」と悔しさを滲ませながらも落ち着いて語っていた。

中盤に藤井七段に疑問手が出て、広瀬竜王が優勢で最終盤を迎えたが、藤井七段が土壇場で猛烈な追い込みを見せた。一時は逆転したかに見えたが、最後に広瀬竜王が即詰みに仕留めた。

最後、逃げ間違えなければ詰みはなかったようだが、1分将棋ではさすがの藤井もすべてを読み切ることは難しかったようだ。終盤で持ち時間に大差がついていたことが、この結末に影響した。

ひふみんこと加藤一二三は、藤井が大きなチャンスを逃したことで、これから調子を落とすのではないか、といったコメントをしている。

加藤一二三は、20歳で大山名人に挑戦して、叩きのめされた。そのことが、彼の中の何かを壊したのではないか、と思っている。

彼の才能からすれば、もっとタイトルを取って、棋界を制する大棋士になってもおかしくなかった(もちろん大棋士には違いないが、大山、中原、羽生クラスの頂点を極めるには至らなかった)。

同じことは二上達也(羽生善治の師匠)にも言える。

加藤も二上も、大山康晴という存在によって、何かを失った。

中原誠は、大山と年齢が離れすぎていたこともあり、加藤や二上のように、むき出しの暴力的闘争心に晒されることがなかった。あるいは、大山の闘争心を失わせる何かを中原は持っていた。

羽生にとっては、大山のような存在はおらず、中原とタイトル戦を戦うこともなかった。

谷川は、年上ではあったが、文字通りライバル的存在であった。

もし、藤井聡太が、今の時点で、渡辺明との王将戦七番勝負に臨んだとしたら、加藤が大山に叩き潰されて、何かを失ったように、何かを失うことになっただろうか。

いつかはタイトル戦で相まみえる運命であるとしても、それは今ではなかった、ということだろう。

将棋の神様は確かに存在している。


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2019/9/26 | 投稿者: pdo

祝 木村一基王位誕生




ただ一言。


泣ける。


もう泣こう、今夜は。



棋士群像 木村一基九段[今は王位]
https://happy.ap.teacup.com/bennett/1476.html
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タグ: 木村一基 王位

2019/7/24 | 投稿者: pdo

竜王戦挑戦者決定トーナメント、豊島名人VS藤井七段は、豊島名人の勝ち。次戦では渡辺三冠と対決する。

豊島名人は、明日は王座戦挑戦者決定戦で永瀬叡王と対決。

藤井七段にとっては、またもやタイトル戦登場はお預けということになったが、名人がそんなに簡単に負けてもらっては困るので、結果としては順当だろう。

17歳で棋界トップの名人とここまで互角の勝負ができるというだけで十分恐ろしいことだ。

終盤では、一瞬藤井の勝ちがあったようだが、最善手以外では負け、という局面に追い込まれた時点で、もう勝つのは難しい状況だったのだろう。

豊島名人は今年29歳。十代ですでに将来を嘱望されながら、なかなかタイトルに手が届かず、「無冠の帝王」と呼ばれたこともある。

だが、昨年念願の初タイトル(棋聖位)を獲得すると、立て続けに王位、名人のタイトルも手にする。

現在三冠(棋聖、王将、棋王)の渡辺明と並んで、現時点で棋界の2トップと言えるだろう。

棋風や発想の鋭さよりも、正確性と隙の無さを重んじる、現代将棋の特徴を体現する二人だ。

遠からず到来するだろう藤井聡太の時代までに、棋界地図がどのように変容するのか、ますます興味が尽きない。
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2019/7/1 | 投稿者: pdo

明日、将棋界において最も重要と言うわけではないのだが、最も注目される一局が行われる。

藤井聡太七段 VS 堀口一史座七段

結果よりも過程がこれ程までに注目される一局はかつてなかった。

堀口七段が、ここ数年の無気力試合のような早投げで午前中にでも対局放棄するのか。

先崎九段のような例もあるので、一概に責めることもできない。

やはりこのカードは実現すべきではなかったのか。

多くの将棋ファンが固唾を呑んで、括目して待っている。

その時は令和元年七月二日午前十時。
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