2009/11/3 | 投稿者: pdo


「意識」は創造を通して自らを表現する。

僕たちの住むこの世界は,創造主のダンスだ。

ダンサーは瞬きの間にやって来ては立ち去るが,ダンスは続く。

多くの場合,僕がダンスするとき,僕は何か神聖なものに触れる。

そんな瞬間,僕の精神は高く舞い上がり,僕は存在するすべてのものと一つになる。

僕は星になり,月になる。僕は愛する者になり,愛される者になる。

僕は戦いに勝ち,征服される。主人になり,奴隷になる。

僕は歌う者になり,歌になる。僕は知る者になり,知られるものになる。

僕はダンスを続ける。それから,それは創造の永遠のダンスになる。

創造主と創造されたものは一つの全体の歓びの中に融合する。

僕はダンスを続ける。ダンスし,踊り続けて・・・遂には唯「ダンス」だけが残る。

マイケル・ジャクソン

Consciousness expresses itself through creation.

This world we live in is that dance of the creator.
Dancers come and go in the twinkling of an eye but the dance lives on.
On many an occasion when I’m dancing, I’ve felt touched by something sacred.
In those moments, I’ve felt my spirit soar and become one with everything that exists. I become the stars and the moon. I become the lover and the beloved.
I become the victor and the vanquished. I become the master and the slave.
I become the singer and the song. I become the knower and the known. I keep on dancing and then, it is the enternal dance of creation. the creato and creation merge into one wholeness of joy.

I keep on dancing and dancing. . . and dancing, until there is only. . . the dance.

Michael Jackson


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2009/11/2 | 投稿者: pdo

もう少し続ける。

公開予定が当初の2週間からさらに2週間延長されるそうだ。

まあ素直に喜ぶべきことだろう。

おかげでもう1回くらい観に行けそうだ。

ネット上での感想を見ても,ほぼ絶賛一色に塗りつぶされている。

これほどの高評価の要因を分析してみると,一つには,「当初のハードルが低かった」ことがあげられると思う。

つまり,50歳のマイケルが,健康不安説も流れる中,キレキレのダンスを期待できるとは思われていなかったということ。

その期待値の低さと,映画での素晴らしいダンスとのギャップにやられたことが一つ。

さらに,「しょせんリハーサル映像だから」ということでハードルが低かったこともある。

これと関連するが,映画を観た人に,「これがリハーサルだとしたら,本番ではどんな凄いことになっていたんだろう」という幻のショーへの期待を抱かせたことも,マイケルという存在の(欠落の)大きさを実感させる要因となっている。

もちろん,このことだけではすべての説明はつかない。

マイケルの歌,ダンスの見事さが高評価の第一の要因であることは間違いないのだから。先述の,彼の人間性を垣間見せる巧みな構成も大きな魅力だ。

結果的にこの作品は,期せずして史上最高のメイキング・フィルムになってしまった。
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2009/11/1 | 投稿者: pdo

観に行った人たちの多くが,印象に残るシーンとしてあげている部分がいくつかある。

たとえば,コーラスの女の子とデュエットのリハをした「I Just Can't Stop Loving You」で,思わず本気になって歌ってしまったマイケルが,「まだ声のウォーミングアップ中なんだから,本気で歌わせないでよ!」とおどけた様に言うシーンがある。

僕は1回目にこれを観たときは,マイケルが思わず曲にノッて熱唱してしまい,後で照れ隠ししていると思ったのだけど,2回目では違っていたことに気付いた。

マイケルはあのとき,自分の前で物怖じして全力で歌えないでいる相手の声を引き出すために,「本当はそうすべきではない」のだけど,無理をして歌ったのだ。

マイケルは「本気で歌わせないでよ!」とスタッフに向けて言ったように思わせているが,本当は相手の歌手に,「もっとエモーショナルに歌っていいんだよ!」という意味を込めて激励したのだと思う。マイケルが女の子のエモーションを引き出そうとしていたことは,最後の掛け合いの部分を見ればよくわかる。

同じようなシーンに,マイケルが「Black Or White」のリハの最中,女性ギタリストに対して,「ここは君の見せ場だから,思いっきり高い音を出して響かせて! 僕がそばにいてあげるから」と言う場面がある。

ここにマイケルの優しさが表れていると感動した人も多いようだ。僕も同じように感じた。

しかし同時に,ここはマイケルのプロの視点が感じられる場面でもある。マイケルは常に「観客が一番喜ぶにはどうすればいいか」のみを考えている。一見当たり前のことに思われるが,マイケル程のスーパースターが,この視点を終始一貫してまったくブレなく保っていること,「自分だけをカッコよく見せる」という打算なしに「どうすれば一番いいステージになるか」のみを追求していることは,僕にある種の感動を与えた。

本番のステージでは決して見せない,マイケルの客観的なプロ意識や人間性が垣間見える部分だ。

ファンにとっても,こういうところを初めて見た人は多いのではないか。リハが映像化されたメリットはこんなところにもある。

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2009/10/31 | 投稿者: pdo

音響が世界最高クラスという触れ込みの,「立川シネマ・ツー」で This Is It の2回目を観てきた。

音はさすがに良かった。ただ個人的には新宿ピカデリーとそんなに差は感じなかった。

2回目は内容が頭に入っているので少し客観的に見れた。

冷静になってみると,不謹慎な言い方だが,この映画がこのタイミングで全世界で公開されたことは,マイケルにとってよかったのではないかと感じた。

ツアーが実現していれば,確かに世界最高のステージになったと思う。しかし,それはロンドンで実際に目にした人にしか体験できなかっただろう。仮にライブ映像が作品化されたとしても1年くらい後になっただろう。その結果,彼の素晴らしい才能を実感できる人々の絶対数は限られたものになったはずだし,全世界で同時に話題になることもなかっただろう。

しかしこうしてリハとはいえ映画化されたことで,世界中の何百万の人々が,同時に,実際にライブに行くよりも気軽に,まるでライブの聴衆のような立場で,マイケルの神々しいまでのオーラを目に焼き付けることができた。

この映画によって,マイケルについての不当なイメージはほぼ払拭されるはずだ。これまで無責任なゴシップを垂れ流してきたワイドショーのコメンテーターたちも,公に自分の誤りを認めざるを得なくなっている。

加えて,これは憶測にすぎないが,いくら超人的な才能の持ち主とはいっても,医者が付きっきりの状況下にあったマイケルが,実際に50公演のハードスケジュールをこなすことができたかどうか,僕には確信が持てない。

もしマイケルがツアーを全うできず,途中でステージを降りるようなことがあれば,不当な中傷の嵐が再び彼を襲ったに違いない。

それから,この映画の構成の巧みさについて。

実際のセットリストでは,マイケルは「アース・ソング」を最後の曲にして,地球環境保護を訴えるメッセージで締めくくる予定だったようだ。

それはそれで素晴らしいのだが,この映画では,そのあとに「ビリー・ジーン」を持ってくることで,メッセージ性を強め過ぎずエンターテイメントの枠内に収めることに成功している。映画としてはこのやり方が正解だし,観客のニーズにも応えている。その一方で,世界に対するマイケルの真摯な思いも薄められることなく伝わってくる。

誤解しないでほしい。決して,決して,この時期にマイケルが亡くなって良かったなどと言っているのではない。マイケルを覆う暗黒の雲を振り払うために,彼自身の生命を代償にしなければならなかったほど悲劇的で残酷な現実には,深く憤らざるをえない。

せめて,マイケルの死(敢えて「殉死」といいたい)が,新たな希望につながってほしいと願うのみだ。

PS:最後に挿入される「ヒューマン・ネイチャー」のワンシーンは,この作品の,この上ない<余韻>をもたらしている,素晴らしい演出だ。最高の映像作品だった。オルテガGJ!

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2009/10/29 | 投稿者: pdo

マイケルのラスト・ショーになるはずだったThis is itツアーのリハーサルの模様を映画化した

This Is It

を新宿ピカデリーで観てきた。

20年前に同じ場所で見たプリンスの「サイン・オブ・ザ・タイムス」を観た時以来の感動を覚えた。

とても50歳とは思えない。とても薬に依存しないと身体がもたない病人には見えない。

とてもこの直後に死んでしまう人だとは思えない。

全身からエネルギーがみなぎっている。人間離れしたダンスは20年前より研ぎ澄まされている。美しすぎる歌声には全盛期といってよい艶がある。

こんなに素晴らしいパフォーマーがもうこの世にいないなんて,悲しすぎる。

でもその悲しさを補って余りあるくらい良い映像と音楽だった。

ロンドンに行かなければ見ることができなかったライブをこうして全世界で見られることになったのを感謝すべきなのかもしれない。

とにかく今は言葉がない。

不世出のシンガー・アンド・ダンサーの冥福を祈ります。

彼の遺志を誰かが受け継がないといけない。
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