2021/2/18 | 投稿者: pdo

昨日のプレイリストでもまだ不完全であることが分かったが、まあいいだろう。

この「Begin Again Korea」という番組は、2017年にJTBCチャンネルで放送が始まった『Begin again』のシーズン4にあたる。

もともとは、韓国の歌手たちが自分のことを知らない外国でを路上ライブし、その模様を撮影するという番組なのだが、2020年はコロナにより海外に行くことができないため、国内のさまざまな場所で野外コンサートを行うという設定になっている。

日本で無理に例えるなら、椎名林檎や宇多田ヒカルが代々木公園やお台場海浜公園で中島みゆきやユーミンの曲を歌ったりするようなノリといえばいいだろうか。

海外の路上ライブでは、現地の人々が韓国のミュージシャンの素晴らしい歌と演奏に感嘆し、言葉も通じない歌に涙を流したりするシーンが印象的だ。もちろんこの国内ライブでも、そのあまりの歌の素晴らしさに観客が感動するシーンがてんこもりである。

この場合、観客は歌手たちをよく知っているのだが、歌われる曲が、韓国の懐メロといってよい「過去の名曲」で、それも感動的な泣かせるやつばかりなのである。

そして韓国ではこういう若手もベテランも一緒になって歌える懐メロの名曲が尽きることなく存在するのだ。

いまや日本では「紅白歌合戦」もよく分からない代物になってしまったが、韓国では国民が揃って共感できる歌が豊富にある。

若手がベテランの曲を歌い、ベテランが若手の曲を歌い、それがとてもいい雰囲気を出している。

聴いていて驚くのは、ものすごく歌も演奏もうまいことである。特に気に入っているのが、「楽童ミュージシャン(AKMU)」のイ・スヒョン(Lee Suhyun)と名曲「ため息」で知られるイ・ハイ、若手R&B歌手、クラッシュ(Crush)、チョクチェ(Jukjae)、ヘンリー(Henry)といったところ。

ベテラン歌手として、イ・ソラ(Lee Sora)が円熟した美しい歌声を聞かせる。

このシーズンの最初にイ・ソラが歌う「The Wind is Blowing 風が吹く(パラミブンダ)」という曲の歌詞は、2014年に「詩人たちが選ぶ、最も美しい歌」の第一位に選ばれた(2000年以降に発表された歌を対象に14名の詩人が選んだもの)。

「ビギン・アゲイン・コロナ」という番組の最初にふさわしい、コロナにより厳しい状況を迎えている民衆の心に響く名曲である。


風が吹く/Lee So Ra

風は吹く 悲痛な心に
虚ろに広がる景色が吹き込んで来る
髪を切った帰り道で
ずっと堪えていた涙が零れる

空は濡れる
暗い通りに冷たい雨粒が落ちる
群れをなして追ってくる雨は 
私から遠ざかったようだ
すでに止んだようだ

世界は昨日と同じで 時間は流れていて
私一人だけがこんなに変わってしまった
私の儚い願いは 千々に吹き飛ばされ
なす術もなく消えていく

風は吹く
痺れる寒さの中で 過ぎ去った時間を思い返す
夏の終わりに立ち止まった
あなたの後ろ姿は冷たかったのだ
今なら分かる

私にとって大切だった 眠れずに過ごした日々は
あなたにとっては今と何ら変わりない
愛はこんなにも悲劇だ あなたは私ではない
想い出は異なる言葉で記される

私の別れは
さよならの言葉もないまま終わってしまった

世界は昨日と同じで 時間は流れていて
私一人だけがこんなに変わってしまった
私には重すぎる想い出が詰まっていた
私の頭の上を 風は吹く
涙が流れる





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